Dr.ミーヤンの下手っぴい釣りブログ

30歳代から釣りを始めた中年アングラーの釣りブログです。釣りを始めるのが遅かったから、若人みたいに
技術が向上する訳でもなく、それでもお魚さんと出会いたいために、頭を使って釣りをしています。


テーマ:
ミッチェル408は1963年にミッチェル308のハイスピード・バーションとして生まれました。
“Ultra-Light”もしくは”Ultra-Sport”として知られています。


ボディやスプール、ハンドル等はそのまま流用し、カラーをブラックからネイビーブル-
に変更(Mitchell Fishing Reel Museum ではdark-rich Midnight Blueと呼んで
います)。
それまで主流だったストレートベベルギアではなく、グリーソンカッターで製作した非常に
凝ったスパイラルベベルギアを搭載することでハイスピードかつスムース、トルクフルと
いった特徴があり、当時としては画期的なリールだったのじゃないでしょうか。
もちろん、プラナマティック・オシレーションシステムはそのまま引き継がれています。

解体洗浄17

組み直し6 参号機ストレートベベルギヤ
      スパイラルベベルギヤ                  ストレートベベルギヤ



私の弐号機は1967年製の2ndバーションです。区別は1stバーションにはハンドルの
基部にダストカバーが付いていませんが、2ndバーションからは装着されています。
それで区別が付きます。

mitchell 9







1970年代に入ると、3rdバージョンが登場します。私の参号機は3rdバージョンに
当たります。
408参号機1



大きな変更は、2ndバージョンまでベールはタングステンカーバイドの固定ガイドでしたが、
3rdバージョンからラインローラーが付いたことです。
これにより、糸ヨレがかなり軽減されたと聞きます。

その代わりローターの重量配分が崩れ、ローターの回転時のブレが酷くなっています。
これはベールを替えたにも関わらず、それ以外の変更をしなかったためバランスが崩れて
しまったからでしょう。
実際、3rdバージョンに2ndバージョンのベールを装着するとブレが収まりますから(笑)
タングステンカーバイドの超硬固定ガイド mithcell B5
        弐号機の固定ガイド             弐号機のベール




ボディの変更としては、フットが小さくなっています。もともと、大足のミッチェルですので、
小さくなったことは朗報でしょう。
フット比較1
左が弐号機(1967年製)、右が参号機(1970年代製)

これ以降は変更がありませんね。
フット比較2
左が壱号機(1978年製)、右が参号機(1970年代製)




その他、細かいところは変更されています。
ローターのベールスプリングケースが深くなり、それに合わせてベールスプリングも
それまでの4回弱巻きから5回弱巻きに変更されています。
408ベイルスプリング1960年代用 408ベイルスプリング1970年代用
  弐号機のスプリング    参号機のスプリング

ベールストッパーやスプリングもより簡便なものに変更されています。
弐号機ローター内 参号機ローター内
       弐号機のローター内                参号機のローター内


ミッチェルには珍しく、これらには基本的に互換性はないので気をつけてください
無理に混合して使うとベールが途中で返らなかったり、ローターの回転時に異音が生じたり
します。
もし、変更されるときはメンテナンスを熟知している人に助言してもらうと良いでしょう。

メインシャフトも2ndと3rdで変更されています。
スプールを固定する羽根が4枚から2枚になっています。また、スプールにかみ合わせる
ギヤもセパレート式の金属からプラスチックのモノコックになっています。
弐号機メインシャフト 参号機メインシャフト
      弐号機のメインシャフト               参号機のメインシャフト

個人的にはスプールに素直に装着できる4枚羽根のメインシャフトが好きですね。



なかなか気づかないのが、ハンドルノブです。2ndバーションまでは表面のシボは少なく、
根元が細くなっていますが、3rdバージョンからはシボが多くハッキリとしていて、根元も
ゴツくなります。
また、2ndバージョンはガタが少ない分、回転に抵抗があり、3rdバージョンは遊びがある分
だけ回転がスムースです。
弐号機ノブ 参号機ノブ 壱号機ノブ
     弐号機のノブ             参号機のノブ            壱号機のノブ








408として大きな変更があったのが、1978年です。最後の408といっていい4thバージョン

ボディカラーがスカイブルーになっただけではなく、それまで好評だった、スパイラル
ベベルギアを捨てて、ストレートベベルギアになって
しまいました。
ハイギヤのままですので、後に出る308Aと同じシステムです。これに至っては408の408たる
所以を捨ててしまった感があります。

一説によると、経営難に陥ったミッチェル社がグリーソンカッターを売り払ってしまったのが
理由だそうな。1978年製の408はそんな時代に生まれた不幸な機種だったと言うことです。

私の壱号機はまさにこの時期の408で、ドライブギヤ・システム以外は3rdバージョンと全く
同じなんです。
mitchell B1


ドライブギヤ・システム自体にも互換性がありますよ。そのため、壱号機は参号機からスパイラル
ベベルギヤを移植しました。
mitchell B gear mithcell B6

しかし不思議なのが、スムースなはずのスパイラルベベルギヤよりゴリ感タップリのストレート
ベベルギアの方が巻き抵抗が少なかったりします。何故なんでしょうね(笑)


その他、細かいところでは、ボディのネームも変更されています。
3rdまではボディに直接刻み込まれていたのがプレート式になりました。
参号機ネーム 壱号機ネーム




また、時代は違いますが、アンチリバースのレバーにも変遷があって、1960年代の1st~2ndまでは
レバー中央に捻じ込みの跡が残っていますが、3rd以降のレバーは一体式になっています。
弐号機レバー 参号機レバー 壱号機レバー
     弐号機(2nd)           参号機(3rd)             壱号機(4th)



スプールにも変遷があって、1960年代の1st~2ndまではライン止めがスプールの下面の1ヶ所に
割が入っていますが、、3rd以降では上面に穴が開いています。








スカイブルーの408で一旦408は歴史を閉じますが、どういうわけか、1980年代中盤に408A
として復活します。
しかしマニア垂涎のスパイラルベベルギヤによるドライブギヤ・システムは搭載されず、真鍮製
フェースギアが使われていてファンには物足りないものでした。これ以降、再び408はその歴史
を閉じることになるのです。


私は、2nd、3rd、4thの408を所有していることになりますが、本当の意味での408は
スパイラルベベルギヤ搭載の1st~3rdということになりますので、実質2つですか...


所有するにはどれが良いかというと、アンティークとしては1stバージョンにとどめを刺しますが、
実用となるとベールにラインローラーが付いている3rdバージョンでしょうね。2ndバージョンに
3rd以降のラインローラー付きのベールを移植しても良いですよ。


さて、自分で所有して分解洗浄し、メンテしていて気づいたことやHPでの記載などから分かった、
ミッチェル408の歴史を辿ってみました。

貴方も魅力タップリにフランスの貴婦人のオーナーになってみませんか?
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さて、ミッチェル408の短期総括 part2 です(part1はこちら )。


今回は実際に使ってみて感じたことをインプレします。



①フェザーリングしやすいのが立派

このリール、実際にキャスティングしてみると、フェザーリングしやすいのに驚きます。ベールを
返して人差し指を伸ばすと指の腹がすんなりスプールの横に当たります。

mitchell408 9


今までいろいろなリールを使ってきましたが、これほどフェザーリングしやすいリールを他に
知りません。

地味な話ですが、実釣では大切なことです。フェザーリングをするとしないとではキャスト・コント
ロールの精度に大きな違いが出ていまうし、アンチリバースがoffで大物とやり取りするときでも、
人差し指でローターを押さえることでハンドルから手を離す瞬間を作ることが出来ます。



②握りやすいハンドルノブ

ミッチェルのハンドルノブは右巻き左巻きで形が違います。

mitchell408 18 mitchell408 17

握る(摘まむ?)指の形に合わせて湾曲して作っています。慣れてくるとこれがシックリ来るん
ですよ。

何の変哲も無いノブ一つでも工夫があります。これも機能から来ている美しさですね。





③脚線美

ミッチェル408はかなり綺麗な脚を持っています。なぜそんなに綺麗な脚線になったかというと、

                     最短距離設計

というものがあって、これを応用したからだそうな。

脚の延長線がメインギア軸(ハンドル軸)に交わります(赤のライン)。
足から立ち上がる部分はグリップする手との兼ね合いで垂直ですが(青のライン)、そこからを
最短距離で結んでいます。

mitchell408 最短距離設計 mithcell B2 最短距離設計



これが最短距離設計だそうで、408だけでなく、その他のミッチェルにも導入されています。


ハンドルからドライブギヤに加わった力の一部は脚を伝わってロッドに向きますが、ハンドルの
回転の影響をなるべくロッドに伝えにくくしている訳ですね。こんな昔から人間工学を駆使して
設計されていたということです。


美しい脚線美は狙った美しさではなく、機能を優先したことによる結果だったのです。

                   機能美=外観美

ですね。


同じ、made in Franceの名車、シトロエン2CVがなぜあんな背高のっぽの姿になったかと
いうと、紳士がシルクハットを被ったままで乗り込むことが出来るように室内高を高くデザインした
結果なのです。機能美が外観美に結びついた典型例ですね。ミッチェルに通じるものがあります。

Citroen_2CV









さて、ここまではミッチェル408の素晴らしい点を挙げてきましたが、ここはちょっとね
という点もあります。それをご紹介しましょう。



①アンチリバースはなんのため?

ミッチェルの取扱説明書では、アンチリバースは最後に魚をランディングするとだけonに
するように勧めています。

グラスロッドしかない時代ではロッドの反発力が弱く、アンチリバース・システムにかかる
負担も小さかったんでしょうけれど、高弾性カーボンが主流の昨今にあって、その反発力
にミッチェルのアンチリバース・システムが耐えられない状況になっているようです。
だからアンチリバース・システムを保護するために、ランディング時のみonにするように
勧めたのだと思います。
でも心配ご無用。アンチリバースのレバーはハンドルを持ったままでも操作できる位置に
設置されています。ファイト中でもアンチリバースonは簡単にできますよ。

mitchell408 19




最近のリールではアンチリバースをonにして釣りするのが常識になっていますので、初めは
戸惑うと思いますよ。慣れてしまえばなんてことはないんですが、万人受けはしないですね。

小生が好きな筏かかり釣りのリールのほとんどはドラグさえ付いてないので、魚の突進は
スプールフリーの状態でフェザーリングやサミングで制御するしかありません。それを考え
れば、ドラグが付いているだけ、ミッチェルの方が扱いやすいですよ。

黒鯛工房1 黒鯛工房2






②ベールを手で返してはいけない?

インスプールの宿命でしょうか、ベールはリーリングによって解除する必要があります。手で
無理矢理戻すと、ベール自体に歪みが出て、トラブルの原因になります。

組み直し9 mitchell408 13


これを“熊の手"のアングラーと表する人もいますが、それは扱い方に慣れていないばかりに
ついついやってしまったか、無知が故の事故みたいなものですね(笑)

これも慣れですが、現代のリールと交ぜて使った場合、このうっかり事故が増えてしまうのも
事実です。

しかし、これは覚悟の上で付き合うしかないですよ。こちらがリールに歩み寄る必要があると
いう訳です。何せ、半世紀前のリールですよ。いたわりの心で接してください




③糸ヨレが出やすい


確かに最新リールに比べて糸ヨレは出やすいですよ。1970年代にベールにラインローラーが
付きましたが、ベアリングまで入ったラインローラーを持つ昨今のリールと比べるのは酷って
ものです。

mitchell408 5 mitchell B5
         1960年代製                1970年代製

フェザーリングの実施やリーリング時に余分なスラグを作らない等のアングラーの努力も
必要になるのも仕方ないですよ。それが分かって使うべきリールです。


①~③のちょっとねポイントはあるももの、アングラー側が気をつければ良いことです。

言い換えれば、ミッチェルを使うということはミッチェルのことを勉強して、それに合わせると
いうことです。その上でゲットした1尾は何よりも大きな思い出になるはず。

それがガルシア氏の願いでもありました。

それが故に取扱説明書にはロッドの持ち方からキャストやフェザーリングの方法、はたまた
ラインの結び方まで記載されていたのです。


何の努力もなく、何の知識も無く、オートマチックな高性能を享受したいのであれば、最新型の
高級リールを使えば済むことです。

ミッチェルは使うアングラーを選びます。それでも苦心して使ってこそ、ミッチェルの良さが
活かされるはずです。



どうですか?ミッチェルでお洒落に釣ってみませんか?

フランスの貴婦人と優雅な釣りも良いものですよ。


140216 45㎝

140301 トラウト5

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アンティークと言っても良いくらいのオールドリール、ミッチェル408を手に入れ、実際に使ったり
メンテしたりした短期総括をします。

結論からいうと、素晴らしいリールです。

現代のリールにはない数々の美点を備えているおかげで半世紀も生き残ったんですね。
その美点を挙げていきましょう。

今回は器械としてみた場合のインプレです。




①スタイル


時間の流れに飲み込まれない素晴らしいスタイルをしています。飽きが来ないデザインと言っても
良いでしょうか。

mitchell408 1 mitchell B1

インスプールのため、現代のリールに比べてローターが大きく見えますが、小さなボディとなかなかの
goodバランス。細く延びた脚とのバランスもgood、じゃなかったトレビヤ~ンですか。

カラーは基本は単色。ネイビーブルースカイブルーにベールのシルバーメッキ、ハンドルのアルミ
カラーの3色に、1960年代製は本体カバーにのスクリューのアクセント。
シックにまとまっています。

mitchell408 3 mitchell B3

現在のリールはやたらと光り物が多くてピカピカしていますが、もう少しシンプルにシックにデザイン
できないものかと。特に高級リールになればなるほどデザインも色使いも派手になるのはいかがな
ものでしょう。

後(part2)でも述べますが、ミッチェルの場合、格好の良さを考えてこのデザインになった訳ではなく、
機能を追求した結果、美しいデザインになっただけなんですが。

機能美=外観美の典型です。




②メインギヤ・システムが立派

ミッチェル408の408たる所以が、スパイラルベベルギヤと呼ばれる、非常に凝ったギヤシステムを
搭載している点です。ファン垂涎もののギヤシステム。

解体洗浄17

グリーソンカッターによるスパイラルベベルギヤは美しいほどのファインピッチで、素晴らしい巻き
心地と静粛性、そしてギヤ比 5.1:1のハイスピードをもたらしてくれます。

解体洗浄7

ハイスピードは外しても、この巻き心地と静粛性は現代でも何とか通用するくらいのレベルです。
半世紀前の設計のギヤが今でも通用するなんて痛快じゃないですか。

そういえば、新型ステラにもmmgなるファインピッチギヤを搭載していましたね。




③オシレーション・システムが立派

ミッチェル408のシステムとしてのもう一つの特徴がプラナマティックギヤ(遊星ギヤ)による
オシレーション・システムです。

ハンドルを回してみると、スプールが上下するときに中間部で一旦停止をして再び動き出す
ことで、密巻きと綾巻きを混ぜることができ、全体的には樽状にスプールに巻き取ることが
出来ます。ラインの噛み込みを防ぎ、飛距離が出せるという寸法。

mitchell B spool

しかもシステム自体が非常にシンプル。ギヤ2つ、オシレートスライダー、ロック、メインシャフトの
5つの部品で基本構成されています。こんなシンプルな構造であの妖艶な動きが出来るなんて、
いったい誰が考えたんでしょう。

組み直し5 組み直し3

しかし、全く無駄がない本体内スペースですね。この小さな空間を使い切っています。
あの可愛くてキュートな形のお尻も、少ない空間を有効利用した結果なんですよ。



④駆動系のスムーズさが立派


もちろん、スパイラルベベルギヤのおかげがあるのですが、ストレートベベルギヤ搭載のモデルでも
巻き抵抗が少ない。このリール、ボールベアリング(BB)はピニオンギヤの2つだけしか搭載されて
ません。ハンドルにもメインギヤにもオシレーション・システムにもスプール受けにもBBは入っていま
せん。全て金属やプラスチックの直受けです。

ピニオンギヤ


現代のようにBBをふんだんに使っていないにも関わらず、このスムーズネスは立派以外の何物でも
無い。シンプルな構造と組み合わせ精度が高いからでしょうね。昔の工作技術の高さを伺わせます。

もちろん、洗浄やグリスアップなどのこまめなメンテナンスが必要なのは言うまでもありません。




⑤ベール・システムが立派

ベール・システムですが、一番ビックリされられるのが1970年代製までのベールで、ローターに
ネジ止めする両端からラインガイドを除く全てがワンピース
なんですよ。
ベールにキズさえ付かなければ、糸ヨレを除くベール関連のライントラブルは激減しますよね。

mitchell408 16 mitchell408 4

どこぞのメーカーがワンピースベールだなんて宣伝していましたが、408のベールこそ
               正真正銘のワンピーズベール
です。これが半世紀前に登場していただなんて、驚きじゃないですか。
製作には手間暇がかかったでしょうね。

でも、ベールの開き角度はミッチェルの長所にも短所にもなり得ます。現代のリールに比べて
非常に大きい。ロックが掛かるまで開くと、ベール本体はローターの高さくらいなります。

mitchell408 13

これほど開き角を大きく取るのは、キャスト後のフェザーリングを考えているのでしょうね。ベールが
ローターの下に隠れてくれれば、人差し指でスプールを押さえるのを遮る物がなくなりますから。

しかし、これほどまで開き角が大きくなると、ベールスプリングに掛かる負担が大きくなります。
そのため、比較的頻回にベールスプリングが破損する原因になったようです。

408ベイrスプリング1

左が新品。右が古~いスプリング。結構ヘタっています。




⑥スプールが立派

インスプールの特徴でしょうか。スプールがワンタッチで取り外せるようになっています。
ドラグの調節はそのままで、速やかにスプールの交換が出来るのは助かりますね。

mitchell408 14 mitchell408 15

昔、某メーカーの磯リールでワンタッチでスプール交換が出来るシステムがありましたが、
最近は聞かないですね。

インスプールはしばしば糸落ちの問題を指摘されますが、バスフィッシングのワーミングの場合、
アウトスプールでも糸落ちを経験します。自分的にはインスプールの方が少ないくらいですよ。
小生は気にしません。
万が一、糸落ちしてもワンタッチでスプールを取り外してトラブル解除できますが、アウトスプール
で糸落ちしてメインシャフトにラインが絡んだ場合、スプールを取り外すのが大変。解除した後、
スプールを取り付け、ドラグの調節をし直すのが面倒。

ドラグも昔のリールの割には秀逸。バスや管釣りのトラウト程度なら困ることはないと思います。




⑦メンテナンスが簡単

構成部品の個数が少ないため、分解組み立てが簡単ですね。

解体洗浄16

古いリールですから分解洗浄・グリスアップなどのメンテナンスは必須。そのためには簡単な
構造のリールであることがどれほど助けになることか。

機械に詳しくない初心者でもできるくらいに簡単です。小生も本格的に分解洗浄したのは、
ミッチェル408が初めてですから(笑)




⑧軽いのが立派
mitchell408 1
ミッチェル408の総重量は220g


これを軽いとみるか重いとみるか...

最新型と比べると、
 ・ステラやバンキッシュ、コンプレックスCI4の1000~
  C2000が180~200g
 ・イグジストやルビアスの1000~2500が180g、
  セルテートの2000が220g

ですから、ミッチェル408の方が少し重いですね。


でも、ほとんどがアルミダイキャスト製のフルメタルボディで、今風の軽量化素材を使用して
いないにも関わらず、220gに抑えられているのは凄くないですか?凄いと思いますよ。

新素材をふんだんに使用して軽量化した現代のリールに、ミッチェルのような数十年もの
耐久性があると思いますか?


part2 に続く...
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        なぜ、ミッチェルはフェザーリングがしやすいのでしょうか?
             なぜ、リーリングしやすいのでしょうか?
             なぜ脚が綺麗に見えるのでしょうか?




疑問の答えは竹中さんのHP に記載してあります。




                 最短距離設計

という言葉があるそうな。



以下の写真を見てください。


mitchell408 最短距離設計 mithcell B2 最短距離設計
       ミッチェル408弐号機                ミッチェル408壱号機

脚の延長線がメインギア軸(ハンドル軸)に交わります(赤ライン)。足から立ち上がる部分は
グリップする手との兼ね合いで垂直ですが(青ライン)、そこからを最短距離で結んでいます。
これが最短距離設計

青ラインの延長は重量バランスを考えて、ボディの上端に一致します。また、このラインと
とリールフットの交わる点が重量が釣り合う位置になっています(黄色の○)。

つまり、フェザーリングと重量バランスを考えつつも、ハンドルを回す駆動力がロッドに対する
回旋力になりにくいように設計しているということですね。

これは、1960年代も1970年代も変わりなし。408や308に限ったことではないらしい。



ミッチェルの脚線美は理論に導き出された結果
だということです。




それに比べて、日本のメーカーはここらアタリの煮詰めが甘い。


ツインパmg1000S比較 最短距離設計

重量バランスもリーリングによる慣性モーメントも考えていないのでしょうか?
 
ましてや、ロッドからスプールまでの距離など眼中にもないのでしょうね。

これじゃ巻いているときのロッドのブレが起こりやすかったり、フェザーリングしにくかったり
する訳ですね。
特に大型が掛かったときのリーリングでブレが生じるのは辛い。


フランスの貴婦人の脚線美は機能美でもあるのですテヘッ
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いろいろネットで調べていたんですが、フランスの貴婦人こと、ミッチェル408弐号機の製造年が
分かりませんでした。

フットナンバーにはアルファベットがないので、1971年以前であることは確か。

            the Mitchell REEL MUSEUM

というサイトのギャラリーと展開図で何とかだいたいのところが判明。




ポイントは3つ。
  ・ベールがタングステンカーバイドの固定ガイド
  ・ダストカバー付きハンドル基部
  ・81 331 という部品が付属してない





mitchell 9





1965年の展開図ではダストカバーがない。

1191542929_408-409 1965

1967年の展開図ではダストカバーがあるけれど、81 331の部品がない。

1191542930_408-409 1967


1969年の展開図では81 331の部品がある。

1191548590_408-409 1969



以上から、ミッチェル408弐号機は1967~1968年に製造されたことになります。
1960年代の後半、ベールが変更される前の型のです。


いや~、やはり名機ですね。御年45歳。女盛りですよテヘッ
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ヤフオフでゲットした、ミッチェル408参号機が届きましたので、早速チェックグー



408参号機1


スプールには6lbクラスのフロロが巻かれていましたが、本来クリアのラインが微妙に色が
着いている。
これって、濁った水質の場所で釣りをしたか、海釣りに使った場合に多い着色です。

ラインの先にはスイベル付きのスナップが付いていました。スナップ付きのスイベルって
北海道でよく使われるそうです(村田基氏の話)。

このリール、前々オーナーが海アメ釣りに使っていたんじゃないでしょうかはてなマーク

そう考えると、ローターのひどいペイントロスも納得できます。

408参号機4



参号機は部品取りのために購入したようなものなので、ローターのペイントロスは気になりません。

巻いてみると、さすがにスパイラルベベルギア搭載の408。スムーズなリーリングが出来ますが、
ややゴリ感がありますね。でも、ストレートベベルギアよりは格段にスムーズニコッ

もっとも、弐号機の状態が上々なので比べるのも酷かも知れませんテヘッ


そこで、以前からの予定通り、スパイラルベベルギアごと、スカイブルーの408壱号機
移植することにしましたグー


まず、部品の取り外しですが、前回の弐号機の分解洗浄で本体を分解したところまでは簡単。

しかし、汚いグリスがタップリとオシレーションシステムだけに塗布されていただけのメンテムカッ
前々オーナーはメンテなんて考えていなかったみたいですねガーン


最後にローターからピニオンギヤを外すのですが、これが一苦労ウワーンあせる

壱号機のローターからピニオンギヤを外すのはローター内部のナットを外してから、ピニオン
ギヤを手で捻って外すことができるくらい簡単だったのに、参号機は固着していて全く動きま
せんドクロ
ローターを固定し直し、ハンドルを付けて、ハンドルを手で固定しながらローターを力一杯
回さないと外れないくらいでした叫び

メンテせずに放ったらかしにしていた代償ですねムカッ


やっとのことで、ピニオンギヤをスパイラルベベルギアをゲットして十分にクリーナーで洗浄。



さて、いよいよピニオンギヤを壱号機のローターに装着。

mithcell B8 mithcell B9


ねじ込んで、ローターの内側からナットで固定。

弐号機に回したドッグスプリングを装着することは忘れません。これで、ラチェットとアンチ
リバースが復活します目

スパイラルベベルギアを装着後、ローターを設置。プラナマティックギヤとオシレーション
スライダー、メインシャフトを組み直し、スライダーロックを戻して一応完了パー


mithcell B7

mithcell B6



ハンドルを装着して内部の動きを観察して問題なし。蓋を閉じて内部の移植は終了。


次に、ベールを移植します。もともと、ラインローターが付いている同じタイプだったので、
移植は簡単。同じ古いベールスプリングでも動きは軽いですわ。


これで移植は全て終了チョキ

目論み通り、スカイブルーの筐体の408が1970年代のマリンブルーの408と同様に
スパイラルベベルギア仕様になりました。これは羊の皮を被った狼ですよ。

mitchell B8

見ただけではどこが変わったのか分かりませんよグッド!



mitchell B1 mitchell408 1

ほぼ同じシステムを積むことになったミッチェル408壱号機弐号機。これから活躍してくれる
でしょう。

どちらも美しいデザインです。特に本体ボディのお尻の丸みなど、現在のリールでは
表現できないでしょうね。これも簡単なギヤとオシレーションシステムの賜チョキ

ウォームギヤやハイポイドギヤならお尻が尖ってしまいますからね。貴婦人とは呼べません(笑)



このミッチェル408壱号機、既に実戦投入済み。その話は次回...

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テーマ:
最近、オールドリールにはまっているミーヤンです。

特に、フランスの貴婦人、ミッチェルに首ったけ(笑)

140216 40㎝



佇まいが良いですからね。既にミチェリストと呼ばれても仕方ないくらいテヘッ

でも、実釣に使うとなると問題が多数。

なにせ、40年以上前の古いリールですから修理するにしても大変。

ジャンク品で良いから、部品取りにお安い408をもう一台探していると、ヤフオクで掘り出し物を
発見ビックリ  入札して競り落としましたグー

出品者が以前に中古で購入後、使用せずに保管していたものだそうです。


1970年代製ミッチェル408です。5250円+決済手数料+送料でゲット。


408参号機1

408参号機2 408参号機3

ペイントロスもあり、状態は分かりませんが、リールとしての駆動に問題は無いそうなので、
部品取りには良いかと。
まだ手元にありませんが、届き次第、分解洗浄して内部の状態を確かめるつもり。


それにしても、3機目に手を出すとは夢にも思いませんでしたが、オールドタックルを維持しようと
思えば仕方ないことですね。


今後の予定は、参号機の駆動部に問題が無ければ、壱号機に移植しようかと目論んでします。

mitchell B1

スカイブルーの壱号機を実釣で問題ないレベルまでにチューンしたい。
スカイブルーの筐体の408にはスパイラルベベルギアを搭載した正規品がないため、巻き感は
ゴロゴロしています。
スパイラルベベルギアを移植するだけで内容は1970先代前半の408って格好良くないですか?

ゴリゴリした回転を想像していたら、スムーズだっただなんて、羊の皮を被った狼みたいで良い
ですよね。まるで昔の日産スカイラインGTRみたいでしょ!?


ま、こんなことを目論めるのも、ミッチェルというリールの構造が簡単で実用的だからですけどね。
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フランスの貴婦人ミッチェル480弐号機はそのままの状態ではローターの
ブレは大したことなかったのですが、ベールをラインローラー付きの1970年代
ものに変更した途端、ブレがひどくなりました叫び

組み直し7


これは以前から指摘 されていて、1970年代に入るとミッチェル408のローターの
ブレが酷くなるそうな。


逆に、1978年製の壱号機弐号機のベールを取り付けたところ、ブレがかなり
軽減しましたビックリ


どうやら、1970年製からのミッチェル480のローターのブレがひどくなったのは、
ラインローラー付きのベールに変更したため、ローター全体のバランスが崩れて
しまったからでしょう。

それなら、ローター内のバランス重りを変更してバランスを取り直せば良いと思い
ますが、その当時はしなかったみたいですね。

          その辺がフランス製らしいテヘッ


ならば、バランスを自分で取るしかないので実験ですグー


ダイソーで直径6mm・0.7gのネオジム磁石を購入。

408のローターの側壁を挟むように内外1個ずつの磁石を取り付けて、ローターを
回転させてバランスを見ます。

一見してベールアームが太くなっていますので、バランスを取るのはベールアーム
の反対側だと思いがちですが、意外と違いました。

ラインローラーを積んでいる方が重くなっているようですビックリ

位置、個数を色々調べて、最終的に落ち着いた位置がこちら。

ローターバランス調整6

・ラインローラーの反対でベールアームの反対側に計4個
・ラインローラーの反対でベールアームの同側に計2個

のネオジムを設置するのがベスト。


ローターバランス調整1 ローターバランス調整2

ローターバランス調整4 ローターバランス調整5

ローターバランス調整3


本当はバランス重りの位置が良いのでしょうけれど、スプールに干渉してしまうので、
実際にはバランス重りの横にしか設置できません叫び


ま、これでハンドルを回すと結構ブレが解消されて快適です。ベールを交換する前
よりも良い感じグッド!


まだ磁石を接着していませんが、この位置にネオジム磁石を設置するだけでローターが
スムーズに回るのはハッキリしました。本格的に接着するかどうかは今後検討します。
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テーマ:
ミッチェル408はアンティーク・リールでも小型スピニングリールとして有名ですが、
手持ちにある一番小さな、ツインパワーmg1000Sと比較してみました。

このツインパmgも結構古いリール(ARCも搭載していない)ですが、まだまだ現役で
去年は65㎝の超デカバスをプレゼントしてくれた優秀な愛リールです。


ツインパmgをコブレッティUnderpressure、ミッチェル408をアディクト63ULSに
装着して比較です。

ツインパmg1000S比較1

ツインパmg1000S比較2
どちらも収まりが良い感じ。若干ミッチェルの方が大きいですかね。
重心はミッチェルが中間、ツインパが前のめりな感じです。実際ロッドとのバランスを
考えると、ミッチェルの方が先重りな感じは少ないでしょうね。

フェザーリングはミッチェルの方が優秀。
ツインパmg1000S比較5 ツインパmg1000S比較4
         (スプールを一番上まで出した状態で比較)

巻き心地、スムーズネス、ドラグどれをとってもツインパmgが圧倒しています。
やはり設計時点の半世紀の差は大きいですよテヘッ

工業製品とだけ比べたら、ミッチェルが勝てる要素は重量バランスとフェザーリング
しかありません。


しかし、デザインを含めた、愛機としては意味が変わりますね。ツインパmgが50年後も
現役のリールとして活躍できるでしょうか?若き日の想い出として、大切に保管してもら
えるでしょうか?

それがミッチェルのミッチェルたる所以、偉大なところであると思います。


ツインパのことは後の世が証明してくれるでしょう。小生はこの世にはいませんが...

ツインパmg1000S比較3


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テーマ:
最近、フランスの熟女にはまっています。今日もそのネタテヘッ



ミッチェル408をロッドに装着して、ロッドを持つと感じることですが、

         実にフェザーリングし易い

ことです。



最近のアングラーはそれほど重要視しないみたいですが、スピニングタックルの場合、
フェザーリングをすることは、キャスティングの精度の向上だけでなく、ライントラブルの
減少、大物とのやり取りにも役立つテクニックです。

フェザーリングを実践するだけで、テクニックが2段階くらい上がると思ってください。




ただ、リールによってはフェザーリングし易いリールとしにくいリールがあります。


ミッチェルはフェザーリング前提のリールですから、そのセッティングが素晴らしいグッド!

教科書的なグリップをして人差し指を伸ばせば、指の腹側がスプールの上から横に
自然に触れるように出来ています。

mitchell408 9


これは本体から脚にかけての設計が優れているからでしょう。

横から見ると、フットから垂直に延びた脚が中間で微妙に後に折れ曲がっています。
これによって、ロッドとスプールまでの距離を調節し、人差し指を伸ばした位置にス
プールが来るように設計されているのです。

mitchell408 2



私がよく使うツインパmg1000Sでも、こんなにすんなりフェザーリング出来ません。
手の小さな女性など不可能に近い叫び
(アウトスプールのリールは手でベールを返すことが出来るので、ハンドルを持つ方の
手でラインの出を調節すればすむことですが、ちょっと面倒ですね)



50年前の設計とはとても思えないくらい、人間工学を考えて設計されているのですね。

      フランスの熟女は実は釣り人に優しい...


現在のメーカーも見習って欲しいところです。






ただし、実際にキャスティング→リトリーブ→合わせ→ファイト→取り込み
では、現代のリールとは違う手順が必要になります。

まず、ベールの返しは手で行ってはいけません。必ずハンドルを回してベールを返してください。
インスプール構造のため仕方ないことですが、これを守らないとベールが歪んでしまいます。

次に、最後の取り込み以外はアンチリバースはoffにしてください。ミッチェル社がそう勧めて
いるので、たぶんアンチリバーズ・システムの強度に問題があるのでしょう。

取り込み直前にアンチリバースをonにしてください。ハンドルを握ったままでもonできる位置に
スイッチが配置されていますので、戸惑うことは無いと思います。


現在とは違う考えの下、設計されていますので、この辺は慣れるしかないですね。特に、
ベールを手で返してはいけないのはなかなか慣れないですけれど...


   優しいはずのフランスの貴婦人も対応が悪いと
   不機嫌になりますよ
テヘッ





しかし、見れば見るほどスタイルが良い。この佇まいに惚れてしまうとミチェリストなんて
呼ばれるようになるんでしょうね(笑)
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