• 15 Jun
    • 機会があれば読み返したい

      共謀罪法案が可決されてしまった・・・ 平成の治安維持法とも呼ばれるこの法案 日本も監視社会、密告社会へ突入だ   トルコのノーベル文学賞作家の オルハン・パムクの「雪」を思い出す。   【中古】 雪 /オルハン・パムク(著者),和久井路子(訳者) 【中古】afb 498円 楽天   反政府分子と判断されてしまったら 国によってどのように監視されるのか (この小説の場合イスラムなのだけど)   ::::::::   これで憲法改正されてしまったら 私たちがすべての人間に生まれながらに持っているはずの 「人権」を制限、あるいは否定され 私たちは抜け出ることのできない企業奴隷になってしまう 自民党草案の憲法改正は絶対に阻止しないといけない   私たちは今資本主義の終末期を生きている   ミニマリスト、自給自足、アナログ生活が そのシステムに組み込まれずにいられる方法かもしれない  

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  • 09 May
    • 雨読

      私が、今、何を読んでいるか・・・         リストは、ほぼ全般にわたって 私はクラウディオ・アラウの演奏が好きなのだけれど 巡礼の年全曲の演奏のCDを持っていない 彼の演奏でも是非聴いてみたい   You Tubeではラザール・ベルマンがほとんど、ですね   巡礼の年のスイスの中では アラウ氏の演奏ではこの一曲       懐かしさに埋もれるように心に響き 私の胸を打つ演奏なのです。。   ベーゼンドルファーの木質的な音が耳に心地よいです。         色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年【電子書籍】[ 村上春樹 ] 780円 楽天  

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  • 22 Apr
    • 牛肉は少しだけ

      深夜に目覚めたら 左のこめかみから右のこめかみへ 目の奥を通して繋がっているような ズーンと重い感じのする痛みの頭痛   従兄の車を借りて 朝市の魚を買いに行く予定にしていたし 悪化の予感があったので レメディを飲みました。 早朝に再び目覚めた時には 少しは軽くなってたけれど頭痛は残っていたので もう一度レメディ いつもより遅く6時半に起き上がった時には かなり軽減していましたが 動くと少し悪化する感じなので 朝市は取りやめにしました。 お魚買ってきたら、さばかないといけないしね。 たいへん・・   これで改善しなかったら お昼前にももう一度飲んでみようかな・・・・   出張中の旦那が夕方帰ってくるまで 寝込まずに持ってくれたら・・と期待してます。   夕飯のメニューは決まってるので楽 今日は自然栽培のクレソンが届くので ポークジンジャーに添えていただく予定です。   クレソンといえばステーキといきたいとこですが 食品の裏側のことを色々知ると 牛肉はたま〜にちょっぴりいただくだけで 十分だなと考えるのでした。   CS患者さんは 菜食にこだわりすぎると 深刻な亜鉛、たんぱく質不足になりかねませんので ご注意くださいませね     震える牛   Amazon     牛肉偽装事件をうまく物語にした力作でした。       フード・インク ごはんがあぶない   Amazon        

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  • 11 Feb
    • 「りかさん」を読んだ

      お友達が、またまた本を送ってくれました。   ここのところ、また本を買えなくて・・ (家がまだ未完成のため  なんだかんだとそちらにお金がかかってます) なので感謝感謝で、小躍りもしてます。     なかなか感想をまとめるには至っておりません。 読んだら、なるべく感想文を書くねと約束してたりするの いやはや申し訳ないでっす。   一番サクッと読めそうなのを手に取りました。     りかさん (新潮文庫)   Amazon       リカちゃん人形ならぬ「りかさん」人形のお話です。 西洋人形ではなくて日本人形の。 主人公の女の子が人間と言葉を交信できる日本人形を おばあちゃまから譲り受け 傷ついた人形たちを癒していくお話     私の雛人形のことを思いながら読みました。   まだ幼稚園に通っていたくらいの頃でした。 古い日本家屋に住んでいました。 南東方向にL字に広い縁側のある家で その縁側のそばの和室に妹と布団を並べて 眠ることが多かったのですが ひな祭りにはお雛様をその部屋に飾ってくれました。   布団に入ると 雛壇は足元にあり真正面に雛人形が見えました。 ある夜真夜中に目がさめると 真っ暗な中で緋毛氈の赤い布がぼんやり浮かび上がり その上で五人囃子や官女たちがざわざわと 動いているように見えて怖くて 固く固く目を瞑って ひたすら朝が早く来るように祈り続けたことがありました。   私の雛人形たちも不満や足りないものがあったのでしょうか? 悲しみを抱えていたのでしょうか? きっと新品のものを買ってくれたはずなので それはないと思うけれど、 何か抱えているものがあったのだったとしたら・・・ そんなことを思いながら読み終えました。   *****     本日の体調   雪は降らなかったけれど、気温は昨日より低い1日でした。 突如左目に飛蚊症が出ました。 今まで右にしか出なかったのに。   右のほうは、睡眠不足したり パソコンをやりすぎたりした時に ぶり返すことがありますが ほとんど気にならないレベルまで治ってきてます。   真夜中に目が覚めた時に 時間を知りたくてちょっとの間だけ携帯オンにするのですが その時にブルーライトを見つめてしまうからでしょうか・・・   それと、胃酸過多なのかしら 酸っぱいものが時々食道に上がってきます。 久々です。            

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  • 26 Dec
    • あるきかたがただしくない

      私は多分生まれてからずっとそして今も歩きかたがただしくないようですそれは靴の減り方や靴下の痛み方でよくわかる極端に踵部分だけが磨り減ったり破れたりしてあっという間に履けなくなってしまうし左右の足ですり減り方が違っているのです最近気がついたのだけれど私の右足首は特にずっと滑らかに動いていなかったらしいというのも、最近右足が軽く感じるようになってこれまでと違うあるきかたができるようになり初めてわかったというわけ子供の頃から段差もない平坦地でただ普通に歩いているだけなのによくつまづいたり転んだりしていたのは踵から地面に着地して足裏全体で地面を踏みつま先の方で地面を軽く蹴るという普通のあるきかたができていなかったせいだったらしい極端に表現すると踵だけで、ドンドンと歩いていたチビで体重が軽いくせに騒がしく歩く音を立てるのはそういうわけだった原因は右半身全体が軽く硬直した状態になっていたことそれは、化学物質に暴露した時に起こる現象だったCSになってから解毒し続けて化学物質が体から抜けることで軽い硬直が解けることがあるようになって気がついたこの歳になってようやく正しい歩き方に近い歩き方ができるようになった靴や靴下のすり減り方や破れ方が少し違ってきて買い替えの頻度も減りつつある長くいきてるとそれはそれで気がついたり理解したり情報として知ったりすることも多くなる一文字で「あるきかたがただしくない」と読む漢字があると知ったのもつい最近のことだ漢字検定に関心がある方や博学な方などはとっくにご存知なのでしょうけど残念ながら変換できないのでどんな漢字か知りたい方は是非検索してみてくださいね枡野浩一氏の本のタイトルがきっかけで知った漢字本のタイトル文字はひらがなだしそんな説明は出てきませんが・・・本の中身は、彼の人生の歩き方が・・・というのでしょうか?離婚後のちっとも男らしくない男のお話でしたあるきかたがただしくない/朝日新聞社¥1,620Amazon.co.jp

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  • 31 Aug
    • 「トラや」を読んだ

      この本を友人にいただいてからタイトルの「トラや」を眺めるたび虎屋の羊羹を思い浮かべる発症するまでチョコレート以外の甘いものが嫌いだったのだけど虎屋の「夜の梅」という羊羹は数年に一度くらいに無性に食べたくなることがあった・・といっても羊羹一本買っても私が食べるのはほんの5mmほどのスライスあとは、友人や家族にあげちゃうんだけど大変贅沢なことをしていたなずしりと重い羊羹を手にした時の感覚ご立派なパッケージとお値段赤坂本店の立派な暖簾と店構え懐かしいさて本の感想トラという猫が家に居ついて飼うようになりその猫が死ぬまでの間のうつ病ともに生きる内科医南木佳士のエッセイうつ状態の人のエッセイって行間にひんやりとした空気が漂う元気じゃないときには少々読みづらいかな南木佳士の作品を読むのは初めてだったけど上品な文章を書く人だトラや (文春文庫)/文藝春秋¥545Amazon.co.jpちなみに虎屋の羊羹「夜の梅」は、これ♪【とらや】竹皮包羊羹 夜の梅1本(箱なし) 約 0.74 kg <小倉羊羹><和菓子・ようか...¥3,240楽天3000円もするのでびっくり!!合成添加物は使ってないみたいですがオーガニックじゃないし白砂糖だから、きっと食べられない今はもう食べたくなることもないしね

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  • 24 May
    • 想像ラジオを読んだ

      音楽評論家、コメディアン、ミュージシャンとしてのいとうせいこう氏は昔から知っていましたが小説を読むのは初めてでした長い間うつ病を患いながらずっと文章を書く恐怖と戦っていらしたとか・・・3.11があってしばらくしてある日突如小説が降りてきたみたいな感じというようなことを何かに書いておられたと思う本の主人公DJアークは杉の木の上から不思議なラジオ放送を始めるそのラジオ放送は聞こうと思う人だけが聞こえる・・・・?読み進んでいくとそれが死者DJアークが妻子の安否を気遣って探すために発信していることがわかってくる私たちはふつうのように愛する人を失ったのちその喪失感に苦しむ人たちに死んだ人のことにいつまでもこだわっていないで早く忘れてこれからの人生を生きなさいとアドバイスし自らもそのように生きようとするそして多くの人たちの感覚として生き続ける者にとって死者は永遠に死んだときのままでそこには、生きているこちら側のおもいだけが一方通行的にあるだけだでも、ほんとにそうだろうか?と、この小説では問いかける死者もその別の世界で死後を生きこちら側にいる愛する人たちのことを思い続けているのではないか?もしそうだとしたら・・・・・亡くなった愛する人たちへの思いも違ってくる繰り返し思い出し話しかけることがもっとお互いの癒しになるのかもしれないDJアークがかける音楽を聴きながらシナトラの「私を野球に連れてって」以外は私の好みの選曲で、歌詞も小説にぴったりだ私としては生前のDJアークの生きてきた世界を思い出語りとしてじゃなく描いてほしかったなと少し物足りなかったけれどそれじゃあ、ありきたりな小説になってしまったのかな?野間文芸新人賞受賞作さっくりと読める一冊想像ラジオ (河出文庫)/河出書房新社¥486Amazon.co.jp

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  • 21 Dec
    • シズコさん を読んだ

      佐野洋子さんんエッセーが好きだ普通は隠してしまいたいような事まであっけらかんと喋り倒してしまうようなそんな強さに憧れるのだきっと私とは正反対の人なんだろうと思うシズコさんとは佐野さんの実の母その母が年をとってボケテきてからの関係を思い出とともに綴ってあるそして最後の思いもかけない和解今でこそ独親という言葉ができ母親を嫌いでも良いといってくれる本が話題になり口にしやすくなったけれどこのエッセーが書かれた時代にはとても驚かれるないようだったしそれによって苦しんでいる人たちにとっては大きな救いとなったのではないかしらんと思う親は子を思ってあたり前子は親を敬って当たり前そんな周囲からの圧力は大きい母と娘の関係はさまざまだ内田春菊さんのあとがきもいいシズコさん/新潮社¥1,512Amazon.co.jp佐野さんの本もっと読みたいなああこれも気になる1冊死ぬ気まんまん [ 佐野洋子 ]¥1,404楽天

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  • 11 Nov
    • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実 を読んだ

      ロシア語同時通訳、翻訳家の米原万里氏が9歳から14歳(1960年から64年まで)通ったプラハのソビエト学校時代に仲の良かった3人の友達、ギリシャ人のリッツァ、ルーマニア人のアーニャ、ユーゴスラビア人のヤスミンカ。著者が日本に帰ってから30年後、ほとんど音信不通だった彼女たちを探して再会をはたします。ソビエト連邦が崩壊しかつて社会主義だった国々が革命などで揺れる激動の時代を友だちたちがどう生きてきたかを、子供時代の思い出とともに綴っています。それぞれの国でどんなことが起こっていて、それが人々の生活にどう影響したのか?日本にいてはよほど関心深く持って探していなければ知ることのできない旧社会主義国のことがわかる1冊。これを読みながら、なぜか「兼高かおるの世界の旅」という番組を思い出していました。憧れのまなざしで、毎週欠かさず食い入るように観ていました。海外へでかけるなんて政治家か、貿易商か、ジャーナリストか、一部の裕福な人たちというような時代でした。クイズ番組の賞品の「ハワイ旅行」なんて夢のようだったんですよね。書きたいことは一杯あったのにうまくまとめられないです。また書けそうになったら、改めて書くことにしましょう米原万里氏のほかのエッセーも読んでみたいな譲ってくれたお友達に感謝嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)/角川学芸出版¥605Amazon.co.jp次はこれかな・・・ああ、あかん、しばらく本は買わないってあんなに誓ったのに・・だめだ不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)/新潮社¥562Amazon.co.jp

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  • 30 Oct
    • 単純な脳、複雑な私 を 読んだ

      これも送ってもらっほ本のうちの1冊決して自分では選ばないだろうなでもすごく面白かった最先端の脳科学なんだけど高校生への講義をまとめたものなので理系に疎い人でも大丈夫日頃CS患者さんと体は凄く正直だよね脳はかなり誤作動おこすよねなんてことを話してたんだけれど科学的にもそう説明できるんですって驚きました嗅覚過敏なCS患者の私にとっては嗅覚のところも面白かった眠ってる間も唯一嗅覚だけが働いてるんですってだから夢は臭いに関連づけられてるらしいです脳と心の関係についても興味深かった単純な脳、複雑な「私」 または、自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義¥1,836楽天

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  • 25 Oct
    • 桶川ストーカー殺人事件ー遺言ー を読んだ

      読書家のCSの友人が、新しい文庫本なら買って少し干しせば読めるまでに回復して、何年間も読めなかった分を取り返すように読書に没頭していると聞いて、良かったねーと喜んでおりました。読み終わった本は、 BOOK OFFに売ったりすることもあるっていうから、もし手放す本があるんだったら私に譲って~~~なんてお願いしたら幾冊か送ってきてくれました。ありがたいです。私も本が大好きなので、もう嬉しくって嬉しくって、ここんとこ読書三昧に、編み物してたら忙しくてブログの方がそっちのけになっしまってました。スミマセン桶川殺人事件・・・ノンフィクションでしかも殺人事件を扱ってるって、重そうだなあと、正直タイトルをみただけでは気が進まなかったのだけれど、読みうちにやめられなくなって、ひさしぶりに夜更かしをしてしまいました。自分では決して選ぶことのない類いの本ですが、最も心を動かされた本のうちの1冊になりました。埼玉県桶川市で1999年10月JR駅前で21歳の女子大生 猪野詩織さんがストーカーと思われる男にナイフで刺し殺された事件を覚えている。事件発覚と同時に、犯人よりも被害者の情報がテレビのワイドショー等でも大きくとりあげられ、被害者は派手な女子大生で犯人である交際相手が風俗店経営だったのだから、殺されても仕方がなかった、というような論調の番組があったりして、実のところはよく判らないがマスコミのこの取り上げ方に、わけもわからず苛立を憶え関連のニュースを極力みないようにしていた記憶がある。その私の苛立の原因がこれを読んで、はっきりとした。この本は当時写真雑誌 [FOCUS]の記者だった清水潔氏が実際に行った取材をまとめたものだ。まるでハードボイルド探偵小説のような展開、最初から犯人が分かっているというのに、逮捕に届かないもどかしさ・・・警察の隠蔽体質、ミスを隠すために塗り重ねられる嘘、職務怠慢・・それらへの怒りの感情を極力抑えて書かれた取材手記は、これが本当に実際に日本に起こったことなのだと、途中何度も確認しなければならないほどだった。日本の警察は「優秀」で「庶民の味方」というのは、今や幻想でしかないのかもしれない。詩織さんは、友人の言葉どおり「小松と警察に殺された」のだ。読み終わってやりきれないのは、警察は最後の最後まで最初に犯した被害者の被害届や告訴の取り消しをめぐる書類改ざんなどの事実を隠蔽するために、嘘をつき続け、証拠を隠し続けた。そしてそれらの事実を明らかにするべく遺族が起こした国家損害賠償訴訟や民事訴訟でも、非を認めず、論点をずらすことに終始し、嘘をつき続け、被害者の猪野佳織さんの名誉を毀損し続けた。また真犯人である小松和人(指名手配中に自殺)には殺人罪ではなくストーカー行為の嫌がらせの罪のみを問い、実兄で殺人には直接関与していないと思われる小松武史を殺人罪で起訴した。兄武史は無期懲役の罪が確定した。これはえん罪ではないのか・・・?そしてこの本は、もう一つ重要なことを教えてくれる。記者クラブが、警察にとってマスコミを情報操作しやすい機関となってしまっている現実だ。それを知った上で、私たちは情報リテラシーを向上させていかなければ、正義を振りかざすつもりになって無実の人を追いつめてしまったり、罪のない被害者や遺族を何重に苦しめることに加担してしまう。本を閉じて、自分や家族が、一生事件の被害者となったり、えん罪をきせられたりすることがありませんようにと祈った。民事不介入を理由にする職務怠慢、誤認逮捕、証拠品の紛失やねつ造や横領、自白の強要、不正裏金づくり・・と今も警察の不祥事は続いている。(そうではない立派な刑事や巡査もいらっしゃると思うけれど)素晴らしい本です。桶川ストーカー殺人事件 [ 清水潔(ジャーナリスト) ]¥680楽天ひとりの週刊誌記者が、殺人犯を捜し当て、警察の腐敗を暴いた…。埼玉県の桶川駅前で白昼起こった女子大生猪野詩織さん殺害事件。彼女の悲痛な「遺言」は、迷宮入りが囁かれる中、警察とマスコミにより歪められるかに見えた。だがその遺言を信じ、執念の取材を続けた記者が辿り着いた意外な事件の深層、警察の闇とは。「記者の教科書」と絶賛された、事件ノンフィクションの金字塔!日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞受賞作。

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  • 12 Sep
    • 「空白を満たしなさい」を読んだ

      空白を満たしなさい [ 平野啓一郎 ]¥1,728楽天物語は死んだはずの主人公「徹生」がこの世に蘇り、自分が死んだ理由を探し求めることから始まる。死因は自殺だったと周囲から言われたが「徹生」には死ぬ直前の記憶がなく、自殺する理由も思い当たらなかった。世間から見て十二分に幸福であったし、自分もそう感じていた。自分は殺されたのに違いない。自分が何故死んだのか?死の直前の空白を埋める作業は苦しみを伴った。現実には起こりえないシチュエーションが、現代の日本の平均的な30代既婚で小さな子供がいる男性の生活描写のなかに違和感なくとけ込む平野啓一郎の筆致がすばらしく一気に読み進んだ。心理サスペンス的な要素を含みながら「徹生」を殺した犯人を捜して物語は展開していく。しかしながら、これは娯楽的なサスペンスなどではない。対面する人ごとに、その人との合わせ鏡のように映し出される自分の姿を、それが思いもよらぬ姿であっても、拒絶するのではなく、違った風に眺めることができたら・・・・この少し前に書かれた平野啓一郎の'私とは何か 「個人」から「分人」へ'を小説として表したのがこの「空白を満たしなさい」だと、氏は説明している。詳しくは、この本も合わせて読んで欲しい。私とは何か 「個人」から「分人」へ¥799楽天この本が私の十代のころに出版され、分人という考え方に触れることができていたら、私の社会人としての人生はもっと明るく、もっと自然体で社会へ溶け込むことができていたかもしれない。上手く表現できないけれど、生きるのが少し楽になる物語でした。

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  • 24 Jul
    • 明日戦争が始まる

      明日戦争がはじまる           宮尾節子まいにち満員電車に乗って人を人とも思わなくなったインターネットの掲示板のカキコミで心を心とも思わなくなった虐待児や自殺のひんぱつに命を命と思わなくなったじゅんびはばっちりだ戦争を戦争と思わなくなるためにいよいよ明日戦争がはじまる:::::::::作者の宮尾節子さんが朝日新聞に掲載されたことがきっかけで著作権を放棄されたと書かれていたので私もこの詩を書き留めてみました。一年くらい前に出会っていて幾度となく読み返していました。明日戦争がはじまってもきっとしばらくはみんな、何も変わらない日常を生きるでしょうそしてしばらくして気がつくいつ戦争がはじまっていたんだとあなたの家族の誰かが武器生産に関与する会社に勤めていても生活を守るために関係がない振りをする誰かが殺されていることへの想像力をもつことをそーっと遠くへ押しやって我が子の教育の事や日々の食べものの事や人付き合いや仕事でスケジュールを埋めて安倍首相は武器輸出三原則をないものとしイスラエルへ武器を供給する事を約束した明日ガザを爆撃する爆弾は私たちが豊かな生活を守るために作られ売られたものかもしれない

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  • 22 Jul
    • 電磁界の健康影響 を斜め読み

      電磁界の健康影響―工学的・科学的アプローチの必要性/東京電機大学出版局¥3,456Amazon.co.jp低レベルの電磁界が人体に悪影響を及ぼすのかどうか中立の立場で検証してみましょうそして今後の研究の基礎としてくださいとゆーよーな内容でございました。でも規準とする値がICNRIP(国際非電離放射線防護委員会)の数値なので電磁波問題に取り組んでいる市民団体の主張は過度に心配しすぎであるかのように言いばっさばっさと切り捨てておりましてんー中立と言いつつなんだ!!このおっさんって感じで電磁波過敏で苦しんでる私たちからしたら腹立たしいのなんの・・・ストレスたまったでも得るところは幾つかありました。よく売れてるトリフィールドメーターは低周波に関しては電磁波発生源から近距離では高い値が出やすいらしいです。高度な機器で計測した場合の二倍になる事もあるらしいです。そのへんを踏まえて使ってねとの事それからPHSが必ずしもガラケーよりSAR値が低いとは限らないので注意が必要一般的には直流電流からは交流磁界は発生しないといわれているけれど電流が常に一定に保たれなければ(それは実際不可能)交流磁界が漏洩するそうです。なので直流であっても注意は必要鉄道の架線などでそれが起こってる可能性があるらしいです。・・・・太陽光パネルの下も直流だから交流電磁界が発生しないとはいえないわけよね?販売されている電磁波防護グッズのほとんどが役に立たないそうです。OAエプロンとかもう、全然だめだそうです。それとシールドカーテンは低減できるそうですがシールドできる周波数が限定されているので自宅周辺にどんな周波数の電磁波があるのか計測しよく調べてから購入するようにとのことでした。この本の結論はICNRIPの定めた基準値以内であれば癌や白血病その他の生命にかかわる疾病との因果関係は証明できていない。しかしながら、まだまだ調査や研究が尽くされたとは言いがたいのでさらに研究調査が進められる事を期待する。電磁波を恐れるあまり心配しすぎるとそれがストレスになってしまいQOLが低下するとのことです。おっさん殴ったろか~~!!と呟いて本を閉じました。電磁波の事を広く科学的に詳しく知るには良いですがESのかたは、他の本でお勉強される事をお勧めします。

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  • 15 Jul
    • 「癒す心、治る力 実践編」に目を通す

      参考になる料理レシピや呼吸法などなど自然治癒力を最大限引き出すためのプログラムが病を克服した人たちの症例を交えて紹介されている本そよ風クリニックの宮田先生のご指導とよく似てますビタミンCを化学合成の物からでもいいのでたくさん撮ること運動はウォーキングが無理なく続けられてお薦めであること動物性のタンパク質は肉より魚からポジティブな思考のためには呼吸が大切でヨガなどから4つの呼吸法が紹介されてます食べものは、インド、イタリアン、日本食のミックスみたいです。ニンニクと生姜を思いっきりたくさん食べると良いようです。そのほか昔から滋養強壮剤といわれてるもので植物性のものは体に合うなら積極的に摂りなさいとのこと。驚くのはこの本は1997年に書かれているのですが電磁波の危険性についても言及しているのです。できるかぎり曝露を避けるようにですって。この本からの一番の収穫はムラサキツユクサについて教えてもらったことムラサキツユクサは有害化学物質、特に放射能汚染を知らせてくれるそうで汚染があると紫の花が桃色に変化するのだそうですよ。庭にたくさん咲いているので鉢に植え替えて玄関に置いてみようかな関東方面から届く荷物の段ボール箱は汚染されてるってよく耳にしますからどんなだか試してみようと思います。ということで、興味ある人は読んでみてくださいね癒す心、治る力 実践編―8週間で甦る自発的治癒力/角川書店¥1,728Amazon.co.jp

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  • 01 Jul
    • 「癒す心、治す力」アンドルー・ワイル

      もっともっと早く出会いたかったとおもうけど巡り会った時が私に必要なとき、なのだよね積年の西洋医療へのぼんやりとした疑念「病院へ通っても病気を根本的に治してはくれないよね 検査をしたら悪い部分は見つけ出してくれるけど 痛みやカユミ等の症状を部分的にとってくれただけだよね」が、この本によって言語化されて私の中の腑におちたかといって信頼できる東洋医学に巡り会う術もないのは悩みの種この本に書かれてあるのは...おおざっぱに言うと病が治るのであればそれがプラシーボであれ祈りであれ民間療法であれなんでもよいではないか、ということだって治すことが目的なんだから昨今の西洋医療はその原点を忘れ去っているってこと体の諸症状はすべて体のアンバランスが起きてることのサインだからそれを押さえ込まずに体とよく対話しようそして自分の持つ治る力をもっと信じなさいとそういえば3年前にチベットやインド、中国などの東洋医療を研究している先生に見てもらったとき(西洋医療もなさってる)「あんたは、自分で治る方法を知ってる、大丈夫」って言われたことを思い出している。もっと自分を信じよう癒す心、治る力 [ アンドルー・ワイル ]¥864楽天癒す心、治る力―自発的治癒とはなにか (角川文庫ソフィア)/角川書店¥864Amazon.co.jp20年ほど前に世界的にベストセラーになってたのねあの頃は私は虚弱であるものの大病知らずだったからぜんぜん興味なかったんだなあ

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  • 11 May
    • 坂口恭平躁鬱日記 を読んでみた

      人の日記を読むのって、なんでこんなに面白いんだろうブログというのができて間もない頃いろんな人の日記を読んでちょっとハマったそれまで書く事を生業としない見ず知らずの一般庶民の人の書く日記など読む機会もなかった日記をまめに書き続ける事ができる人も少なかったし日記というものは究めてプライベートな感情がしるされているもので大抵鍵がかかった引き出しの中に大事にしまわれている類いのものだった・・・はず・・・それがインターネットの普及で様変わりした不特定多数の見も知らぬ誰かに読まれる事を前提に日々の出来事を綴る不思議そして一面識もない誰かとコメントを通して日々の出来事についてコミュニケーションできる不思議な世界が、そこにある。私の場合文章の上手下手にも多少左右されるけれどブログ管理者の自分にはない感受性に魅了されて読み続ける事が多い坂口恭平氏の日記もそのひとつださて、ネット上でも時々読んでいるにもかかわらず坂口恭平氏の「躁鬱日記」を印刷物で読んだこれは初版がでてすぐにネット上で「あとがき」の部分が無料公開されたのを読み未読部分も含めて編集されているものがどうなってるのかを知りたくなったのだ坂口氏は双極性障害で躁と鬱の狭間で苦しんでいる躁状態のときに彼は鬱の自分を、鬱状態では躁の時の自分を覚えていないそうだ一般的にいうと二重人格みたいな感じであるらしい日記のほとんどは躁状態のときに書かれてありそれが読者にも伝わりやすいように時々ある鬱の状態の文章がきっちりわけて編集されてある彼の妻であるフーさんの包容力に守られて躁鬱のどちらの極にも振れない精神的に安定した「普通」を目指すのではなくどちらの自分もあるがままに受け入れてアイデンテイティーを獲得しようとする過程がとくに大事件もないまま綴られる正真正銘の日記日々の心、思考の変化が割合と開けっぴろげに綴られている優秀な管制官に誘導されながらエンジンを噴射し上昇飛行をし続けようとする躁状態の操縦士と飛び続ける事を拒み急降下しようとする鬱状態の副操縦士が飛行場を目前に着陸を試みようとしているような感じだなとおもった坂口恭平 躁鬱日記 (シリーズ ケアをひらく)/医学書院¥1,944Amazon.co.jpで、なんで私はブログを書いているんだろう?プライベートな日記帳に手書きする日記は誰にも吐露できない感情を書きためることが多いのに対し書かれるブログのジャンルにもよるけど純粋に日記として綴られるブログは自分を自律するために書いているような気がするそして私もその一人なのだろうな・・・というようなことを考えた

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  • 21 Feb
    • たまには、こんな本も

      まあいろいろあって旦那の年収は激減し苦労の多いここ数年ですが・・・旦那がどこでレビューを読んだかこんな本を中古で買ってきました年収100万円の豊かな節約生活/文藝春秋¥1,150Amazon.co.jp労働者使い捨てが進む中正社員はドンドン減り年収の少ない派遣やアルバイトの若い人たちが増えてきてそんな子たちに少ない収入でもこう暮らせとばかりに現状満足を促す本なのかと思いきや全然違ってた・・・筆者はもともと大手広告代理店勤務のエリートで仕事もよくでき年収もかなりあったそうですがある日突然自分の人生のあり方に疑問を持ってしまい小説家にでもなろうと会社をすっぱりと辞め・・・・年収100万円の不労所得のアテがあったとはいえそのまま一切働かずにあるだけでくらしていったら・・・?貧しさが惨めさにならない工夫の暮らしがいろいろ世界の僅か1%の人たちが富を独占し99%の私たちはただただ搾取されているというこの世の中です先日のニュースでは全世界の富の半分をたった85人が所有しているって衝撃のデータもありますそんな世界でわれわれが搾取されず消耗せずに生きて行くにはできるだけ消費せずできるだけ金銭に頼らずそして賃金労働をしないということなんだろうというふうに考えれば彼のこのライフスタイルこそ99%側と言われる私たちの抵抗の姿かもな~んてことを考えました。これで農作物を育て食料が自給できれば尚良しってとこでしょうか実際内容は、そんなことは微塵も書いてなくていかに安い原材料で本格的な美味しい料理を食べいかに楽しく多くの友人と時間を分かち合うかということが書かれてあってびんぼー暮らしの参考になることたくさんでした。

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  • 28 Mar
    • なんらかの事情 を読んだ

      岸本佐知子さんは本業は翻訳家なんだけれども本業はこちらかというような絶品のエッセーを書かれますよね。前作の「ねにもつタイプ」は講談社エッセイ賞を受賞されたそうです。本の帯に書いてありました。デビュー当初の群ようこさんのもそうだったけどうっかり人前で読んだりしたらタイヘンなことになります。笑いをこらえるの必死。今作も相当なる期待を胸に読み始めました。いちばんのお気に入りは「素敵なアロマ生活」詳しくはネタバレになるので書きません。ただね、私も、優雅な編み物生活がいつか「ごわす化」されたりしないようにと願っています。今回は大爆笑するというよりは阿刀田高や星新一ばりのショートショートっぽい不思議な展開のする小品が多くて「きになる部分」「ねにもつタイプ」のときほど吹き出してしまうという作品は少なかったかなでも、やっぱり彼女の特異な発想と感受性は他の誰のものにも変えがたく言語感覚の素晴らしさはますます磨きがかかっているみたいです。ああ、なんかすっきりしなあ。なんらかの事情/筑摩書房¥1,575Amazon.co.jpねにもつタイプ (ちくま文庫)/筑摩書房¥630Amazon.co.jp気になる部分 (白水uブックス)/白水社¥966Amazon.co.jp

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  • 23 Mar
    • 久々のまとまった読書週間始まる

      コンクリート打設工事は祝日を挟んで約1週間続くのでそのあいだ閉じこもって何しようって考えてて久々に本を読んで過ごしてみることにしました。編み物もしたいのですが例の編み直しアルパカの糸はあれを触ってる間中情緒不安定になってるぞと、旦那から指摘を受けしばらく休憩することになりました。フェアトレードのものだから安全だと思ってたんだけどなにかに反応しているみたいです。なんだろ・・・・コットンのタビックスも本格的に編むためにはこれから糸を購入しなければならないので工事が終わってからになりそうです。さて読書の話やっぱり図書館の本はつらい。それで今回は中古本を買ってみました。んーーーーー図書館の本よりはマシかな私はインクにはそれほど反応しないからできたら新刊本を読みたいのだけど何冊も定価で買うのは金銭的にしんどいのでまあ仕方ない図書館の本みたいに返却期間を気にせずに心ゆくまでニオイ抜きをできますからね・・・で、真っ先に岸本佐知子さんの「なんらかの事情」を読んでます。前作の「気になる部分」から6年もたってるんですね。感想は次回に

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