いずれアヤメか?
今日は朝からずうっと雨が降り続いています。
気温も21℃と涼しい一日でした。
梅雨時に似合う花は紫陽花ですが、アヤメ科の花も似あうと
思いますね。
ということで
今回の十勝の自然科学はアヤメ科の簡単な見分け方を
紹介しました。
菖蒲という漢字を書いて、アヤメともショウブとも読むのも
混同させている原因ですね。
アヤメとショウブは葉が似ているだけで、まったく違う科の
植物です。
ショウブはサトイモ科で派手な花ではありません。
実はこの記事を書くために取材するまでは、それぞれの
はっきりとした違いは知りませんでした。
ハナショウブの原種がノハナショウブだということもね。
十勝のアヤメは畑の縁などでも見られますが、見頃は
2週間ほど前でした。
外花に縞模様があるので分かります。
葉は脈は目立たなく細いのが特徴です。
ヒオウギアヤメにも内花がありますが小さく隠れています。
葉は幅があります。
ノハナショウブは原生花園のような湿った土地に群生
します。
葉の真ん中に盛り上がった葉脈があるのが特徴で
外花には黄色の模様があります。
花はアヤメより大型です。
カキツバタは湿地や水辺に生えています。
葉には葉脈が何本も見られます。
外花には白い模様があります。
この他花全体が黄色いキショウブがありますが、見分け
やすい種なので扱いませんでした。
明治のころにヨーロッパから入ってきたものだからという
訳ではありませんよ。
今どきの十勝の花菖蒲園では花の見頃ですが、曇りや
雨の日が続いて見せられる写真は撮れませんでした。
ハナショウブが野生種のノハナショウブを改良して出来た
園芸種だということが分かったでしょうか?
ハナショウブは沢山の種類があるので紹介しきれません。
改良された地名でも分けられています。
是非、花菖蒲園に足を運んで名前を確かめてください。
毎度お手数をおかけします。
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