氷の世界 その2
Theme: 散歩写真わざわざ寒いところへ行くなんて、どうかしている。
氷に魅せられてしまいました。
埼玉は、雪が降らないけど、このように寒いところです。
山間の駐車場に着いた頃には、太陽はすっかり山の陰。
空は残光で明るいけれども、辺りは薄暗い。
乗客が誰も乗っていない町営バスが通り過ぎていった。
ぽつんと一人だ。
そして、沢沿いの遊歩道を歩き始めた。
途中で振り返ると、さきほどの町営バスが里のほうへ戻るため、走り去っていく姿を見た。
きっと最終のバス。
恐いような静けさ。
果たしてこんな状況で写真が撮れるのだろうか。
まったく日が当たっていないにもかかわらず、レンズを覗くと世界は一変した。
寒いはずが、一人熱くなってシャッターを切っている自分がいる。
ときどきはっと顔を上げて、やばいな、このまま夢中になると危ない、
と妙な不安が頭をよぎる。
そして、またレンズの世界へと吸い込まれる。
とうとうオートフォーカスが効かなくなるほど、暗くなってしまった。
ISO感度をオートにしていなくて、よかった。
更に感度を上げれば、まだ十分に撮影は出来る。
しかし、いい潮時だろう。
明かりがなくてもなんとか駐車場へ戻れる。
里へ出るまでは、車一台が走れる道を車のヘッドライトを付けて帰った。
そして、人の姿を見た瞬間、なぜかほっとした。




































