【10月の旬野菜】ジャガイモのお話
10月の旬野菜:「ジャガイモ」
秋を代表する旬野菜「ジャガイモ」のお話です。
小麦や水稲、とうもろこしや大麦と並んで世界五大食用作物とされているジャガイモは、
日本の食卓にもなじみ深いお野菜ですね。
世界でおよそ2000種類の品種があるそうですが、日本ではおもに男爵薯、メークインの
二大品種が栽培されています。
日本最大の生産地はご存知の通り「北海道」。夏の終わりから秋にかけて収穫されます。
~「ジャガイモ」の選び方・栄養・料理のコツ~
★美味しいジャガイモの選び方
■かたく締まってブヨブヨとしていないものを選びます。
■表面の色が均一で、緑化(薄い緑色など)していないもの、皮にしわがなくハリのあるものが新鮮です。
■芽が出ているものは避けます。
※芽や緑化した部分には毒性成分ポテトグリコアルカロイド(ソラニンなど)が含まれており、
頭痛、おう吐、腹痛、疲労感などの中毒症状がでることがあります。
★ジャガイモの保存方法
■4℃以下になるとデンプンが糖にかわり、ホクホク感が薄れます。
冷蔵庫に入れると乾燥も進むので常温で保存しましょう。
■日に当ると発芽しやすくなるので新聞紙に包んでカゴなどに入れて
通気性を良くして保存します。
★ジャガイモの栄養
■ジャガイモは多くのでんぷん質を含んでいますが、カロリーは同じ量のご飯に比べ
1/2程度と以外に低いので、カロリーが気になる方、ダイエット中の方に
おすすめの食材です。
■ビタミンCは熱に弱いといわれますが、
ジャガイモに含まれるビタミンCは加熱しても損失しにくいです。
■デンプン質、ビタミンCのほか、ビタミンB1・B6、カリウムなども含みます。
★ジャガイモ料理のコツ
■形状・加熱の具合や水分量によって多種多様な食感になるジャガイモは
様々な調味料や油脂・乳製品等との相性が良いのでいろんな料理を楽しめます。
■ジャガイモの芽には有毒物質のソラニンが含まれるので必ず取り除いて使用しましょう。
■春に出る新ジャガは皮が薄く柔らかで、食物繊維もあるので皮つきで料理すると良いです。
ジャガイモのお話はいかがでしたか?
主食にしている国もあるほど、世界中で愛されているジャガイモ。
今回はメインの1品にもなるようなレシピからおやつ、サイドメニューレシピまで
幅広くご紹介しますのでぜひ楽しみにしていてくださいね。
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「ジャガイモのお話」のその他の記事はこちらからもご覧いただけます。
- 第1回目:ジャガイモのお話
- 第2回目:旬野菜レシピ~簡単手づくりおやつに♪ジャガイモのパンケーキ
- 第3回目:旬野菜レシピ ~パパのお酒のおつまみに♪ジャガイモのしゃきしゃき梅肉和え
- 第4回目:旬野菜レシピ ~朝食の一品にいかが♪ジャガイモとハムのチーズ焼き
- 第5回目:旬野菜レシピ ~ 超簡単イタリアン前菜♪ジャガイモのアンチョビバター焼き
愛知の野菜ソムリエ講師・料理研究家
田中 稔さんのご紹介!
田中先生はフードコーディネイターとして飲食店のメニュー開発や多数のTV番組・雑誌等で活躍されています。また、オリーブオイルの講習や食育の推進、
野菜ソムリエ講師など多彩な分野でも活躍中。
最近は、自らも畑を作り「地域の野菜復興」に精力的に取り組まれています。
「野菜のことをもっとしりたくて」と始められた田中先生の菜園では
季節野菜や愛知の伝統野菜など栽培されていらっしゃいます。
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