失業してやす
Amebaでブログを始めよう!

被災地の現実

感じたことはですね。
メディアやネットで流れている情報は偏った現実ってことかな。

物資は確かに沢山届いているけど、たった一個のテッシュすら配給されていない避難所もあったし、まだ一組のボランティアしか入っていない場所もあったしね。
逆に物資は届いていてもまったくボランティアがいないって場所も。
こんな混乱の中、誰が悪いとかの話じゃなくてね。

一人で家族の人数分の豚汁を取りに来たおばさんを手伝って
体育館の中へ持って行ったらさ、
中で布団に包まった婆ちゃんが体起して「ありがたい」って
手合わせて拝まれてしまった。
豚汁で拝まれちゃかなわないよ。

持って行ったお菓子に、田舎の子ども達は照れながらも
喜んでくれた。
笑顔ってーのはなんていいもんなんだろうって思ったね。

こっちがキュアされてしまう場面も多々あって
今回は何のために行ったのやらと思いつつ、
次回は、もう少し役にたってこようと思っています。

なに書いてんだか分からなくなっちゃった。

斉藤さん

俺とタッグを組んだ斉藤さんは時計屋さんで、
もう少しで出征という時に終戦をむかえ、
40年前の新潟地震も体験し、
子どもはみな遠い土地に住み、
奥さんは数年前から寝たきりになっていて、
趣味は健骨体操で、
商店街最高齢の78歳。

買出しに行った一時間の間に斉藤さんの歴史を殆ど知る。
とにかく喋る....。


健骨体操ってなんだろ?
78歳って.........ダイジョブかよ。。
被災地、明日から雨だよ。
高い山は雪だって言ってるんだよ。
人を助けてる場合かなぁ。。

明日はいよいよ現地入り。。。。不安だなぁ。。この支援部隊。

何がなんやら

妻の実家で地震にあったままもう6日。
ずっと実家にいる。
当然、、仕方なく、、つまり、、義父に、、失業がバレた。。
自分の娘の夫が失業なんてオレだって嫌だ。

覚悟した。。。いろいろと。
返ってきた言葉は「じゃ時間あるんだなっ..」
週末、災害が一番凄かった町へ炊き出しに行くから来い!
という誘い、いや命令だった.......
覚悟したのに、別の覚悟が必要な予感。。。

そのまま町内会の会議へ拉致同然で行く。
義父が俺を紹介する。。。。
寂れた商店街の店主たちは、みんな年寄りで一癖も二癖もって面々。

「それでは役割を決めましょう」

足のシビレがきれ始めた頃、名前を呼ばれた。
「はいっ」
俺は野菜を調達する事になった。。。。らしい。
「わたし地元じゃないので八百屋さんとか知らないですが」というと
斉藤さんと組んでもらうから「大丈夫」と言われる。

斉藤さんらしい爺さんが微笑んだ。
俺も少し笑い返した。

なんか変な展開になってきた。

何がなんやら。。

今日は何もせずに

ボランティアの人々が増えてきている。
支援物資を運ぶトラックも多くなっている。
昨日、震源地の近くの町の役所へ頼まれた物資を運んできたが、
今日は何もせず近所の本屋で求人雑誌を立ち読み。
さすがに大きな町は仕事があるが、やはり年齢でひっかかる。
目の前の混雑する道路を見ながら、仕事があればボランティアして
あげたいと思う。
自分に余裕が無い失業中の俺はボランティアなんて出来ない。
本当に、仕事がないというのは切ない。

言葉なんてない

朝8時に自治会から集まった支援物資をマイカーに積み込み
震源地の町へ向う。
さすがに渋滞していた。

普通なら30分の距離を二時間。

現地へつき。。。
うろうろ。
役所へいくも自治会からの連絡は無いと言われる。。。。。。
そんなこと言われたって..........荷物を役所の男に預ける。
男も不安げ。

帰り道。
暗くなった町。
支援だか遊びだか車。。。。

いくなよ。


本当は

本当は、妻の実家がある新潟へ行き、仕事を探そうと思っていた。
けど、そんな状況じゃなくなった。
仕事が無いなんて、どんだけの事さと思う。

明日、被害の大きかった町へ行けるところまで行こうと思う。
実家の自治会の皆さんからあずかった物資を運んで。

いったい俺は何をやってんだろう?
まあいい。
どうせ時間はある。
せめて人の役に立っとこう。

昨日のこと

妻の実家へ行った。
失業をしている事は話していない。
けど、義父はいつもと違う感じ。
気まずい。。
妻が話したんだろうか?
いや、そんなことはないよなぁ。。
でも、なんだこの雰囲気。。
バツの悪い空気。。

あっ!

全てが飛んだ。
立っていられない義父を支える。

震度6。

なんてこった。
凄い災害になっちまった。

台風面接

「明日の午後面接に来てください」
と言われ今日 台風の大雨の中をその会社へ行った。
受付に用件を伝え待っていると、社内がごった返していて、
10分経っても20分過ぎても誰も何も言ってくれない。
さすがに「お忙しいようでしたら、また日を改めて...」と受付に言うと、
「あっ、まだ担当が来ていませんか?」とキョトン顔。。
「今すぐ担当を呼びますのでお待ちください」

それから20分ほどして受付が来た。
「すみません、只今、担当が現場へ行っているもので....」

この会社は河川管理などもしているのだ。
台風だもの、しかたがない。。
けど、台風って突然やって来たんじゃ無いよ。
どうして「明日の午後来い」なんていうかなぁ。。。
受付も、どうして担当者が居ないって把握するのに1時間近くかかるかなぁ..


帰ることにした。
もう二度とここには来ないなぁ....
ライパーが壊れそうな土砂降りの中、
ラジオは台風情報を繰り返している。
滅入った気分には丁度いい嵐だよ。。。まったく。

同級生と

ハローワークからの帰り「おーい」と声をかけられた。
高校の同級生のAだ。
「おう元気?」と社交辞令。
こいつはとても嫌味な奴だった。
勉強が出来たから大学へ行き大きな会社に入った。
しかも何かで会うたびにその事を鼻にかけていた。

「こんな時間に何やってんだよ?」
「いや....ちょっと用事があってね」
失業しててハローワークからの帰りなんて言ったら、
鬼の首をとったみたいな顔して笑うに決まっている。。。そういう奴だった。

じゃ!また...なんて言いながら、もう会いたくねぇ~よと思いつつ別れた。

次の日、友達の家に立ち寄った時にAに会ったと話した。
「あいつ..会社倒産してからもう2年もプラプラしてんだぜっ」と友達が言う。
しかもAは鼻持ちならない奴だったから友達も少なく、
地元でのツテを頼りに帰ったらしいが誰も相手にしていないらしい。

なんだ.......Aの方が失業に関してはベテラン。。
それに友達もいないのかぁ。
失業っていう同じ境遇なのに少しだけAが哀れに思えた。
まっ、自業自得なんだけど。

今日の新聞折込の求人は......あれ?今日は無いやぁ。。

澱んだ空気と冷たい雨

雨だというにの今日もハローワークは激混みだった。
しかし何だろうね......ハローワークって名称。

毎回行くとまず澱んだ空気にヤラレてしまう。。
おいらと同じ中高年が多いせいもあるのだが、とにかく重た~い空気で
息苦しい。
まっ明るくしろ!たって明るい状況の人なんて職員だけだから無理だけど。。


「固定先営業」
雇用保険、給与固定、13万円
なんでしょコレ?
25日稼動で13万円ですよ。
保険も雇用保険だけって。。。

しかも、40歳まで......でしたぁ。。

おいらも暗く重たい空気の中、いっぷくしようと思ったら全館禁煙。。
外へ出て雨の中.....いっぷく。
なんか今日は切なく冷たい雨に感じるなぁ。。