テーマ:
0.イントロダクション
1.研究者と問題発見
2.変人を参照すること
3.企業とアカデミアの共通点


最近私が議論してきたのは、問題をどのように発見するか、というテーマでした。ただ、問題の発見というのは、そう簡単にできるものでもないでしょう。そこで今回は、問題の発見の可能性について、考えていこうと思います。

タイトルに、変人を参照する、と書きました。変人、というよりは、マイノリティ、と書いたほうが適切かもしれません。マイノリティを参照するとは、どういうことでしょうか。

「人のふり見て我がふり直せ」ということわざがありますね。これは、他人の行動について批評をする前に、自分の似たような行動について反省しよう、というような意味のものです。私は、マイノリティを参照する、という行為に、これと近いものを感じています。

マイノリティ、ここでは変人、としますが、変人というのはとかく社会集団の構成員とは異なる行動をします。それはこだわりによるのかなんなのか、ともかく、違うということがポイントです。この社会集団とは異なる行動を、合理的なものであると捉えるところから始めます。つまりその行動に理由があると考えるわけです。
理由があって人と違う行動をしているのならば、その人に見えている世界は、普通の人達に見えている世界とはちょっと違うのかもしれません。普通の人達の気づけないところに気づいている。普通の人達は、ただ、こだわりが小さかったり、我慢すればいいと思っていたり、気にしてもしょうがない、など、先入観によって、ただ気づいていないだけなのかもしれない。もし普通の人達も、この変人と同じ視点に立てるのであれば、これは未来には問題として抽出できるものなのかもしれない、ですよね。

具体的にはどういう話をしているのか。
前に、ウォシュレットの話をしました。この話は、たとえばウォシュレット以前に、トイレでおしりを洗っていた人がいたか、という話なのです。普通はいなかったでしょう。常識的には……
でも、もしかしたら、いたかもしれませんね。洗面台でちょっと濡らしたトイレットペーパーでおしりを拭くとか……。例がちょっと…ですが…。
まぁ、とにかく、そんな人がいればその人は変人と言われたでしょう。でも、結果としてそれは「製品になる価値」があった(実際にそんな人がいたかどうかはおいておいて…)わけです。


ところで、みなさんは、自分のことを変人だとは思っていないでしょう。むしろ、社会集団によく溶け込めていると思っているのではないでしょうか。しかし、人には誰しもこだわりや好き嫌いなど、特徴があり、それがアイデンティティを作り上げているわけです。つまり、どこかしら、社会集団とは異なる点を持っている。だから、それを発見できると、とても問題発見に近づける気が
します。もしかしたら、自分のことを変人だと認識している人は、むしろ問題発見の第一歩としては幸運なのかもしれません。

それでは、また次回。
次回は、「企業とアカデミアで相容れないこと」について書く予定です。
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