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2008-04-26 01:00:40

「完全恋愛」 牧薩次

テーマ:国内ミステリー

久々に「ミステリを読んだ~!!」という充実感を味わいました、牧薩次さんの「完全恋愛」。

某作家さんの別名義作品で、某作家さんのデビュー作を読んでいればすぐに誰かわかる…という趣向であったのですが、私がその作品を読んだのは確か中学生位の時!そら覚えてねーわーっつう話ですが、ちゃんと考えれば一発でしたね…

完全恋愛/牧 薩次
¥1,890
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他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。では、他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか?
推理作家協会賞受賞の「トリックの名手」T・Mがあえて別名義で書き下した究極の恋愛小説+本格ミステリ1000枚。
舞台は第二次大戦の末期、昭和20年。福島の温泉地で幕が開く。主人公は東京から疎開してきた中学二年の少年・本庄究(のちに日本を代表する画家となる)。この村で第一の殺人が起こる(被害者は駐留軍のアメリカ兵)。凶器が消えるという不可能犯罪。
そして第二章は、昭和43年。福島の山村にあるはずのナイフが時空を超えて沖縄・西表島にいる女性の胸に突き刺さる、という大トリックが現実となる。
そして第三章。ここでは東京にいるはずの犯人が同時に福島にも出現する、という究極のアリバイ工作。
平成19年、最後に名探偵が登場する。
全ての謎を結ぶのは究が生涯愛し続けた「小仏朋音」という女性だった。

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戦時中の日本に生まれ、たった一人の少女を想い続けながら、戦後~バブル崩壊以降の昭和を生きた画家の一代記ミステリ。


某作家さんの別名義作品なのですが、ベテランというより大御所の域に達している方だけあって、厚みのある人間描写と美しい文章は見事としか言いようが無く、「おぉ!男性版一人赤朽葉家か?!」(テーマは全然違いますがなんとなく)と、すっかり引き込まれてしまいました。


そんな物語的面白さに加え、惜しみなく散りばめられた3つの謎がこれまたダイナミックで魅力的。

一つの事件だけで一本の作品に出来てしまいそうな、凶器消失もの・遠隔殺人もの・アリバイものの不可能犯罪のトリックが「完全恋愛」というテーマに奉仕している豪華さといったらありません。


謎の大きさに期待を膨らませ過ぎた為、ちょこちょこ唐突さや強引さを感じさせる解決に肩透かしを食らったような部分もありましたが、気が付けば去年の夏からミステリの感想を書いていない私がblogを更新する気になった…と言えばこの作品の凄さが伝わるかと思います。(って、酷い感想ですいません)

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2008-03-09 02:49:41

「月刊PLAYBOY1月号『日本のミステリーベスト100』制覇リスト

テーマ:国内ミステリー
  1. 「山田風太郎明治小説全集7明治断頭台」 山田風太郎
  2. 「火車」宮部みゆき
  3. 「広瀬正小説全集1マイナス・ゼロ」広瀬正
  4. 「天藤真推理小説全集6殺しへの招待」天藤真
  5. 「なめくじに聞いてみろ」都筑道夫
  6. 「亜愛一郎の狼狽」泡坂妻夫
  7. 「ボッコちゃん」星新一
  8. 「背いて故郷」志水辰夫
  9. 「占星術殺人事件」島田荘司
  10. 「黄土の奔流」生島治郎
  11. 「奪取」(上・下)真保裕一
  12. 「産霊山秘録」半村良
  13. 「虚無への供物」中井英夫
  14. 「横溝正史自選集2獄門島」横溝正史
  15. 「山猫の夏」船戸与一
  16. 「大いなる幻影/猟人日記」戸川昌子
  17. 「結城昌治作品集2ゴメスの名はゴメス/暗い落日」結城昌治
  18. 「タイム・リープあしたはきのう」(上・下)高畑京一郎
  19. 「そして扉が閉ざされた」岡嶋二人
  20. 「半七捕物帳(一)」岡本綺堂
  21. 「檻」北方健三
  22. 「ななつのこ」加納朋子
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2007-08-24 05:09:04

「パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.3」 清涼院流水

テーマ:国内ミステリー
元はといえば都鞠さん の影響で何となく読み始めたこのシリーズ。
正直ここまで面白いとは…!!

数年前「コズミック」&「ジョーカー」「トップラン 第1話」を読んだ時は普通に楽しませて頂いたものの、そんなに意識していなかった清涼院流水さんという存在。

「レッドブック ワルツの雨」と、この「パーフェクト・ワールド」シリーズを読んだ今、「これは全作品読まなければいけないのではないか…?」と今更のように思い始めている私がいます。


清涼院 流水
パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.3「Three Cheers(万歳三唱)」

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「がんばろう。来年、笑ってたいから」
芸妓・梅吉から手渡された千手観音の切り絵をヒントに、エースとレイは京都の名所を駆け巡る。謎の“ワンネス”に迫るふたりの行く先々に見え隠れするのは、「絶対に外れない占い師」――“黒老婆(クローバ)”の影。エースが密かに想いを寄せる花屋のお姉さんは、“黒老婆”の手先なのか!?導かれた「運命」の場所で、エースは、過去の事故の秘密を告げられる――。
衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第3弾!

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この巻で一気にハマりました!!

動き始めた運命、今後の展開の鍵を握りそうな人物……


1と2では「この作品で何が行われようとしているのか?」という興味の方が大きかったのですが、ここにきて物語に引き込まれました。


1の感想に「1ヶ月間続きを期待するテンションを保っていくのは厳しい」と書いてしまいましたが、反省。
これなら余裕で1ヶ月ずっと「発売まだかなー」と言ってそれだけを生き甲斐に過ごせそうです、私。


1を読んで挫折した方には、「いいからとりあえず3の最後まで読んで!!」と伝えたい!

やー、ほんとに面白いよー!!!

(小学生以下の酷い感想ですいません…でも面白いんです…)

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2007-08-15 00:15:07

「パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.2」 清涼院流水

テーマ:国内ミステリー

しかし、まとめ買いとかしちゃうと「講談社BOXたけーよ!」ってなりますね。


ヤダヤダ言っていた装丁は、軽いし鞄の中でヘナッとならないので、移動時間に読むのに便利という新たな発見はありましたが…


清涼院 流水
パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.2

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天使か、悪魔か!?
次々と明らかになる、理解を超えた言動。金髪の美青年・レイの正体は・・!?
「ぼくは運命を信じない。認めない!」
車イスの青年“エース”こと一角英数は、留学生レイの消えた父親を捜す唯一の手がかり・・1週間に1度だけ京都の名所のどこかに現れるという謎の“ワンネス”を求め、調査を開始する。二条城、清水寺、北野天満宮名所を訪れるたびにエースを困惑させる、理解を超えたレイの言動。金髪の美青年の正体は天使か、悪魔か!?
衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第2弾!
物語を読むだけで、“英語”と“京都”と“運命”の達人に!

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ストーリー的にはあまり進展なし。


その分<キャナスピーク>という発音法が進化を遂げ、独自のカタカナ表記法を覚えられなくなってきました…

真面目に着いて行くつもりだったけれど、2巻で挫折しそうな予感。

何度も読んで暗記すればかなり勉強になるんだろうけど…


某作家風キャラが登場したり、モーニングでお馴染み梅吉さんの切り絵がストーリーに絡んできたり、この「講談社BOX」「12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”」という枠を使って思い切り遊んでいる所が、流石清涼院流水さん。


なんだかんだ言いつつ、「もっと何かやってくれるはず!」と思って読んじゃいますねw(現在4巻読み中ですっ!)

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2007-08-03 17:28:29

「パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.1」 清涼院流水

テーマ:国内ミステリー

他の作品は数冊拝読していたのですが、どうにも装丁が手に馴染まず、サインを頂いたというのに積んでしまっていた「パーフェクト・ワールド」。流水様、ファンの皆様申し訳ありません…


で、やっとのことで読み始めたのですが面白いです!!!!(でも表紙がペラペラなのは本当に嫌です…ちなみに同じ理由で刀語も積み中)


清涼院 流水
パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.1

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「なんて不完全なんだ、この世界は!」
京都で車イスの生活を送る一角英数――“エース”は特殊な能力に目ざめ、1日に1分間だけ、秘密のヒーローとして人助けを行っている。そんなエースの家に1年間ホームステイすることになった金髪の美青年“レイ”にも、まだだれにも知られていない危険な秘密があった……。衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第1弾!
物語を読むだけで、“英語”と“京都”と“運命”の達人に!

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まだ一巻目、12分の1なのでなんとも言えないのですが。

「英語」と「京都」と「運命」を学べるというこの作品、「運命」については謎に包まれていますが「英語」と「京都」に関しては興味深く読ませて頂きました。


英語に関しては入門編的な、可算名詞と不可算名詞とかの「あー、習ったねぇ」と万年追試だった私でも懐かしくなるような所からスタート。

<キャナスピーク>という発音法もちゃんと声を出して読んでいけば、凄く実用的な気がするし、もうコレを学校の教科書にしちゃえばいいのに!と思ったり。ジョンがどーしたこーしたいう教科書より、絶対何回も読み返すし楽しいよ!


京都に関しても、以前から住所表記等謎に思っていた事がわかりやすく書かれていて、普通に「ほほう」となりました。全巻読んだら京都に行きたくなる…かも?


英語と京都に心から興味が無い!という方にはかなりオススメ出来ませんが、個人的にはこの「大河ノベル」が何を目指してどこに向かっていくのか非常に気になる!


でもこれ、12分冊で出していくのが勿体無いですね。一冊の中で起こるストーリーの発展が少ないので、一ヶ月間続きを期待するテンションを保っていくのは、この作品が初めての流水作品という読者とかだと厳しくないでしょうか。


私は1のラストを読んで「な、なんだってー!」となった直後に2が読める状況だったので、問題無いのですが…


と、いうわけで今月はパーフェクト・ワールド月間になりそうな予感です!



「1年間──52週間と1日のうち、既に2週間近く終わってしまったんだ」

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