2007-04-16 05:53:33

「逆転裁判 1」 脚本:黒田研二 漫画:前川かずお

テーマ:漫画

ゲームの逆転裁判は1しかやった事が無いのですが、黒田研二さんが脚本ということで漫画版購入しました。


前川 かずお
逆転裁判 1 (1)

読み始めて直ぐネタがわかってしまい拍子抜け。

伏線もロジックもキッチリ決まってるけど、この決め手は有名過ぎやしないかと…

元のゲームをあんまりよく覚えて無いのですが、そっちのユーザ層に合わせて軽くしてるのか気になるところ。

私はゲームのファンというわけではないので、キャラクターへの思い入れとかが無い分盛り上がりに欠けてるのかもしれません。

純粋にミステリ漫画として見ると、「まぁまぁ……?」という感想ですごめんなさい><

個人的には雑学とか無しのロジックものが読みたいです!!

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2007-04-07 02:42:35

「ピコーン!」 舞城 王太郎, 青山 景

テーマ:漫画

好きで好きで愛してる短編「ピコーン!」が漫画化されたと知って、最初に思った事は「可能なのか?」という事でした。

ミステリ仕立ての作品だから、ではなくて「少女の閃き」という文章でしか表現出来ないものが漫画になる、というのが全くイメージできなかったのです。


舞城 王太郎, 青山 景
ピコーン!
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彼を殺し、ささやかで幸せな生活を壊したのは誰…ひらめきを武器に走る少女──『ピコーン!』 / 不可視の「暴力の伝染」…そこから息子を救い出せ──『スクールアタック・シンドローム』。文学界の鬼才に、漫画界の俊英が挑む!
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舞城王太郎というとてつもない鬼才と並んで潰されも飲まれもしない、ここにもまた青山景という稀有な天才を見た、というのは言い過ぎでしょうか。


キャラのイメージを少し変えたり、細かいシーンを巧く省きつつも、原作の良さを損なう事無く大事なところは押さえている。
そして手書きレタリングやコマ割の工夫で、舞城王太郎の文体を視覚化してしまうセンスには舌を巻きました。

寧ろ原作の「ピコーン!」より、この漫画版の方が切なくて泣けてロックでアツイ!かもしれないとさえ思ってしまう素晴らしさ。


それにしても「ピコーン!」という物語は哀しくてしょうもなくて笑えて泣けて、なんという傑作なんだろう。

智与子は、愛の為に、閃きながら疾走する乙女なのだ。

「ああ頼む」こそ至上の愛なのだ。


同時収録の「スクールアタック・シンドローム」に関しては、原作が未読。
けれど「ピコーン!」を読んだ後では、きっとかけ離れた事にはなっていないだろうと確信出来ます。


ところでこの本、帯を外した中の装丁が秀逸

超個人的な感想ですが、読み終わって帯を外した時、「あ、そうか!この漫画のテーマ曲はナンバガだ!」と勝手に納得しましたw


小説の漫画化で、今迄私的ベスト1だった「GOTH」を完全に圧倒した恐るべき漫画でした。

青山景さんの他の作品を是非読んでみたいです。




「ピコーン!」原作収録はコチラ

舞城 王太郎
熊の場所
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2007-04-03 14:27:38

「アイルランドの薔薇」 石持浅海

テーマ:国内ミステリー

扉は閉ざされたまま 」の石持浅海さんのデビュー作とのことで、ずっと気になっていたものの、舞台は海外、登場人物も勿論カタカナ、そして南北アイルランド紛争という政治問題を扱ったミステリ・・・と、何から何まで私の苦手なもの揃い。


「むつかしそう!」と思い切り読まず嫌いしてしまっていたのですが、2007年第一回ネトミス例会で「2006年に読んだミステリベスト5」を各自発表した際、優騎さん が挙げられているのを聞いて、やっと購入に至りました。


石持 浅海
アイルランドの薔薇

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南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された! 宿泊客は8人――そこには正体不明の殺し屋が紛れ込んでいた。やはり犯人は殺し屋なのか? それとも……。宿泊客の一人、日本人科学者・フジの推理が、「隠されていた殺意」をあぶり出してゆく!
 本格推理界に衝撃を走らせた期待の超新星の処女長編!

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苦手どころか、序章から一気に引き込まれ、頁を捲る手が止まらなくなりました!!


変則的なクローズドサークルを得意とする石持さんならではの、政治的理由による斬新な「嵐の山荘」状況

そして舞台としてだけではなく、政治的背景による、登場人物達それぞれの思惑や慣習が事件を複雑にしていくという面白さ


北アイルランド紛争を決して軽々しく扱ったりもしていなければ、社会派小説にはならない程度に政治問題を掘り下げている絶妙のバランスが素晴らしいです!!


今回はデビュー作だからか(?)変則的なクローズドサークルを作る為に考えられたような変な動機も無く、日本人科学者・フジのアクロバティックな論理展開は、久々に「やっぱり本格は面白い!」と思えるものでした。


また、犯人探しの他に紛れた殺し屋探し、というお楽しみ要素もあるのですが、これがまたニヤリとさせられる粋なサービス


緊張感溢れるタイプの「嵐の山荘」ではないのですが、じんわりとした人間模様が非常に読ませられるもので、物語としても本格としても楽しませて頂きました。


読後感も良く、「面白かった!、とにかく面白かった!!」と言ってまわりたくなる作品。個人的には「扉は~」以上に好みの大ヒット。


「私的2007年に読んだミステリベスト5」には確実に入るであろうと思われます。

教えてくださった優騎さん どうもありがとう!



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