MissYのミーハー感想文

私が行ったLiveや展覧会、観た映画の感想を、ミーハーな視点で書いていきます。


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著者: 清水 ちなみ
タイトル: 女のしあわせどっちでショー

 これは雑誌『La vie 30ans』連載時は「聖女のおとしまえ」というタイトルだったらしいですが、単行本になるとき、「女のしあわせどっちでショー」になったらしい。でも、こっちのほうが内容にはあってますねー。いろんなテーマを対抗させて、それぞれの言い分が列記されているんだけど、どちらの言い分も、えっらいリアルで笑えます。現実の女性に免疫がない男性は、ある意味女性に幻滅しかねないので、読まないほうがイイかもー(苦笑)。「あっはっはー」と笑えるくらい、太っ腹な男性のみ読んでもOK。
目次を抜粋して書き並べると.......


<女の恋愛篇>
容姿、才能、性格、財産すべて兼ね備えた女だが、(死ぬまで)彼氏がいない VS すべて最悪な女だが、すべてを兼ね備えた男が(死ぬまで)彼氏
恋人ができたとき、変わらない私 VS 恋人ができたとき、変わる私
男女の友情、アリ派 VS 男女の友情、ナシ派
<女の性格篇>
計画経済派 VS  衝動買い派
仕切るタイプ VS 仕切られるタイプ
待たせるほう VS 待つほう
<女の告白篇>
彼とのケンカ VS だんなとのケンカ
天国のランチタイム VS 地獄のランチタイム
女友達に、あやまりたいこと VS 女友達に、意見したいこと
<女の嗜好篇>
ゴージャズ旅行が好き VS ビンボー旅行が好き
コーヒー派の趣味嗜好 VS 紅茶派の趣味嗜好
化粧バッチリ派 VS 化粧最低限派
<女の人生篇>
仕事はずっと続けていきたい VS 仕事はしなくてもいい
年をとるのは楽しみ VS 年をとるのは恐怖
生まれ変われるとしたら男 VS 生まれ変われるとしたら女


 ....てなテーマです。「自分はどっち?!」と思いながら読むと面白い。絶対に前者だと思っていても、もう一方の支持派の意見にも「ふーむ」と思ったりして、いやいや、女って難儀な生き物ですなー。


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著者: 森 博嗣
タイトル: スカイ・クロラ
 さわやかな空の写真(だよね?! いや、もしかして絵?!)の装丁にだまされて、ふわんとしたファンタジーかと思いきや、心臓をグッとわしづかみにされるような、痛い”自分探し”のストーリーだった。
 時代は近未来らしい。飛行機乗りの話。話の背景は徐々に明かされていき、最後にアッと驚く結末を迎える。私は、昨年の某話題作の映画を思い出したのだけど(そのタイトルを出すと、それだけである種ネタばれになりそうで書けない)巻末を見たら、この本の発行は映画公開の少し前だった。うわー。私、映画の前に、この本読んじゃってたら、あの映画をツマンナイと思ってしまったかもしれません。今読んで、良かったかも?!
 ところで、この本、各章の冒頭に サリンジャーの短編集『ナイン・ストーリーズ』からの文章が引用されています。なもんで、私は各章の冒頭ごとに「くー、この本読んだら、久々にサリンジャー読み直そう!」と思い、なんだか気がせいていて大変でした。(本読むスピードが遅いもんで....)

<追記>2005.6.1現在は文庫も出ています。装丁には特にこだわらないという方は文庫でどうぞ。

著者: 森 博嗣
タイトル: スカイ・クロラ
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著者: 五味 太郎
タイトル: そういうことなんだ。

 日常のいろんな「○○すること」が、五味太郎風解釈で小気味よく書かれている絵本(といっても多分、大人向けの絵本)。考えるということ、学校にいくゆくということ、働くということ、などなど。最後の「大人になるということ」には苦笑い。この解釈でいくと、私はまだ大人じゃないんだわー。

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著者: 池田 香代子, C.ダグラス・ラミス
タイトル: 世界がもし100人の村だったら

 2001年9月11日に始まった一連の事件のあと、Eメールで世界に広まったという話。いわゆる都市伝説(いい伝え、フォークロア、民話)のインターネット版。インターネット・フォークロア=「ネットロア」と、この本では名付けてあります。
 「世界には63億人の人がいますが、それを100人の村に例えると......100人のうち、52人が女性です、48人が男性です」てな具合に始まり、世界の現状を、わかりやすい数値で提示していく。ちらと聞いたり読んだりした人も多いでしょう。でも実は、このメール、昨年春ごろから既に出回っていたそうで、9月の事件で、広まり方に加速がついたらしい。元になった話は、10年くらい前にかかれた新聞コラムで、文章も、転送を重ねるうちにずいぶんと変わった箇所もあるらしい。この本は、イラストが添えられ、数値がより正確に訂正され、また、文が変わっていった経緯も追跡調査して書かれているので、メール版ですでにお読みの方も、改めて読んでみるといいかもしれません。私は、転送メールやチェーンメールの類は嫌いで、読まずに削除してしまうこともあるので、このメールももしかして、そうやって読まずに捨ててしまったかも......。私は、このわかりやすい(でも、とっても深い)短い文章を読んで、世界の考え方が、少し身近になった気がします。
 あとがきに訳者が書いている
 おそらく、20001年9月11日が「世界が変わった日」ではなく、「世界が変わり始めた日」になることが、このネットロアの予言であり、希望なのだ
という言葉を、私も信じたいです。

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著者: 川上 弘美
タイトル: 神様

 2000年に『センセイの鞄』という小説が話題になった著者ですが(実は私も、そっちが読みたくて図書館で探したけど、なかったので、こちらを借りたのでした)、これはデビュー作。短編集です。表題の『神様』がデビュー作。「パスカル短編文学賞」という、パソコン通信上で応募・選考された文学賞。著者は、これを受賞して雑誌『GQ』に載ったのが作家デビューだったそうです。ひゃー! で、この小説、「礼儀正しいくま」が隣近所に引っ越してきて、一緒にピクニックにいくという話。どこから、こんな素っ頓狂な展開が思いつくの?! って感じですが、でも、すいすい読ませます。(これを子育ての合間に一気に2時間で書き上げたってのもスゴイよなー。)他の短編も、河童に恋愛指南を乞われたり、壺から女が出てきたりと、素っ頓狂なんだけど妙に「ナルホドね」と思ってしまう、面白い短編集でした。

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著者: 宮子 あずさ
タイトル: 老親の看かた、私の老い方―看護師が考えた「老い」と「介護」

 サブタイトルが『看護婦が考えた「老い」と「介護」』とあるように、この本は、現役看護婦である著者が、自分の両親の老いに直面して、いろいろ考えたという本。ひとり娘であるという立場から、著者は自分の老いについてまで考えるのですが、これがなかなか私は「うっ」という感じで胸に迫ったのでした。というのは、著者は「ひとり娘」という立場上、ちゃんと昔から「両親の面倒は自分が見なくては」と腹をくくっていて、それゆえ恋愛する時点で「自分の伴侶となる人は、実家からあまり離れてない人を選ばなくては」とか、そんなことまで考えていたというんですね。ううーん。私なんて、末っ子だからというのもあるけど、親が老いることなんて、ぜんぜん現実的に考えてなかったし、いずれは長男である兄が面倒みるだろうと、たかをくくってました。しかし、考えてみれば、親が年を取るのは当たり前な事実で、もっと早くに、こういう本を読んで、私も腹をくくっておくべきだったと悔やんでます。「老い」というのは誰にでも訪れる問題で、避けては通れないのだから、覚悟せぬまま、ある日突然、現実に直面して「ええっ!」とガクゼンとするよりは、ある程度の覚悟を決めておくべきだったなぁ、と。
 この本は、前半は「親の老いをめぐる10のケース・スタディ」で、後半は「未来の私の老いを考える」という構成。そうです、老いるのは親だけじゃなくて、自分にだってやってくるものなのでした。これまた忘れがちというか、いや、普段は見て見ぬふりをしていたい問題なんだけど。親の介護に明け暮れていて、ハッと気づくと自分も年老いていた.....ってことは多いですよね、きっと。私はここ数年、そのことを考えると、とても暗い気分になって泣けそうだったんだけど、この本を読んで、いくぶん救われた気分です。この本の中に「現実を受け止めたのは、納得や理解というよりも、”諦め”に近い感覚からだった気がする」と書いてあったから。現役看護婦の人でも、そうなのか、と。あと、介護問題に関しては「これが正解」ということはない(=個人によってケースは違うということ)、いつまで頑張ればいいという「期限」がハッキリと見えるものでもないから、もう気を楽にもって、やっていくしかないということ。親に関しても自分に関しても共通することは「老いて、いろいろ諦めなければならないことが出てくる中で、何を一番諦めたくないかという、チョイスの問題」ということ。要するに、ヘンに悲観的にならずに、いろんなことを見通した上で、自分の中で”折り合いをつけていく”しかないってこと。
 なんか、こういう風に書くと、すごく辛気くさい本みたいですが、そんなことナイです。いろんなことを前もって考えるきっかけとして、若い人こそ今のうちに読んでおいて欲しい本。著者はあとがきで「人間はやっぱり、老いたり病んだりしないと分からないことが絶対ある。それぞれが弱いところをいたわりながら暮らしている親たちを見ていると、そのことがしみじみ分かります。」「人間の想像力にはやはり限界があります。実際自分が気弱にならないと分からないことって、確かにある。老いたり病んだりがなければ、きっと人間の中には、優しさなんて生まれようもないでしょう。」と書いてますが、まさに。今、介護制度はいろんな問題をはらんでいるけど、個人個人の意識がもっと変わらないと(介護は女の人がして当たり前とか、ダンナさんは直接世話せず嫁さんが義理の親を見るのは当たり前、挙げ句に親族からは大して感謝されなかったりとか)、いくら表面的な制度だけが整っていったとしても、それは”飾り”で、現状は良くなっていかないだろうなぁと、つくづく思います。

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