聖女の救済

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満 足 度:★★★★☆ (★×5=満点)
■内容■
男が自宅で毒殺されたとき、
離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。
草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。
湯川が推理した真相は―虚数解。
理論的には考えられても、現実的にはありえない。
(「BOOK」データベースより)
■感想■
東野さんの小説に登場する女性はホントに芯が強いですね!
綾音のキャラと、過去の背景からすると、
湯川じゃなくて“加賀恭一郎”が登場しそうな雰囲気でした。
でも、鑑識でさえ見つけられなかった完全犯罪に近い証拠を探し出すには
関係者の心情面からは草薙、科学的な根拠面では湯川、
そして女性独特のものの見方をする立場から
内海が必要だったのだと思いました。
最初私は、誰かが綾音を“救済”するのかと思っていたのですが、
それはいつものごとく、あっさりハズレ 汗。
そして、本当の意味を知った時、ゾッとするというよりは
綾音の結婚生活にやりきれないものを感じました。
草薙が最初に会ったときから綾音に持っていた感情は
湯川が語った学生時代の猫の話からも、
実態は何だかわからないけど
同情してしまうオーラを感じ取っていたのではと思います。
また、問題の男・義孝ですが
自分の子供が欲しいという気持ちはわかるけれども
その人間性には絶句!
“子は鎹”という言葉は確かにその通りだと思いますが、
少なくとも夫婦の間に
一度は通い合った絆があることが前提だと思うので、
たとえ義孝に自分の子供が生まれたとしても
家庭を作ることや、子育ては出来ないと思いました。
それに、綾音との出会いについても形から入ったりして
40歳過ぎても物事の本質が見えてない男なので、
かなり不快で気色悪かったですね。。。笑
東野さんの作品はいつも先が気になって
一気に読んでしまうんですが、今回もそのパターンでした~。
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