陰日向に咲く

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07.12.28陰日向に咲く
満 足 度:★★★★★★★ 
      (★×10=満点) 

監  督: 平川雄一朗
キャスト:岡田准一
      宮崎あおい
      伊藤淳史
      平山あや
      緒川たまき
      塚本高史
      西田敏行
      三浦友和、他




■ストーリー■

 観光バスの運転手・シンヤ(岡田准一)はギャンブル好き。
父や上司に借金の肩代わりをしてもらうも,
足を洗えないでいた。

 そんなシンヤは、浅草で寿子(宮崎あおい)と顔見知りになる。
寿子は、母親の初恋相手を探すため、母親が昔出入りしていた
ストリップ劇場を訪ねようとしていた。
 
 アキバ系オタク・ゆうすけ(塚本高史)は、
大ファンである25歳の崖ップチアイドル・みゃーこ(平山あや)の
閑古鳥が無くイベントを必死で応援する。
しかし、そんなみゃーこが突然ブレイクし、
ゆうすけとみゃーこの関係は少しずつ変わっていくのだった。

 サラリーマンのリュウタロウ(三浦友和)は、空虚な毎日を送っていた。
ある日、偶然目にしたホームレスの姿がモーゼに見えたリュウタロウ。
早速、モーゼ(西田敏行)の住む公園を訪ね、
ホームレス生活を真似るようになった。

 冴えない自分をどうにかしたい9人の陰日向な日々。
東京に大型台風が接近している夏、
無関係だった人々の人生が交錯しはじめる。。。


■感想■

 人生に悩める大人達の影日向な日々。
笑いありニコニコ、涙ありあせる、うなずきあり得意げ、面白かったです。
原作は、劇団ひとりのベストセラー小説、それも処女作品だそうで
ネタを考える人の頭のキレに、改めて脱帽。

 「木更津・・・」でぶっさんを演じてから
ぐっと演技の幅が広くなったと言われているV6の岡田くんは、
今回はギャンブラーなダメ男でした。

借金クセが治らないダメ男
悪人になりきれないダメ男
ドジで天然なダメ男


しょーもねぇーって自分でもわかっていながら
ダメ行為から抜けられないモヤモヤ合格が、
観ている私にも伝わってきました。

ギャンブラーにとって、ギャンブルは麻薬注射
簡単には止められませんわなぁ。
普通は、借金取りに詰め寄られたら
恐ろしくて二度とパチンコのために借金なんてしないわって思うだろうけど、
彼等にとって、そこは別モノなんだね。
借金取りの恐怖を忘れるほどの魅力がパチンコにあるのか。。。。
まさに、麻薬の魅力はてなマークはてなマーク

怖っ。

 寿子役の宮崎あおいは、相変わらず優等生
二役だった寿子の母親・鳴子のほうは、
たしかに陰と日向を懸命に生きる「けなげな鳥取の女」が滲み出てて
いところが良かったです

さ。。。
そうなの。 ここに登場する人たち、どこか痛々しいのよガックリ・・・

①ギャンブル漬け借金漬けなバス運転手
②ホラ吹きホームレス
③才能が無いお笑い芸人
④男運の無いストリッパー
⑤無理して漫才を盛り上げる本当は地味な女
⑥ホームレスになって空虚さから逃げたいサラリーマン
⑦崖ッぷちアイドル
⑧必死に崖っぷちアイドルを応援するアキバ系オタク
⑨母の痕跡を訪ね歩く女性

上手くいく人生なんて、そうそう無いんだよってところに
私はどんどん引き込まれ、
9人の1人になったかのような気持ちで観ておりました。
他人からは幸せそうに見えても、
本当は誰しも色々あんのよ。。。っていう
人間の情熱の陰にあるズルさ弱さに共感でした。

 最後はさ、自分でもびっくりするくらい涙あせるが出たよ。
さすが、泣き芸しみる~が十八番の劇団ひとり、
泣くだけでなく泣かせることも上手だったね。
出演者の年齢が幅広いし、9人それぞれのドラマがあるから
幅広い客層に受け入れられそうな映画でした。
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