満 足 度:★★★★★★
(★×10=満点)
監 督:マヌエル・ウエルガ
キャスト:ダニエル・ブリュール
トリスタン・ウヨア
レオナルド・スバラグリア
ホエル・ホアン
セルソ・ブガーリョ
メルセデス・サンピエトロ、他
■ストーリー■
1970年代初頭、フランコ政権末期のスペインで、
自由解放運動のグループに所属する25歳のサルバドール(ダニエル・ブリュール)は、
不慮の発砲により若い警部を死なせてしまう。
彼は正当な裁判を受けられないまま死刑を宣告され、
彼の家族や仲間、弁護士たちは何とか処刑を防ごうと手を尽くすが……。
(シネマトゥデイ より)
■感想■
1970年代のスペインは、独裁だったんだね。
知らなかったなぁ。
フランコって誰よ?って感じでした。
相変わらず、勉強不足やのぉ。。。。
鑑賞前にあらすじを読んだときは
確固たる意思があって自由解放運動をしている印象だったんだけど、
映画ではサークルの延長に見えたのが意外でした。
なんとなく、緊迫感が薄かった気がしたわ。
でも、サルバドールが捕まってからは
結果がわかってるだけに全てが重々しかったな。。。。
銀行強盗と警官殺害、ここだけ聞けば勿論サルバドールは重罪だけど、
裁判はメチャメチャ偏った裁きだっただろうね。
例え警官が亡くならなくても、銀行強盗をしなくても、
とにかく将軍様、、、ぢゃなくて、
フランコ様の言う事聞かなきゃ生きていけないんだからね。
で、フランコ様の腰ぎんちゃく達が、これまた太刀が悪い!
独裁に乗っかって、横暴さが増していく警官、イラついたわ。
一人の人間が処刑されるって時に、面白がるように野次ってるシーンは、
独裁がもたらす最悪な象徴だと思いました。
それを考えると、サルバドールがしたことと、独裁の横暴さ、
どっちも罪じゃないのかねぇ。。。。