07.01.16幸せのちから
満 足 度:★★★★★★ 
      (★×10=満点)
 
監   督:ガブリエレ・ムッチーノ
声の出演:ウィル・スミス
       ジェイデン・クリストファー・
              サイア・スミス
       タンディ・ニュートン
       ブライアン・ホウ
       ジェームズ・カレン
       カート・フラー 、他






■ストーリー■

 81年、サンフランシスコ。
5歳の息子クリストファー(ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス )を
何より大切に思うクリス・ガードナー(ウィル・スミス)は、
新型医療機器を病院に売り込む日々。
しかし大量に買い込んだ機器は滅多に売れず、
家賃も払えない生活が続いていた。

 そんなある日、
彼は高級車から降りた男に成功の秘訣を尋ねたことをきっかけに
証券会社の養成コースに通うことを決意する。
受講者に選ばれるように、
クリスは人事課長のトゥイッスルへ自己アピールするのだが…。
                      (CINEMA COMIN'SOON より)


■感想■

 クリス・ガードナーは実在の人物。
現在、会社経営者であるガードナー氏が
ホームレス生活から這い上がるサクセスストーリーです。

 勝組負組みの格差が固定されつつある日本に不安を感じる私は
この映画にとても興味があったの。
やっぱり、真面目に働いた人・努力精神がある人が、
いい暮らしができる世の中であってもらわなきゃ
生きる活力が湧かないし、生きる意味がないと思ってたからね得意げ

 ガードナー氏は
セールスしてた医療機器が売れなくて生活苦になったんだけど、
給料を搾取されてたわけじゃないし、世間から差別されてたわけじゃない。
運が悪かったわけでもないと思うの。
それが、転職をかけた無給状態の6ヶ月研修期間には6台も売ったんだから
今までもその勢いでがんばってれば奥さんも出て行くことはなかったのにハートブレイク
って思ってしまった。
ま、私も追い込まれないと腰を上げないタイプなので
とてもよくわかるけどねべーっだ!

 人生、いくつになってもやり直すチャンスがあるんだよって事を
全面に描いてるのかと思ったんだけど、
どちらかというと息子との親子愛に比重が置かれてた感じ。
しかも本当の親子で演じてるから、尚更リアルに感じたのかも。
無理に泣かせようというようなところがなかったせいか、
予告や宣伝から受ける印象より淡白な感じでした。
上手くいえないんだけど、満腹になりきらない微妙さが残ってます。

 決して本当の意味での成果主義、実力主義にはならない天下り天国の日本、
これからどうなるのかな。。。って帰り道、思っちゃった。