満 足 度:★★★★★★★
(★×10=満点)
監 督:ハンス・カノーザ
キャスト:ヘレナ・ボナム=カーター
アーロン・エッカート
ノラ・ザヘットナー
エリック・アイデム 、他
■ストーリー■
マンハッタンのホテル。
結婚式に、花嫁の付添人として出席した女(ヘレナ・ボナム=カーター)。
そして同じ結婚式に、花嫁の兄として出席した男(アーロン・エッカート)。
パーティーをあまり楽しんでいない素振りの女に男が話しかけた。
最初はクールに話していたが、
パーティーが終るころにはお互いの気持を探り合っていた。
実はこの2人、過去に別れた男女で、
今日、10年ぶりに再会したのだ・・・。
■感想■
以前観た「ビフォア・サンセット」の、
もうちょい大人版って感じの映画です。
「男はズルいロマンチスト、
女は罪なリアリスト」
このコピー、ごもっともです。
女って、恋に恋したり、夢見る夢子になったりもするけど、
フッと素に戻って、急に現実的になったりするんだよね。
意外に、男のほうがロマンチストで寂しがりな生き物なんだわ~。
映画のポスターを見た時、
エレナ・ボナム=カーターって童顔の女優さん?と思ってました。
ところが、ところが
本編を観てビックリ、見事な艶女ではないですか
新しい家族を大切にしなきゃと思いつつ
昔の男の気持ちが自分にどう向いてるか気になるし、
自分はまだイケてるのかとか、
色々複雑な思いが入り交ざった女の心情を
上手に演じてるなぁと思いました
ドレスを脱いだ時
プヨプヨ。。。 お腹ポコン。。。 としてたのには
ちょっと驚いたけど
(それでもキレイだけどね)
男ならまだしも、女のそういうところをあえて映したのは
別れてから10年経っての変貌を表現してたのかしら。。。
モデル並みのナイスバディーじゃないところに中年男女のリアルさを感じて、
私はこの映画のそんなところが好きになりました。
この映画で初めて知った「デュアル・フレーム」という技法。
スクリーンを、
男目線/女目線で2分割、
現在の2人/若い頃の2人で2分割してるんだけど、
終始スクリーンがこの状態だと、
無意識に焦点が定まらなくなってくるんだよね。
ちと、目が疲れちゃったかな。。。。
それにしても、若い頃の回想シーンで出てくる2人、
雰囲気といい、顔つきといい、よく似てる人を見つけたもんだにゃ~