満 足 度 :★★★★★★ (★×10=満点) 
監   督 :ポール・マーカス
キャスト :エマ・ボルジャー、マックス・フォン・シドー、ジェラルディン・チャップリン、ポーリン・マクリン、ダイアナ・リグ、ロバート・バーサス、ジェシカ・クラリッジ、サミュエル・フレンド 、他


■ストーリー■

 幼い頃に両親を亡くし、母の妹・デーテ叔母さん(ポーリン・マクリン)に
引き取られたハイジ(エマ・ボルジャー)。
やがてハイジは、アルプスの山奥に住む、
父方の祖父(マックス・フォン・シドー)に預けられることに。
いわゆる、厄介払いである。

 デーテ叔母さんに連れられて、ハイジはおじいさんの家を訪ねた。
しかし、おじいさんはハイジを拒否。
ところがデーテ叔母さんは、
ハイジを家の前に置いて山を降りていってしまったのである。

 ハイジはデーテ叔母さんから、
そのおじいさんはアルプスの山奥にたった一人で暮らしている偏屈者だと
聞かされていた。
自分を拒否するおじいさんが最初は怖かったハイジ。
しかし、一緒に暮らすに連れ、根は優しいことがハイジには伝わってきた。
おじいさんに可愛がられ、
ヤギやペーター、ペーターの家族、鳥や自然に囲まれて、
ハイジはアルプスでの暮らしを満喫していた。
 
 そんなある日、デーテ叔母さんが突然やってきた。
ハイジをフランクフルトに住む足の不自由な少女・クララの遊び相手として
連れて行くというのだ。
おじいさんは反対、ハイジも行きたくないと言ったが、
デーテ叔母さんはハイジを脅し、フランクフルトへ連れて行ってしまう・・・・。


■感想■

 誰もが知ってるハイジ(*⌒ヮ⌒*)ゞ
絵本を持っていたような記憶があるんだけど、
口笛はなぜ~~♪  っていう歌を知っているという事は、
きっとTVでも観てたんだなぁ~。

 登場人物は覚えてるんだけど、物語の細かいところは覚えてないの。
唯一、記憶にあるのは、
ハイジが白いパンをおばあさんにあげようと取っておいたのが
見つかってしまったところ。
それと、クララが立てるようになるところ。
どちらも、バッチリ映画にはでてきました(*^・^*)

 おじいさん、モサッとしていてニコニコしてるイメージがあったんだけど
村人から要注意人物扱いされてたのね。
で、結構それを気にして傷ついてたりして(;^_^A
更に、頑固者
こういうキャラだったのかー、ビックリ(◎_◎;)

 ロッテンマイヤーさんは、顔からしてハマり役。
人の事に無関心なもう1人のメイドと一緒に
ハイジの服を燃やすシーンは、まさにオニババ
このキャラは、記憶と一致してます (>_<;)
どうしてこうもイジワルになれるのか・・・・。
変なプライドを持ちながら、
食事をジュルジュル食べたり、鍵穴から部屋を覗いたり(覗く姿勢が笑えた)、
本当はどういう人なのか、わかりやすかった 笑

 そして、クララ
歩く練習して立ったわけじゃないのね~。
オドロキよ(〇o〇;)
突然の危機的状況に、自分でも信じられない力が出るという
「火事場の馬鹿力」 的方法
これぞ医学を超えた力!
こんな事ってあるの~?

教~えて、おじいさん~♪

       教~えて、おじいさん~♪


 ヨーゼフた出てこなかったのは残念だったけど、
アルプスの大自然の新鮮な空気が、
スクリーンから伝わってくるようでした(^_^)=b

 私は、この映画を観て、
おじいさんが世間から遠ざかった理由を初めて認識したんだけど、
世間に背を向けて生きてきたおじいさんが、
ハイジの影響で新しい生き方を見つけたっていう、
生き方の背景は、子供の頃に観ていても気付かなかったと思う。

 それと、ロッテンマイヤーさんの、
自分でも気付いているけど蓋をしてしまうような、
今更自分を変えられないっていう大人の哀しさというか意地みたいなものも、
大人になった今、観たから、感じたんだと思う。

 子供は、ハイジを中心に物語を観るだろうから、 
誰にでも優しく、笑顔で正直に生きてれば、
幸せはやってくる という教えになるのかな。

 私のように、幸せになりたいがために、
人に優しく正直に! と、発想が逆だと
幸せになれないのかも!!!
それって・・・、いい子のフリ、ロッテンマイヤーさんと同じ? ( ̄□ ̄;)!!
ひぇーー(>。<)y-゜゜゜ 嫌じゃ。