旅順博物館 別館

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<旅順博物館・旅顺博物馆への行き方・アクセス>

交通:大連駅から公共バスの終点「旅順站」7元、

   そこからはタクシーで約10元

住所:中国大连旅顺口区列宁街42号

電話番号:0086-411-86383334

URL:http://www.lvshunmuseum.org/

メール:lvshunmuseum@yahoo.com.cn



前回の年末企画「旅順博物館 本館 」に引き続き、

今回、別館に行こう!と

外国人立ち入り禁止区域にある旅順博物館へ。


集合場所の軽軌大連駅では

参加者の留学生や社会人の中、

1人、70代の初老の女性がいらっしゃり、

「退職して娘のところにいるのよ~旅順は初めて。どう?」

そんな感じで二人で話しはじめたところ、

大連から旅順に向かう切符を買うときにちょっとしたトラブルがあり、

その女性が「私が聞いてあげる!」というのを見て、

あまりに流暢なので「中国語巧いですね」と言ったら

「私、日本人じゃないのよ~」と言われてビックリ。


バスの中ではお菓子と一緒に

詩吟の教授、という名刺を頂いた。


話が豊富で上手。

「中国語、難しい?でも本当に難しいのは日本語。

長く日本語を教えているけど、形容詞の名詞化は

『さ』や『み』をつけて『悲しさ、悲しみ』とかいうでしょ。

でも、『美しさ』はあっても『うつくしみ』とは言わない。」

「今、橋田壽賀子の本を読んでるの。上中下巻もあるの」

「孫がドラえもんが大好きで。日本の漫画はすごい。

『花より男子』知ってる?私はそういうのが好きね。

友達と「司のバカ!」とか言いながら読み比べしてね~。」



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ヨーロッパを旅行した時に、

搭乗から最後まで着物で通した

80歳のおばあさまたちを見た時以来の衝撃。


あぁ、こんな素敵なおばあちゃんになりたい。


知らないこと、恥ずかしくて聞きそびれてしまうけれど

こんなに流暢だと、つい日本語で話しかけてしまうけれど、

さすが先生、話の引き出し方もうまければ、

相手に合わせて中国語のレベルを調節して話してくれる。


そんなこんなであっという間の

バス移動の1時間が過ぎ、旅順に到着。


館長にパスポートのFAXと事前予約をして

見学許可が下りているのに

今年はオリンピックでさらに制限が厳しく、

「館長は3人いる。聞いてない。ここで電話かけて」

と入り口でひともんちゃくしてから入館。

旅順博物館 別館

最初の部屋は石器時代の大連の様子から。

旅順博物館 別館2

可愛らしい大連近郊で出土したものが陳列されている

旅順博物館 別館3

子供作ったようなものまで展示されていました。

旅順博物館 別館5


17体ある…というけれど、

12体までしか見つけることが出来なかった石の仏様

旅順博物館 別館4



面白いのは2階にある「箸」のコーナー
旅順博物館 別館9
中国語で箸はという漢字は今はなく、「筷子」と言います。

先生も「中国に『箸』って漢字あるのね!知らなかった!」
とおっしゃり、係員に読み方をみんなで聞きました。

箸は「Zhu4」。ジュウです。

当時「筷子」は俗称だったと書いてある。
それが今では日本に古い文字の「箸」が残り、
俗称の「筷子」が中国には残った。
何か不思議な感じです。

鎖がついている箸や、銅、銀、七宝焼き、螺鈿の箸などがあります。
旅順博物館 別館10

一番、見て嬉しかったのは「皮影戏」
旅順博物館 別館7
この中国らしいデザインが好き
旅順博物館 別館8
その前にはフランス革命のような中国の油絵。珍しい。
旅順博物館 別館6

旅順博物館 別館11
この博物館のある敷地内には
「関東司令部博物館」という
日本人は絶対に入れない場所もあります。
関東指令軍博物館

戦争の悲しい歴史はあるけれど

帰りにも一緒にご飯を食べる時に

文革の時の話しを

「今だから笑って言えるんだけどね…」と

面白おかしく、中国の歴史を教えてくれた先生。


なんだか中国の「黒柳朝 」さんだった。

明るくて、前向きで

「五七戦士で3年間田舎で農業をして、

文盲の人に読み聞かせをしたりしたけど、

悲しいことばっかりじゃなかったわ」という姿が

徹子ちゃんのお母さんを見た気持ちになった。



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いくつになっても知らないことを知らないと素直に言えて、

学べるのって素晴らしい。

博物館に行って、美術品や歴史以上の何かがあった。



通常、旅順は外国人が入れない土地のため
こちら↓のツアーからどうぞ

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