テーマ:

 

 

 

 「絶対城先輩の妖怪学講座 🉂」

 

 峰守ひろかず、著   2013年

 

                 ※

内容(「BOOK」データベースより)

東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室の妖怪博士・絶対城阿頼耶の元には、今日も怪奇現象の相談者が訪れる。長身色白、端正な顔立ちながら、傍若無人で黒の羽織をマントのように被る絶対城は、資料室の文献による知識と巧みな弁舌で、数多の怪異をただちに解決へと導く。夏休み。絶対城と礼音は織口准教授の誘いで、とある田舎の集落を訪れる。そこで二人は、古代より続く奇怪な風習に巻き込まれるのだった。四十四番資料室の怪人が紐解く伝奇ミステリ第2弾。

                  ※

 

 まずは見越し入道、そして船幽霊・夜行さん、さらに大百足⇒大蛇と連作から、エピローグのいくちと盛り沢山。

だが、全てつながっている。

このあたりはお見事。

 

 夜行さんは巡行する妖怪。

行く手を遮ると禍をなす怪。

いくちはまたの名をあやかし。

鰻のような体をした巨大な海の怪異。

船でこれに出くわすと、通り過ぎるのを待つのに二三日を要すると言うから、とてつもない大きさである。

 

 で。

メインは大百足から大蛇へと続く連作。

孤島に伝わる十二年に一度の秘祭。

祀られる神の名は供毘永大神なる蛇神。

この島には蛇に頼まれて大百足を退治して、宝物を手に入れたと言う伝説がある。

蛇は様々なものを表象するが、この場合は……。

━このあたりの民俗学的薀蓄は面白い。

もう少し掘り下げてくれると、さらに面白いのだが……。

 

 供毘永大神、くびながさま。

と。

このあたりで少し不安があった。

嫌な予想が立つ。

でも、まあ、まさかね。

と。

 

 ええっ!

おい!

な正体。

う~ん。

まあ、いいけどね……。

こう言うスタイルだし。

それでも楽しめるし。

ね。

 

 頭脳派の妖怪学徒・絶対城。

合気道二段のヒロイン・湯ノ山礼音(あやね)━絶対城のつけたニックネーム・ユーレイに似合わぬ純朴かつ健康的女子。

絶対城の相棒陽気で人当たりの良い杵松先輩。

トリオのバランスが至極良い。

 

 毎回ヒロインに守られる主人公と言うのも面白い。

絶対城の普段の詐欺行為(?)のトリックも面白い。

民俗学・妖怪学的薀蓄も面白い。

孤島の怪しげな秘祭と言う定番ネタにあえて挑戦した心意気やよし。

ただ、最後に出してしまうとなあ……。

出すにしてももうちょっとなあ……。

身も蓋もないし、怪異のオチが怪異って……ねえ。

 

 とは言え、そこをライトであると捉えると、ライトながら結構面白いと言う事になるのだけれどね。

掘り下げると別物になるしね。

 

 『絶対城先輩の妖怪学講座 ㈡』。

楽しめました。

面白かったです♪♪

 

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

Mirokuさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。