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 「霊感検定」

 

 織守きょうや、著       2016年 

 

                ※

内容(「BOOK」データベースより)

転校生の修司は、風変わりな司書・馬渡に、奇妙な試験「霊感検定」を無理やり受けさせられる。結果は三級。バイト代につられた彼は、霊と対話できる準一級の霊感の持ち主であるクラスメイト・空たちとともに、馬渡の心霊調査を手伝うことになるが…。霊感のある高校生たちの織りなす、癒し系青春ホラー。

 

                ※

 

 mokkoさんから頂いた本。

mokkoさんのブログ⇒mokkoの現実逃避ブログ

 

 高校の心霊現象研究会を舞台にしたライト・ホラー。

主人公は大阪からの転校生(軽度の霊視能力あり)。

顧問は高校のオーナーの息子である図書館司書。

この男は霊視能力がないくせに、心霊現象マニアで、霊感検定なるものを作る事に心血を注いでいる。

ヒロインは主人公の同級生の霊能少女。

言動が幼くてコミュニケーション能力にやや難あり。

純真。

萌えキャラ。

その他、主人公を敵視する少女の幼馴染の美少年。

謎の図書委員(クールビューティ)。

他校の霊研員である人柄の良すぎる美少年。

霊感ゼロ故に霊を寄せ付けない霊研メンバー(他校)。

等、バラエティに富む盤石の布陣。

 

 霊感の程度をテストする霊感検定は、1級2級と言うような等級がある。

霊検って、たぶん英検から思いついたのだろうな……。

 

 ライトホラー。

としか分類しようがなのだけれど、これはホラーじゃないと思う。

恐怖を目的としていない。

目指してもいない。

あくまでも手段・手法。

それでもなお霊的存在をおざなりに扱わず、それなくしては成り立たない作品になっている。

 

 キャラもモチーフもストーリーも全て類型的。

でありながら、独自。

著者の絶妙のバランス感覚を称賛したい。

 

 視える視えない。

いるいない。

人それぞれ。

が。

霊のいない世界は、いる世界より、きっと寂しい。

なければ人はただ消え去るのみ。

親しき人に記憶だけを残して、ただ、消え去るだけの世界は、きっと寂しい。

 

 この作品を読んでいると、そんな事を思ってしまう。

不可知論者を気取りながらも、私もしょせんは人畜生。

時々の感情に揺れ動き、心定まらず生きて行く。

悟れんのだあ!

菩提樹の下で一週間も座っておれんのだあ!

座っても大悟どころか、腹が減るばかりなのだあ!

ああ……。

 

 そんな人畜生な私に。

この作品は。

優しい。

優しい作品だ。

 

 『霊感検定』。

優しさが嬉しい作品でした。

本当に面白かったです♪♪

 

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