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 「地下鉄のザジ」

 

 レーモン・クノー、著   1989年版

 

                   ※

 

内容(「BOOK」データベースより)

ロラン・バルトに「攻撃的なクノーの作品は、『文学』のおそるべき『成虫』を包み込んでいる」と言わしめた『地下鉄のザジ』。オカマバーで踊り子をしている大男ガブリエル伯父さんに、時にはお巡り、時には名探偵に姿を変えるペドロ、見境なく恋に落ちるムアック未亡人など、ユーモア溢れる登場人物たちと、破壊力あふれる言葉たちが作り出す、おかしな冒険小説。

 

                   ※

 

 シャバダバ シャバドゥビア。

スウイングするフリージャズ。

筒井康隆氏を彷彿とさせる。

1959年の作品。

 

 小説と言うより戯曲に近い作品だと思う。

ユーモラスな会話主体の作品だ。

ストーリーはスラップスティックコメディめいていて、徐々に日常を逸脱して行く。

ストーリーよりも会話を楽しむ作品だろう。

 

 ザジと言う少女が主人公と言うわけでもない。

むしろ彼女の叔父であるガブリエルの方が主役っぽい。

それに、誰が主役でであっても、その事にたいした意味はない。

 

 タイトルは『地下鉄のザジ』だが、地下鉄はスト中で、登場人物たちが地下鉄に乗る事はない。

地下鉄とはこの場合パリの象徴であって、内容的にはパリのザジと言う感じだ。

 

 猥雑で支離滅裂で、感動や感銘とは無縁な作品。

だけど、何故だか、妙に面白い。

この猥雑さ、この支離滅裂さがパリそのもののような気がする。

そう言う意味でこの作品は生きている。

生の匂いがする。

そこが面白さの根源なのかも知れない。

 

 『地下鉄のザジ』。

なんか妙に面白かったです♪♪

 

            

 

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