俳句のみろく堂

俳句結社「森の座」(旧「萬緑」」のアラサー俳人・家登みろくです。
俳句普及のためのイベント参加や企画、
同世代のお仲間探しなどしています。
句集の感想も。


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こんばんは!

俳句のみろく堂オッドアイ猫家登みろくです!

 

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流れ星お知らせ流れ星

あなたの一句が猫を救う!ねうねう投句は6月末まで!

募集要項と投句用紙はこちらからダウンロードしてね

乙女のトキメキ参加者:アドバイザー4名様に加え、10句は

行方克巳さん(知音代表)

杉山久子さん(藍生・いつき組・クプラス)

渡辺多佳子さん(森の座)

 

ゆめみる宝石また、第34回現代俳句新人賞受賞者の赤野四羽さん、

第3回石田波郷新人賞、2013年、第4回北斗賞受賞、

さらに先日第5回俳句四季新人賞を受賞された涼野海音さんも!

 

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さて、金子敦さんの第5句集「音符」鑑賞も最終回、

2016年の句です。

 

恋文のごと花種の封を切る

 

花の種を買うときは

ちゃんと育てられるかしらという不安がある一方で

パッケージの写真の美しさに

「ああこの花が自分の家の庭に咲いたなら

どれほどうれしいだろう」という期待に

胸をいっぱいにするものです。

心を決めて、種を買い、

家に帰り、庭の土をよく手入れし、

ついについに、花の種を自らの手で、地に降ろす。

その命の粒と出会う瞬間の胸の鼓動が伝わってきます。

そのプロセスを経て、出会うものを「恋」という。

その言葉に嘘っぽさがないのは

敦さんだからでしょうね。

 

(しかもね、種って、花を見ていて想像していたものとは

全く違ったりするんですよね。

「え?こんなに小さいの?」とか

「本当にここから芽が出るのかな~」と思うような。

そんな苗を買ってきて植えるのとは違った

出会いもあったり…なんだか甘酸っぱい!キラキラ

 

 

売り物のソファーに座る日永かな

最近では「季節と共にインテリアも替えてみよう」という

CMが流れていますね。

カーテン、ソファーカバー、ラグ、寝具…

暮らしに彩を加えたくて、いろいろな商品に目移りしている間に、

家具の森で迷子になったような気分。

結局我が家に似合うデザインはどんなものだろう?

ちょっと一息つきたくなり、周りを見渡すと、

なんだ、ソファーがたくさんあるじゃないか。

ちょっと失敬して、一休み…

…ときどき、こんなお父さんやカップルを見かけますよね。

 

春だから湧く心の余裕、春だから許されるお茶目な行為。

きっと誰にでもあるシーン・見たことのある景を、

敦さんの優しさで切りとった句ですね。

 

 

初雪の第二楽章始まりぬ

「音符」というタイトルのこの句集には

音楽用語の入った句がたくさん出てきました。

その一群の最後を締めるのがこの句です。

初雪が降り出したが、しばらく止まない。

止んだかと思うと、またふわりと舞い始める。

それを「第二楽章」と形容しました。

一連の雪ではあるけれど、明らかに違う質を感じさせる雪模様。

楽章の構成というのは、曲ごとに違うようですが

第一楽章が緩ときたら次は急、

逆に、第一楽章を急とやったら緩、のような組み合わせが多いとか。
雪の中の変化を機敏に感じ取り、
敦さんらしい言葉で表しきった句だと思います。
 

 

 

さて、5回にかけて

勝手気ままに感想を述べさせていただきました。

お付き合いいただき、ありがとうございましたアセアセ

 

ここで取り上げた句以外にも、敦さんの人柄の出た

素敵な句がたくさん掲載されています。

ご購入はふらんす堂さんのオンラインショップへどうぞ

 

 

次回は、森の座(萬緑)同人・敦賀恵子さんの句集「風の笛」の

感想をお伝えします~。

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