花巻市陳情書、要望書提出 | 未来へ いわて

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「放射線被曝から子どもを守る会・いわて」のメンバーは、いわての子ども達を守るため活動しています。ひとりでも多く、同じ思いの方とつながりたいと願っています。

花巻市に対し11/18に要望書を、11/24に陳情書を提出しました。
以下の内容になります。

花巻市長 大石満雄様
                 学校における放射能対策に関する要望書

 3月の福島第一原発事故により、福島はおろか岩手県も放射性物質による汚染被害を被りました。花巻市の児童生徒の被曝を軽減するため、以下のように要望致します。
1、給食で使用する食材の産地を、保護者にわかりやすい方法で公表して下さい。
2、食材をゲルマニウム半導体検出器を使用して詳細に測定し、放射性物質が含まれていないことを確 
  認して提供してください。
3、市内の教育機関での除染基準値を環境省が定める0.23μSvにし、現時点でこの値を超える場所を
  除染し、児童生徒の安全確保に努めて下さい。
4、県内・県外を問わず、空間線量が0.23μSvを超える場所での諸活動を禁止して下さい。

 花巻市による市内の小中学校・幼稚園・保育園・県立高校等の空間線量調査の結果を見ますと、基準地点でおおむね0.11μSvとなっており、外部被曝のみで文科省の定める年間1mSvになります。これには内部被曝の被曝量が足されていません。 内部被曝量を足すと文科省の定める目標を達成することは出来ません。外部被曝と内部被曝は全く違うものであるという認識を持つことが必要です。外部被曝がたき火にあたるようなものだとすれば、内部被曝はその炎を食べることと同じです。児童生徒が食事をするのは、家庭と学校です。学校は子どもたちの安全に配慮する必要があります。特に小さな子どもほど、
放射線の遺伝子に対する障害を受けやすく、大人の4~5倍も感受性が強いというデータがあります。放射線による遺伝子の障害はありとあらゆる体の不調を起こします。女児では卵母細胞が幼いころから被曝することにより、将来不妊になったり、奇形児や精神障害児が生まれやすくなります。免疫力の低下により、あらゆる感染症にかかりやすくなり、また治りにくくなります。チェルノブイリでは甲状腺がんにかかった子どもの5人に1人が肺への転移を起こしており、進行が早かったり、再発を繰り返すなど楽観視できるものではありません。市場に流通している食材はあくまで暫定基準値以下の食材であり、奏者性物質はゼロではありません。将来子どもたちが大人になった時も健康で過ごせるよう対策をお願いいたします。回答は12月10日までに書面にてお願いいたします。 
                                                          以上
  
 

 

    

陳情書

件名  花巻市における放射能対策について

趣旨 1、学校給食の産地公開を求めます。
    2、学校行事等で、線量の高い地域での活動の禁止を求めます。
    3、市独自の基準値を定め、内部ひばくゼロの実現を求めます。
    4、市民への放射能汚染に対する危機への呼びかけを求めます。
(理由内容は要望書と同じため省略します。)