カミングアウト、昔の友へ | 【18禁】雨に濡れたエロ本。 ~だだ漏れ絵日記~

カミングアウト、昔の友へ

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先日福島の実家へ帰り、
高校時代の友人達と居酒屋へ行った。


ほとんどの友人にはカミングアウト済で、
今の私のありさまを知っていたのだが、
そうでない者もいた。


前回 書いたように、
私の服装は男物だったのだが、
昔と少々雰囲気が違っていたのだろう。


まだカミングアウトしていない
友人Kは、会うなり、




「なんかお前カワイイな!
 カワイイな!!


 ・・・って、あれ?
 俺何言ってんだろう??
 俺おかしくなっちゃったのか??


 ・・・いや、でも、
 お前カワイイな!!


 いや、俺何言って・・・




などと意味不明な供述をしており
さりげなく私の尻などを触ってくる始末。


常時テンションが高く
面倒臭さが半端ないので、
とりあえずスルーする事にした。






飲み始めてから友人の一人
友人Aが、


「俺は女性の脇が好きなんですよッ!」


などと、
頼んでもいないのに自らの性癖を、
勢い良く暴露し始めた。




がしかし、友人K
そのマニアックな内容にドン引きし、
友人Aの起こすビッグウェーブに乗ることが出来ず、
ついには溺れてしまった。


友人Aの目がギラギラと光を帯びる一方、
友人Kの目は虚ろになり、虚空を眺めはじめた。


友人Aの性癖トークに
全く興味が持てなくなった友人Kは、
私の方に興味を持ち、


「お前、どうしてそうなった?
 東京で何かあったのか??」



などと聞いてきた。


しかし、友人Aの性癖フェスティバルという
波を逃したくなかった私は、
これ以上友人Kに邪魔されてはかなわぬと思い、




 
サクッと10秒で

カミングアウト。







それを聞いた友人Kは、
神妙な面持ちで


「そうだったのか・・・
 でも、俺はそういう行き方いいと思うよ。

 俺とお前はこれからも友達で・・・」



などと気遣ってくれていたのだが、
私はそれどころではなかった。


私は別に、
自分を理解してもらいたいだとか、
受け入れてもらいたいだとか、
許しを請いたいだとかはないし、
重く考えてもいない。


故に、そんなシリアスな雰囲気を作られても、
参るだけであるのだし、
お互い楽しくもないだろう。


そして何より、だ。


今は友人Aが、






自分の性癖を
 
 全力で

さらけ出しているのである。




頼んでもいないのに。






ならばこちらも
全力で行くのが礼儀という物だ。


乗るしかない、
このビッグウェーブに!





すると、
その態度に友人Kは、


「おい何だよ?

 お前しばらく会わないうちに、
 俺のこと苦手になったのか??」



と言ってきたので、私は


「“苦手になった”じゃねぇよ。






 高校の時からずっと苦手だよ。







と返すと彼は、


「ちょwwwおまwwww
 高校の時からってwwww」



などと笑っていたが、
瞳はかすかに悲しく潤んでいた。


私はとても酷い事を言ってしまったと後悔した。
その目を決して忘れはしないだろう。
いや、忘れてはいけないのだ。


私の事を気遣い、
全てを受け止めてくれた友人K
私は・・・




・・・と思ったのだが、
直後に友人Aが発した






「別に女のワキガは
  好きじゃないんですよwww
 
 
 
 
  ・・・でも、
  昨日ダウンロードしたAVのタイトルは、




 『ワキガ女』

 なんですけどね!
(キリッ」







という叫びによって、
友人Kの悲しい瞳は
記憶の彼方へと吹っ飛んだのだった。




友人Aの


「 ・・・でも、
 昨日ダウンロードしたAVのタイトルは、
 『ワキガ女』なんですけどね」


と言った時の、
何故か得意げな表情が、
まぶたの裏から離れない。




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