真珠湾攻撃と日米戦争 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

「74年前の12月8日未明(現地時間7日)に日本軍は真珠湾の米艦隊を殲滅し大東亜戦争が勃発しました。歴史から現代への教訓を考察します」


『歴史を真に反省するのなら必要な事』

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『1941年12月7日』

日本時間の12月8日未明、現地時間の12月7日、ハワイの真珠湾奇襲攻撃により、大東亜戦争の火蓋が切って落とされました。最終的に日本の大敗北に終った日米戦争ですが、反グローバリズムの立場から、あの戦争の意味について論じたいと思います。不愉快な意見として多いのが、無謀な戦争論です。

『勝った戦争は正義、負けた戦争は無謀』

敗北を知っている現代人の立場から、過去を断罪するという姿勢が一番気に入らない態度です。日米戦争を、国力差などを理由に勝目の無い愚かな戦争との意見もありますが、それを言うのなら、日清戦争も無謀な戦争であり、日露戦争は更に無謀な戦争でした。明治天皇が開戦に大反対だったのは有名な話です。

『国力に劣る方が勝った戦争は山程ある』

歴史的に見れば、国力に勝る国が必ず戦争に勝つのであれば、逆に戦争など起き得ません。むしろ弱者でも戦術によって勝てるケースが多々有るからこそ、戦争がこの世から無くならないのです。それ故、日本がアメリカに敗北した真の原因は、戦争の準備不足、及び初戦の大勝から来た慢心の二つでしょう。

『準備と緊張感が足りなかった日本』

野球と戦争を比べるのも何ですが、先日の日韓戦など余裕で日本が勝つと思っていましたが結果は惨めな敗北です。大谷投手の豪速球を見た時は負ける気がしませんでした。真珠湾攻撃の大勝後の日本人も同じ気持ちだったのでは無いでしょうか?また米国と本気で戦争する気なら、もっと前から綿密な準備が必要でした。

『大きな歴史の流れから考える』

当時の日本政府は今の安倍政権より遥かにマトモだったと思いますが、それでも戦争を防げませんでした。明らかに失敗すると分っていた消費税を増税して
GDPのマイナス成長を招いた現代日本人には戦前の日本を批判する資格はありません。誰が首相でも遅かれ早かれ戦争になるのは間違いなかったでしょう。

『アジア開放論の不愉快』

いわゆる大東亜戦争肯定論に多いのが、日本が欧米列強に異議申し立てをする事で、アジアの植民地が独立したというものです。結果として、それは事実でしょうし、戦中も大東亜会議を行い戦争の大義を打ち出したのは、国家戦略として必要だったと思いますが、それもこれも、戦争に勝った上でならの美談です。

『しかし自衛の為の闘いだった日本』

また正反対に日本も他国を侵略していたじゃないか?との意見もありますが、これもまたアジア開放論と同じく不愉快な理屈です。そもそも当時は帝国主義という、第一次グローバリズム全盛時代であり、仮に日本が外国を侵略したのならルールに基づいて侵略していただけです。安倍政権の進める
TPPと一緒です。

『グローバリズムが究極に進行した結果』

第一次世界大戦前の世界が人類史上最もヒト・モノ・カネが、自由化されていた時代でした。その結果、様々な矛盾が発生し極限まで高まって世界大戦へと繋がり世界恐慌を引き起こし、最後に第二次世界大戦となったのが、歴史的な事実から導き出された結論です。グローバリズムの当然の帰結としての戦争でした。

『日米戦争だけを切り取って考えるな』

それ故、第二次世界大戦後に作られた様々なルールが、グローバリズムを厳しく規制する内容でした。日本は、反グローバリズムという秩序の中で、大いに発展したのです。第一次グローバリズムの最後の瞬間の大戦争で三百万人が犠牲となり、グローバリズムの規制の中で、内需中心に日本が大繁栄した事実が重要です。

『グローバリズムに対して抵抗せよ』

世界には国家に囚われない根無し草の様に暮らす人々や、それを礼賛する輩もいますが、大多数の人々はその逆でしょう。本当に日本が歴史から学ぶのであれば、日本を貧しくし世界を戦乱に導く、グローバリズムに反対する必要があります。その意味で、全く歴史から学ばない安倍政権は、極めて危険な存在なのです。

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