「安倍政権は経済政策に失敗しながら高支持率を確保しています。富裕層や外国人を優遇する経済政策が不況という実体を見えにくくしています」
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『獲物を探し続ける愚かさ』
進撃の庶民ブログの隔週掲載の日曜コラムは、文藝春秋か週刊新潮に載るべきレベルの内容なのですが、今回も色々考えさせられました。出版業界が図書館が原因で本が売れないと文句を言っているそうですが、データで見ると関係がないそうです。総需要不足が原因のデフレという大きな問題に気づかない愚かさです。
「うずらの日曜コラム：図書館がなくても本が買われることはない」
『小さな敵を見つけて攻撃する』
デフレが長く続き経済全体のパイが広がらない現状でマクロ経済の問題を指摘するのではなく人々は小さな敵を探し攻撃します。農家や土建が悪いだの、公務員の給料を下げろだの、橋下徹は突破力が有るだの、現状追認だけで経済成長は必要なく、再分配だけすれば良いだの、本質からズレた議論は見苦しい限りです。
『安倍内閣の支持率が上昇』
安保法制で一時的に支持率が下がっていた安倍政権ですが、支持率が回復しています。景気は明らかに良く無いのですが、株価は回復基調です。１億総活躍社会、GDP６００兆円など、内容を把握しないままメディアから流れる情報を鵜呑みにすれば「まあ良いのではないか」と多くの国民が思ってしまうのでしょう。
『忙しい庶民は内容を精査出来ない』
TPPに関しても、小泉進次郎議員が地方を廻って農家の声に耳を傾ける姿を報道で知れば、マイナス面の対策をしっかりやっていると勘違いします。とにかく多くの方々は日々の暮らしに忙しく、内容を一々精査している暇は無いのです。国民に対して印象だけ良くしようと腐心する安倍総理には本当に感心します。
『二年連続景気後退なのに高支持率』
消費税８％増税によるリセッションが国民生活に深刻な影を及ぼしています。本来なら退陣すべき安倍総理の失政ですが、政権は高支持率を維持しています。金持ちや外国人を優遇する政策が功を奏し、一部に景気の良い話が聞こえて来るので質が悪いのです。今の日本経済は「天気雨」の「狐の嫁入り」状態です。
『このままでは、日本が殺される』
「茹でガエル」という表現がありますが今の日本にこれ以上、ピッタリ当て嵌まる例え話はありません。安倍総理は、移民推進などを筆頭に、日本の構造改革を急激に進めており、これが数年続くと社会の姿は相当に変わってしまうでしょう。どんなに極左が頑張っても出来なかった日本の破壊が目前に迫りつつあります。
『危機を知る人々が正気を取り戻せ』
安倍政権による改革という破壊が着実に進む現状に、多くの「国を想う良識派」は苛立ちを強め小さな獲物を探し求めます。図書館を叩く出版業界のようなマネをしても自滅するだけです。多くの忙しい国民に代わり、安倍政権の壊国を理解する人々が先ずは正気を取り戻して、真っ当な言論を繰り返し主張する時期です。
『エンジンを動かさない安倍政権の謎？』
日本経済のエンジンは勤勉な日本国民そのものです。日銀から燃料を投入して積極財政というアクセルを吹かせば、たちまち元気に動き出します。安倍総理は何故かこのエンジンを吹かさず、改造を狙って少しづつネジを外しています。整備をするフリだけは立派ですが、大切なエンジンを壊されたら元も子もないですよ。
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