「河野太郎が事業仕分けを大威張りで行う程、民主党化してしまった安倍政権ですが、そもそも国民が貧困化した理由を考えてみたいと思います」
『労働規制緩和が徐々に国民を貧困化した現実』
安倍政権のピントは本当にズレていると思います。とのお方は、発信力強化の為に以下のリンクをクリックにて、ご支援、宜しくお願い致します。
『日本が貧しくなる気がしなかった』
二十年以上前の日本社会では貧困化するなど全く想像出来ませんでした。年功序列、終身雇用でサラリーマンは守られ、職人さんも頑張れば多額の報酬が約束されていました。正に岩盤規制によって総ての日本人の生活が保障されていたのです。この岩盤を徐々に壊した「蟻の一穴」が非正規雇用の増加でした。
『将来に対する漠然とした不安』
私も学生時代はバイトをしておりましたが職場の同年代の先輩でフリーターの方もいて、この人は、このまま一生フリーターのままなのか?と私の方が不安になったものです。バブル経済で労働環境が良かった頃の話ですが、風の噂では今もフリーターを続けているようです。ご本人が満足されているのなら良いのですが、
『季節工では人生計画など立たぬ』
また学生時代の知人で自動車メーカーの季節工として働いていた人がいましたが、他人ながら全く将来の見通しが立たなくて大丈夫か?と心配していました。景気が悪くなったら契約を打ち切られ路頭に迷います。不景気は本人の努力ではどうする事も出来ません。簡単にクビにされてはクルマのローンも組めませんよ。
『派遣ってただのピンハネじゃないか?』
私が初めて派遣社員なる方の存在を知ったのは設計事務所で修行していた頃の話です。CADオペの方でしたが驚いたのは時給の高さです。また、それ以上に驚いたのは、派遣会社が取るマージンの高さでした。日本がデフレに突入する前の話ですが、今ではCADオペもそれ程美味しい仕事で無くなったようですね。
『日本を貧しくした秘訣』
先日発表された統計データでは非正規雇用が4割りを超えたとの事。今、都内では時給1200円のバイトもありますが、一日8時間労働で一ヶ月働いても20万円程度の月収で、年収二百万円にも届きません。小遣い稼ぎなら未だしも家族を養う事など無理です。これでは結婚も減り少子化が進むのも当然でしょう。
『リストラ自慢の米企業』
日本経済が堅調な頃の話ですがラジオを聞いていたら米企業が業績改善の為に人員削減を行うとのニュースが流れて来ました。当時何となく思ったのは、そんなに多くのクビ切りをしたら解雇された本人は路頭に迷うじゃないか?これを誇らしげに自慢する米企業の倫理観は一体どうなっているのか?でした。
『正か日本がそうなるとは・・・』
しかし気がつけば、日本企業も人員削減を堂々と発表する時代になりました。更に現在、安倍政権は、金銭で安易に解雇出来る様に労働規制緩和を画策しています。「労働力の流動性」と言えば綺麗に聞こえますが簡単にクビ切りが出来る様にしようとの改悪です。安倍総理は国民の生活など眼中に無いのです。
『このままでは国民がもっと貧しくなる』
安倍総理の頭にあるのは供給側の利益だけです。供給力を高めれば経済成長するとの幻想が政策の背景にあります。いわゆる新自由主義による構造改革ですが既に20年も経済成長が止まっています。現在、日銀の金融緩和で年間80兆円もの政府の借金をチャラにしていますが、昨年のGDPはマイナス成長でした。
『失敗が続いている事に国民が気付くべき』
日本国民が世界有数の怠け者であるのなら失われた20年も仕方ないでしょうが、実際は世界有数の勤勉さを誇ります。何かが間違っています。この20年間に進められて来た、国民を貧困化させた労働規制緩和は完全な失敗でした。今後は賃金抑制が目的の移民受け入れを含めて、徹底的な労働規制強化が必要です。
『金持ち優遇でカネが無くなった現実』
合成の誤謬とは言い得て妙です。供給側を優先させる事つまり金持ちが得をする政策を続ける事で、結果的に国民が貧乏になり国全体の需要が減ってしまいました。今は通貨発行権のある政府が需要を作る必要があります。労働規制強化に加え、消費税減税や公共投資増などの積極財政が貧困化した国民を救う方法です。
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