『TPP交渉が大詰めを迎える中、TPP推進の首謀者と実名で告発された宗像直子氏が総理秘書官に抜擢されました。亡国のTPPの裏側を考察します』
『安倍政権の安保法制とTPPは同じ背景を持つ政策』
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『不支持が過半数は国民の眼力』
安倍政権の支持率低下が止まりません。毎日、産経に続き、日経新聞の世論調査でも、不支持が過半数を超えました。安保法制のゴリ押しが原因ですが、時として国民は胡散臭いものを見抜く能力を発揮する場合があります。今回の安保法制の件が正にそのケースで、時代遅れのサヨクに共感したのでは無い点が重要です。
『賛成も反対も冷戦構造の遺物』
東西冷戦時代のままの反日サヨクの発狂じみた反対運動にも呆れますが、当の集団的自衛権も冷戦の遺物です。安倍総理が日米安保を破棄し、NATOのような西太平洋条約機構などを創設するから、集団的自衛権が必要というのなら議論の余地がありますが、米軍の下請けを自衛隊にさせようという根性が腐っています。
『これでは敗戦国体制の強化』
保守派の中には集団的自衛権に賛同の声を上げている方がいますが全く理解出来ません。日本を自主独立の方向に進めるのが「国を想う良識派」のハズですが、自主防衛を強化せず、自衛隊と米軍の一体化への推進は『戦後レジームの強化』そのものです。この安倍総理の奴隷主義的な発想は、綺麗にTPPへと繋がります。
『宗像直子の首相秘書官への大抜擢』
そんな中7月27日に驚くべきニュースが飛び込んできました。三橋貴明氏がTPP推進の張本人と名指しした宗像直子氏が首相秘書官に抜擢されたのです。経産省初の女性局長に昇進した時も驚きましたが、今回は更に官邸を仕切る総理大臣秘書官の一人に加わったのです。当然ながらTPP推進の為の人事でしょう。
『中野剛志VS宗像直子』
同じ経産省の官僚ながら、TPP亡国論を書いた中野剛志氏が特許庁に飛ばされ、TPPを実際に裏で仕切って来た宗像氏が、出世街道をひた走る有様は、安倍政権の本質を我々に示しています。安倍総理には守るべき国益など無く、TPP参加による日本破壊こそ彼の政治目的です。秘密交渉の顛末は分かり切った話です。
『TPPと安保法制は同じ世界観』
安倍総理はチャイナの侵略に対し、防衛費を増やさないと表明しています。自衛隊の予算は明らかに不足しているのに拘らずです。安倍氏は日米の安保体制が一体化されれば、チャイナに対する抑止力になると考えているのでしょう。これは防衛におけるネオリベ(新自由主義)グローバリズムでTPPと同じ世界観です。
『首相官邸は全員ネオリベ』
宗像氏の上司になる、主席秘書官は、同じ経産省出身の今井尚哉です。今井氏は元経団連会長の今井敬の息子で、安倍総理の靖国参拝について身体を張って止めると豪語した人物です。今の官邸が完全に反日自虐史観のネオリベ・グローバリストに占拠されている良い見本でしょう。安倍政権にとってのTPPは悲願です。
『ネオリベも財務省も同じ緊縮財政派』
世間では、経産省の今井氏が権勢を振るう状況を見て、反財務省、財務省と闘う安倍政権と評する方もいますが大間違いです。国内への公共投資を縮小し、防衛費を増やさず、緊縮財政を強化する安倍政権の政策はネオリベの真骨頂であり、財務省と同じです。構造改革で経済成長すると勘違いしているのが悪質です。
『辞職モノの暴言:1国では自国守れぬ』
安倍総理は27日の国会の答弁で「1国では自国は守れない」という主旨の発言を行いました。これは総理大臣としては、辞任モノの発言です。仮想敵国のチャイナに対し敗北宣言をするのと同じです。仮に本当にそう思うなら、それを心の中に秘め、防衛費増額や尖閣実効支配の強化を図るなど対策をするのが首相です。
『安倍総理の頭の中は日本を融かす事だけ』
防衛は米国に依存し占領体制を強化、経済はTPPで世界に売り渡すなど、安倍総理の進めている事は100%敗戦国体制の強化です。しかも、それで国民が貧しくなる政策なのですから呆れるばかりです。このまま安保法制のゴリ押しで国民から本質を見透かされて、支持率が下がり一刻も早く退陣するのが真の国益です。
『ハワイでの交渉の顛末は臭い芝居』
現在、甘利大臣がハワイで最終交渉を行っていますが、漏れ伝わるのは妥協に次ぐ妥協です。というよりもTPPという外圧を利用した構造改革が本当の狙いなのですから、交渉する芝居を演じていると評しても良いでしょう。TPPと安保法制は、日本という国を融かそうという、全く同じ枠組みの中の臭い芝居なのです。
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