夏休み突入!…7月振り返り | のろまなカメの一人言 3

のろまなカメの一人言 3

まわり道人生を歩む高齢出産母のブログ。でも、私は着実に歩むカメというより、時々怠けたり焦って走ったりのウサギに近いかも・・

ボヤボヤしていたら、あっという間に7月も下旬に入り
夏休みスタートしちゃいました。

7月もいろいろと
アイにとって「初めての」体験がありましたので
ざっと振り返りたいと思います。
(いつもまとめ書きですみません)

1 初めてのショートステイ

もちろん、野外活動や修学旅行など、
親から離れてのお泊まりというのは経験済みですが、
今回は障害者の短期入所施設に
初めて一人でお泊まりでした。

私がJDSの相談員研修で東京1泊と
(非常に有意義な研修と、古い仲間との再会もありで
 こちらもご報告したいところですが)
父ガメの出張が重なり、
しかもその日は兄ガメはライブで、
翌日大学でTOEICの試験があるというので、
アイをどうするか困り
いっそ研修に連れて行こうかとも思ったのですが、
これを機にショートステイというものを
経験してみるのもいいかと思い、
ショートステイできる事業所をいくつかあたりました。

いわゆる短期入所とレスパイトでは制度上も
かかるお金も違いますし、
事業所によって扱い方も異なるのを知りました。
いずれにしても、どこも結構いっぱいで、
なかなか空きがないということでしたが、
たまたまデイサービスと同じ系列の事業者があいていて、
アイの情報も共有してもらえるということだったし
そこに予約を入れました。

ただ、利用者はほとんど成人の方で
お友達とのお泊まりとはだいぶ違う雰囲気。
親戚でお泊まりの時だって従姉妹たちと一緒だし、
初めての場所で、初めて会うスタッフたちのところで
(一度は本人も見学に行き、職員さんの一人には会いましたが)
本当に大丈夫かなと、ちょっと不安はありました。

ボランティアの学生さんも付くということでしたし、
まあ食事や入浴はそんなに問題はないだろうと思いましたが
夜一人で寝たことがないので
そこがちょっとどうなるか心配でした。
一人でさみしくて泣く、というのではなく、
家では私が一緒に寝ないといつまでも寝ないし、
修学旅行などでも、従姉妹たちとお泊まりしても、
いつもと違う状況だとハイテンションになって
なかなか夜寝ないのはわかっていたし。

と言っても、施設なので
夜に緊急でもないのに電話するのもどうかと思い
そのまま私も結構疲れて
ホテルに帰るとすぐ寝ちゃったのですが
朝になって携帯を見たら
案の定、夜中にアイからメールが。
「元気?私は元気だよ。」と1行だけでしたけど、
発信時間が夜中の1時。
ああ、この時間まで眠れなかったんだなと
ちょっと心が痛みました。
こっちからメールしてあげれば良かった。
電話したいけどできないな〜、とまでは思ったけど
アイに直接メールなんて全然思いつきませんでした。
(携帯持たせていたことすら忘れていました。
 考えてみたら携帯に電話するという手もあったのに。)

翌日は、少しでも早くと思って
予定より早い新幹線に乗り換え
急いでお迎えに行ってみると
スタッフと楽しそうにテレビを見て盛り上がっていました。
「いっぱいお話してくれて
 しっかりやっていましたよ。」との報告。
ちゃんと文書での記録報告もあり
寝る時も、女子学生のボラさんが
一緒の部屋で寝てくれたということで、
何時から何時まで睡眠、という記録もありました。
それを見ると、ずっと起きていたというより、
細切れに起きていたよう。
でも本人いわく、ずっと起きていて
お布団の中で携帯見てた、とのことで
あるいはお姉さんが寝てしまっても
一人で起きて携帯いじっていたのかもしれません。

いずれにしても睡眠不足には間違いなかったようで、
お迎えに行ったその車で爆睡し、
(最近車で寝るなんてあまりなかったのに)
そのまま夕ご飯も食べず、翌朝まで眠り続けました。

というわけで、無事ショートステイは体験できましたが、
まだちょっとかわいそうで、
よほど必要に迫られないと
次に預けようという気にはなれませんけどね。
もっとも施設の方も、必要に迫られている人優先で
簡単に空きはないようですけれども。

でも親が病気とか、いざという時
こういう頼める場所があり、
本人もなんとかやれるということがわかって
心の準備ができただけでも良かったと思います。

これだけでもう長くなりましたので、
あとは特別な体験でもないのでざざーっと。

2 合唱祭と交流etc.

交流は英語と音楽だけ行っていますが
特に音楽は、合唱祭が近いということで
真剣な勝負なので、クラスの足を引っ張ってはいけないから
何とかしっかり歌えるようになってほしいと
思っていました。
お友達の中には、どうしても音程外れて
それでも大きい声出してしまうから
交流級の方の合唱には参加させないようにしている、
(本人はやる気でも)という人もいたり、
逆に本人が、あまりそういう雰囲気の中に入るのが
好きじゃなくて、無理に出さない、
というケースも聞いていたので
アイはどうなるかなあと
今年は様子見でした。

ちょうど合唱祭前に授業参観があり
(中学高校になると、この辺では
 授業参観に来る親も少ないのですが)
どうしても交流の様子が気になって
なんとか仕事の都合つけて
ギリギリ最後の方の授業を見ることができました。

それがちょうど合唱祭の練習の時間。
アイが支援級から交流級の教室に移動した時には
もう学活のようなのが始まっていて
担任の先生が、合唱への取り組む姿勢について
熱く語っておられて緊張した雰囲気で
私でもここに後から入るのは
ちょっとためらわれるなと感じましたが、
案の定アイも久々に固まって座り込み
廊下から動こうとしません。
そこに見回っていた学年主任や校長先生が通りかかり
みんなに「どうしたの?」「はいろうよ」となどと
声をかけられ手を引っ張られると
ますます頑なになって固まってしまい
私も久しぶりに見たわが子の固まる姿に
ちょうど成人期の問題をたくさん聞いてきた後だけに
それと重なって、どう対応したものか
あれこれ考えすぎて何もできないでいたのですが、
そこに支援級の担任が来て
「アイちゃん何やってるの。入るよ。」と
後ろからかかえて教室に入れてしまい
ちょうど先生のお話も終わり
パートごとの練習に映った時で
そのパートのお友達の中に入ったら
今まで固まっていたのがウソのように
ニコニコとおしゃべりしながら
練習に交じっていました。

さすが3ヶ月見てきた担任の先生。
扱い方をわかってる。
一歩押してやれば、この子はできると
体得してくれたのですね。
子どもによっては、そうやって無理やり
連れて行っても逆効果のこともあるでしょう。
そういうのって理屈じゃなく
子どもが何にひっかかっているかとか
普段の性格とか
そういうのを肌で感じていて
今は押しても大丈夫と思ってやってくれる人が
身近にいるのはありがたいことだと思いました。

アイは入るソプラノのパートは
同じ小学校だったお友達が多くて
先ほどとはうってかわって
手をつないだりおしゃべりしたりしている姿に
ちょっとウルッときました。

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先生によると
アイも結構ちゃんと音程が取れて
大事な「戦力」になっていますよ、とのこと。
家でも合唱曲をよく歌っていて
ピアノでメロディを弾いていたりして
私まで覚えました。

そして当日。
実は「どんぐりの会」の
赤ちゃん体操教室の日と重なり
行けないかなあと思っていたのですが
他の役員さんたちが
せっかくの行事だから行っておいでよと
役割分担もしてくれたので、
朝だけ顔を出して、会場のホールに向かい
1年生は出番が2年生の後だったので
十分間に合いました。

どのクラスもよく声を出していて
なかなか優劣をつけ難いくらい
とても良い合唱祭でした。
合唱がちゃんとできる学校は
生活も雰囲気も良い学校だと思いますので
先生の話や合唱を聴く時は
何の注意も指示もなくてもシーンと静まり返り
歌う時には一生懸命歌うという姿に
いい学校だなと安心しました。

各学年の合唱が終わって審査の間に
支援学級+有志の合唱というのが
アトラクションとして入っていました。
「有志」というのを聞いて
クラスの合唱もあるのに
そんなのに参加してくれる子が
どのくらいいるのかな?
生徒会とか吹奏楽部とかの「良い子」たちが
先生に声かけられて何人か参加してくれるのかな、
ぐらいに思っていたのですが、
「有志合唱に出る人は舞台に上がってください」
というアナウンスが流れると
何と舞台の上いっぱいになるくらいの生徒たちが!

私の隣の席で一緒に聴いていたPTA会長のママが
(小学校からPTA本部と野球で知り合いだった)
「今年は多いねえ。特に3年生の、いわゆる
 ちょっとワルっぽい子たちも結構参加してるから
 ビックリ。」
と言っていました。

何とその子たちが手をつないで歌っていました。
支援学級の子はこの大勢の「有志」に紛れて
どこにいるのかわからないくらい。
3年生が多くて遠慮したか、
1年生の有志は少なかったけれど
小学校で一緒だったYくん、Hくん、Mちゃん、Jちゃん…
懐かしい顔ぶれもいて嬉しくなりました。
これも大きな声で、アンジェラ・アキの
「手紙」を歌いました。
なんかあったかい気持ちになりました。

↓ 有志合唱の様子

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以上、結局こちらも長くなっちゃいました。
その都度書けばいいんですけどね。
まとめ書きですみません。

 * * *

ばあちゃんが亡くなってから
ばあちゃんと行っていた床屋にも行かなくなり
ここ数年ずっと男の子のように短くしていた
髪が少し伸びて、前髪もちょっと長くなったので
自分でピンで止めて分けるようになりました。

そして鏡見ながら
「私、誰かに似てる」というので
私はじーっと見て
「わかった!トレンディエンジェルの
 斎藤さんじゃない方!」
と言ったら固まりました。
「あれ?違った?誰に似てるの?」と聞くと
ボソボソと小さい声で「長澤まさみ」

そこで大笑いしてしまった母、悪かった。

そして長澤まさみさん、たかしさん、
いずれにしてもごめんなさい。

↓ 自称 長澤まさみ

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