先日、臨床美術ワークショップを体験して、とても楽しかった。
そこで、今日の余暇活動で まねてみました。
まず、つかみ。
「みなさんは絵を見るのが好きですか?」
し~ん・・・・
気を取り直して
「絵を描くのは好きですか?」
し~ん・・・
再び 気を取り直して
「今日は、みなさんで、脳の活性化をしてみたいと思います」
オイルパステルは卓上に準備済みなので、用意した紙を配る。
「何するの?私は絵は描けないよ」
よし!きたぁ~!
「これから描いてもらうのは、正解がない絵なので、思い切って書いてくださいね」
「私と一緒にやっていきましょう。」
オイルパステルは3人で1個使うので、体験したとおりにはできませんでしたが・・・
「好きな色を持ってください。たてに線をひきますよ~」
「場所、どこに?」
「どこでもいいんだよ」
「では、もう1本」
「3本目を引きま~す。」
「色を別なものに持ち替えてくださ~い」
「言いながらかきますよ~。はい。くねくねくね・・・・」
「それでは、もう一度、色を別なものに持ち替えてくださ~い」
「言いながら書きますよ~。はい。ごつ、ごつ、ごつ・・・」
「一度、クレヨンをお休みして、好きな場所を指でこすってみましょう」
「それでは、自分が気になるところを、好きな色をつかって塗っていきますね~」
「色を買えてもいいのかい?」
「これをこうしていいのかい?」
色々な質問が出ます。
「いいですよ。 思うがままにやってみてください」
難しい表情の爺さん、婆さん。
「何をさせられているのか、さっぱりとわからん」という表情が
ベビーパウダーで仕上げ・・・・
押さえてあるテープをはずすと・・・・
爺さん、婆さんは
「あれぇ~~~まっ!」
時間が足りなくなったので、
作品をどの方向だと見栄えするか、みなさんに声を出して頂きました。
「こっちと、こっちとどっちが雰囲気素敵ですか?」
「今のほう!」
「先のほう!」
わいわいしながら、作品を展示していきました。
力強さだったり
穏やかだったり
「変だから、提出しない」話された利用者さんの作品もあり
この中の1枚は、自分は下手だと思って、制作途中でポッケにしまった作品もあり
何かの絵みたいだったり
「線をひいたり、色を塗って、あなたの言葉どおりに皆さんがやったのに
それぞれに出来上がって不思議だね。」
認知症の方が言ってくれました。
初めての体験で疲れたかな。。。。
本当に楽しかったかなぁ・・・