市役所職員の仕事に緊張感を。 | 高橋祐司オフィシャルブログ「みんなの調布」Powered by Ameba

市役所職員の仕事に緊張感を。

「みんなの調布」発行人の高橋ゆうじです。

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早朝から妙にバタバタした一日がやっと終わりました。


朝の駅頭などでお話をしていると、報道はされているものの、調布市のニュースをあまりご存じでない市民の方々が相当数おられることを感じます。


やはり、行政の広報の難しさと共に、役所からの情報発信の少なさに改めて気付かされています。


先日こちらでお知らせした調布市の今年の保育園待機児童数 についての報道も、結構伝わっていないことが判明しました。


そして、今日もある市民の方からお叱りを受けたのだが、今月18日に発表された、調布市下水道課の不始末についても、多くの市民の方はご存じないように感じた。


なので、改めてご報告。


簡潔にいうと、下水道料金をずっと徴収(請求)していないお宅が数件あったという事件です。


少なくとも5年間、もしかすると10年、15年という間、まったく請求をしていなかった可能性もあるという、そんな事件です。


平成21年以降については、しっかりとデータをデジタル管理しているようですが、それ以前は「ワカラナイ!」というのが実態のようです。

詳しくはこちらをご覧ください⇒調布市発表「下水道使用料の請求漏れ」


調布市ではこれまでもいくつかの職員による事務処理ミス、不祥事も発生しています。


現市長はその度に、「責任を取る」形での減給などの処分を、これまでの12年の任期の間に7回も受けています。


職員の資質の問題もあるでしょうが、すべての責任はトップにあります。


やはり、組織全体に緊張感が足りない、“弛緩”している、と感じてなりません。

組織論で言えば、マネジメントの管理能力が甘い、と言うことでしょう。


高橋が昨年、一般質問の際に調布市に提言した「部長マニュフェスト」という行政の取り組みがあります。


いくつかの先進自治体では取り組みをはじめているのですが、行政経営にマーケティング視点を取り入れ成功している、千葉県の流山市も取り組んでいて、先日それが公表されました。

こちら (流山市「部長通信」)


こうして行政の各部門の責任者が名前と顔を出し、市民に対して自部門のミッション、目標を明確に示し、年度終わりにそれを自己評価してまた発表するというものです。


市役所の部門長(管理職)が、市民に名前と顔を晒し、市民向けに一年間の仕事の約束をする訳です。

これは相当の緊張感を生むに違いありません。


そういった意味で、この取り組みはある一定の効果が表れているようです。


調布市は今年の7月が市長選挙です。

現職と新人、どちらになったとしても、ぜひ、こういった取り組みを導入してもらいものです。


みなさんもぜひ注目していてください。