みさきのミニ盆栽遊び

           &癒しの山野草


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釉薬についてご質問頂きましたので久々に(お勉強編)8としてアップします

お勉強編7までは「超ミニ盆栽鉢同好会」HP 鉢づくりお勉強編に載ってます


今回は釉薬(ゆうやく)の話ですが、まず盆栽で使う鉢について

おさらいです   (経験の浅い方向け解説です^^)


盆栽で使う鉢には「仕立て鉢」(したてばち)と「化粧鉢」(けしょうばち)があります


仕立て鉢には800度位で焼成する素焼き鉢(すやきばち)と1000度位で焼成する

駄温鉢(だおんばち)などがあります

いずれも低温で焼成しているので、通気性、排水性にすぐれ根張りが良く

仕立て(育てること)に向いています


化粧鉢は1100度以上で焼成したいわゆる鑑賞用の鉢で

原料が粘土(ねんど)だと陶器(とうき)と言い

原料が陶石(とうせき)だと磁器(じき)と言います


磁器は陶器に比べ通気性は悪いですが絵付け鉢の発色が良いといわれます

絵付け鉢には上絵の具(うわえのぐ)、下絵の具で色づけしたり

赤絵(あかえ)、五彩(ごさい青・黄・赤・白・黒)と呼ばれるもの(ともに上絵)

染付け(そめつけ)と呼ばれる呉須(ごす)による下絵などがあります


また、化粧鉢は釉薬物(ゆうやくもの)または色物(いろもの)と呼ばれ

釉薬という上薬(うわぐすり)をかけて焼成したものと

泥物(でいもの)と呼ばれる釉薬をかけないものに分けられます


泥物には朱泥(しゅでい)紫泥(しでい)鳥泥(うでい)紅泥(こうでい)

白泥(はくでい)黒泥(こくでい)柿泥(かきでい)などがあります


釉薬は簡単に言うと原料(長石、ワラ灰など)に金属化合物(銅、鉄、コバルトなど)を

混ぜて色づけしたものですが(難しいので詳しくは省略します)


釉薬物はあまりに多種で分類の仕方も色々あります

例えば原料で   灰釉(かいゆう)、石灰釉(せっかいゆう)、長石釉(ちょうせきゆう)など

    見た目で  透明釉(とうめいゆう)、乳濁釉(にゅうだくゆう)、マット釉など

    人名で    織部釉(おりべゆう)など

    元々の色で 青磁釉(せいじゆう)、白磁釉(はくじゆう)など

    産地で    黄瀬戸釉(きぜとゆう)など


以上はほんの一部の釉薬です

釉薬の種類や色を知りたいときはネット販売などのお店のHPの色見本がわかりやすいです

ただし釉薬は酸化(さんか)と還元(かんげん)という焼成の方法や

その他様々な要因で色が異なりますし

画像やディスプレイにより実際の色と違う場合があるので要注意です

(パソコンで見ていても実際と色の感じ違うなと思うことはしばしばあります)

なので今回私も参考画像を載せません  以上が一般的な話です


さて「均釉とはどういう色か?「○○均釉」「○○均窯」「○○交趾」とは?

という今回のご質問ですが・・・ (ちょっとややこしくなります^^)


均釉(きんゆう)とは一般の陶芸の釉薬にはありません

盆栽界独特の色の言い方なんです

おもに中国の宣興窯(ぎこうよう)で焼かれたブルー系の盆栽鉢のことです

宣興窯は宣興市という焼き物産地の窯という地名です


同じく交趾(こうち)も地名で、交趾地方で作られた鉢のことです

色が青なら青交趾(あおこうち)、白なら白交趾(しろこうち)など色々な色があります

本来中国で作られた鉢のことを言うのですが、例えば壱興も

それに似た白の釉薬がありまして「色は白交趾で・・・」と注文があります

つまり地名なのに釉薬の色としても言われるのがややこしいところです


同様に均窯(きんよう)も地名に由来した窯名です

いろいろな釉薬の作品があります

盆栽界ではブルー系の鉢を均窯と言っていた時もありました

しかし陶芸界では均窯釉(きんようゆう)という釉薬があります

これは盆栽界の均窯とは別物で紛らわしいので


盆栽界では  ブルー系を  均釉(きんゆう)

         黄を      黄均釉(ききんゆう)

         若草色を   草均釉(くさきんゆう)

         濃紺を     瑠璃均釉(るりきんゆう)などど言っています


例えば均釉は青系の色と言ってもその範囲はかなり幅広く

作家によっても違います


これらの色は雅風など展示会の写真帳などあれば確認してみてください
均釉(きんゆう)は均窯(きんよう)とも言われますが

写真帳などは均釉となっています


あと織部焼きで緑色が特に有名なので緑をオリベとよく言いますが

緑釉(りょくゆう)と言うのが正しいと思います

ただ壱興窯でもオリベと言ってますが(笑)


以上最後まで読んでいただいてお疲れ様でした^^


PS 宣興窯(ぎこうよう)と常滑の関係は深く、その昔宣興窯から陶工が来て朱泥の

   技法を伝授され常滑の朱泥急須が全国に有名になったのです


PS 「超ミニ盆栽鉢同好会」 会員募集中です

   来年はウェブ上展示会をやりたいと思っています^^



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