2005-01-05 22:06:59

2004年 邦洋画ワースト10

テーマ:映画(映画館 2004年)
と、言うわけで本日は
「劇場で見た邦洋画ワースト10」
邦洋画とひとまとめにしたのは、
簡単、それぞれベスト10を作るほど本数を見ていないから。
またワースト10とは書いたものの、
ワーストにはそれぞれ違った原因があるので
とても順番などつけられません。
そこで10本を並列してピックアップしました。

それでは鑑賞順に10本の発表です。
(blogにて報告分はリンクしております)

 ●「ギャンブル・プレイ」(ニール・ジョーダン監督作品)

  ニール・ジョーダンどうしたことか!おもわせぶりな演出が、
  延々と続きながら結局何もなしの、あのラストに本当ガッカリ。

 ●「ゼブラーマン」(三池崇史監督作品)

  制作者側は日本のヒーローもののパロディの線をねらったものの、
  変にまじめで笑いが弾けない。結局内輪ウケで終わってしまった。

 ●「イノセンス」(押井守監督作品)

  なんであんなに哲学的な台詞をズーッといってるのだろうか。
  描写が素晴らしいのに、台詞とちっともかみ合ってませんでした。

 ●「みなさん、さようなら」(ドゥニ・アルカン監督作品)

  死を覚悟した人間の必死な思い出作り。日本映画では「生きる」を
  始めとっくに取り上げていた題材。なにも今さら大げさなという感じ。

 ●「列車に乗った男」(パトリス・ルコント監督作品)

  「髪結いの亭主」で衝撃的に登場したパトリス・ルコントも、
  もう手段尽きたのであろうか。見ている間ひどく退屈だった一編。

 ●「レディ・キラーズ」(ジョエル&イーサン・コーエン監督作品)

  これまた欠伸をかみ殺しながら見た作品。コーエン兄弟の大ファンで
  ある私はこの失速気味の当作品にはホント大ガッカリであった。

 ●「茶の味」(石井克人監督作品)

  タイミングをはずす事が笑いの間をとることを思っていたら
  大間違いだ。制作者たちはもっと落語を聞いたほうが良い。

 ●「箪笥<たんす>」(キム・ジウン監督作品)

  韓流ブームの失敗例。
  ひとりよがりの演出がストーリーすらも無茶苦茶にしてしまった。

 ●「リディック」(デヴィッド・トゥーヒー監督作品)

  もう今では「スターウォーズ」を始めSFのコスチュームプレイが
  完全に時代遅れになってしまったことを本作で痛感する。

 ●「2046」 (ウォン・カーウァイ監督作品)

  記事でもふれましたが、スゴイことを描いているように見せかけて
  結局は何も語れずに終わってしまったような作品でした。

以上ですが、
数作を除いて
本当はその監督の大ファンで期待して見に行ったものばかり。
その期待と結果のギャップに落胆したものがワーストとなったようです。
本当につまらなかったら最初から見に行きませんし、
「やっぱりつまらなかった」と思ったらワーストにもあげません。
結局私のワースト作品は、
自分の偏愛する映画作家ベスト10でもあるようです。

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2005-01-04 14:04:52

2004年 外国映画ベスト10

テーマ:映画(映画館 2004年)
と、言うわけで本日は
「劇場で見た外国映画のベスト10」
韓国・香港をはじめとするアジア圏の作品と
アメリカ、ヨーロッパ作品をひとまとめに「外国映画」とするのには
非常に抵抗がありますが、他に手段が思い浮かびませんので
すべてゴチャ混ぜのベスト10であります。

今回も10位から発表です。
(blogにて報告分はリンクしております)

 10位 「オールド・ボーイ」 (パク・チャヌク監督作品)

  作品の出来から考えたらもっと上位に食い込む作品なのですが、
  <好き嫌い>で考えたら、私にとっては残念ながらココ止まり。

 9位 「21グラム」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品)

  全く関係のなかった3人がひとつの事故でかかわりを持ち、
  ドロ沼の人間模様を繰り広げる。モザイクのような構成の妙が秀逸。

 8位 「華氏911」 (マイケル・ムーア監督作品)

  ブッシュのあっけない再選で、すっかり悪者のM・ムーア。
  がんばれマイケル!再度練り直してブッシュの3選を阻止せよ!!

 7位 「コラテラル」 (マイケル・マン監督作品)

  トム・クルーズのスタームービーとなるところをマイケル・マンの
  演出が見事に光って、立派な<M・マン作品>に昇華させた成功作。

 6位 「殺人の追憶」(ボン・ジュノ監督作品)

  殺人事件を追う地元の刑事と都心からきたキャリアの重量級ドラマ。
  ラストの無念さはこちらまで歯軋りするほど見る者を打ちのめす。

 5位 「キル・ビルVOL.2」(クエンティン・タランティーノ監督作品)

  大量殺戮に辟易したVOL.1より私はVOl.2の方が数倍好き。
  ワイルドでクールで、しっかりとラブ・ストーリー。お見事!

 4位 「ドッグヴィル」(ラース・フォン・トリアー監督作品)

  N・キッドマンもラース・フォン・トリアーの手にかかれば見事な汚れ役。
  監督のいじわるなまでのラジカルな視点は今回も全開!

 3位 「エレファント」(ガス・ヴァン・サント監督作品)

  監督は事実だけを羅列するだけで何も言わない、語らない。
  しかしその無責任さにかえって見終わった後ゾーッとさせられる。

 2位 「インファナル・アフェア無間序曲」
      (アンドリュ・ラウ、アラン・マック監督作品)

  もう1作目でネタは出し尽くしたと思ったら、2匹目のドジョウに
  立派なウナギを送り出すところが制作者たちの驚嘆すべきところ。

 1位 「ブラザーフッド」(カン・ジェギュ監督作品)

  全く期待しないで見たところ傑作どころか本年度ベスト1。
  有名俳優のネームバリュームに頼らずに、制作者たちが骨太な
  人間ドラマを創りあげてしまうところに韓国映画の底力を痛感。

 次点 「スイミング・プール」(フランソワ・オゾン監督作品)

昨年の韓流ブームに乗るかのように韓国映画が3本も。
「シュリ」すらも見なかった身にとってはまさに青天の霹靂。
しかし個々を見てわかるように、それぞれが他の海外作品と比べても
遜色がない、否、それ以上の出来栄え。
ブームでなくともこの3本は絶対に取り上げることだろう。
韓国映画界のパワーは他のアジア圏にも影響を与えつつ
今年も爆発し続けるであろう。
 
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2005-01-03 17:56:43

2004年 日本映画ベスト10

テーマ:映画(映画館 2004年)
と、言うわけで今週一週間は
各ジャンルの2004年を振りかえりたいと思います。
本来こういうのって2004年中に行う事を重々承知の上で、
昨年中は結局報告する事で手いっぱいで、
やっとこさ年越して全ての報告が終わったので
こちらを着手するわけであります。

本日は「劇場で見た日本映画のベスト10」
今年前半は2003年公開分「ジョゼと虎と魚たち」やら
「赤目四十八瀧心中未遂」などを追いかけるように
見ていましたが、これらは2003年扱いとしまして
2004年に劇場公開されたものに限定いたしました。

と、いうわけで10位から
(blogにて報告分はリンクしております)

 10位 「69<sixty nine>」(李相日監督作品)

  若きクリエイターが若き演技陣とジョイントした青春群像。
  1969年にこだわらない今の感覚的な勢いが新鮮でした。

 9位 「恋の門」 (松尾スズキ監督作品)

  演劇界の鬼才・松尾スズキの映画初監督作品。
  松田龍平の斬新な起用のし方が傑作でありました。

 8位 「スウィングガールズ」 (矢口史靖監督作品)

  「ウィーターボーイズ」の二匹目のドジョウは、
  山形で元気にジャズスウィングしていた!

 7位 「ハウルの動く城」 (宮崎駿監督作品)

  「?」が多い作品ではありますが、毎度のごとく
  そのイマジネーションあふれる世界に圧倒されました。

 6位 「隠し剣 鬼の爪」 (山田洋次監督作品)

  終わり良ければ全て良し。スパッと終わるラストのなんと心地
  よいこと!やたらと説明するのが好きな山田洋次監督ながら…

 5位 「油断大敵」(成島出監督作品)

  今年の頭にひっそりと公開された、ホントもったいない傑作。
  柄本明と役所広司の演技のぶつかり合いがお見事!

 4位 「東京原発」(山川元監督作品)

  今年のアイデア賞ものの秀逸な脚本を、一癖も二癖もある
  役者陣で魅せる。こちらも役所広司が見事!

 3位 「誰も知らない」 (是枝裕和監督作品)

  柳楽優弥に始まり、柳楽優弥で終わる傑作。
  彼のあの目に、あの表情…いまだ衝撃が残ってます。

 2位 「血と骨」 (崔洋一監督作品)

  ビートたけしもスゴイがこの作品は脇役たちがさらにスゴイ。
  特にオダギリジョーと濱田マリ。もう主役を食う助演賞モンです。

 1位 「下妻物語」(中島哲也監督作品)

  もう見た時に今年のベスト1を確信しました。
  監督のセンスの良さに役者陣の意外な(!)までの好演。
  キワモノ素材が演出一つで洗練されたドラマの傑作に化けた!

 次点 「父と暮せば」 (黒木和雄監督作品)

こうして10本書いていてもワクワクするくらい
今年の日本映画は秀作揃い、豊作の年でした。
 
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2005-01-02 23:22:17

「ハウルの動く城」

テーマ:映画(映画館 2004年)
12/29 Tジョイ大泉にて

昨年内未報告分第2弾。
これで年内見納めでした。
最初からこの作品で2004年を締めようと思ってました。そして見た感想はと言うと…。

監督:宮崎駿
声の出演:倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也、他


宮崎駿氏は「イメージの映像作家」だと思います。
自分の頭の中にあふれんばかりの【イメージ】が常に渦巻いていて、それを毎作てんこ盛りに作品に詰め込んで発表する。
だからこそ「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」などという、
とても普通の映画人たちが考えもつかないような作品を発表する事ができると思うんです。
いやこの2作だけじゃありません。
遡れば出世作の「風の谷のナウシカ」からもう一貫して貫いているポリシーであるのかもしれません。
しかしあくまでも【イメージ】の作家ですから、そこに「ストーリーを説明する」「見る者にこの場面をわからせる」となってくると非常に弱い、ここは宮崎駿氏の【弱点】なのではないのでしょうか。
今までの作品群は、それでも自身のオリジナルストーリーでしたからまだ【イメージ】でストーリーを補う事ができましたが、「ハウルの動く城」となってくるとちょっと勝手がちがってきます。
本作はダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」という確固たる原作があり、それを宮崎駿氏の【イメージ】で展開させていくこととなります。
ですから【イメージ】も大切ですがストーリーの骨子もしっかり見る者にわからせないと、本作はどうにもこうにも成立しないのであります。
しかし残念ながら本作は、非常にストーリーに対して作り手が不親切なので、見ていて頭の中で「?」が連発してしまうのです。

戦争が起こっているようだが<どこ>と<どこ>の戦争なの?

ハウルが傷ついて帰ってくるけど、何してるの?

ソフィーが呪いでおばあさんになってるのはわかるけど、少女に戻ったり、時々<おばさん>ぐらいの年齢になってたりするのはなぜ?

登場人物達の台詞をよーく聞いてると、これらの疑問の回答のようなところも出てくるのですが、【イメージ】での描写で説明はされません。
「そんなとこ気にしない、気にしない」とでも言われそうですが、やはり原作のある素材の映画化なのですから、私にとってはストーリーの細部にわたる説明がほしかった。
もしここをあふれる【イメージ】描写ひとつで見る者を納得させくれたら、もう、とてつもない傑作が誕生したとも思うのですが。

イメージ、イメージってしつこいですね。

しかし「じゃあ、あなた、この作品楽しめなかったの?」と聞かれたら
私は即答します「非常に楽しめました」と。
ナンやかや言っても今日本映画界でこれだけのオリジナリティな作品を堂々と発表できる映像作家が他にいるでしょうか?
「千と千尋の~」がアカデミー賞まで受賞して、日本国内はおろか世界からも新作が発表が待たれていた状況です。
作り手のプレッシャーたるや相当なものだったと思います。
しかし作品の中にはそんなプレッシャーも、気負いも全く感じられない。
逆にプレッシャーが宮崎駿氏のオリジナリティをさらに強化させてしまったかのよう。
作品を埋め尽くすのは宮崎駿氏の【あふれるイメージ】の数々。
このイメージに身を委ね、次々と展開していく描写に「スゲー、スゲーッ!」言ってるだけでも、この作品入場料金以上の価値は充分にある作品だと断言できます。

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2005-01-01 22:37:20

「ターミナル」

テーマ:映画(映画館 2004年)
12/29 Tジョイ大泉にて

昨年内未報告分第1弾
スピルバーグが送る感動巨編のような宣伝をされてますが、そんな作品じゃございません。「ちょっといい話」てな感じの作品です。

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ、他

1995年にフランス映画で「パリ空港の人々」(ジャン・ロシュフォール主演)という作品が公開されましたが、
「ターミナル」は、この作品の舞台設定を拝借しています。
「パリ空港の人々」は、主人公の男性が空港内でパスポートを紛失。
パスポートが出てくるまで空港から出られない状況になり、
空港内で泊まろうとすると、
実は空港内には国籍不明となった難民などが生活しており、
その人達の力を借りて空港内で生活していく、といった内容。
ほらね。
「パリ空港の人々」で主人公にあれこれとアドバイスする人達が
今回の「ターミナル」のトム・ハンクスと状況がそっくりなわけです。

「パリ空港の人々」は作品規模も小粒でしたし、
やはりフランス映画らしくちょっと皮肉っぽい笑いで
全編を描いた作品となっていましたが、
「ターミナル」の方はアメリカ映画、
ましてやスピルバーグが監督するのですから、
ちょっとやそっとでは終わらせません。
この作品の舞台となる空港をすべてセットで作ってしまったり
(でかいセットです)、
トム・ハンクスをロシアの方から来た観光客の設定にして、
そのロシアの小国がクーデターで一時国が無くなったために
パスポートが無効になってしまうなど、
何にしても【でっかいスケール】にしております。

しかし作品の骨子は「パリ空港の人々」ですから、
ストーリーの内容まではそれほど【でっかいスケール】
にはなりません。逆に作品の色合いとしては、
人と人の触れ合いを描くヒューマンコメディとして展開していきます。
ですから、スピルバーグやトム・ハンクスの名前に惑わされ
「感動巨編だ」などという先入観は一切捨てて、
ましてや「これは金をかけた大セットだ」なんてことも考えずに
この作品をみれば、【アメリカ映画らしいちょっと小粋な人情噺】
として結構楽しめる好編であります。

かえって作り手も方も、肩の力が抜けた作り方を心がけたようで、
状況設定であれほど「一国のクーデターで…」なんていう
大袈裟なストーリーを持ってきていながら、
ラストではそんな事は微塵にも触れず、
主人公のちょっとした個人的な目的を叶えてあげる、
なんていう小粋な終わり方を用意しています。
その目的については…是非劇場でご確認下さいませ。

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