2005-08-13 22:56:30

「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」

テーマ:映画(映画館 2005年)

スターウォーズ3

昨日の続き


8/9 Tジョイ大泉 にて


エンディングの決まっている話をいかに見せていくのか…。


監督・脚本・製作総指揮:ジョージ・ルーカス
出演:ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、イアン・マクディアミッド、
    サミュエル・L・ジャクソン、他


ある映画が大ヒットすると、その【続編】が制作されるのは映画ではまぁ当たり前のこと。
そしてさらにその続編がヒットすると、やがて【シリーズ化】していくというのも映画界の常識。
中には、サブのキャラクターを主役に抜擢する【番外編】を作ったりと、
ショウビズ界の商魂の逞しさは天井知らずであります。

しかしそのような中でヒットした作品の【以前の物語】を描いていくというスタイルがたまにありますね。
つい最近では「バットマン・ビギンズ」が記憶に新しいところ。
あと昨年ですと「インファナル・アフェア 無間序曲」なんてのもありましたね。
共になかなか出来の良い作品でありましたが、
このヒット作の【以前の物語】を描くのって結構難しい事と思うのです。
なにせ前作(またはシリーズ第1作)の物語の発端に、
その続編のラストを合わせなくてはならないのですから
「エッ!それは意外」なんて事は出来ませんし、
無茶苦茶してしまっては後ろの辻褄が合わなくなってしまいますから。
ストーリーとしてはラストではヒット作の発端に話をきっちり繋げつつ、
それでいながら作品としては【以前の物語】として単独でおもしろくなくてはならない
…簡単なようでなかなか難しい事です。

大ヒットシリーズ「スター・ウォーズ」のエピソード1~3は、
約10年かかってこの難しい【以前の物語】に取り組んでいたこととなります。
特に今回の「エピソード3/シスの復讐」はまさに正念場の作品であった訳です。
しかも戻らなくてはならないのが実に30年前の「エピソード4」なのですから
これほど厄介なものはありません。
何せストーリーとしては“未来”へ繋げる話でも、
実際製作年度では30年前の作風に合わせなくてはならないのですから!
こりゃストーリーテリングであるジョージ・ルーカス自身が手がけなくては話になりません。
「エピソード5/帝国の逆襲」「エピソード6/ジェダイの帰還(公開当時はジェダイの復讐)
他の監督に任せていたものの、エピソード1~3はジョージ・ルーカス自身が手がけざるを得なかったのも、ここに理由がありそうです。

私だったら嫌ですもの、
SF映画の金字塔的作品に責任を持って繋げなくてはならない、なんていう難作業を任されるのは!

では「エピソード3/シスの復讐」は1作品としてはどうであったか。
んーやはり【測定不可能】ですね。
もうこの作品自体が“「エピソード4」にキッチリ繋げて行く”ことに専念している作品ですから
この作品の背後には「エピソード4」がデンと広がっている訳です。
 ●アナキン・スカイウォーカーはいかにしてダースベイダーになったのか
 ●ルーク・スカイウォーカーはいかにして誕生したのか。またレイア姫は
 ●エピソード1~3で活躍するもののエピソード4では影も形もない
  メイス・ウィンドゥ(サミュエル・L・ジャクソン)はどうなるのか
 ●偉大なるジェダイ・ヨーダは何故未開の惑星に避難したのか
 ●ダーク・シディアスは誰なのか(ジェダイの帰還では確か“皇帝”って言ってましたよね)
 ●「エピソード4」でガラクタ当然で出てきたR2-D2、C3POはどうなるのか
取りとめも無く書いていきましたが、これら「エピソード4」に繋がっていくエピソードを、
また「エピソード4」に止まらず「エピソード5」以降の伏線となる部分をも含めて、
この作品は懇切丁寧きっちりと手抜き無しで描いて行きます。
しかも描写は非常に重厚的。
「エピソード2」で実験的手法を使ったジョージ・ルーカスも
正念場の「エピソード3」では遊び心が入る“隙間”すらありません。
それはまさにこの作品が「エピソード4」へ繋げる作品であると共に、
「スター・ウォーズ」シリーズ6部作をまとめる重大な責任を背負った作品でもあったからであります。

で、ありますから「エピソード3/シスの復讐」
「スター・ウォーズ」シリーズのストーリー全体をキッチリ辻褄合わせした作品として、
見ていてジクソーパズルが出来あがって行くような快感はありますし、ここは評価できましょう。
しかし「エピソード3/シスの復讐」単体の作品の評価をすることは、
「スター・ウォーズ」シリーズ全体を評価することになりますから、
30年間を総括することは、ちょっとやそっとでは語れませんね。

ですから【測定不可能】なのであります。

■関連記事はこちらから
 ●「スター・ウォーズ」シリーズについて(8/11)
 ●「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(8/12)

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コメント

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10 ■横浜マダム 様

コメントありがとうございます。

「スター・ウォーズ」は思い入れがありますが、
他の作品は私も同様上滑りです(笑)
ネタバレも平気でしてますので
鑑賞前に読まれたらきっと不快に思われてしまうのではないでしょうか。
それでも今後もお付き合いくださいませ…

9 ■TBありがとうございます

こんばんは~
さすが「こだわりの館」ですね。ワタシは、こんな風に観た映画を語れません。
きっと的外れだったりするでしょうね。

でも、まぁそんな上滑りを見る人だって居るってことで。。。
映画を見る前に、このブログにお邪魔したら、深く観れるかしら?

8 ■nicoco 様

コメントありがとうございます。

30年間常に公開されればその年の興行記録を塗りかえ続けてきたのですから
本当にこのシリーズは評価はともかくスゴイと思います。

7 ■アルケミスト様

コメントありがとうございます。

いやぁ映画の感想は内容よりも
見た直感をすぐ記事でアップする
“速さ”が一番だと思います。
だからいつも私は反省の日々です(笑)。
今後もよろしくお願いします!

6 ■experience#21様

コメントありがとうございます。

芸能全般なんてとてもとても…。
実に偏った内容でありますが
お付き合いいただけるようでしたら
今後も何卒よろしくお願いいたします!

5 ■どんぐりん 様

コメントありがとうございます。

「スター・ウォーズ」は30年間根気強くつきあってこそ意義のある作品で、
1作1作が、それなりに見応えある作品のようでありながら
実は途中参加の人間にはえらく冷たいシリーズだと
シリーズ全体を眺めたら思いましたね。

4 ■TBありがとうございました

とても素晴らしかったです。
この世界は多くの人を長年魅了してるだけの作品だと思いました。

3 ■TB有難うございました。

コメント・・さすが!です。
私は適当ーな映画感想なので、
納得でした。
こちらからもTBさせて頂きますね。
私は映画だけのblogではないのですが、時々は勝手にTBさせてもらうかもしれません。
どうかこれからもよろしく御願いします。m(__)m

2 ■TBありがとうございました

レビュー拝見しました。いや、鋭いかつ、的確な意見、とても参考になります。ブログを覗いてみたのですが、とても芸能全般に興味がおありなのですね。とても面白く拝見しました。また見させてもらいます。

1 ■さすが

こだわりの館だけあって、「ソゴイッス!面白かったっス!最高!」なんていう感想じゃなく、読み応えありました。私のもやもやを整理してくれたと言うか・・・。公開時の一時の喧騒から、もう大きく離れているような気がしてなりません。ひとつの「映画」としては、なんか中途半な印象で、もっとちゃんとしたドラマのある物を地味でもいいからみたい欲求に駆られました。

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