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2006-12-31 23:55:43

本年もありがとうございました

テーマ:ブログ

今年は一時ブログを中断してしまったのが何より心残り。
これからは更新しつつも過去の記事も思い返しつつ
中断の溝をも埋めていきたいと思ってます。

なお12月も、【見た】【観た】ものが多かったのに記事更新ができなかったので
今後の更新予定を発表しておきます。
また来年もよろしくお願いします。


12月分更新予定記事

 ●クリント・イーストウッド「ルーキー」(1990)
 ●イッセー尾形のとまらない生活2006 in 12月の東京公演
 ●国立演芸場12月中席「六代目柳家小さん襲名披露興行」
 ●ケン・ローチ「麦の穂をゆらす風」
 ●ケン・ローチ「ケス」(1969)
 ●小沢昭一「小沢昭一的 新宿末廣亭十夜」
 ●ナイロン100℃「ナイス・エイジ」
 ●「元禄忠臣蔵 第三部」
 ●ヤン・シュバンクマイエル「ルナシー」
 ●NODA・MAP「ロープ」 up!
 ●クリント・イーストウッド「硫黄島からの手紙」 up!
 ●林徹「大奥」 up!


…年内最後が「大奥」なんて本当今年は変わった年でしたなァ(笑)。

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2006-12-29 23:08:33

NODA・MAP「ロープ」

テーマ:演劇


ロープ

12/29 シアターコクーン にて


作・演出・出演:野田秀樹
出演:宮沢りえ、藤原竜也、渡辺えり子、宇梶剛士、橋本じゅん、三宅弘城、
    松村武、中村まこと、明星真由美、明樂哲典、AKIRA


 プロレスは八百長だとわかってて観客は見ている。
 だからどこかで歯止めがきくものだから見ていて、もっと【刺激】がほしくなってくる。
 場外乱闘しかり、流血戦しかり、「もっとやれ!もっとやれ!」状態になってくる。
 しかしその【刺激】がマヒしてくるるとともに、人はプロレスを【テレビ】で見ているものだから
 テレビに同様の【刺激】を求めてくる。
 テレビで悲惨な場面が展開されると共に人は「いやだーっ!」と目をそむけながらも
 心の中では「もっとやれ!」「もっと刺激を!」になってくる。


 数年前、某国で「9.11」なるテロがあり
 やがてそれが「戦争」まで発展していった。
 テレビに映されるのは言葉を失わんばかりの悲惨極まりない光景。
 しかしテレビの画面に映る光景は流血戦のプロレスと同じ。
 【刺激】にマヒした人々は心の中でつぶやいている…
 「もっとやれ!」「もっと刺激を!」
 そのつぶやきに我々はフト背筋が寒くなる思いをする…。


ストーリーではありません。
この戯曲の【私なり】の解釈であります…。

年末の12/29、今年の舞台の見納めとして鑑賞したのが
渋谷シアターコクーンでのNODA MAP公演「ロープ」


NODA MAPの公演は2年前、 夢の遊眠社時代の戯曲の再演「走れメルス」 を見まして
野田秀樹のあの溢れんばかり台詞で埋め尽くされた劇の展開に
夢の遊眠社の舞台を見て「わからなくてもわかったような顔」をしてた
昔の自分を思い出して苦笑してしまったといいますか、
今は、もう付いて行けないなと思わされたといいますか(笑)
すっかり舞台に【置いてけぼり】をくらわされてしまったのです。

ですから正直、今回チケットは買ったものの…しかも新作だということを差し引いても
劇自体にまずは付いていけるか、というのが最大の心配でした。
これでやっぱりついて行けなかったら、もう舞台見るのは控えようかというくらい。


そして見た結果…付いて行けました(笑)。
と、いいますか野田秀樹もすっかり変わりましたね作風が。
プロレスを題材に、驚くべきスピードで台詞が劇が進むその展開は
夢の遊眠社時代から何も変わってませんが、
激しく展開していきながら徐々にストーリーが、そして劇自体が
【テーマ】に向かって一直線に進んでいき、それが見ている者が手に取るようにわかる
…とにかくわかりやすいし、
…テーマも時事問題を含み現代へのメッセージとして説得力がある。
そこが「エッ!これが野田秀樹?」という驚きで、見ていて新鮮でした。

昔の夢の遊眠社公演あたりだったら溢れる台詞に見ているうちに頭の中が埋れてしまって
テーマに至った時には遥か後方をノロノロとついていくしか術はなかったのに…。


それとやはりNODA MAPの公演からは外部の役者陣を使うということが
野田戯曲の【わかりやすさ】の一つの手助けとなったのかもしれません。
今回も宮沢りえ藤原竜也の【有名人級】が熱演して舞台を盛り上げ、
橋本じゅん三宅弘城松村武などの今の【劇団俳優陣】が脇を固めて、
そして渡辺えり子…野田秀樹と「小劇団ブーム」を共に牽引してきた【同士】が引き締めをする。
その役者層の厚さが、よいコラボレーションを生んで
劇自体を見応えのあるものにしていると思います。
やっぱり渡辺えり子が舞台にいると舞台がピシッと引き締まるような感じがしましたもん。

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2006-12-25 20:31:16

「ルナシー」

テーマ:映画(映画館 2006年)


ルナシー

12/24 K's cinema にて


常人にはお奨めできません!


監督・脚本:ヤン・シュバンクマイエル
出演:パヴェル・リシュカ、ヤン・トジースカ、アンナ・ガイスレロヴァー、ヤロスラフ・ドゥシェク、他


 精神病院の職員に拘束される奇抜な悪夢をみたジャン・ベルロ(パヴェル・リシュカ)は、
 無意識のまま大暴れして宿の部屋を滅茶苦茶にしてしまう。
 しかし、たまたま居合わせた侯爵(ヤン・トシースカ)が弁償し
 ジャン・ベルロを自分の城へと招待する。
 しかしその夜ジャン・ベルロが盗み見した光景は、
 侯爵を中心に繰り広げられる快楽とグロテスクな饗宴の世界であった…。


旧チェコのシュールな人形アニメーション作家、ヤン・シュバンクマイエル
そうですね今から15年ほど前でしょうか
かの有名なルイス・キャロルの「不思議な国のアリス」を
人形アニメで描いた「アリス」をレイトショーで見ました。
しかしこれが想像以上のグロテスクさにあふれた強烈な作品で
ルイス・キャロルの原作自体、相当グロテスクですけど、
そのルイス・キャロルがうなされてしまうであろうくらいの、
グロテスクな夢をさらに増長させたような世界が展開されてました。


そして15年以上経って再びシュバンクマイエル作品を鑑賞するに至ったわけですが
今回の「ルナシー」は「アリス」とは比にならないほど、さらにグロテスク
もうエロスグロテスクが2時間弱の中にトグロを巻いてるようであります。


なにせベースになっているのが精神病院を舞台とした
エドガー・A・ポー「タール博士とフェザー教授の療法」の原作に
13年間精神病院に監禁された、
かのマルキ・ド・サド公爵の史実だというのですから、
この時点でもうスゴイ(笑)、尋常ではない。
しかもこの作品をシュバンクマイエル自身【芸術作品】と言わず
【ホラー】だと言い切ってしまっているのですから
その異常さ、グロテスクさには歯止めがきかない状態。

そしてそのグロテスクなストーリーに
シュバンクマイエルお得意のストップモーションアニメ
からんでくるのでありますが、これがもう趣味が悪い。
なにせ動く対象物が【肉の塊】
【舌】であったりステーキ肉かなんかの【肉片】
シーンの合間に微妙に、そして象徴的な動きをして
メインの物語にからんでくるという趣向。
もう、こう書いていても思い出して気持ちが悪い。


精神病院を舞台とした狂気の沙汰のストーリーに
グロテスクなストップモーションアニメが絡んで
人間の愚かな行動を皮肉るというというのが
シュバンクマイエルの本作での趣向らしいのですが
まぁここまでグロテスクに描いてくれれば強烈なイメージが残って
それはそれで成功なのでしょうが、
どこからが正常で、どこまでが異常なのかの境界線もあやふやな
この作家の精神構造すらも疑ってしまう結果というのは
果たして成功なのか、失敗なのか…

常人からはとても判断できない結論であります。
パゾリーニの「ソドムの市」を見た時の感覚に近いですね。


ここまで映像で描いてしまう作家が世界にいるんだ…と
「ルナシー」は一見の価値はある作品ですが、気分が悪くなることうけあいなので
くれぐれもそれなりに【覚悟】の上でご鑑賞を(笑)


■まだこっちの方が見やすいかも(笑)

 ヤン・シュヴァンクマイエル アリス
 

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2006-12-24 22:31:16

「元禄忠臣蔵 第三部」

テーマ:伝統芸能


12月元禄忠臣蔵

12/24 国立劇場大劇場にて


真山青果=作
真山美保=演出
織田紘二=補綴・演出


 元禄忠臣蔵 第三部 四幕九場


 《吉良屋敷裏門》
   第一幕  吉良上野介屋敷裏門前


 《泉岳寺》
   第二幕  芝高輪泉岳寺浅野内匠頭墓所


 《仙石屋敷》
   第三幕  仙石伯耆守屋敷玄関
          同 大広間
          同 元の玄関


 《大石最後の一日》
   第四幕  細川屋敷下の間
          同 詰番詰所
          同 大書院
          同 元の詰番詰所


 出演者:松本幸四郎、中村芝雀、中村信二郎、坂東三津五郎、市川左團治、ほか


即日完売の人気もうなずける感動の舞台でありました。

国立劇場で3ヶ月連続上演の「元禄忠臣蔵」
いよいよ第3部は「討ち入り」から「大石最後の1日」とまさに見所満載の忠臣蔵のクライマックス。

特に大詰め「大石最後の1日」が素晴らしかった。

作者の真山青果は「元禄忠臣蔵」をこの「大石最後の1日」からスタートさせたという。
劇のクライマックスにしてこの大長編のきっかけとなった幕。
であるからストーリーといい、物語の構成といい、申し分ない出来。


大石内蔵助の切腹が決まる悲劇的な内容であるというのに
舞台にはなぜか不思議と【爽快感】が漂っている。
それは大石内蔵助が主人の仇討ちを成し遂げた【達成感】に満たされているとともに
この幕のもう一つのクライマックスである
磯貝十郎左衛門(中村信二郎)とおみの(中村芝雀)との恋も
内蔵助の仲介で実らせたもう一つの【達成感】が舞台にあふれてるからであろう。


登場人物たちはことごとく【死】に向かって歩んでいる。
しかし舞台には【爽快感】が漂い、
私は感動の涙がもう少しで流れてしまうところであった(必死でこらえてたが!)
それはまさに【死】をもってしても一つのことを成し遂げることを良しとする
外国人には到底わかりえない【武士の心意気】に現代の観客も感動するわけであり
大きく言えば「忠臣蔵」の人気もまさにこの点につきるのかなと思わされるのであります。


また「大石最後の1日」が感動的な幕になったのも
役者陣が充実していたことが理由でありましょう。


松本幸四郎大石内蔵助はもう序幕から出っ放しの奮闘公演でありましたが
主君の仇を討ち、全てを成し遂げた一種【悟り】を開いたかのような人物の【大きさ】を
舞台上で見事に演じていたと思います。
大石内蔵助はやっぱりこれ位【大きく】ないといけません。


中村芝雀おみのは、最初の出の小姓には女形のためどう見ても見えないのはご愛嬌でしたが
磯貝が【琴の爪】を持っていたことを知ったときのジッと目をつむってむせび泣くあの表情に
思わず目頭が熱くなりました。
あそこであれだけ表現できたからこそその後「もう何も言うな!」という態度になるのも納得がいきます。
もうあそこで全てを彼女は知ったのですから!


で、おみのの相手役・磯貝中村信二郎
一部には甘くて武士に見えないという批判もあるようですが、
朗々と台詞の連続でついつい舞台が硬くなりがちなこの演目を唯一やわらかいものにした功績は
萬屋の【甘さ】があったからだと思います。
私は萬屋の磯貝はこれはこれでよかったと思います。


思えば中村信二郎も
名門・萬屋でありながら猿之助一門に若くして参加し21世紀歌舞伎組のヒーローとして一時は活躍。
ワケあって猿之助一門から離脱した後は、一から出直しとばかりに
地道に脇役人生を再度歩んでいましたっけ。
でもここ数年の活躍はめざましく、
吉右衛門主演の舞台で活躍するのはもちろんのこと
ついに今月は国立劇場での磯貝役と主役級を演じている…。


活き活きと演じる萬屋を見ていると
これだけでも目頭が熱くなってくるものがあります。


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2006-12-23 22:43:01

ナイロン100℃「ナイス・エイジ」

テーマ:演劇

ナイス・エイジ2

12/23 世田谷パブリックシアター にて


作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:峯村リエ、大倉孝二、みのすけ、松永玲子、立石凉子、佐藤誓、他


ケラリーノ・サンドロヴィッチ率いるナイロン100℃
今年4月の「カラフルメリイでオハヨ~いつもの軽い致命傷の朝~」(本多劇場)
に続いて今年2回目の鑑賞であります。


大学生の頃は紀伊国屋や下北沢によく小劇団の公演を見に行きましたけど
30歳を越えるともう追いかけるパワーというものがなくなってきまして
よっぽど気に入った劇団でないと滅多に毎回の公演は見なくなってしまいました。
しかしケラリーノ・サンドロヴィッチ率いるナイロン100℃は
プロデュース公演「空飛ぶ雲の上団五郎一座」あたりで
ケラリーノ・サンドロヴィッチの作風に始めて触れて興味を持ち
またそこに出演していたみのすけや三宅弘城あたりの役者陣も面白かったので
劇団公演を改めて見たところ、これがピタリとツボにはまって非常に面白く
久々に毎回「見たい!」と思う劇団と相成った次第であります。

今回の「ナイス・エイジ」も本当に面白かった
前回の「カラフルメリイでオハヨ」の上演時間3時間もすごかったけど
今回も上演時間、休憩も入れてなんと3時間半!
ちょっとした新劇の公演すらもここまで長いものは少なくなった昨今、
この上演時間時間の長さには見る前はかなりの覚悟がいったのでありますが、
だけど実際見てみたら、この長さはちっとも苦にならない。
いや、逆にラストの方では「もう終わり」と思ってしまうくらい。
それくらいケラリーノ・サンドロヴィッチの作劇と演出
そして役者陣がこの公演でも充分魅力的でありました。


それにこの劇団とは「相性がいい」んだとも思いましたね。
ケラリーノ・サンドロヴィッチは確か
イギリスのモンティパイソンと日本の別役実の影響を強く受けているんですよね。
2つとも私もファンですし、別役実にいたってはもう私、追っかけみたいなモンですから
このへんの「相性の良さ」でもあるのでしょう。
今回はタイトルの「ナイス・エイジ」からしてYMOの往年の名曲からとってて
(劇中にもかかってましたし!)
もうYMO世代としては、この時点でジーンときてしまいます。


またタムトラベルを題材とした今回のストーリーも
幾重にも時代をタイムトラベルしつつも、ストーリーの骨子となるのは
あくまでも主人公となるイチ家族(4人家族)限定であるという、
その描かれる世界の【広さ】ストーリーの【狭さ】のギャップが私は好きです(笑)。
この【狭さ】があるからこそストーリーに張られた伏線が無理なく活きてきますし
その【狭さ】が【セコさ】にも繋がって、ショートコントを見ているかのような
面白おかしい世界へと効果的に変わってくるのであります。


役者陣も峯村リエ、大倉孝二、みのすけの劇団俳優陣も相変わらず魅力的。
特に大倉孝二の狂気染みたハジケっぷりが見物であります。
そして特筆すべきは共演陣。
佐藤誓、原金太郎、池谷のぶえ等の外部からの出演はもちろんですが、
志賀廣太郎、立石涼子のベテラン客演陣がしっかりサポートしているのが見事で
こういうベテラン勢がおお真面目に観客を笑わせることで、
ギャグが内輪ウケにならずに、しっかり演技で笑わせている証明になっていると思うのです。
こういうところに私はケラリーノ・サンドロヴィッチのギャグセンスの良さを感じるんですよね。
これも「相性の良さ」なんでしょうか…。


■チラシの写真が素敵だったのでここに…
ナイス・エイジ1

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