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2005-11-29 23:07:08

「銀座の夜」

テーマ:食べある記

10月の「銀座の夜」 でご報告の通り
仕事でお付き合いのある某氏と、月1回定期的に“うまいもん”を食べに行こうと
お互いに暗黙の了解で食事会を実施しておりまして、本日がその11月分・第5回目。

本日は私の推薦で銀座7丁目、焼き鳥の「東京やきとり亭 銀座店」へ。
前回が銀座4丁目のもつ焼きの「ささもと」 でしたから、
もつ焼きの次は王道の焼き鳥でという趣向。

場所は銀座の王道・銀座通りを銀座7丁目まで行きまして、
甘味処「立田野」の隣のウナギの寝床のような細長いビルの3階。

この「東京やきとり亭」本店は駒込にありまして、駒込界隈では有名なお店らしい。
私も田畑に住んでいる女子社員からこの店のことは「おいしい」と聞いていて
焼き鳥フリークの私としては是非一回と思っていたものですから、
今回念願かなっての訪問であります。
しかし、駒込の店がなぜ銀座に出店なんでしょね…。

確かに、噂にたがわず名古屋コーチン、おいしかった。
頼んだのは「鳥まるごとセット」
かしわ・だんご・特選レバー・正肉の焼き物4品に
冷やしキュウリ・大根おろし・スープ・デザート。
それにビールの肴に「鳥刺しの盛り合わせ(ささみ・レバー・砂肝)」
〆にもう一つの名物という「五目釜めし」を。

大き目のカットの焼き鳥は表面はしっかり焼いてあるけど中はジューシーで
(って、ありきたりな表現だな)
だんごも“つくね”の親分のような感じで荒挽きの鳥が何ともおいしい。
さしみの“ささみ”は肉厚でしっとり、“砂肝”は歯切れよく。
そして釜めしのなんとしっとりとミズミズしいこと!
料理はどれもおいしかった、満足。

…けど今回はどうにもこれだけで終わらせたくないんですよね。
それはサービスが…悪くはないんだけど…そりゃ違うよと思わされたんです。

混んでたら困るから予約したら「2名様ならカウンターです」言われた。
やっぱり人気店、テーブルは混んでいるんだなと思ったら、
19:30に行ってみたらガラ空き
カウンターに3組ほどしかいない。
しかも長いカウンターの両端に常連らしき2組が陣取り、
私が予約した席は手前の方の席に雑に「予約席」の札が置かれていた。
…何かいやな予感。
店員に「予約した~です」言ったら、
カウンターを見回して見つからないようサッと札をとって
全然違うカウンターの中ほどを指して「こちらへどーぞ」。
オイオイ、それじゃ予約のメリット何もないでしょ。
どうも常連に席を取られてしまったんだな
慌てぶりからバレバレです。

で、やはり場所柄からか20:00過ぎから次々と人が入ってきましたよ。
するとですね、どうにもカウンターに座ってる人のすぐ隣に案内したがるんですね。
だから座ったばかりで隣の椅子に荷物を置いた人が、すぐ荷物をどかさなくてはいけない。
で、店員はすかさず「荷物お預かりしま~す」と言う。
最初っから言えばいいのに!
でも広いカウンターだから1時間くらいは席が埋まるわけでもなく、
端っこから埋まった客は皆窮屈に座ってるんですよ。
で、皆順番に座らせているかいうと、常連とおぼしき人たちには勝手に席を選ばせている
だから見渡すとカウンターの客の座り方がえらくアンバランス!
こういう時って、ある程度配分よくお客を誘導するのが常識だと思うんですけど…。

で、席についてからあたりを見回したらカウンターの奥に2名ほどのテーブル席があるじゃない。
なんでここに通してくれなかったんだろう?
これも常連のための席?
予約客より常連の方が上って、すし屋じゃないんだからさ。
ささいなことなんですけど、ずっーと窮屈に食事してたもので、えらく気になってしまったんですね。

確かに銀座、常連の“お旦”ひとりでもつけば商売安泰な土地柄ですから、
常連を大切にするのはわかりますが、
常連を大切にするがために常連予備軍の芽を摘むっていうのは
どーかと思いますけどね。


サービスも味のうち…納得


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2005-11-28 16:36:30

テアトル・エコー「暗くなったら帰っておいでーイディの一生ー」

テーマ:演劇

イディの一生

11/27 恵比寿・エコー劇場 にて


母よ…あなたは強かった。


作:ジミー・チン
演出:酒井洋子
出演:黒川なつみ、川本克彦、南風佳子、森沢早苗、金子マリ、火野カチコ、山下啓介、他


本公演を毎回鑑賞している、私の御贔屓劇団・テアトル・エコーの秋公演は
イギリスの劇作家ジミー・チンの「暗くなったら帰っておいでーイディの一生ー」

ジミー・チンはテアトル・エコーが日本ではじめて紹介した劇作家で
2002年2月の「シルヴィアの結婚」で日本初登場し、
2003年8月の「九月になれば」が第2弾
そして今回「暗くなったら帰っておいでーイディの一生ー」が第3弾となります。
いずれもテアトル・エコーの公演であります。


ジミー・チンの作劇は日常的なユーモアをふんだんに盛り込んだ非常にしっかりしたストーリー作りで、
テアトル・エコーが紹介するまで、なぜ今まで日本で上演されなかったか不思議なくらいです。
しかし個々の作品をよーく見てみると、
「シルヴィアの結婚」が結婚をめぐるドタバタを描きながらも、根底には富裕層と貧困層の結婚という
イギリス的な問題を多分に含んでいたり、
「九月になれば」は女子学園の教師たちが繰り広げる、格式にこだわったが故に起こるミステリーと
これもいかにもイギリスらしい問題を取り上げたりと、
【イギリスらしさ】がいずれもプンプンしてくるような戯曲で、
【イギリスらしさ】にこだわった故の一見地味なイメージが
日本の演劇界ではなかなか取り上げなかった原因ではないかと思います。
そう考えると今回の「暗くなったら帰っておいでーイディの一生ー」などは、
まさに“イギリスらしさ”の総決算のような内容で、
ジミー・チンの母親をモデルに、木綿工場で低賃金で働く女工たちの涙と笑いのエピソードの数々を、
30名以上の俳優陣を出演させてにぎやかに描いています。
まあ映画でいえばケン・ローチの作品のような感じですかね。
そういえばケン・ローチも日本では随分長いこと紹介されませんでした。
映画でも演劇でもイギリスらしい作家は敬遠されてしまうんですね。

さて今回の作品ですが、木綿工場で働く女工たちという非常に地味な素材ながら
登場人物を大勢出したり、劇中にふんだんに歌を盛り込むなど、
劇全体が重く、そして暗くならないような工夫を随所に施していて
見ていて退屈しません。
そして何よりジミー・チンの母親がモデルという主役のイディの数奇な生き方がおもしろく、
作者のイディへの思い入れもたっぷり。
ラスト、その出生の秘密を知ったことで
イディと息子アルフィ(ジミー・チン自身がモデル)は絶縁してしまうのですが、
今日では作者が“あの時”を非常に後悔しているのが手に取るようにわかり、
そのラストは深い余韻を残します。

と、今回のジミー・チン作品も前2作同様楽しめたのですが、
その演出や演技には今回はちょっと疑問を感じました。
戯曲に忠実に演出したのでしょうが、戯曲がいかにもイギリスらしいものなのですから、
演出まで海外戯曲そのままに演出しなくても良かったのではないでしょうか。
日本でも「ああ野麦峠」のように木綿工場で働く女工さんの話があるくらいなのですから
もう少し「日本に設定を近く」して描いても充分理解できる内容だと思うのです。
イギリスは人種のるつぼですから、劇中のも黒人やら赤毛やらが登場するのですが、
どうしても日本の俳優による黒人の演技や赤毛の演技は、大げさでウソっぽく見えてしまうんですね。
せっかくリアルな世界の話なのに、
演技がウソっぽいと見ている者は気恥ずかしくなって【引いて】しまいます。

またイディ役を劇団の若手女優・黒川なつみひとりに演じさせたのは、
ちょっと荷が重かったのではないでしょうか。
少女の頃から息子が大きくなった中年まで、まさに黒川なつみは奮闘しておりますが、
中年の奥深い情感を出すまでには至っていません。
2幕物で、途中休憩が入りましたから、
ここでイディ役を中堅どころと変わっても違和感は無かったと思います。
逆にイディの友達役の2人は南風佳子、森沢早苗と劇団の中堅どころが扮しており、
少女時代に非常に違和感がある。
イディと友達2人、3人のアンサンブルが非常に重要な戯曲だったのですから、
この辺はもうちょっと【足並みを揃え】てもよかったのではないでしょうか。


■関連記事はこちらから

 ● テアトル・エコー「ルームサービス」(H16.11.7鑑賞)
 ● テアトル・エコー「エスケープ・フロム・ハピネス」(H17.3.13鑑賞)
 ● テアトル・エコー「朝の時間」(H17.6.5鑑賞)


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2005-11-24 22:50:16

「狂った果実」

テーマ:映画(ビデオ他)
日活
狂った果実

特集【日本映画を語ろう!】

【スターで魅せる映画たち】。
勝新太郎、市川雷蔵、渥美清ときて最後は
日活の、いや日本を代表する大スター・石原裕次郎を取上げましょう。
作品は1956年公開の、まさに裕次郎がスターに上がっていった作品「狂った果実」であります。

1956年劇場公開作品
監督:中平康
原作・脚本:石原慎太郎
出演:石原裕次郎、津川雅彦、岡田真澄、深見泰三、藤代鮎子、北原三枝、他

  太陽族の滝島夏久(石原裕次郎)は、
  まだ純真な弟・春次(津川雅彦)の初恋の女性・恵梨(北原三枝)を奪う。
  やがて心の中にあった兄弟への愛情の均衡も破れ、
  恵梨は夏久の強靭な肉体に強く惹かれていった。
  恵梨と夏久の全ての出来事を知った春次は、
  憑かれたようにモーターボートでヨットの二人を追った…。

石原裕次郎。
ある世代(団塊の世代なんでしょうか)にとってはカリスマ的スター。
自身が主演した日活作品で数々の大ヒットを飛ばし、
後年、映画界から遠ざかってからは「太陽にほえろ」「西部警察」とTVの人気シリーズを放ち、
“石原軍団”のボスとして芸能界に強力な力を保持し続けたスター。
晩年、生死の境をさ迷った長期入院の時には、手術の進展状況が連日マスコミを賑わせ、
慶応病院の屋上からウンか月ぶりに姿を現し、下で声援を送るファンに手を振るその姿は、
昭和の芸能史で今でも取上げられるほど。
その後再度の病に倒れ、まだ脂の乗り切った50代で逝去。
その死は裕次郎と美空ひばりの死で、昭和の芸能界は終わったとまで言われた。
私の周りでもカーステレオの友は裕ちゃんという、とある会社の社長もいるし、
私の好きな落語家・昔昔亭桃太郎も裕ちゃんの熱狂的ファンとして、
自作に「裕次郎物語」なる演目を持つほど
(一時出囃子まで「錆びたナイフ」にしてましたっけ)
そういえば、この二人は大体同じくらいの年齢。
だからこそ前述で“ある世代”を強調したわけなんです。

で、私にとって石原裕次郎は、
ファンの方には申し訳ないが、本当“たいした存在じゃない”ですね。
勿論、私の知っている石原裕次郎は「太陽にほえろ」のちょっとしか出てこないのに
最後にポーズだけは決めるボス役ぐらいしか知らないし、
映画は今までビデオですら全く見たことが無かった。
あ、あと兄・石原慎太郎が選挙に出ると必ず応援演説する人、
…これ忘れちゃいけません。

で、今回石原裕次郎の出世作として、
また監督の中平康の代表作として有名な「狂った果実」を見て、
その時代でうけたカリスマ性を少しでもわかろうと見たのですが、
正直「どこがいいんだろう」って感じです。

“その世代”の人々は「裕ちゃんはかっこいい!」という。
でも顔はそれほどイケメンでもないし、演技だってウマいとは思えない。
この作品で「かっこいい」というなら、
弟役の津川雅彦や友達(ハーフの)役の岡田真澄の方が数段かっこいいと思いましたもの。

どうも石原裕次郎は兄・石原慎太郎の小説「太陽の季節」で一躍ブームを起こした
【太陽族】と、その【時代】に密接なつながりがあるのでしょうね。
当時としては【反社会的な】格好をして湘南あたりでナンパしている、ちょっとした不良【太陽族】。
裕ちゃんは、そのリーダー的存在として一躍スターになっていったのではないか。
つまり【その時代】とセットとなったからこそ【カリスマ的存在】になったのではないか。
時代時代で登場する【ファッションリーダー】みたいなもんで、
決して個人の力ではなかったのではないか…。
だから【世代】が違ってしまうとどうにも裕ちゃんの魅力というのは「わからない」んです。

「狂った果実」の作品自体も、傑作として知られていますが、
私にとっては、妙に格好つけたキザな演出がどうにも鼻にツイて
「もっと普通に描けばいいのに」としか思えない。
【あの時代】だったからこそ、
この【キザさ】も「格好いい」といて受け入れられたのではないでしょうか。

ここまで辛辣に書くと裕次郎ファンから袋叩きにあいそうですが、
それほど石原裕次郎という存在は、世代間でギャップがあると正直思うんですよ。

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2005-11-23 22:08:06

「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」

テーマ:映画(ビデオ他)
松竹
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け

特集【日本映画を語ろう!】

【スターで魅せる映画たち】。
渥美清を取上げたならば、やはり「男はつらいよ」シリーズは避けては通れません。
ということで本日は、私の最も好きな「男はつらいよ」。
1976年公開のシリーズ第17作、「男はつらいよ寅次郎夕焼け小焼け」であります。

1976年劇場公開作品
監督・脚本:山田洋次
出演:渥美清、倍賞千恵子、前田吟、太宰久雄、太地喜和子、大滝秀治、岡田嘉子、宇野重吉、他

実はこの作品、私がタイムリーに観た初めての「男はつらいよ」なんです。
と、言ったら歳がバレちゃいますけどね。
私の父親の会社が年1回、浅草の国際劇場(現在は浅草ビューホテルのところ)で
【納涼観劇会】のようなものをやってまして、
1部が「男はつらいよ」の上映、2部がSKD(松竹歌劇団)のレビューショウで、
それに初めて親に連れて行ってもらって、その時観た「男はつらいよ」がこれ
「寅次郎夕焼け小焼け」だったんです。

その初体験の“寅さん”「寅次郎夕焼け小焼け」が子供心にスゴイおもしろかったのです
もう面白すぎて、この記憶が私を「男はつらいよ」のファンにさせてしまったのかもしれません。
でも、子供の面白かったものって、大人になると
「なんでこんなのが面白かったのだろう?」と思う時ってあるじゃないですか。
だから学生時代、TVで放送された時、この作品を恐る恐る再見したところ、
子供の頃感じた以上に、これも無茶苦茶面白かった
3年ほど前、TV東京で「男はつらいよ」シリーズ一挙放送の時も録画して見たら、
これも面白くって立て続けに2回見てしまった
そして今年、NHK-BSで放送された時は、永久保存版としてDVD録画して、
4回目の鑑賞をしましたが、もういい歳の大人になったのに…やっぱりおもしろい
本当、「寅次郎夕焼け小焼け」は私にとって「男はつらいよ」の最高傑作だと今でも思ってます。

他に「男はつらいよ」のお気に入りを挙げるならばですね、
 ●「男はつらいよ(1969)」【マドンナ:光本幸子、他の出演者:志村喬】
 ●「続・男はつらいよ(1969)」【マドンナ:佐藤オリエ、他の出演者:ミヤコ蝶々、東野英次郎】
 ●「男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971)」【マドンナ:池内淳子、他の出演者:志村喬】
 ●「男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975)」【マドンナ:浅丘ルリ子、他の出演者:船越英二】
このあたりでしょうかね。

ではなぜ「寅次郎夕焼け小焼け」が面白いのか。

1つ「寅さんが恋をしない(失恋しない)」
「男はつらいよ」といえば寅さんがマドンナに恋して、そしてフラれるのが定番。
観客もそのフラレっぷりを見て楽しんでいるともいえます。
しかしこの「寅次郎夕焼け小焼け」には「恋物語」らしき展開はこれといってありません。
マドンナは太地喜和子、兵庫県・竜野の芸者・ぼたん役。
この芸者さん、実にさっぱりした性格で、
口では「寅さん好きよ」といいながら全然ベタベタしてません。
寅さんもこの“さっぱりした性格”の芸者をえらく気に入り
「ぼたん、ぼたん」と連日酒盛りとなるのですのですが、
ぼたんを見る寅さんの目は“恋人”というよりは、“仲間”といった感じです。
そう、シリーズ最多出演の浅丘ルリ子扮する歌手・リリーに感じが似てますね。
ですから、この作品には「恋」や「失恋」といったジメジメしたものが全くありません。
これが逆に「男はつらいよ」シリーズの中で異色の面白さを発揮しているのです。
他の「男はつらいよ」には無い“洒落た雰囲気”すら漂っているくらい。

2つ目「サブストーリーが抜群におもしろい」
「男はつらいよ」は寅さんが面白ければ充分なのかもしれませんが、
寅さんに絡んでくる脇役たちによって演じられるサブストーリーによっても随分と変わってきます。
しかもそれが名優たちであれば尚のこと。
作品がひとつピシッと引き締まります。
「寅次郎夕焼け小焼け」での共演は宇野重吉。言わずと知れた演劇界の重鎮。
今では寺尾聰のお父さんといった方が通りが良いのでしょうか。
宇野重吉が演じるのは日本画壇の第一人者・池ノ内青観役。
この青観がいかに寅さんと出会い、寅屋の人々たちと絡んでくるのかが、この作品のポイント。
これが実に面白く、そして実によく出来たストーリーなのであります。

そしてこの見事なサブストーリーが、寅さんとマドンナとの出会いを呼び、
この2つのエピソードが見事に絡んで至福の大団円を迎える。
本当にこの作品のラストは素敵で見事です
うれしくって、幸せな気分になって、私今回は思わずホロリとさせられてしまいました。
人間、歳とると涙腺もゆるくなってしまうものです…。

今回はストーリーを細かくは書きません。
「男はつらいよ」シリーズ、全48作という膨大な数の作品の中、
どの作品から見始めればよいのか、
またどの作品が良い出来なのかを問われたら、
私は迷わずにこれ「寅次郎夕焼け小焼け」を推薦しますね。

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2005-11-22 23:14:00

「拝啓天皇陛下様」

テーマ:映画(ビデオ他)
松竹
渥美清 DVD-BOX

特集【日本映画を語ろう!】

【スターで魅せる映画たち】。
大映作品の次は松竹へ移りましょう。
松竹といえば、やっぱり「男はつらいよ」。
「男はつらいよ」と言えば、言わずと知れた“寅さん”こと渥美清
演じた役も、そして実生活での生き様までも、まさにスターの輝きを持つ渥美清の、
本日は1963年作品、まだ“寅さん”誕生前の渥美清の代表作「拝啓天皇陛下様」であります。

1963年劇場公開作品
監督:野村芳太郎
出演:渥美清、長門裕之、左幸子、中村メイ子、高千穂ひづる、他

  山田正助(渥美清)は、もの心もつかぬうち親に死別し、
  世の冷たい風に晒されながら田舎から出てきたフーテンもの。
  彼が巡り巡って、三度三度のオマンマにありつけ、
  何がしかの俸給までもらえると入ったのが【軍隊】。
  二年兵たちのきついイジメに会おうとも、
  厳しい世の中を純真無垢に渡り歩いてきた彼には、全く天国に思えた。
  やがて太平洋戦争が始まり、彼は度々勇躍して戦地にむかう。
  そして終戦。
  まわりは平和が戻ったと大喜びだが、
  山正にはただ住みにくい娑婆が待っているだけだった…。

「拝啓天皇陛下様」は、渥美清が「男はつらいよ」の“寅さん”で、
そのイメージを決定的にする前の彼の代表作と言われている作品。
確かに、“寅さん”の強烈なイメージが出来る前の、純真極まる“山田正助”役
彼の役者としてのキャラクターにピタリとはまって、まさにハマリ役。
純真無垢で、そこはかとなくユーモアが漂うその役は、辛辣なストーリーながらも、
この作品を一服のファンタジーにまで昇華させていたのではないでしょうか。
この作品の後に、決定的な当たり役である“寅さん”こと車寅次郎役がオファーされたのも
なんとなくわかります。
ですからこの作品は、本来なら渥美清の役者としてのイメージの原点なのかもしれません。

しかし、私のような渥美清といえば「男はつらいよ」という世代にとっては、
「男はつらいよ」の始まる前の渥美清を今日見ても、
どうしてもこの作品の渥美清は“寅さん”のイメージから抜けきらないんですね。
“山田正助”が戦地に赴き、そして戦後をしたたかに生き抜いても
「そのうちテキヤ稼業につくんじゃないか」と思ったり
劇中で“山田正助”が未亡人に淡い恋心を抱いても
「そのうち失恋するんだろうな」と思ったり(案の定見事にフラれます)
ですからこの作品を渥美清の【単独の1作品】とは結局見ることは出来ませんでした。
作品と私の間に「男はつらいよ」のフィルターがかかっているかのようで…。

渥美清は、実生活では、“寅さん”で決定的についてしまったイメージを極端に嫌い、
“寅さん”とは180度違う生き方をしたのは有名な話。
無愛想に人と接するのを極端にさけた私生活。
その自らの“死”すらも公表しなかった徹底的な世捨て人的な生き方は、
噂では聞いていたものの、やっぱり訃報とともに明るみに出たニュースの数々には、
当時衝撃を受けました。
スターという【名声】をつかんだために起こった悲劇なのか、
はたまた、あれよあれよという間に【スター】になってしまった人間が
とらざるを得なかった手段なのか、
もう本人は雲の上の方なので知る由もありませんが、
没後10年近く経ち、未だに旧作を見ても渥美清イコール“寅さん”のイメージは
まだまだ抜け切れません。
今後も、いや永久に、このイメージは続いていくのでしょうね。

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