夏休みに入ってから、ぞくぞくと子供たちが定期検診に来ます。
自分の使っている歯ブラシを持って、ちゃんと歯磨きが出来ているかのチェックをしに来るのです。
子供が自分の歯を守るために歯磨きをすることは、とても意味があります。
体の中で、唯一自分で守ることが出来るのが歯だからです。
だから、厳しいようでも、子供たちが、自分でちゃんと磨けるように、私たちは指導しなければなりません。
もちろん、幼少期の子供たちの歯は、お母さんの仕上げ磨きにかかっているわけです。
ですから、お母さんにも、同じように指導します。
「仕上げ磨きをしてくださいね。」
だけではだめなのです。
赤い、歯垢染色液を歯に塗ることで、どこに歯垢が残っているかがわかります。
ここからが重要です。
赤く染まったところを歯ブラシで取ればいいだけではありません。
なぜ、そこに、歯垢が残っていたのか。これが問題です。
ここからが、私たちの出番です。
私たちは、どんな歯ブラシを使って、どのような磨き方をしているから、ここに歯垢が残る。ということがわかるのです。
歯ブラシの大きさ、毛の硬さ、毛先の長さやコシ。
歯ブラシの持ち方、歯ブラシのあてかた、磨く強さなど、歯垢が残る原因がいろいろあるのです。
ただ、一度磨き方をマスターしてもらえると、かなりの確率で、じょうずに磨けるようになるのです。
これは、大人でも同じです。
口の中は十人十色。一人一人にあった歯磨き指導が、とても重要なのです。
ぜひ、プロの歯磨き指導、一度受けてみてくださいね。(o^-')b