加齢なる一族(義姉、私)、赤坂アクトシアターにファントムを観に行きました音譜



19世紀後半のパリ。通りで新曲の楽譜を売る、オペラ座に憧れる少女クリスティーヌ・ダーエ(山下リオ)の歌声を耳にしたシャンドン伯爵(日野真一郎)は、クリスティーヌに、自らがパトロンを務めているオペラ座で歌のレッスンを受けるように取り計らう。
クリスティーヌはオペラ座へと赴くが、紹介人であるオペラ座の支配人キャリエール(吉田栄作)は既に解任されていた。

オペラ座の新支配人ショレは妻カルロッタ(マルシア)をプリマドンナとして迎え、カルロッタはオペラ座で権勢を振るおうと意気込む。
カルロッタはクリスティーヌ追い返そうとしたが、有力なパトロンの紹介があるため無下にできず、クリスティーヌを衣裳係にしてしまう。

オペラ座の地下には「オペラ座の怪人・ファントム(城田優)」と呼ばれる男が住んでいた。


ある日、クリスティーヌの歌を偶然耳にしたファントムは、彼女の歌声に亡き母の面影を見出し、彼女を一流の歌い手へと導くことを決める。
ファントムは彼女の前にその姿を見せないまま、夜な夜なクリスティーヌに歌のレッスンを施し・・・・。


アンドリュー・ロイド・ウェーバー版のオペラ座の怪人も大好きだけど、アーサー・ コピット&モーリー・イェストンによるファントムは、
日本では宝塚の宙組で2004年に上演され、それ以来、楽曲が好きで
2006年花組
2008年大沢たかお
2011花組
と観てきました・・・。

今回は、娘の友人が観て号泣したと言うので、あわてて、チケットを取り前楽に滑り込みで観劇!

この世に生まれてきた意味は?と問いながら醜い顔を仮面で隠した、孤独なファントム・・・。
悲しい結末だけど、これでよかったのかも・・・。そう思い帰宅しました。


城田ファントムは、少年ぽく、コミュニケート力が劣り、時々キレルと怖くて、地下で引きこもってるオタク的アプローチ・・・。
ピクニックのシーンは、ファントムの心の揺れが良くわかり、繊細な演技(o^-')b
この後の、悲しい展開を知ってるだけに、胸が詰まりました。


初舞台のシャンドンの日野さん、う~ん前楽でこうなら、なかなか大変だったでしょう・・・。

クリスティーヌの山下さんも天使の歌声ほどでは、なかったけど(設定の天使の歌声ってハードル高過ぎですよね)初舞台だし頑張っていたと思うけど・・。
でも、ミュージカルなんだから、もう少し歌える人キャスティングしてほしかった・・・。

カルロッタのマルシアさんもアニメーションのディズニー映画の悪役みたいな、コミカルな感じの役作りで、私には、違和感ありました(;^_^A

ファントムは、父と息子のラストが泣けちゃうのだけど、吉田栄作さんは、歌というより、お芝居の力でしたね・・・。
でも、この悲劇を作ったの元凶は、妻子有る身で、ファントムの母と恋愛したキャリエール!!
男って全くと怒りがわいてくるわヽ(`Д´)ノ