みなさまへのお知らせ



◇当センターのことを「東電ボランティアグループ」と表現されているサイトを見かけました。


 南相馬市の状況を含め、みなさまに誤解の無いようにこのページを借りてご説明いたします。当センターのスタッフには社会福祉協議会の職員以外に東京電力(株)の社員が勤務しています。福島第一原発の事故により住民が避難し、まだ避難が解除されていない地域に何故東電の社員がいるのか、との疑問を多くの方が持たれると思います。


 南相馬市には、当センター以外にも南相馬市の復興のために活動している団体がいくつかあります。そうしたグループのひとつに東電グループは協力を申し出、当初一緒に活動をしていました。ですが、ある理由でその団体の活動が困難になるかも知れないという話が持ち上がり、事故の責任を負って警戒区域の清掃や片付け等に社員を派遣してきた東電グループは、この先も復興に尽力していきたいと南相馬市社協に活動の協力を申し出てきました。


震災直後から当センターは活動しておりましたが、平成24年4月に原発から20㎞圏内への立ち入りが許されて、当時は南相馬市の一番北にある鹿島区から20㎞圏内に当たる小高区までボランティアの方々に活動に向かってもらっていました。平成25年4月に南相馬市から小高区の建物を借用することが出来て、当センターは本拠地を現在の小高区に移しました。東電グループから「小高区の復興のために一緒にやりたい」と申し出があったのは、本拠地を移す少し前のことでした。

 社協としては戸惑いが無かったわけではありませんでしたが、1日でも早く南相馬市の小高区を主とした20㎞圏内が元の姿に近づいてくれるならば、そのための協力への申し出を断る理由がありません。協力と言っても金銭面ではありません。ボランティアセンターの運営や活動に対し、一緒に汗を流すスタッフを派遣するという意味です。

 東電として被災地を早く復興させるために社員自身で汗を流すという考え方のもとに双葉郡の町村内でも草刈りや片付けを続けていますが、手始めに活動を始めた南相馬市内での活動を継続するにも「東京電力」という名前は住民にとってはアレルギーがあるかも知れないので地元の社協と一緒なら復興に寄与できると申し出てきたわけです。


 現在は、東電が社協のボランティアセンターで仕事をしていることに対して地元の方達からの拒否感は無いようです。一般のボランティアさんで入るには難しいような場所を担ってくれていることも住民の皆さんはご存知のようですし、今までの仕事ぶりを見ての判断なのだと思います。住民の方達から草刈りや片付けの相談を受け付ける際の東電のスタッフの態度を見る限りでは、彼らは真摯にこの任務に向き合ってると感じます。


 震災および原発事故により人数が減ってしまった南相馬市社協としては、事故の当事者となった会社の社員とはいえ、力を合わせて一緒に頑張るのみだと思っております。

 南相馬市民としての視点と想いを大切にして、これからも南相馬市の復興に尽力してまいります。

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