劇場版『魔法先生ネギま!』&『ハヤテのごとく!』初日舞台挨拶 | 南南東の風やや強し

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無事に初日舞台挨拶のチケットも確保できたので、劇場版『魔法先生ネギま!』&『ハヤテのごとく!』を観に行って来ました。

ここんところ私生活で色々と悩み事なんかもあって、のんきに遊びに行ってる場合かとも思ったんですが、せっかくだから気分転換も兼ねて新宿へ。調子に乗ってHUBで軽くビール引っかけて新宿バルト9に向かいます(あ、酔っ払って周囲のお客さんに迷惑が及ばない程度に抑えましたよ!)

友人から舞台挨拶2回目のチケットを受け取って颯爽と座席に着く。これがまぁ良い席で前から5列目ですよ! 本当にありがとうございました。余談ながら舞台挨拶1回目は50分の予定が1時間20分まで延長したそうな。でも志村さんの身長は延長しなかったそうな。

さて、舞台挨拶では最初にネギま組の総勢27名が登壇。当初は21名のはずだったのに、いつの間にか増えていたようです。残念ながら絡繰茶々丸役・渡辺明乃さん、宮崎のどか役・能登麻美子さん、雪広あやか役・皆川純子さんは欠席。しかし、同日にキャラホビに出演していた門脇舞以さんや、明日のアニサマ出演を控える堀江由衣さんまで来られていたのはびっくりしました。

で、各キャストが順番に挨拶をしていくんですが、1人1分でも30分近くかかるというw 17歳なのに8年前からネギまに出演している堀江由衣さんとか、ワタワタして何を言ってるか分からない狩野茉莉さんとか、初出演でファイナルな小見川千明さんとか、出身地の久留米に呼びかけるいのくちゆかさんとか色々ありましたが、そこらの話は他の方々がレポートしてくれると思うので、自分のお目当てである志村由美さんの話を中心に。

どこの読モかと思うようなふわっとした可愛らしいファッションで登場の志村さん。立ち位置が自分の座席のほぼ真正面だったので、結構な感じで凝視してしまいました。お隣の松岡由貴さんとお話してる姿が可愛い。どうしよう、気付いたらそっちばっか見てる。

デビュー作でリアリストのツッコミキャラ&ネットアイドルという二面性のある難しい役どころを演じ、ソロでキャラソンを歌ったり、ラジオのパーソナリティを担当したり、とても色んな機会に恵まれた8年間だったと思います。志村さんの挨拶の順番になったところでそんな思い出がオーバーラップして、たまらず声援を飛ばしたら意外と周囲のお客さんは拍手だけで浮いてしまい、軽く笑われちゃったのがちょっと恥ずかしかったですw

いつものようにマイクスタンドの位置を直そうとして、スタンドからボコッとマイクを外してしまう志村さん。身長138.8センチ。現場でもマイクの高さに関しては共演者さんのお世話になったそうです。そう言えば一番初めの入学式イベントのときもマイクの高さに困ってたっけか。大麻帆良祭で志村さん仕様の低めのマイクに能登さんが入ろうとして中腰になっちゃう場面もありましたね。

全キャストが挨拶を終えたところで、ハヤテ組の4名も加わって31名での記念撮影となりました。周りから「由美ちゃん、前に行きなよ」みたいな感じで勧められるも遠慮している風の志村さん。そんな様子にウズウズして思わず「志村さん、前ー!」と声を出してしまう俺。だって前に出ないと、ほら、写らないかも……。むーっとほっぺたを膨らませながら最前列に並ぶ姿にココロを射抜かれつつ、これで本当に『ネギま!』のイベント出演も最後かと思うと泣けてきます。ありがとう。ありがとう。お疲れ様でした!

……で、ココから映画本編の感想なワケですよ。ネタバレあり。



08/27『劇場版 魔法先生ネギま! ANIME FINAL』新宿バルト9

あらすじ:純粋に父親に会いたいという思いだけを胸に魔法世界へと向かったネギ・スプリングフィールドの前に宿敵フェイト・アーウェルンクスが立ちはだかる。あえなく敗北したネギは、フェイトに対抗する力“闇の魔法”(マギア・エレベア)を会得し、さらに魔法世界の秘密を知ったネギたちは世界の存亡を懸けた戦いに巻き込まれていく。

……と、Yahoo!映画には書かれているんですが、実際には魔法世界での戦いを終えて麻帆良学園に帰ってきたネギ先生、これまで複数の生徒たちと仮契約を交わしてきたものの、本契約を結んでパートナーとなる相手を一人だけ選ばなくてはいけません。選ばれなかった生徒たちは魔法に関する記憶を失ってしまう。そんなとき、地球に火星が急接近してきて……というお話です。

原作は連載が続いているため、劇場版ではifの最終回、エンディング案Bという形。しかし31名の生徒全員にそれなりに見せ場を与えるために物語自体が散漫になっていた印象は否めませんでした。序盤は日常のドタバタで、終盤は必殺技連発の大味なバトル。春夏スペシャルとOADシリーズをくっつけたようなカンジかな?

クラスメイト全員にファンがついてる『ネギま!』では数名に絞って話を進めるのも難しいところ。ただ、原作中盤でフェードアウトした超鈴音が復活した場面は非常に良かった! 雰囲気にはそぐわないけど、あそこで『ハッピー☆マテリアル』が流れていたら滂沱の涙だったと思います。あと千雨の寂しそうな「さすがに私が選ばれるわけないか……」にはキュンと来た。そんな言わんでも俺が本契約したいのは千雨だけじゃあああ!
(※追記、2回目で確認したらこのセリフはパンフに書かれてるだけで、実際にはHP更新しながら「こんなことしても無駄だろうな…」みたいなセリフでした。ぎゃふん!)

何にしても40分くらいでは尺が足りな過ぎた。本契約と火星衝突を巡るストーリーに厚みを出すには後1時間は欲しい。作画も危ういところがチラホラあったし、カットされたシーンも20分くらいあるようなので、出来ることならばソフト化される際にはナンボか修正が入ると嬉しいですね。

08/27『劇場版 ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』新宿バルト9

あらすじ:夏休みの最後を有意義に過ごそうと、田舎を訪れることにしたハヤテとナギのお嬢様たち一行は期待に胸を膨らませるも、そこはゲームもなければ、当然アニメーションもなく、さらに電波も届かない、およそ娯楽とは縁遠い場所だった。そんな執事とお嬢様たちに、お互いの思いを試すかのような事件が巻き起こってしまい……。

作中での安易なパロディは好きじゃないけど、こちらはいかにも劇場アニメっぽい王道展開でしっかりと仕上がっていたと思います。単純にキャラ数の違いもあるけど、起承転結とか序破急とかお手本通りの丁寧な構成。こういうのでいいんだよ、こういうので。

何にしてもこれで8年にも渡ったアニメ『ネギま!』も一区切り。終わって早々に言うことでもありませんが、まだまだ原作の中でも美味しいエピソードを残しているし、いつか復活する日が来ることを祈っています。スタッフ&キャストの皆様、そして一緒に作品を追い掛けてきたファンの同志たち。どうもお疲れ様でした!

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