写真から月の自転軸を求める (2) | 池袋駅南口の天文計算

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写真から月の自転軸を求める (1)」の続きです。

まず写真からクレーターの位置(座標)を求めておきます。やり方は黒点の位置を求めるときと同じです。

1. 月の外周の画像での位置を読み取り月の中心位置Y,Xと半径Rを求めます。

2. クレーターの画像での位置を読み取りこれを月の中心に対する座標に変換します。

3. クレータの位置を月の半径を1としたときの座標にします。

月の外周の位置から月の中心の位置・半径を求めるシートの計算式です。
池袋駅南口の天文計算-1

画像から読み取った数値をセットし、中心の位置と半径に適当な数値を設定します。
池袋駅南口の天文計算-1_1

ソルバーを使います。
池袋駅南口の天文計算-1_2

得られた結果は残差が小さいので問題ないでしょう。
池袋駅南口の天文計算-1_3

こちらは読み取ったクレータの位置からその月の中心に対する相対座標を求めるところの計算式です。
池袋駅南口の天文計算

読み取ったクレータの位置を入力すると結果が得られます。
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(続く)