第四十一プラス一回大阪読書研究会のご案内。縁起を担いで数字をあえて書いていません。)
 

加地伸行先生 『今年の日本を考える』 

 本年の大阪読書研究会の最初の講師は、皆様良くご存知の大阪大学名誉教授・同志社大学フェロー 加地伸行先生にお越しいただくことになりました。演題は非常に流動的な情勢の中で、先生の問題意識にしたがって適切なものにしていただくため、固定していませんが、私からは中国を意識した内容、また憲法、国柄というようなことに関連して先生の問題意識のままにお話願いたいと依頼してあります。いつもの通り講演の後自由討論としますので、皆様もぜひ積極的にご発言いただき、活発な議論となることを期待します。尚、例会の日程が定例の二月ではなく三月五日(土)に、また、会場もいつもの『梅田東生涯学習ルーム』と違い、同じ梅田ですが『大阪市立 北市民教養ルーム』となっていますので、お間違えの無いようにご注意ください。JR高架沿いです。いつもの会場のすぐ近くです。二次会にいつも歩いてゆくとき、その前を通っています。入り口が狭いので注意して見つけてください。
日時、平成十七年三月五日(土)午後6時より
場所、『大阪市立 北市民教養ルーム』
   (大阪市北区茶屋町1-4 電話06-6371-1833)
講師、同志社大学フェロー:加地伸行先生
演題、(仮題)今年の日本を考える。 以上 (文責 南木)



第41回プラス1回大阪読書研究会の報告。

加地伸行先生 『今年の日本を考える』 
 3月5日(土)、大阪大学名誉教授・同志社大学フェロー 加地伸行先生にお越しいただき、22名の出席者でお話を伺いました。演題として、先生は皇室、教育、中国の3つを話題提供という形で示され、様々な考え方の可能性をご教授くださいました。約1時間のお話の後、自由討論に移り、当日は靖国応援団の松本弁護士もご出席だったこともあり、非常に多岐に渡る自由討論が続き、加地先生には結局2時間30分、ほとんどしゃべり通しの「きつい」講演会になり、まことに恐縮です。
 大阪読書研究会の良いところは、基本的にテープや、ビデオをとらず、一期一会のお話の場を提供しているところにあります。加地先生のこの日のお話も、その場の雰囲気を共有できない限りオフレコにしたほうが良いところもあり、すべてをご紹介できるわけではありませんが、南木の印象に残った点を中心にご紹介します。今後とも皆様、ご出席され、直接の情報をお受け取りになられるのが一番と存じます。以下、加地先生のお話要旨。
 「加地の話は50年前に学んだ遺伝学の知識からはじめるので、間違っているかもしれないし、またご皇室のお話でこういうことを言うのは恐れ多くもあるのだが。生物学的に言っても、性決定のY染色体の一貫した連続性は、男系でなければ確実に伝わらないと思う。女系になると一貫した染色体の連続性は途切れる。その特定のY染色体が単に性を決めるだけでなく、天皇だけの遺伝子情報を持つとすれば、ここにまだ良くわかっていない男系の伝統の何らかの根拠はあるかもしれない。しかしまた、伝統として男系だからそれで良いではないかということについては、自分は若干の疑問を持っていて、血と組織ということで言うと、血統を断固優先するのは中国、朝鮮で、日本は伝統的に組織を大切にしてきた。日本では孫を養子にすることができるが、韓国や、中国の法律では絶対にできない。韓国、中国では世代を合わせるということが徹底していて、その名前からもその家の第1世代目、第2世代目というようなことが分かるようになっている事が多く、それはその家系でなければ分からない何かの重要な文章から、1世代目はこの文字、2世代目は次の文字という風に取ってゆくので、世代が混乱する事は決してありえない。逆に親の名前をつけることは韓国、中国ではタブーで、親と同じ名前を襲名するというようなことは絶対にあり得ない。日本なら、徳川家康の家の字を、歴代将軍の多くがその名に含むようなことは普通だが、金正日の「日」の字が親の金日成からとられているのは、朝鮮の伝統としてはおかしいことである。話は戻るが日本の町家では普通、ぼんくらな男の子は皆養子に出して、優れた手代を娘の養子にする事が多かった。もちろんこれは天皇とは次元の違った話で、話題提供に過ぎない。大体、皇族と、下々のわれわれとは違うのであって、例えば、男女同権なら皇族も同じようにするべきだというようなことはとんでもないことで、それなら、皇族のほかの権利はどうなると言いたい。例えば天皇家に信仰の自由はあるのか。今までの伝統を全部やめて、明日からクリスチャンになって、キリスト教式で行きますというような自由があるのか。あろうはずがない。皇族と我々とは違うということをまず大前提に考えなければならない。元旦の四方拝の行事を天皇陛下がされるとき皇族の皆様全員が窓を開け放った部屋で、冷気の中で、儀式が終了するまでお待ちになるが、誰もそれに不平を言う方など居られない事など、もっとマスコミは報道し、皇族と下々はまったく何もかも違うのだということを伝えなければならない。
 教育については、すべてが利益社会になりつつある現在、共同体的感覚、つまり無償の行為、無償の愛情や、友情を体験できる合宿をもっと取り入れるべきだ。修学旅行などやめて、合宿をするべきだ。最後に残る共同体の家族も危うい部分もあるが、この共同体的感覚は訓練しなければ身につかない。中1、高1の4月いっぱいを寝袋を持って行く、非常に安価な合宿に当てるべきだ。人間を鍛える共同体的な感覚の育成が不可欠ということだ。また、スポーツも非常に大事だが、特に武道、とりわけ、もともとの体力の影響の少ない剣道をすべての男女生徒の必修とするべきだ。狩猟民族のスポーツであると思われるサッカーよりも、農耕民族である我々は鍬の動きに結びつく剣道が適している。また、日本が道義国家を目指して行くのだということを示すために、当分、50年くらい、文部大臣は首相が兼任するべきだと思う。サッチャーさんはやった。今後50年間、首相が教育に直接責任を持つような国になるべきだ。
 次に中国問題だが、中国で流通している発行済み紙幣の残高は発表されて居らず、誰もどれだけの札が刷られているか知らない。刷りまくっていると思う。それでもどうしてインフレにならないかというと、中国人は伝統的に土地や、金(きん)よりも、現金を信じて、たんす預金をする。現金を信じていて、銀行などまったく信じておらず、預金はしない。皆、自分の家の床下に現金を隠している。お札は日本人は新札を好むが、中国人は古い札を好む。多くの流通を経てきたと思われるほうが偽札ではないと信じているからだ。昭和20年、八路軍と、国民党軍の内戦になり、中国はものすごいインフレになった。隠してあった札を皆が使い、また、他の通貨に替え始めるととてつもないインフレになった。その当時饅頭1個が10万元にまでなった。中国の王朝の最後は何時もそうなる。中華人民共和国の最後もきっとそうなるだろうし、それは近いだろう。中国は通貨量の分からない国家である。今でも既に危ない。その通貨はいずれ皆紙切れになると思ってよい。」 
 また、議論の中で、2年前に仲人をされたとき、新郎新婦に仏壇を贈られた事をお話になられた。「結婚式に縁起が悪いと思われるかもしれないが、キリスト教の牧師は病院にいるのに、仏教の坊さんがいないのがおかしいのである。さて、仏壇には何々家先祖代々の霊位というように位牌にまず魂を入れるが、そのとき、新郎、新婦の両家の先祖代々の霊位と魂を入れるようにと加地は話をした。新婦の側が一人娘でほかに跡継ぎがいなかったために、そのご両親から本当に感謝された。これからは少子化が進むので子孫は両家の位牌を守るべきだ。結婚したら両方の位牌を立てるのが日本の伝統を守ることになる。」
 これでもまだお話になられたことの半分にも満ちませんが、以上で報告といたします。加地先生は最後までお付き合い下さり、2次会にも多数の参加者が出席して、熱心な議論を続けました。加地先生、長時間、本当にありがとうございました。

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第四十一回大阪読書研究会のお知らせ。
 

南木講師 『府教委 阿倍野高校 人権資料館 北朝鮮 等々』 

例年通り、十二月は講師をお呼びせず、私がチューターになって、大阪読書研究会一年間の総括をさせていただきます。また、『新しい歴史教科書をつくる会』『靖国応援団』『大阪の教育を正す府民の会』の経過報告。その他、私が関わった一年間の活動を通じて、皆様方と率直な意見交換を御願いしたいと思います。
 会は少し早く切り上げて、恒例の忘年会といたします。もちろん忘年会に関係なく、例会出席だけも大歓迎です。初参加も歓迎です。活発な議論を期待します。
それでは皆さん、楽しい忘年会にしましょう。
日時、平成十六年十二月二十五日(土)午後6時より
場所、梅田東生涯学習ルーム
講師、司会、南木隆治
演題、大阪読書研究会一年間の総括。
参加費 、五〇〇円以上、一〇〇〇円まで。(会の運営費にします。是非ご協力下さい。)
問い合わせ先、南木隆治


第四十一回大阪読書研究会の報告


南木講師 『府教委 阿倍野高校 人権資料館 北朝鮮 等々』 


 平成十六年十二月二十五日(土) 、本年最後の例会を、いつもの梅田の会場で持ちました。特に講師をお呼びせず、南木からの一年間のまとめとさせていただきましたが、初参加の方も加え、年内最高の二十八名の参加者を得る事ができました。また、そのほとんど全員の方が忘年会に参加され、当例会始まって以来最高の参加者の忘年会となりました。
南木は以下のことをまとめてお話しました。現代に日本は希望が無くなっているといわれるが違う。希望ではなく、理想が無くなっている。そして理想は無くなったのではなくそれは忘れらているのだ。私たちの国柄と文化から理想を引き出すことが出来るはずだ。教育界に於いては、共産主義の理想が崩壊してニヒリズムに陥った莫大な数の教師たちの魂の救済ということが実は非常に大きな課題である。新しい歴史教科書をつくる会は今年採択戦であり、大阪でもこれこれの地域で特に注力したいと思っている。靖国応援団は二月十四日の大阪高裁補助参加に向けて準備中で、ご協力願いたい。大阪の教育を正す府民の会は本年拉致問題を大阪府、及び大阪府教委の課題にしていただくことに最大の勢力を使い、大阪の三つの人権資料館共催で横田夫妻を講師でお迎えするなど、部分的にそれは実現された。しかし、国旗、国歌の扱いについて、まだまだ不十分であるにもかかわらず府教委はその姿勢が停滞気味であるので、この点に今後再注力の必要があると思っている。大阪府立阿倍野高校の南口龍一先生が卒業式不起立教師を月曜評論誌上で実名報道されたことで、府教委は最初南口先生を厳重注意処分したのだが、それを知った人々の抗議で正式に処分を取り消し、職員会議録からも南口先生の不名誉となる部分をすべて削除した事件は大きな意味を持つ。大阪府と大阪府教育委員会の拉致事件への姿勢は極めて不熱心で、これを人権問題となかなか認めず、さらに認めてからも、一切府政に反映されず、上記の講演会以外、府民に向けた人権に関するあらゆるチラシ、案内に拉致のことはいまだに掲載されていない。北朝鮮の回し者が中枢部で実権を握っていると疑われても仕方の無い状態である。大阪府だけでなく、大阪市も同様である。同時に、これは東京都などを除いて全国的な問題である。北朝鮮の時間稼ぎに付き合わず、核ミサイルを開発する前に政権を崩壊させる必要がある。即座に実効ある経済制裁を断行するべきだ。九十歳の門脇さんの活躍と、インターネットで活躍する保守思想を持つ多数の若者の出現は実に頼もしい。以上のようなお話をさせていただきました。
 二次会の忘年会では初参加の方を含め、全員の自己紹介があり、あのにぎやかな会場で最後まで各人のアピールを聞かせ切った大阪読書研究会事務局長の黒田氏の天才的な司会に南木は舌を巻きました。黒田君、事務局の三寿君、大宅君、そして皆様ありがとうございました。主催者としても実に楽しかったです。新年も力をあわせて大いにがんばりましょう。

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第四十回大阪読書研究会の案内


兪 明鶴(ユ メイカク)先生 『法輪功と江沢民の犯罪』


 先日八月三十日、私(南木)はインターネットの配信メールで、東京都の法輪功NPO認定に早速中国共産党が噛み付いてきた事について以下のようなことを書き、皆様にお送りしました。「東京都の姿勢はまったく正しい。世界中で、法輪功の問題は日本人だけがあまりにも理解していないと思われるが、東京都の目配りと戦略が如何に優れて突出しているかはこの一点だけからも判断できる。中国共産党が法輪功を弾圧する(一九九九年)前は台湾にはわずか数千人の法輪功学習者がいたに過ぎなかったが、その後、逆に弾圧により、皆に知られ、法輪功ブームがおこり、わずか数年間で三十万人まで発展したといわれている。江沢民は儒教を弾圧した始皇帝のように歴史に悪名を残すことになると信じ始められている。江沢民は世界中何処へ行っても人権弾圧で訴えられている状態になってきた。江沢民は非常に苦しい立場になってきているのである。台湾国民党の中にも法輪功を熱心に実践しているものは多く、これが原因で中国共産党の、国民党を通しての台湾支配(コントロール)が非常にやりにくくなりはじめている。法輪功問題は、台湾の運命を変えるかもしれないのである。それどころか江沢民の失脚は近く、大陸の政治情勢大動乱の兆しも見え始めた。以上を踏まえれば、東京都の戦略が如何に的確なものであるかが分かるであろう。」
 さて、今回はこの法輪功と中国問題について、大阪大学大学院に在籍して、日本文化を研究している若き俊英、ユ 明鶴(ユ メイカク)先生にお越しいただき、お話を伺います。ユ 明鶴(ユ メイカク)氏の事は大阪読書研究会参加者はご存知の方も多いと思いますが、ご迷惑がかかるといけませんので誌上での詳細なご紹介は控えたいと思います。めったに聞けない現在の中国の内部状況についても、詳しくお聞きできると思います。多数の方の参加を期待します。

ご参考
世界法輪功関係サイト
http://falundafa.org/world_ch.htm

日本法輪功サイト
http://www.falundafa-jp.net/


第四十回大阪読書研究会
日時、平成十六年十月二十三日(土)午後6時より
場所、梅田東生涯学習ルーム
講師、ユ 明鶴(ユ メイカク)先生
演題、「法輪功と江沢民の犯罪」
参加費 、1000円。(問い合わせ先、南木隆治) 
飛び入りを避けるため、初めての方は必ず南木まで電話連絡ください。メールで連絡
下さった方はお電話番号をお知らせ下さると、こちらからおかけします。

第四十回大阪読書研究会の報告。
                         南木隆治(みなきたかはる)
兪 明鶴(ユ メイカク)先生 『法輪功と江沢民の犯罪』


 十月二十三日(土)この法輪功と中国問題について、大阪大学に在籍して、日本文化を研究している若き俊英、兪 明鶴(ユ メイカク)先生にお越しいただき、「法輪功と江沢民の犯罪」と題してお話を伺いました。 当日、兪氏はご自身の生い立ちから、日本に来られるまでの経緯をご自身や、ご家族、友人の身に実際に起こったことを交えながら、非常に詳しく語られました。また、伝統的な中国の思想としての儒家、道家、法家についても詳しく説明をされ、日本文学についても川端康成の作品中の「いい人はいいね。」という文章表現に、どれほど自分は感動したかということを話されました。次に、弾圧というものは、友人はもちろんのこと、家族でさえも、その人と完全に縁を切る事を強いられるのだという例を分かりやすく説明されました。当日のお話と重なるところの多い、兪氏から送っていただいた情報ありますので、ここに掲載させていただくことにしました。以下、11月1日 兪明鶴氏より送っていただいた情報の抜粋。
「大阪読書研究会で、講演をさせていただいた中国人留学生の兪明鶴です。先日、中国重慶市万州区事件に続き、今日の産経新聞にも報道した中国四川省漢源県の暴動事件は、先日私が申し上げた中国のことわざ「天下未乱蜀先乱、天下已治蜀後治」(天下はまず蜀から乱れ、治まるのも蜀が一番遅い)を思い出します。重慶市はもともとは四川省に入っていて、さらに四川省の人口は日本の人口に相当します。
 四川省漢源県の暴動事件の要約
1.今回の事件は中国共産党が成立して以来、最大の民衆と共産党政府との衝突。
2.地元政府が発電所を作るために、強制的に農民の土地を収用し、農民に残っている選択肢は、反発するか、死ぬか、二つの選択しか残ってないと言える。
3.二つの選択肢の中、反発を選んだ6万の農民が武装警察と衝突し、工事を破壊した。
4.抗議に参加した80歳近いお婆さんが警察に殴られると息子と見られると男性が警察と衝突し、警察に殴られ、その場で死んだ。
5.怒りを感じた10万人の農民と学生が男の死体を持ち上げて、デモをおこない、県政府を攻撃した。
6.目下、学校、商店街、市場などが閉められ、麻痺状態になっている。
ちなみに、先月の中国重慶市万州区事件を触れますと、中国共産党による取締りが強化され、一部の人々が報復の対象になる見込みと考えられる。(以下略)」
 当日は、法輪功に対する激しい弾圧の様子が映ったビデオも鑑賞させていただき、大多数の参加者ははじめて事実をはっきりと把握されたようでした。兪先生、本当にありがとうございました。

世界法輪功関係サイト
http://falundafa.org/world_ch.htm

日本法輪功サイト
http://www.falundafa-jp.net/

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第三十九回大阪読書研究会の案内

 八月の例会は梅田でのいつもの勉強会を中止し、夏の1日をバスをチャーターして鳴門にあるエミール=ガレ美術館を訪問することになりました。ガレの森美術館館長 榎本繁氏は長年の本会会員であり、大阪読書研究会にはお時間が許す限り出席くださり、南木の諸活動にも多大な援助を賜っている方で、南木は一度、機会を作ってガレ美術館に皆でお邪魔したいと思っておりました。榎本氏は生き馬の目を抜く北浜の相場の世界では知らぬ人は無い立志伝中の人物で、一代で財を築かれ、ガレの著名なオリジナル作品のみを展示している『ガレの森美術館』をお建てになりました。現在はその館長・理事長として文化活動にも多大な貢献をしておられます。
 当日十二時に難波OCAT前に集合し。そこにマイクロバスが迎えに来ます。約2時間で鳴門に着き、先ず鳴門大橋の橋脚下の鉄道設置部分を利用して設けられた歩道〔渦の道〕にて鳴門の渦潮を観潮。その後美術館に向かい、美術館観賞。榎本館長の解説と美術館開設までの道のりなどを語っていただいた後懇談、会食。午後六時ごろ美術館を出発。八時ごろに難波帰着という予定です。不確定なのは参加人数です。25人乗りのマイクロバスを予約します。25人になれば締め切りますので、申し込みはお早めにお願いします。費用は、往復交通費、観潮の費用、美術館入館料、雑費で八千円といたします。参加人数によって多少高くなったり安くなったりするかも知れません。美術館内のレストランでの飲食費は榎本氏が全額出してくださるそうで、ご好意に甘えるつもりですので無料です。
(皆様インターネットで「ガレの森美術館」を検索していただくと、どれほどの格の美術館かすぐに分かります。)
 
日時、平成十六年八月二十八日(土)正午より午後9時まで
場所、ガレの森美術館
http://bird.zero.ad.jp/~zan47687/
講師、榎本繁先生
参加費 、8000円。(問い合わせ、参加申し込み先、南木隆治。電子メールでお申し込みいただくのが最もありがいです。恐縮ですが、今回は予約を取りますので、当日飛び入りでの参加はご遠慮ください。例会参加者のご紹介があれば、初めての方も大歓迎です。いつも例会に参加くださっている皆様、是非多数ご参加いただけると幸いです。非常に楽しい1日になると思いますよ。) 


第三十九回大阪読書研究会の報告。
                         南木隆治(みなきたかはる)
  

 平成十六年八月の例会は梅田でのいつもの勉強会を中止し、夏の1日をバスをチャーターして鳴門にあるエミール=ガレ美術館を訪問しました。ガレの森美術館のオーナーである理事長 榎本繁氏は長年の本会会員であり、大阪読書研究会にはお時間が許す限り出席くださり、南木の諸活動にも多大な援助を賜っている方で、南木は一度、機会を作ってガレ美術館に皆でお邪魔したいと思っていました。さて、心配した参加人数も榎本氏を含めて十八名となり、予定通り午後1時に大阪難波を出発。チャーターバスの中では、参加者のもとサンヨー電気ヨーロッパ支店長のH氏が非常に詳しく淡路島の観光案内をしてくださり、「本当に詳しくご存知だなー」と皆が感心していると、そのうち車窓に次々とサンヨーの工場が見えてきました。「まるで社員旅行みたいだ」などと言って笑っているうちに、2時間で鳴門の〔渦の道〕に到着。観潮には最高の良い天気で、皆さんご機嫌でした。その後美術館でガレのコレクションを見せていただき、また館内のレストランでご馳走になりました。置いてあった上等のワインも次々と空けて、榎本氏にはずいぶん出費をさせてしまったと思います。また、普段一般の方は決して入れない、銀行の地下金庫のような「宝物殿」にも入れていただき、千万円以上もするような壷を次々と持たせていただくと、写真を見るとわかるのですが、緊張で腰が引けてしまっている方など、普段とは違う皆さんの一面を垣間見る事などお互いにできて、そういうところも非常に楽しかったと思います。ガレの作品群は当時流行したジャポニズムの影響下で花開いたもので、日本画の花鳥画(浮世絵、伊万里等)と融合した作品も多いといわれています。美術館の解説によると、ガレにジャポニズムの影響を最も与えた日本人の事は見逃せません、として一八八五年から一八八八年にかけて農商務省から派遣され、



ナンシーの森林学校で学んでいた、高島北海(一八五〇年萩~一九三一東京)のことを紹介しています。高島北海自身、作品が地元の美術雑誌に紹介され、ついに一八八七年フランス政府からその活動に対して、オフィシエ・アカデミー(教育功労賞)が贈られています。ガレについても、高島についても、歴史教育の教材としてもきっと開拓できると思いました。榎本先生、すばらしい1日を私どもにプレゼントしてくださり、ありがとうございました。

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第三十八回大阪読書研究会の案内


第三十八回大阪読書研究会の報告。


黒坂真先生 『拉致問題を中心とする現下の課題』
                      
 六月の例会は、大阪経済大学助教授 黒坂真先生に、久しぶりにお越しいただき、拉致問題を中心とする現下の課題についてお話をしていただきました。皆様もご存知のとおり、黒坂先生は日本で最も早くから拉致被害者奪還のために活動してこられた方で、その活動の初期には私もご一緒に府議会議員の事務所をお願いに回ったこともありました。
 今回、被拉致家族の帰国など大変関心の高い時期でもありましたので、参加者は二十六名と非常に盛況でした。黒坂先生は、今回は端的に言って金正日の勝利だったと話し始められました。以下、黒坂先生のお話です。『初めて西村真悟先生が国会で質問されたときが七人、次が六件九人、自分たちもせいぜい二十名くらいだろうと思っていた。だんだん被害者が増えてきて、石原慎太郎氏が百五十名は下らないと仰り、安明進氏などの話から推定すると二百名を超えて拉致されているのではないかと思えてきた。金正日は今回これで政治的に幕引きにしたいと考えている。絶対にそうさせてはならない。金正日は、言い方は悪いが、まるで動物をさらう様にして日本人を拉致した。まったくの奴隷狩りの発想であった。一人で拉致すると発狂する可能性が高いから、男女の「つがい」で拉致する。よい映画を作りたいから、映画人を拉致する。建築技師がほしければその技術を持ったものを調べて拉致する。印刷技術が必要(偽札を作るため)なので、印刷屋さんを拉致する。といった具合であった。在日朝鮮人で拉致された人もいる。日本国内には莫大な数の工作員が入り込んでおり、いくつもの非公然地下組織がある。日本の世論、政界、財界、教育界、マスコミなどのあらゆるところに工作員が入り込み、「主体革命思想」の支配下に日本を置こうと工作している。韓国はすでにそうして工作され終わり、北朝鮮の支配下にあると見てよい。今に北朝鮮に核ミサイルを打ち込まれるくらいだったら、1兆円くらい持ってゆこうということなりかねないと思われる。そんなことになったら、年金問題も何もあったものではない。アメリカの経済学ばかりやってきた人は政治と経済を分けて考える傾向がある。アメリカのような覇権国ならそれもよいかもしれないが、日本では同じ様には行かない。竹中さんも構造改革で政府部門を小さくせよと一貫している。そこで防衛費も、警察も削減するということになると困る。ミサイルが飛んできたらどうするのかを経済学者が考えることが少なすぎると思う。韓国はもっと深刻だ。韓国の四十歳台以下の人々の大半が、敵はアメリカと思っている。在韓米軍の撤退が一番よいと思っている。日本は謝罪史観に汚染されているが、韓国は日本に対しては反日で強気なことを言うが、北朝鮮に対しては一種の「反韓史観」を示していて、「大韓民国は生まれてはいけない国だった。日本と一番戦ったのは金日成だった」という負い目を感じている。どう見ても韓国のほうが北朝鮮より親日であった訳で、それが韓国は存在しないほうがよいという理屈を作り上げる。』
 黒坂先生は以上のようなことを『植民地期の朝鮮半島をどう見るか~持続可能な日本国家と社会資本』及び『「主体革命偉業」策動と対決するために~日本国家に貢献する歴史観の確立を』というご自身の二論文を提示して、詳しく説明してくださいました。
 質問の中で、レバノンが拉致された国民をすばやく取り返したのに、日本政府はなぜ情けない対応しかできなかったのかという意見が出ました。黒坂先生はそれはそうだが、違う見方もあって、あの時はレバノンは「テロリストにはテロリストを」、という手段でPFLPなどを使って、北朝鮮を脅した可能性もあるというお話をされ、国際政治の裏の裏までを知る知的興奮に満ちた研究会となりました。
 当日は経済学者の丹羽春喜先生もご出席くださり、黒坂先生も本格的な経済学者ですので、経済学からのアプローチとしても非常に有益な研究会でした。丹羽先生は憲法改正に関して、皆さんに是非知っておいていただきたいことがあると話されました。それは何者かによって来るべき新憲法の中に「財政均衡」などという、およそ憲法に書くべきではない事柄が書き込まれる恐れが出てきているということで、『国家防衛のために外的の侵略を受ければ必ず大規模な財政出動(当然赤字)をするしかなくなる。それを憲法で禁じれば、国家の自衛権を放棄したのと同じことになる。憲法九条はもう守れないと分かって、わが国を絶対に弱小国に留めたいと願う勢力が画策しているとしか思えない。皆さん是非注意しておいてください。』と丹羽先生は話されました。
 二次会も多くの方が参加され、非常に盛り上がった例会でした。黒坂先生、本当にありがとうございました。丹羽先生、ご出席くださりまことにありがとうございます。

黒坂先生のホームページを再掲しておきます。
http://www.ne.jp/asahi/makoto/kurosaka/

   南木隆治(みなきたかはる)



 六月の例会は、講師が未定ですが、ご都合が付き次第、大阪経済大学助教授 黒坂真先生に、久しぶりにお越しいただき、拉致問題を中心とする現下の課題についてお話いただく事になると思います。皆様もご存知のとおり、黒坂先生は日本で最も早くから拉致被害者の奪還のために活動してこられた方で、その活動の初期には私もご一緒に府議会議員の事務所をお願いに回ったこともありました。この六月の例会までに拉致問題は大きく進展 している可能性も大きく、非常にタイムリーなお話を伺えると思います。また、もしご都合がつけば、参議院選挙期間中なのですが、政党支持の問題は別にして、議員として拉致問題にも深い理解を示され、また、教育基本法改正への取り組み、ジェンダフリーの流れの阻止など多大な努力を重ねてこられた山谷先生に、ほんの少しですが、もしその日大阪に来ていただける日程が組め、うまく都合がつけば、お立ち寄りいただけるかもしれません。
ご両人のご都合が、まったくつかなかったときは、まことに恐縮ですが、南木がこの間のさまざまな課題についてお話させいていただきます。

黒坂先生ホームページ。
http://www.ne.jp/asahi/makoto/kurosaka/

 この日までに、南木がかかわっている重要な事項として、皆様にお伝えしなければならない事項は山積しています。5月13日の台湾靖国訴訟の判決。5月15日「大阪教育連盟」講演会と、阿倍野高校を巡る動き。5月29日の「新しい歴史教科書をつくる会」評議員会に出席してのご報告。5月30日の「大阪ブルーリボンの会」発足の意義について。(これは黒坂先生のお話でもあります。)6月5日「新しい歴史教科書をつくる会」定期大会。その他がります。多数の皆様のご参加と、活発な議論を期待します。

第三十八回大阪読書研究会 
日時、平成十六年六月二十六四日(土)午後6時より
場所、梅田東生涯学習ルーム
講師、(最終未定)南木隆治。大阪経済大学助教授 黒坂真先生。ゲストとして、日程の都合がつけば 前衆議院議員 山谷えり子先生。
参加費 、1000円。(問い合わせ先、南木隆治) 
 
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石黒良彦先生 『大阪西成の愛隣地区で野宿する人々の救済』

 次回四月には、大阪西成の愛隣地区で野宿する人々を救済するため、活発な活動を続けておられる社会活動家、「應典院寺倶楽部」主催者、石黒良彦先生をお招きしてお話を伺います。ここしばらく、靖国訴訟、台湾問題など、国際問題、歴史認識の問題など非常に大きなテーマに関わる課題を取り扱って来ましたので、目的は同じでも、もっと生活に密着して、地道な活動をされている方をお呼びしようと思っていました。石黒良彦先生はこの間ずっと愛隣地区(釜ヶ崎)で、救民活動を続けられ、地元では誰もが知っている社会活動家です。私どもの大阪読書研究会にもしばしばご出席下さり、毎年これほどの餓死者,凍死者を出すのは日本の恥であり、とうてい放置することはできないとのメッセージを私どもにも事ある毎に伝えてくださっています。
 石黒先生のファックス通信にはこのように書かれています。『三重県から突然トラック二台分の衣類が届けられた。これも皆リーダーの指示通りに順に手に入れてゆく。「我々に仕事を」「我々の人権を守れ」とデモを毎日打つわけでもない。暴動を起こすわけでもない。左派が扇動しても乗ってこない。ただ貧しい者どうし助け合って暮らしている。外国でこんな膨大な数の経済難民とでも言って良い人々がいたら、しょっちゅう暴動が起きている。日本の野宿者の心の中にも日本精神が息づいている。世間様には借りがあり、真心を持って返してゆくという「公の精神」、魂の衝動がある。』
 このような観点で社会活動を続けておられる石黒先生の日々の実践報告を、私自身まだ詳しくお聞きしたことが無く、一度本会にお招きしてお話して頂こうと以前より南木は思っておりました。多数の皆様のご参加と、活発な議論を期待します。
 尚、この日、四月よりの大阪読書研究会の事務局体制の多少の変更を皆さんにお伝えしたいと思います。

第三十七回大阪読書研究会
日時、平成十六年四月二十四日(土)午後6時より
場所、梅田東生涯学習ルーム
講師、「應典院寺倶楽部」主催者、石黒良彦先生氏
演題、大阪愛隣地区(釜ヶ崎)から見えてくる日本の課題。
参加費 、1000円。(問い合わせ先、南木隆治) 


第三十七回大阪読書研究会の報告。


石黒良彦先生大阪愛隣地区(釜ヶ崎)から見えてくる日本の課題。』
                        

 四月二十四日(土)大阪西成の愛隣地区で野宿する人々を救済するため、活発な活動を続けておられる社会活動家、「應典院寺倶楽部」主催者、石黒良彦先生をお招きしてお話を伺った。石黒先生は周到なレジュメを準備してくださり、救民活動を続けることと、国家の根幹の価値に迫ってゆくことが内面で一致している境地をわれわれに教えてくださった。石黒先生が私たちに関心を持ってくださったのが、昨年夏に、「新しい歴史教科書をつくる会大阪」が主催した「もうひとつの戦争展」であったことを私は初めて知った。そして活動を続ける中で新しく人物と出会える喜びを深く感じる事ができたのである。石黒先生のテーマは、奥様と次男様を相次いで亡くされ、その打撃から人生を再構築する中で、手探り、手作りで構築されてきたものであるので、すべて本物であり、観念的なごまかしがどこにもない。私はそのことに好感を感じていたし、今回先生をお呼びして話をお伺い、ますますその内発的な価値観の構築の方法と、先生の生き方そのものに関心を持った。以下、多岐に渡った石黒先生のお話の要点をまとめた。
『私(石黒)にとって「いのちと出会う会」の活動の創設が出発点だった。千二百人分のカレーを作る話。
釜が崎で活動しているクリスチャンにプロテスタントはほとんどいない。カトリックが圧倒的で、お寺さん
も少し参加している。バチカンで秘書長をしていた本田神父との出会いは私にとって非常に大きな出来事であった。私はクリスチャンではないが、本田神父は日本フランチェスコ会のトップになり、枢機卿にもなれたであろうに、「イエスは貧しく、小さい人々に神の御業を伝えた。イエスが求めていたことはこういう人たちに福音を伝えることである」と言って釜が崎に骨を埋める覚悟で活動されるその姿に感動した。クリスチャンにも左翼の方が多い。宗教を使って日本を誹謗中傷するのはおかしい。そんなことをするひまがあったら、この人々を救えと私は言いたい。カー用品大手販売「イエローハット」の「日本を美しくする会」の思想では、「外のごみは自分の心の中が映っているのだ」ということになる。日本の風景が美しくなくなってきたとすれば、それはわれわれの心が美しくないことが映っているのだ。おにぎりひとつのためにどれほど人々が頑張り、また、仲良くなれるか。野宿の人々がどれほど仕事を求めているか。八百円で寝袋が買え、それで、死ななくて済む人々がどれだけいることか。今こうして何不自由なく暮らしているわれわれは、この不自由がないということを太陽の光がさんさんと絶え間なく自分に降り注いでいる恩寵のように感じなければならないと思う。雑誌「ビッグイッシュー」は一冊二百円で売るのだが、彼らは九十円で買い取り、二百円で売る。一冊売れば百十円がホームレスの人々の生活費となり、人生再出発の原資となる。今、七号まで出ている。皆さん協力してほしい。少し前にスウェーデン人が釜が崎に取材に来て、「日本はホームレスにこういう扱いをしている」と世界中に大きく報道した。そんなことを言われるのは日本の恥じゃないかと私は思う。同胞を救うという愛国的な気持ちで活動したいと思う。食べられない人々を見ていると、食べる気がなくなる。ダイエットしたい女の子はこの活動に参加するべきだ。(笑)日本人の魂を私はこの野宿者たちに感じる。商店のガラスを叩き割って略奪することもない。火炎瓶闘争もしない。神戸の震災のときも暴動は起こらなかった。日本人は大東亜戦争で抑圧された世界の人々を救済するつもりだった。野宿の人々こそ、現代の被抑圧民だとも言える。英霊は見ていると思う。われわれは口先だけでなく、実際に動いてこの日本に理想郷を建設するべきではないのか。人間は人生を設計して生まれてくる。死んだら終わりではない。何が起こっても、それを乗り越える魂の修行をするために生まれてきたのだから、それに対してくよくよ考えないことが大切だ。WHOは霊的な健康も大切であると言っている事を知っておくべきだ。野宿者はみな世間様には借りがあると心のどこかで思っている。次の霊的世界が待っているというのは古来からの日本の思想であり、唯物思想で子供たちを苦しませることは止めなければならない。自分の場合は釜が崎での活動が修行だったが、頭だけでなく、心が沸き立つくらいの体験をして初めて人間は復活できる。』
 石黒先生のお話は以上のようであった。その後活発な質疑応答あり、参加者全員がいつもとは違った角度から光が差し込んだような、新鮮な共通体験を持つことができたと思う。石黒先生どうもありがとうございました。
 

 尚、この日、大阪読書研究会の事務局体制について皆様のご了解を得ました。本会は自由主義史観研究会の大阪の例会で、南木が代表の世話人。杉本茂一先生が世話人という形でこれまで活動してまいりましたが、事務局を作らないと諸般の活動を到底うまくまわすことができず、これまでも熱心に会の運営に協力してくださっている若い皆さんにお願いして、事務局体制を整えていただけることになりました。
皆様、よろしくお願いします。


文責  南木隆治(みなきたかはる)


第三十七回大阪読書研究会のお知らせ。

http://star.ap.teacup.com/minaki/47.html
『特務将校としての門脇朝秀2』
平成25年4月27日(土)開催します。
上記アドレスから参照ください。
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第三十六回大阪読書研究会のお知らせ。

 『特務将校としての門脇朝秀』 
新年二月の例会講師は、昨年十月に引き続き門脇さんです。前回お話いただかなかった事を今回は私が口説いてお話しいただくことになりました。
 私が個人的にお聞きしたことを皆様にも披露していただきたいと言うこともあり、私自身がまだまだ続きを聞きたいことばかりだからです。。
 門脇さんは情報将校であると先の会報でも少し書きましたが、当時の一般的なの呼び方で言えば特務将校です。「かわぐちかいじ氏」の劇画『ジパング』等には第二次大戦中の日本軍特務将校が良く描かれていますが、門脇さんは実物の特務将校です。
 個人的にお話を伺っていて、終戦時、どうしてこの人は国民党軍、中共軍の中を平気で通り抜けて、その間に何人ものさまよえる日本兵を救い、米軍司令官と直談判できたんだろうか、と疑問が頭をぐるぐる駆けめぐったのですが、そうか、と閃いて、「もしかして門脇さん、特務?」とお聞きし、「そうだー。」と答えていただいて分かったのでした。門脇さんの十冊以上ある分厚い著書『祖国はるか』シリーズのどこにもご自身が特務将校であったことは書かれていません。あの饒舌な語り部のような文体の裏に、実はそういう秘密があったわけです。
 前回十月例会は一般的なお話になりましたが、今回は特務将校としてどのような仕事をしたかにテーマを絞ってお話頂くことになりました。おそらく門脇さんが一般の方に話される機会としては九十年の人生で初めてだと思います。前回門脇さんのお話を聞きたいのに出席できず悔しがっていた方、今回は絶対に前回のおもしろさを遙かに越えるでしょう。
 尚、この翌日三十一日(日)は大阪護国神社(住之江区)で門脇さん主催による『旧台湾同胞に捧げる慰霊と感謝の行事』が予定されています。午後二時より、四時まで。
 更にその翌日三月一日(月)この日が実は門脇さんの誕生日なのですが、日本会大阪議青年部主催で門脇さんと若者たちの交流会(門脇さんを質問責めにする)が予定されています。(詳細は日本会議大阪、丸山さんに問いあわせてせてください。)
 以上予定が目白押しですが、今年も皆さん心を一にして研鑽に努めましょう。

第三十六回大阪読書研究会
日時、平成十六年二月二十八日(金)午後6時より
場所、梅田東生涯学習ルーム
講師、あけぼの会会長 門脇朝秀氏
演題、特務将校 門脇朝秀
参加費 、一〇〇〇円まで。(問い合わせ先、南木隆治) 


第三十六回大阪読書研究会の報告 南木隆治(みなきたかはる)

 

『特務将校としての門脇朝秀』 
平成十六年二月二十八日(土)の門脇朝秀氏の大阪読書研究会での講演は、長く人々の記憶に残るであろう。この日は会場の都合で、いつもの半分の大きさの部屋しか取れていなかったが、逆にいつもの2倍の40名近い人々が参加された為、会場は一杯になり廊下で入室のチャンスを待つ方もおられるほどであった。
 門脇氏はゾルゲの話をもっとするつもりで、詳しい資料を持ってこられていたのだが、結局その資料を使う事無く、恐ろしい暗記力で、一切資料を見ずに最後まで話をされた。お話の要旨を以下に纏める。日時などは話されたままを記した。
「私の特務の話などたいしたことは無い。九牛の一毛というが、あさって日本会議で話をされるO氏の方がこのような話をするのにもっとも適している。(但し、O氏は特務の話はなさらない。)結局私(門脇)の仕事はコミンテルンの指令との戦いであったと思う。そしてゾルゲにしてやられたという訳だ。シナ派遣軍は百四万人いた。それであのシナ大陸でどうにもならなかった。あのころシナの人口は四億人くらいと言われていた。二億人くらい連れてきたら何とかなるかもしれないが、百万人くらいなら百年で消えて無くなる。(コミンテルンの歴史を相当語られたが割愛する。)
 私(門脇)は『昭和維新の歌』は好きではない。あれはゾルゲの戦略そのものだ。革命というのは一番貧乏な者を搾取する。軍部の若い連中に理論を与えて政党を攻撃させる。軍部が天下を取ると必ず行き過ぎる。資本主義国が相互に戦うようにし向けられた。今思いかえせば、数々の場面で諜報戦、謀略戦に我々は敗れた。私はノモンハンにいた。五月に始まって日本の方が先に手を出した。軍隊は千メートルや、五千メートルを進んだり、退いたりして勝った、負けたと言っているが、そこにすんでいる人間には国境など関係がない。初め関東軍は勝つつもりでいたがシナや、馬賊相手とはちょっと様子が違った。九月十三日に停戦でやれやれと言うことになった。我々はそこしか見ていなかった。その二日後にソ連はポーランドに攻め込んだ。平沼がヨーロッパ情勢は複雑怪奇と言って辞めた。停戦によって、ソ連は大急ぎで満州に張り付いていた師団をヨーロッパ戦線に振り向けた。もし日本が停戦に応じていなかったら、ソ連はポーランドに攻め込むことができず、情勢はすべて変わったはずだ。日本は捕虜交換の時も、こちらの手中にある捕虜の数を正直に敵に言っており、交渉において話にならないことが多かった。
 ところで、一九四一年六月二十二日、ヒットラーはソ連占領下のポーランドへ攻め込み、その冬、モスコーまで攻め込んだ。ナポレオンは五月に六十万人で攻め込んでマイナス四十度の冬将軍に負けた。しかし、ヒトラーは電撃作戦でナポレオンより早くモスコーまで迫ったので、十一月と言えば、モスコーあたりは普通マイナス十四度くらいで、負けるような状態ではなかった。ところがなんと十二月初めに一気にマイナス四十度になってしまい、形成が逆転した。マイナス四十度になると機械の油が凍ってしまって、すべての物資の輸送が止まってしまう。それでも、もし、満州正面にいた五個師団のソ連軍がそのまま日本と対峙して張り付いていたら、形成は違っていただろう。ところがその十二月八日、日本は真珠湾を攻撃した。ヒトラーは天を仰いで、嘆いただろうと思う。そこでゾルゲが出てくるわけだ。ゾルゲがフランクフルトのアルゲマイネツヴァイツゥングの記者として来たとき、私は満州で彼に会ったことがある。ゾルゲはご存じの通り国籍はドイツ人。ソ連のスパイである。ゾルゲは様々なルートを使って、日本がシベリアを攻めてもウラルを越えては行けないでしょう。ソ連はドイツによって負ける。日本が出てゆくのはそのあとでよい。日本にとって重要な鉄、ジュラルミン、石油などはシベリアには無い。日本は南進するべきだ、と言う風に情報を操作し、近衛さんたちを洗脳した。
 コミンテルンのグランドデザインの通り大東亜戦争は進行し、そして負けた。
その当時特務機関はハルビンと、奉天にあり、ハルビンは対ソ工作、奉天はシナ、満州、蒙古、朝鮮を工作するところだった。私(門脇)はその奉天特務機関にいて、その当時人生で一番張り切っていたと思う。そのとき私は現役を終わって、二十二才だった。奉天特務機関は門脇を含めて三人しかいなくて、その下は庶務、電信、運転手くらいだった。奉天特務機関長が三浦少将、補佐官が少佐で、その下には門脇しかいなかった。お二人とも陸大の出身で、このお二人にうんと私は揉まれた。この補佐官の家族とは今もおつきあいがある。特務機関は表向きは何の権限も持たないが、実際はあらゆる軍の動き、物資の動きなども特務機関を通じての情報が参謀本部、大本営に上がり、そこで検討され、特務間で現地でも情報交換するので、絶大な権限を持っていた。
 こんな事もあった。昭和十二年七月七日にシナ事変が起こったが、その四月にラクダ四十頭で航空燃料をアラシャンまで運ぼうとしたことがあった。ソ連をドイツと連携して挟み撃ちにするためのルートを開拓していて、当然のことだが中継基地を作るためだった。この作戦はシナ事変が起こってしまってうまくいかなかった。シナ事変の起こる直前の四月三日、この作戦に関係するW氏をサイドカーに乗せ、人力車に乗せ、中継基地に向かう飛行機に乗せた。彼の体調次第で、代わりに自分がその飛行機に乗った可能性もあった。シナ事変が始まり、我々の作戦を知ったシナ側によってW氏は拘束され、銃殺された。大陸の奥深く我々は作戦を展開し、来るべき対ソ戦のための準備を進めていたが、日本の南進によって全ては無駄になってしまった。
 捕虜について思うことがある。ドイツの捕虜は皆団結して仲間を裏切る者が少なかったと思う。日本の捕虜は相手に通じてしまう者が少し多すぎるのではないかと思う。外交は戦争の裏返しだ。日露戦争が終わって四十年目に日本は負けた。よもや、これほどの負けになるとは初め誰も思っていなかったであろう。自分は今も日本が駄目になったら世界中泥棒だらけになると思う。アメリカには六百万人のユダヤ人と、六百万人のイスラム教徒がおり、この両者の対立だけでも国をまとめてゆくことは容易なことではない。アメリカはきっといずれ中東からも追い出される。日本が戦争に負けたとき、しょんぼりしている我々に、あなた達は帰る国があるからいいねー、と占領地の誰もが言った。日本がつぶれたら世界は終わりだ。日本の出番は必ずやってくる。
 明日二月二十九日のの護国神社での台湾同胞に捧げる慰霊祭を成功させ、更に三月一日の日本会議主催の聞き語り会(門脇氏を含め四人)も成功させたい。本日は是で終わり。」
ざっと南木が纏めると以上のようなお話であった。
 翌朝、門脇さんは大阪護国神社で私(南木)と会ったとき、実は昨日は「しまった、こんな話をしたら良かった」とか思って眠れなかったと話され、恐縮した。「国境を突破するときの話、生きるか死ぬかのギリギリの一瞬の判断のときどうしたか、そういう話をもっとしたら良かった。」と仰るので、近い内にまた千葉までお話を伺いに上がりますとお答えした。
 門脇さんは三月一日に九十才の誕生日を迎えられた。門脇さんの世界観、その当時の国際情勢への見方等は、もし今も生きていれば今年九十五才になる私の父親から、生前聞いていたものと全く同じであった。門脇さんより少し下の年齢になると軍国少年のようになってしまう方が多いが、門脇さんには明治生まれであった私の父と同じような自由な闊達さがあり、私は父を見るような気持ちで門脇さんに接しているのだと思う。


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第三十五回大阪読書研究会の報告。

第三十五回大阪読書研究会(自由主義史観研究会大阪例会)の報告。
 十二月二十六日(金)。例年通り、十二月は講師をお呼びせず、私がチューターになって、大阪読書研究会一年間の総括をさせていただきました。
 話題として取り上げたことは、『大阪の教育を正す府民の会』が十二月二十四日に提出した公開質問状について(別紙)。『新しい歴史教科書をつくる会』本部主催シンポジウム(二月一日)について。『靖国応援団』の経過報告と各裁判の今後について。映画『ザ・ラストサムライ』の事。アメリカは対台湾政策、対北朝鮮政策を一つの極東政策として行っているので、我々も、一点だけを見るのではなく、全体を睨んだ活動を展開しなければならない事。日本のロケットと文部科学省の管轄に関して。大阪府知事選挙に関して。その他でした。忘年会の場所がいつもと違うので、一部の方が道に迷われるなどのハプニングがありましたが、結局全員そろって新しい年度への抱負を語り合うことができました。皆さん本当にご苦労さまでした。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

(参考資料。非常に実効を上げてきた公開質問ですので皆様ご参考になさって下さい)。

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公開質問状(この件で3回目)
                       平成15年12月24日
大阪府知事殿
大阪府教育委員会教育長殿
大阪府立学校人権教育研究会会長殿
大阪府立学校外国人教育研究会会長殿
ピースおおさか(大阪国際平和センター)館長殿
ヒューライツ大阪(アジア・太平洋人権情報センター)所長殿
リバティおおさか(大阪人権博物館) 館長殿
ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)所長殿
大阪府人権教育研究協議会(大人教)会長殿                     
     大阪の教育を正す府民の会
                            

皆様におかれましては益々御健勝のこととお喜び申し上げます。
再度、北朝鮮による我が邦人拉致問題に関する、皆様の取り組みの進捗状況について、及び府立学校の入学、卒業式について質問させていただきます。まず、最初の件に関しましては、平成14年9月の府議会決議を受けて、同年10月、及び、平成15年5月に、皆様に公開質問状を差し上げ、その都度真摯なご回答をいただいており、深く感謝いたします。
 さて、平成14年10月に、上記の「大阪府知事」を除く8機関に「北朝鮮による邦人拉致事件は人権問題であるとの認識をお持ちかどうか、お持ちであるならば、人権教育、人権施策を責任を持って実行するお立場にある皆様が、どうしてまったくその取り組みをなさらないかに関する公開質問を提出させていただきましたところ、大阪府教育委員会事務局教育政策室総務企画課広報・システムグループでお取りまとめいただき、同年12月25日に、全8機関より、それぞれの回答を頂戴いたしました。
 そのとき、いただいたご回答では、皆様皆ほぼ同じお立場で、「拉致事件は非常に重大な人権侵害事件」であるとの認識はお示しになっておられますが、それでは今後この問題に公的なお立場にある皆様として、どのように対応されようとしておられるのかに関する具体的なお答えは皆無でございました。また、今後職員の人権研修や、学校等における人権教育のテーマに拉致問題を取り上げるかどうかと言う質問についても、明確なお答えをまったくいただけませんでした。
 そこで、本年5月に再度、皆様に、東京都や、大阪府八尾市での取り組みの例なども取り上げつつ、再度進捗状況についての質問をさせていただきました。この回答に関しましては、主として、郵送、及びファックスで、上記各機関より8月25日にご回答を頂きました。しかし残念ながら、そのすべてが「国の動向を見て」と言うようなご回答に終始し、この件を他の人権問題に関して皆様がとっておられるような、自らの問題として、積極的に取り組まれるご姿勢を、ほとんど見ることができませんでした。これを私どもは大変残念に思い、また、本府を3つも人権資料館を持つ、日本でもっとも進んだ人権先進地域であると信じていた私どもを深く失望させるものでありました。
 そこで再度質問いたします。
去る本年10月8日の定例府議会本会議での吉田利幸府議の拉致問題に関する質問に関して、竹内教育長は『府立高校において拉致問題が様々な教育活動の場で適切に取り扱われるよう、管理職研修をはじめとする教職員研修を通して指導して参ります。』と答えておられます。
 ところが私どもの調査によると、12月15日現在、府立学校の校長を集めてそのような研修が行われた形跡はなく、むしろ多くの校長がそれを待ち望んでいるといった状態であると認識しております。また、府立のいかなる学校においてもこの件で職員研修が行われたことはなく、人権ホームルームなどで生徒を対象とした教育活動が行われた例も知りません。それどころか、大阪府立阿倍野高校では、この件で人権学習を行おうと必死で努力する教員に対し、明確な理由無しに、拉致問題を研修の課題としなかった事件がすでに新聞で報道されています。
 また、ピースおおさか、ヒューライツ大阪、リバティおおさかの3館におかれましては、本年8月17日、貴3館合同の「国連軍縮大阪会議関連資料、平和と人権」の中で、『一方、日本におきましては、部落差別をはじめ、女性、障害者、児童などの人権に関わる深刻な未解決の問題が存在すると共に、昨今は、重大な人権侵害である「拉致」をめぐる問題にも多くの人が心を痛めているところです。』と初めて、拉致問題に言及されました。失礼ながら、大阪には3つも人権資料館がありながら、本年八月にいたって、ようやく公的な一般に配布される文書に拉致問題を人権問題として認め、書き込まれたことを、貴殿たちは恥じるべきであると思います。あまりに遅すぎ、国民の人権を本当に守ろうという姿勢に欠けると思います。
 しかしながら、ようやくにして、拉致問題を人権問題であるとして認められたのですから、ではそれを貴3館において被害者の写真等をいかに展示されるのか、拉致被害者の家族会等とも緊密に連絡をおとりになって、講演会等を実施していただくことを強く希望いたします。
 上記府議会において、太田知事はこの件について、貴3館と協議を年内に進めると答えておられますが、その進捗状況を教えていただきたい。
 尚、私どもは、平成16年度より、大阪府下で発行されるあらゆる一般向けの人権関連文書、パンフレット、あるいは職員を対象とした、例えば『府立学校への指示事項』等の人権関連の文書に、他の人権課題と併せて、北朝鮮による邦人拉致問題が、重大な人権問題として書き込まれることを強く要望します。もし、それが書き込まれなかった場合は、その文書を作成した最終責任者のお名前をお教えいただき、その真意を問いただし、広く国民にその方の公務員としての資質を問いたいと決意いたしております。もし皆様方で、上記知事や、教育長の答弁にも関わらず、平成16年度の人権関連文書に拉致問題は含めないとお考えの機関がございましたら、早急にその理由をお教えいただきたいと思います。
 次に第2番目の卒業式、入学式における、国旗国歌が適切に取り扱われていない学校がいまだにあると言うことについてでありますが、国旗国歌を尊重する態度はすべての国民が自国だけではなく、他国の人々の人権を尊重する上でも、決して忘れてはならない事柄です。
 残念なことに大阪府下の公立学校においては、私どもが昨年まで調査した頃より、後退している学校もあるように見受けられますので、この件についての教育委員会の見解をお聞きしたいと思います。また、それ以外の上記機関につきましても、すべて毎日国旗を掲揚するべきであるのに、そうしておられないところに関しては、その明確な理由をお答えいただきたいと思います。
 以上多岐に渡り質問させていただきましたが、上記の質問の趣旨をふまえて、貴9機関それぞれのこの件に関する本年12月末日までの進捗状況、及びご見解の回答を平成16年1月のできるだけ早い日程で拝受いたしたく、ご多忙のところ恐縮ですが、何とぞよろしくお願い申し上げます。
(付記。尚、参考までに、私どもが入手している情報によりますと、兵庫県では平成16年6月頃に県立高校に拉致被害者家族を招いて、職員、生徒の両方に人権研修を行うことをすでに予定されているようです。私ども大阪府民といたしましては、人権施策で大阪府が兵庫県に大きく後れをとらないことを強く希望いたします。)以上。



文責 南木隆治

第31回から35回

テーマ:


第三十五回大阪読書研究会のお知らせと、第三十四回の報告。


第三十五回大阪読書研究会のお知らせ。
 
例年通り、十二月は講師をお呼びせず、私がチューターになって、大阪読書研究会一年間の総括をさせていただきます。また、『大阪の教育を正す府民の会』『新しい歴史教科書をつくる会』『靖国応援団』の経過報告。その他、私が関わった一年間の活動を通じて、皆様方と率直な意見交換を御願いしたいと思います。
 会は少し早く切り上げて、恒例の忘年会といたします。もちろん忘年会に関係なく、例会出席だけも大歓迎です。初参加も歓迎です。活発な議論を期待します。
尚、特にご注意いただきたいのが日程が二十六日、金曜日である点です。当会はいつも土曜日に開いていますが、今年は二十七日はすでに会場が閉館ですので、一日前の金曜日に設定しました。お間違えないようよろしくお願いします。
それでは皆さん、楽しい忘年会にしましょう。
日時、平成十五年十二月二十六日(金)午後6時より
場所、梅田東生涯学習ルーム
講師、司会、南木隆治
演題、大阪読書研究会一年間の総括。
参加費 、五〇〇円以上、一〇〇〇円まで。(会の運営費にします。是非ご協力下さい。)(忘年会の会費も安いです。)
問い合わせ先、南木隆治 


第三十四回大阪読書研究会(自由主義史観研究会大阪例会)の報告。

十月二十五日、『あけぼの会』会長門脇朝秀(かどわきともひで)氏(九十歳:大正三年のお生まれ)を千葉県松戸市よりお呼びして、『大東亜戦争と台湾高砂族』と題してお話を伺った。その前日門脇さんは大阪護国神社を訪問され、来年二月二十九日午後二時に台湾からの従軍者ですでに亡くなった方々への慰霊と、今尚日本への郷愁を持ち続けている方々への連帯の行事を開く打ち合わせをされた。
 さて、先にも書いたが、戦後台湾の人々に対して冷たい仕打ちしかできなかったわが国政府に代わって、門脇さんが私財を投じて台湾の人々との友情を保つ努力をどれほど重ねてこられたか、私自身門脇さんと運命的に出会うまで、まったく知らなかった。門脇さんはもともと大阪外事専門学校(現在の大阪外国語大学)を卒業しておられて、数カ国語を自由に操られる大変なインテリである。戦時中は情報将校であり、満州で終戦を迎えられたので、今ではおそらく誰よりも終戦前後の満州、朝鮮方面の各国軍の動向などを、裏の裏までご存じである。
 この日門脇さんは、台湾高砂族を自称する、父親が外省人である国会議員 高金素梅が、高砂族を含む多数の台湾人を原告として靖国神社を訴える裁判を大阪地裁で起こした今回の事件のいきさつを最初に話されたが、その後多くの考えるヒントを私たちに与えてくださった。お話は多岐に渡りとても紹介しきれないが、南木のもっとも印象に残った点を報告させていただく。
『みなさんはご存じないかもしれないが、軍隊というものはそれぞれの出身地の歌を創る。私は毎回台湾高砂族のみなさんを呼ぶが、この人たちがくると必ず台湾軍の歌を歌う。また、その子供たちもその歌を歌う。日本が統治したことに反対だったらそんなことになるはずがない。この人たちの部落へゆくと八割が日本語の地域が何カ所もある。日本の統治が終わってから育ったその娘が完全な日本語をしゃべっている。自分は外地で育ち、お国のために戦ったが、今の日本に帰るべき故郷はもうない。オレが死んだらここのどこかに骨を埋めてくれと言っている。みなさんは蒋介石の戒厳令三十八年がどれほど過酷なものであったか知らない。どれほど日本を否定し尽くそうとしたか。たとえば十六歳の少年が日本の学生のように手ぬぐいを腰に下げ、下駄を履いていただけで殺されたんだ。国がつぶれたら個人は関係がない。オレは人格者だとか思っていても、人が言ってくれても三文の値打ちもない。スターリンは百三十万の軍隊を動かして満州に入ってきた。奴らは何も持っていないから、片端から盗んだ。腕時計を腕にいくつも巻き付けて悦に入っていた。さて、皆さんに日本人は大したものだなーといつも思う点を伝えておこう。これは戦後すぐも今も変わらない。例えばロシア人とシナ人の反目についてだが、彼らはとにかく口を極めて罵倒しあう。朝鮮人とシナ人についても、シナ人がこれほど嫌いな少数民族はない。漢民族を取り巻く周辺の少数民族は皆漢族が嫌いで雲南でも同じだ。首狩りと言うと蛮族の風習のように聞こえるが、首狩りされていたのは漢族だ。そういうところへ行って自分が日本人であることを告げた上で「漢民族というのはどうも気にくわん」と言うと必ず受ける。自分はギリヤークや、オロチョンといった民族ともつきあったが、みな同じだ。日本人にはまだ我々が十分に気づいていない魅力があって、そういう反目しあっている中に日本人が入ると必ずうまくゆくようになっている。台湾でも同じで、平地人と山の民の反目は日本人というギアを入れるとうまくゆく。日本人はそういう風に世界中何処に行っても大切にされると言う事を、しっかりと若い人たちに教えておいてもらいたい。マスコミが反日的な報道をしても、現地にゆけばそういうことはない。日本人は必ず尊敬され、大切にされている。このままゆけば、ロシアとシナは必ず戦争することになるであろう。シベリアは、樺太を含めてどんどんロシア人人口が減っている。シナ人に門戸開放すれば、たちどころに二億人くらいがなだれ込むだろう。それが怖いから、ロシアは絶対に国境を開放することはない。日本が何らかの役割をする事になるだろう。ロシア人はシナ人のことを「男は皆泥棒、女は○○」と言い、シナ人はロシア人のことを「あれは犬と同じだ。人の見ている前で○尾する。」とか言っている。しかし日本人のことは反日政策でそんなことを言っていても、町中で人々が言っていることはない。人は人を見ているものだ。ここのところを知っていないといけない。』
要点は以上のようなことであったと思う。大阪在住の高砂族もと酋長の家系の吉住レモンさんが門脇さんのお話を補完した。レモンさんの父上がニューギニアの食料がなくなった部隊で食料を調達するため、毒見を部隊の中で進んでされたこと。帰ってこられたときは栄養失調で水ぶくれになり、声でしか本人と分からなかったことなど、当時の厳しい状況を話していただいた。レモンさんはこの日も民族衣装で参加くださり、初めての方には強い印象が残ったのではないかと思う。レモンさんは本業は歌手であり、この日もほとんど全員が参加した二次会で、アカペラで美声をプレゼントしてくださった。歌とお話の日台友好と言うようなテーマで、多くの学校でもお呼びいただくと、可能な限り来ていただけると思う。すでに数え切れないほどそういう仕事をしてこられたが、どちらかというと歌の方が中心であったらしく、それではもったいないので、お話が半分の会をもっと増やすよう、これを読まれた学校の皆さんは一度ご検討いただけないだろうか。二次会には靖国応援団弁護士 徳永信一先生も駆けつけてくださった。
門脇さんは三次会の喫茶店にもつきあってくださり、その席で私はまた、実に興味あるお話を伺うことができた。お呼びした私として大満足の一日だった。門脇さんから人生の宿題のようなものを頂いたと思っているので、今後とも微力ながら、私自身精進を続けたいと思う。この日大阪教育連盟も昼間集会があったが以倉先生はじめ執行委員の多くの方がこちらにも来てくださり、また、西村塾の若手の方のご参加もあり、今回も二十五名参加と盛況だった。




第三十四回大阪読書研究会のお知らせと、第三十三回の報告。


第三十四回大阪読書研究会(自由主義史観研究会大阪例会)のお知らせ。

次回(十月二十五日)の講師は『あけぼの会』会長門脇朝秀氏(九十歳)です。戦後台湾の人々に対して冷たい仕打ちしかできなかったわが国政府に代わって千葉県松戸市の老朽化した公団住宅に住むこの矍鑠とした老人によって、わが国の名誉と、台湾の人々との友情がどれほど保たれたか、私自身門脇さんと運命的に出会うまで、まったく知りませんでした。門脇さんはもともと大阪外事専門学校(現在の大阪外国語大学)を卒業しておられて、数カ国語を自由に操られる大変なインテリである。しかしその行動様式は、愛国の情に溢れる大変な野人的活動家であって、私財を投じて『あけぼの会』を設立され、台湾高砂族(高砂義勇隊)の方々が毎年多数靖国神社に参拝される手助けをしてこられた 。ところで、既に多くの方がご存じのように、小泉首相の靖国神社参拝に関して 昨年度より多数の韓国人を含む反日日本人達が 心を傷つけられたとして、「宗教的人格権」「民族的人格権」等という聞いただけではよく分からない「人権」を持ち出して、国と、首相、そしてあろう事か靖国神社を訴える反日裁判を大阪地裁で 起こしたわけであるが、これに対し、私共靖国応援団は、徳永、稲田、松本というすばらしい弁護士を得て、この裁判に補助参加する(介入する)という活動をこれまで続けてきた。
ところが今度は台湾高砂族を自称する、父親が外省人である国会議員 高金素梅が原告となって高砂族を含む多数の台湾人を原告として同様の裁判を大阪地裁で起こすという事態となった。国も、首相も、靖国神社も、その代理人である弁護士は首相は私的参拝であるという姑息な姿勢で裁判を切り抜けようとしており、ほとんど何も反論しないので、相手はつけあがる一方である。私共はこの裁判にも去る七月十八日の第二回期日より、台湾から実際にの高砂族の方々に来ていただき、補助参加の申立を行い、現在に至っている。毎年多くの方々が靖国参拝しておられる高砂族の方々にとって、少数民族枠で当選した高金素梅の行った行為は高砂族への許し難い裏切りであり、台湾の恥、台湾人への重大な背信行為であり、絶対に許すことのできないものなのである。本年八月十五日の産経新聞に大きく取り上げられた記事はこのときのことを中心としたものであるが、この運動の中で私は門脇さんと出会い、この裁判闘争を成功させるため『靖国応援団あけぼの会連合』を組織するに至った。九月十三日から、『靖国応援団』は三弁護士と私他総勢五名で、台湾現地調査に出かける予定である。もちろん門脇さん達もご一緒で、大変忙しいが、楽しい取材旅行になる事必定である。その調査に基づき、今度は私共から攻勢に出るまったく新しい戦いを組織する事になるわけである。その詳細は今はつまびらかにすることはできず、乞う御期待と言うしかないが、この日(十月二十五日)の門脇さんのお話の時には既に全容は明らかになっており、楽しい講演会、報告会になることは確実である。門脇さんのお話の後、質疑、自由討論を予定しています。皆さんの活発な議論を期待します。

日時 平成十五年十月二十五日(土)午後6時より
場所、梅田東生涯学習ルーム
講師、『あけぼの会』会長 門脇朝秀先生
演題、台湾高砂義勇隊とあけぼの会の活動
参加費 、一〇〇〇円(当日いただきます。)
問い合わせ先、南木隆治 
尚、飛び入りを避けるため、初めての方は必ず南木まで電話連絡ください。


第三十三回大阪読書研究会の報告。

八月二十三日(土)月の大阪読書研究会は講師をお呼びせず、南木からの各種ご報告と、参加された皆様の放談会ということにした。広く呼びかけるほどの整った資料は準備していなかったので、会報には予告の掲載をしなかったことをご容赦下さい。と言うよりも、『靖国訴訟』その他で私自身多忙を極め、講師の選定や、テーマの設定をする余裕がなく、会報原稿も間に合わなかったと言うのが実状である。しかし、それならこれを良い機会として利用しようと思い、私からざっくばらんな問題意識の提示や、説明などを行い、その後特にテーマを決めずに、自由討論を行った。参加者からも多くの課題が提示され、バラエティに富んだ例会になった。
私からの提示は、8月9,10日の自由主義史観研究会全国大会の報告。同日開催された大阪での「もう一つの戦争展:パネル展」について。靖国応援団の活動について。拉致問題に関するこの間の大阪府の公的部門の微妙な態度の変化について。若い皆さんに期待すること。教育基本法改正についての微妙な問題。等である。参加者はもっと少ないだろうと思って、「誰も来なかったら、3,4人で飲みに行こう。」と、来ることが分かっている若手の諸君と話していたのだが、実際には13名もの方が来て下さり、しかも、いつもはあまり来られない古い会員の方々が何人も来て下さったのが印象的だった。講師を呼んでいると私の話が少ないので、もっとこう言う南木と話せる機会を増やした方が良いと言って下さる方もいて、とてもありがたかった。出席された方々はほぼ全員が二次会に参加され、若手の皆さんは三次会にも全員出席。最後私の酔いが醒めるまで四次会までまた黒田さんを付き合わせてしまった。私の活動の出発点はこの会での活動であり、今も基盤はここにあるのだと私自身強く再認識できた例会だった。皆さんありがとうございました。(文責 南木隆治)


第三十三回大阪読書研究会のご案内と、第三十二回大阪読書研究会の報告。


第三十三回大阪読書研究会のご案内。

南木です。今月の大阪読書研究会は講師を呼ばず、南木からの各種ご報告と、参加された皆様の放談会にしたいと思います。広く呼びかけるほどの整った資料は準備していませんので、会報には掲載いたしませんでした。と言うよりも、『靖国訴訟』その他で私自身多忙を極め、講師の選定や、テーマの設定をする余裕がなく、会報原稿も間に合わなかったと言うのが実状です。しかし、それならこれを良い機会として利用しようと思いまして、特に若い人たちにたくさん来ていただき(もちろん年輩の方も大歓迎ですよ。)、私からざっくばらんな問題意識の提示や、説明などを行い、その後特にテーマを決めずに、自由討論をしたいと思います。テーマは、裁判、拉致問題、国家、教育、道徳、認識、行動、正義、信義、宗教、その他、どこに飛ぶか分かりません。非常に直前のお知らせですので、第四土曜を例会の日と決めておられる方以外は、偶然その日時間を作れる方に限られると思います。来ていただける方は縁の深い方々であると思い、深く感謝いたします。皆様の活発な議論を期待します。きっと大変暑い日になると思いますので、早い目に切り上げて、飲みに行きましょう。(文責 南木隆治)

日時 平成十五年八月二十三日(土)午後6時より
場所、梅田東生涯学習ルーム(大阪市北区茶屋町1-40
             ヤンマージーゼルのすぐそば。もと小学校。
             電話06-6359-5832)
講師、司会 南木。
演題、特になし。当日自然に決まります。
参加費 、会場費、会運営費として五百円以上、千円未満のカンパを下さい。(当日いただきます。)
問い合わせ先、南木隆治 
尚、飛び入りを避けるため、初めての方は必ず南木まで電話連絡ください。


第三十二回大阪読書研究会の報告。

平成十五年六月二十八日(土)午後六時より皇學館大學文学部助教授 『新しい歴史教科書をつくる会』理事 新田均先生をお招きしてお話を伺いました。新田先生のご研究は南木が代表をさせていただいている『靖国応援団』の理論武装の根拠としても非常に重要なものであり、今回は『靖国応援団』後援という形で例会を開かせていただきました。当日は徳永弁護士、松本弁護士をはじめ、近隣の他府県からも多くの方々が参加され、30名近い盛況となりました。
お話は、新田先生が二月にPHPより出された力作『「現人神」「国家神道」という幻想--近代日本を歪めた俗説を糺す』をもとに、先生が非常に詳しいレジュメをご持参下さり、それに従ってお話を進められました。先生はお話を、私共が関係している訴訟の話から始めて下さり、『学者なら左翼でも言わないような極論が、裁判では判決の理由書で既定の事実のように書かれるようになった。そのような「事実」の一切が全くの「幻想」にすぎないことを明らかにするのがこの本の目的だった。』と話されました。先生の多岐に渡るお話をここにまとめることは不可能であり、是非上記の御著書を読まれることをお勧めしますが、南木の最も印象に残った点をまとめさせていただきます。
『まず、明治憲法も、教育勅語も、神話ではなく、神武天皇以来の「君臣協力の歴史」を「国体の精華」として精神的基礎にしていることが重要である。明治政府は、神学(布教)に政府が関係する事は危険であるという教訓を明治0年代に既に苦労して学んでいた。教育勅語をどう読むかは、明治時代より民間では立場ごとに様々な解釈がなされ、その解説書も出ていた。例えば日清戦争から明治末年にかけては「家族国家」論が有力であったし、大正時代には日本神話抜きの天皇論も堂々と刊行されていたのである。
それ故、「現人神」=「絶対神的な天皇観」が明治以来一貫して国民に押しつけられていたというようなことは、全くつくられた「幻想」であり、そのような事実はどこにもない。』先生は同じようにして次に「国家神道」についても時代に沿ってその変化を詳しく説明され、ご研究の精華を皆に教えて下さいました。また、先生がユングの「集合的無意識」の概念に触れられ、「普遍的無意識」等と言う前に、「民族的無意識」を日本のユンギャンたちはどうして前面に押し出さないのだろうか、と言う趣旨のことを語られた事は、私には非常に重く、印象に残りました。教育界のカウンセリングの理論の根底にはユング心理学があり、私は学校カウンセラーの(有能な方がおられることは当然として)依って立つ理論に何か大きな欠落があるような気がしてならないからです。また、ドイツが今悩んでいる問題として、多くのイスラム教徒がドイツ市民となりつつある現在、ドイツがイスラム教を公認宗教にするかどうかと言うことは非常に興味深いと話されたことも忘れることはできません。『靖国応援団』の諸課題を一つずつ終えたとしても、私たちの前には広大無辺な課題が横たわっているのだと言うことをひしひしと感じました。
 二次会には約二十名の方が参加され、いつもの居酒屋で時間がたつのも忘れて、様々な議論は尽きることもありませんでした。大変楽しく、有意義な例会になりました。新田先生、本当にありがとうございました。(以上。文責南木)


第三十二回自由主義史観研究会大阪例会(大阪読書研究会)のご案内と第三十一回大阪読書研究会の報告


第三十一回自由主義史観研究会大阪例会(大阪読書研究会)の報告。
 
近畿福祉大学教授 岡本 幸治先生にお越しいただき、お話を伺いました。岡本先生を当会の講師としてお迎えするのは二度目です。先生はこの日ご自身が主宰される『日亜協会』例会の二次会をキャンセルして、当会の講師を引き受けて下さいました。岡本先生は台湾、インド情勢に関する権威で、最近も三月十二日までパンジャブ地方を含むインド視察を終えられたばかりであり、この日は最新の情報をお教えいただきました。参加者は一次会二四名。二次会は三〇名を越えました。 日本における、インドを含む南アジア情報は極めて不足しており、日常の姿がほとんど報道されていない。インドに関しては欧米諸国はニューデリーだけでなく、主要都市に通信員を現地人で雇っているが、日本のマスメディアはNHK以外はニューデリーにすら誰も置かず、バンコクで南アジア報道をまとめているのが現状だと言うことを知りました。
 岡本先生は発展途上国に出かけられるときは、必ず散髪と、靴の修理を現地でされるそうです。その為、日本では捨ててしまうような、底の抜けそうなボロボロの靴をわざわざお履きになって行かれるようで、お見せいただいた靴の裏はインドで修理済みのものでした。現地の物価水準がが最もよく分かるのが散髪と、靴の修理であるからと言うのが理由です。両方とも純粋に労働力であるからです。インドでは散髪は五〇円。町中至る所にある靴の修繕は両足で約一〇〇円だそうです。ニューデリーの郊外の中産階級以上の人々が暮らすニュータウンで、先生のご友人の弁護士のご家庭では使用人が五,六人いるが、中華料理ができるということで高給取りであるそのコックでも月給が約三〇〇〇ルピー(七五〇〇から八〇〇〇円)。運転手が三五〇〇ルピー(九〇〇〇円)スイーパー(掃除だけをするアンタチャブル階層の人)は月給わずか一七〇〇ルピー程度で、一万円以下で人間を一人雇える状況であるということです。インド人の一人あたり平均国民所得は約四五〇ドル。中国人はその倍程度が現状。しかし、中国のカントリーリスクを考えても、一九九一年の経済自由化以降急速に発展しつつあるインドとの交流をもっと日本は図るべきであると先生は述べられました。その後、イラク情勢、今後の国際情勢について、アジア各地の現状を視察された上での分析をされました。非常に多岐に渡りここでは紹介しきれませんので、上記以外で南木の印象に残った岡本先生のお話をピックアップします。
『端的に言って、イラクが大量破壊兵器を持っていようといまいと、日本とは何の関係もないが、丁度この研究会の前日、北朝鮮は核兵器を持っていることを宣言した。日本は核の恫喝に対する抑止力がない。この哀れな日本の現状をふまえれば、日本はアメリカのイラク政策に、日本の国益上賛成せねばならない。アメリカ、ブッシュ、キリスト教原理主義の「神か、悪魔か」と言う発想はちょっと単純過ぎて日本人がついて行けるものではないが、国益という点で小泉首相の判断はまったく正しかった。しかし「北朝鮮は国際社会をなめてはいけない。」等とどうして言うのか。なぜ、「日本をなめてはいけない。」と言わないのか。情けないことだ。
北朝鮮は社会主義国で、社会主義国では首相よりも党第一書記局長が最高権力を持つ。更に金正日は軍を「先軍思想」によって権力基盤にしたので、国防委員長の肩書きも併せて持ち、偉大なる将軍様とも呼ばれるようになった。こうして全ての権力を行使できる独裁者になった。これは基本なのでおさえておかねばならない。延辺(ヨンビョン)の朝鮮族自治区(中鮮国境付近)に二〇年ほど前に言ったことがある。自治区と言うことになっているが、トップは朝鮮族でも、副官には漢族が必ず入っていた。畑に朝鮮戦争に出征した兵士の碑が立っており、その名前は皆朝鮮族で、人民解放軍の義勇軍の多くは、朝鮮族であった事がわかる。日本のインパール作戦の時も、日本軍と最も良く戦ったのはネパールのグルカ兵で、イギリス人ではなかった。』
 さて、最後に北朝鮮の暴発の可能性があるとすればどのような場合か。今後日本はいかなる選択をとるべきか、参加された松本弁護士をはじめ、そうそうたるメンバーで実に興味ある話が展開されたのですが、オフレコの部分もあり、更に突っ込んだ話をお聞きになりたい方は是非例会にご参加下さる以外ありません。当会が一般の講演会と違うところはまさにこの自由討論の部分にあります。
 なお、この日は昼間、同じく大阪市内で「扶桑社版教科書採択校有志交流会」があり、近畿の私立中学校の代表者が集まって会合がありました。南木も出席させていただきましたが、つくる会から、藤岡先生、新田先生、八木先生のお三人が理事や、執筆者として参加なさいました。その私学の代表者の方々の多くと、藤岡先生が、私共の例会の二次会に合流して下さいました。更に松本弁護士と同じく靖国応援団弁護士である徳永先生も二次会に駆けつけ、豪華メンバー出席の、非常ににぎやかな会になりました。岡本先生の求心力があってのことです。岡本先生お忙しいところを本当にありがとうございました。(文責 南木隆治)

 
第三十二回大阪読書研究会のご案内。【今回は『靖国応援団』後援】

次回の講師は皇學館大學文学部助教授 『新しい歴史教科書をつくる会』理事 新田均先生です。また、新田先生のご研究は南木が代表をさせていただいている『靖国応援団』の理論武装の根拠としても非常に重要なもので、今回この企画を実現できることを私(南木)は大変嬉しく思っています。新田先生が二月にPHPより出された御著書『「現人神」「国家神道」という幻想--近代日本を歪めた俗説を糺す』は非常な力作で、恐らく歴史的名著として末永く残るのではないでしょうか。このご本の出版当初より、私共の間では、「もう読んだか?」とお互いに声を掛け合うほどのご本でありました。靖国応援団弁護士が皆、新田先生のお話を是非お聞きしたいとの希望をお持ちであり、また、自由主義史観研究会としても、新田先生のご研究の成果は必ずふまえておくべき事柄であると考えます。今回の例会は私達の共通の認識基盤を形成する上で重要な例会になると思います。新田先生のご著書を読まれたことのない方や、先生の思想戦における重要性をまだ認識しておられない方々も歓迎です。そういうわけで、今回は、運営費の関係からも、影響の大きさからも、大阪読書研究会(自由主義史観研究会大阪例会)主催、靖国応援団後援と言う形で実施する事にいたしました。新田先生はこの日、二次会にもご参加下さり、大阪にお泊まりになられる予定です。ご講演のあと、自由討論とします。皆様の活発な議論を期待します。(文責 南木隆治)

日時 平成十五年六月二十八日(土)平成午後6時より
場所、梅田東生涯学習ルーム
講師、皇學館大學文学部助教授 新田均先生
演題、『「現人神」「国家神道」という幻想--近代日本を歪めた俗説を糺す』
参加費 、一〇〇〇円(当日いただきます。)
問い合わせ先、南木隆治 
尚、飛び入りを避けるため、初めての方は必ず南木まで電話連絡ください。


第三十一回自由主義史観研究会大阪例会(大阪読書研究会)のご案内と第三十回大阪読書研究会の報告


第三十一回自由主義史観研究会大阪例会(大阪読書研究会)のご案内

多数の方の参加と活発な議論を期待します。
 (文責 南木隆治)


日時 平成十五年四月二十六日(土)平成午後6時より
場所、梅田東生涯学習ルーム
講師、近畿福祉大学教授 岡本 幸治先生
演題、近隣アジアと如何に付き合い日本の活路を開くか。
参加費 、一〇〇〇円まで。
問い合わせ先、南木隆治 
飛び入りを避けるため、初めての方は必ず南木まで電話連絡ください。


第三十回大阪読書研究会の報告
 
二月二十二日(土)。『思想戦に向かう発想の拠点』と題して、『靖国応援団』で活躍して下さっている弁護士のおひとり、松本藤一先生にお越しいただき、お話を伺いました。先生は参加された全ての方が舌を巻く博覧強記で、英語、ドイツ語、ギリシャ語、漢文等を駆使され、また、お話になる全ての古今東西の歴史的事件の年号を記憶されており、この方はただの弁護士ではないと誰もが見せつけられました。同席したある進学校の高校教師は「自分が世界史を教えていることが恥ずかしくなる」と、話しておられましたが、実に充実した知的興奮の時間を共有することが出来ました。松本弁護士は「乙丁文徳(ウルチムンドク)」「淵蓋蘇文(ヨンゲソブン)」等の高麗時代の朝鮮半島の人物名の呼称から、李朝に変わったときに「金」とか、「宋」とかの中国式に名前の呼称を変えてしまった朝鮮半島の歴史から話を始められました。
 次に「貢女(コンジョ)」=外国の王朝に貢ぎ物として出される女性。「女妓」=外国から高級官僚がきたときのキーセン。「官妓」=役所妻。「軍妓」「辺妓」=辺境の軍隊の従軍慰安婦。「返娼」=辺境の軍隊の夜鷹。等々、朝鮮半島の売春の歴史について、こういう名称で分かるように、従軍慰安婦等当たり前のことで、こういう文化を持つ人々のこの間の発言を見ると、ご自身の歴史を知らないのだなと思うということを話されました。また、呉虞(ゴ=グ)という北京大学の文革以前の、儒教批判で有名な教授が、儒教の「儒」という文字は「人を求める、という意味で、もっと直裁に言うと、人を食うという意味だ。」と説いていることを紹介され、魯迅の記述の中にも人食いがあるが、それ以後も文革の頃にたくさんの人肉を食った記録があり、校長先生を生徒が食ってしまった事などを紹介され、日本文化と、中国文化の根本的違いを、食人の風習のあるなしから説明されたことは、皆がおぼろげに知っていたことを、事実を基にその本質をズバリと指摘されたのであり、参加者全員が思わず唾を飲むほどの迫力のあるご説明でした。上記の呉虞教授は孔子が「親の仇を討ったら、その肉を食え。死んでいたら墓を暴け。肉が残っていたらそれを食え。」というようなことを言っていることを儒教の根本思想として批判しており、私(南木)はお恥ずかしいことですが、今頃になって初めて、七十年代の批林批孔運動(林彪と孔子を並べて批判する文革運動のひとつ)の伏線となる中国の思想を知りました。
 儒教には(日本で発展した、日本の儒教ではなく、中国や、朝鮮半島での儒教には)復讐は九十九代に渡り、敵の骨を砕いて飲め、という思想があり、そういうところから、相手もそう考えていると彼らは常に思っていると言うことを知っておくべきだと、先生は指摘されました。靖国批判もそういうところから、相手は考えており、相手を憎いと思っても、まず共存を考える日本の伝統と、相手を殺してしまおうとする大陸の伝統の違いを指摘されました。その他ここに統べては書き尽くせませんが、様々な考えるヒントを下さいました。「洗回」=ウイグル人を殺し尽くす、等という言葉にもその思想が現れている。黄巣の乱の頃、五十万人の兵が動き回ったとき、その反乱軍の食料は五千人の人肉であった。孔子自身が食人をしたことは明らかで、少なくとも少し前まで中国人は人食い人種であった事実。偏見ではなく、歴史的事実であり、彼らの思考法にその痕跡は強く残っている。慰安婦のことにしても、李朝は毎年三千人の美女を清に贈らねばならなかった。朝鮮女性はそういう恐ろしい時代を五百年過ごしてきた。正義も何もあったものではない。皆がわーと騒いだらそれに乗っていないと殺される。相手が強いと分かったら急に態度を変える。両班は人を殺しても良かった。税金を取りに来た相手を片目をくりぬき、片目で返す。日本が半島統治を始めた頃、まともに税が中央に集められず約九十パーセントが中間搾取されていた。アメリカの日本占領政策で日本国内のあらゆるところで価値観が対立するように工作していったと言うことを見落としてはならない。関空をつくったとき漁業権というものをかざして、にわか漁師が続々出てきた。漁業権はマッカーサーが日本の海軍力を将来に渡って弱めるために作った仕掛けのひとつだ。アムネスティはギリシャ語のア・ムネシアから来ていて、ムネシアは記憶するということ。アは英語のunで、否定語。記憶しない、前のことは責任をとらなくて良い、講和条約を結んだときはそれで全て最終的決着とするということである。サンフランシスコ講和条約は極東軍時裁判について国際法違反であり、また、一九七四年まで侵略戦争と言う概念はなかったから、日本のやったことは法律的には侵略戦争であるはずがない。その他多岐に渡るお話は首尾一貫して日本と、日本人を擁護しつつ、国際法上の正義の立場を貫いて話され、非常に勇気づけられ、また実に多くのことを教えていただきました。二次会にもほとんど全員が参加し、大いに盛り上がりました。松本先生本当にありがとうございました。


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第26回から第30回

テーマ:
三十回自由主義史観研究会大阪例会(大阪読書研究会)
のご案内と第二十九回大阪読書研究会の報告



第三十回自由主義史観研究会大阪例会(大阪読書研究会)のご案内
 『靖国応援団』に結集して下さった三弁護士(現在は四弁護士)のおひとりである
松本藤一弁護士にお越しいただき、お話を伺います。私は、松本弁護士が『靖国応援
団』の戦略を立てたり、また、裁判の報告集会などで話される内容にいつも大変感銘
を受けています。例えば、社会や、共同体のあり方として、「自由な社会であって
も、実は、何でも、どんな考え方でも許しておいて良いというわけではない。ほんの
僅かな要素を放置しておいたために、社会や、共同体が質的に変わってしまうことが
ある。僅かな添加物で氷の融点が変わるように。そういうことにもっと敏感でなけれ
ばならない。」と話されたことや、「裁判官はこれまでの既知の裁判の進め方ではこ
の裁判は続けられないと思い至ったとき、非常に深い孤立感と、焦りを味わうはずで
あり、運動としてはそのようなところへ裁判官を追い込んで行かなければ、真の新し
い運動とは言えない。」と言うような話をされたことに、いつもはっとするような本
質的な独自の思考を感じ、刺激を受けています。そこでこの松本先生の発想のルーツ
をお話しいただきたいというのが今回の企画です。多数の方の参加と活発な議論を期
待します。
日時 平成十五年二月二十二日(土)平成午後6時より
場所、梅田
講師、松本藤一弁護士(靖国応援団弁護士)
演題、思想戦に向かう発想の拠点
参加費 、一〇〇〇円まで。
問い合わせ先、南木隆治 
飛び入りを避けるため、初めての方は必ず南木まで連絡ください。


第二十九回大阪読書研究会の報告
 平成十四年十二月二十一日(土)例年通り、十二月は講師をお呼びせず、私が
チューターになって、大阪読書研究会一年間の総括をさせていただきました。この日
は『つくる会教科書』を採択して下さった甲子園学院の西川淳教頭先生と藤村良人先
生が初参加して下さいました。また、大学時代の私の恩師の山下謙蔵先生や、十二月
号の『月曜評論』で大阪府立阿倍野高校の人権教育のありようについて気炎を吐いて
いる南口龍一先生も初参加して下さり、あるいは靖国応援団、稲田弁護士の所から前
回に引き続き有能な美人秘書が二次会に駆けつけて下さったりして、風邪で不参加に
なった方が数名おられたのに、総勢二十二人のにぎやかな忘年会となりました。下記
の黒田君、大宅君だけでなく、三寿君、青木君等、若く有能な方々の参加が増えてい
ることを実に嬉しく思います。
 例会は一、情勢分析。二、拉致問題を抜きにして人権問題は語れない。『大阪の教
育を正す府民の会』(私は常任幹事です)が府教委を含む八つの人権機関へ提出した
公開質問について(どうして拉致事件を人権問題として取り上げ、職員研修などの対
象としないのか)。三、『靖国応援団』の経過報告。四、新しい歴史教科書をつくる
会。その他、私が関わった一年間の活動を中心に話をさせていただき、その後質疑応
答と、活発な議論がありました。忘年会終了後多数の方が残り、梅田のいつもの喫茶
店で終電車ギリギリまで熱気溢れる議論が続きました。その後私の酔いが醒めるまで
黒田君、大宅君、そして山下先生に別のファーストフード店でつきあっていただきま
した。更に難波に場所を変えて、山下先生の始発の発車まで昔話から世界情勢まで話
の尽きることなく、私にとって実に充実した例会の一日でした。皆様ありがとうござ
いました。平成十五年も何卒宜しくお願い申しあげます。(文責 南木隆治)

南木です。
第二十八回大阪読書研究会(自由主義史観研究会大阪例会)の報告と第二十九回大阪
読書研究会のご案内をさせていただきます。
尚、このメールの内容はそのまま自由主義史観研究会機関誌『歴史と教育』の次号に
掲載予定です。

第二十八回大阪読書研究会の報告
 十月二十六日。稲田朋美弁護士を講師にお招きし、お話いただきました。稲田弁護
士は、徳永弁護士、松本弁護士とともに、我が『靖国応援団』弁護士として、大阪靖
国訴訟で大活躍の方ですが、李秀英氏が展転社を訴えている裁判の弁護士として、高
池勝彦弁護士(後述)等と共に、南京「大虐殺」問題にも一貫してかかわってこられ
ました。この裁判は 展転社と著者(松村俊夫氏)が被告とされている『「南京虐
殺」への大疑問』の名誉毀損裁判で、なんと呆れたことに、不勉強な裁判官が「南京
大虐殺」はあったという立場で裁判を進めたために、1審は敗訴しています。当然の
こととして現在控訴審勝訴に向けて多くの方が応援しています。
 この一審判決がいかにひどいものであるかは、月曜評論に現在連載中の『戦後最悪
の判決』(高池勝彦弁護士著)に詳しく連載されています。
 この日の例会のために、『月曜評論社』はこの連載が載っている九月号と十月号を
大量に寄贈して下さいました。中澤茂和編集長。まことにありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。皆様もどうか極めて重要な論文を毎号掲載し
ている『月曜評論』を応援、購読して下さい。
 さて、当日は李秀英が八十三歳の女性であること、いわゆる『南京大虐殺事件』の
「生き証人」として象徴的存在であること等から話が始まりました。次に、彼女はそ
の時どこに避難していて、どこで強姦されたことになっているのか、どこで三十数回
も銃剣で刺された事になっているのか、マギーが撮影した写真に写っているのは本当
に李秀英か?等の基礎的な疑問点についてのお話がありました。
 次に裁判と、判決の仕組みについての簡潔な説明がありました。判決は『主文』
と、『理由』に分かれており、規範力があるのは『主文』だけで、『理由』はその裁
判にのみ有効であるのだが、逆にそのことによって、裁判官が、自身の主観まで、何
でも『理由』の中に書き込んでしまうことができ、それがマスコミなどで拡散される
と、まるで既成事実のようになってゆくことの問題点を述べられました。この裁判で
言うと、『主文』は「原告(李秀英)の訴えを棄却する。」だけだが『理由』につい
ては上記、高池弁護士が書いておられるとおり、自虐、反日史観丸出しの『戦後最悪
の判決』となっている。「日本は侵略国家で、疑いのない加害者で、中国は被害者で
ある、云々」と、こんなことばかり書いている。自分はこの情況を一弁護士として
黙って見過ごしていることはできない。そういう心境や、弁護士活動の根本にある動
機、国の姿勢についての危機感等についても、稲田先生は皆によく分かるようにお話
下さいました。
 靖国裁判でも同じですが、国が訴えられたことの基礎的事実に関して、どうして国
側の代理人は一切反論しないのか。証言に対して国側が一切反対尋問しないので、裁
判官は「原告の証言を真摯に聞くと真実と思われる」等と言うようなふやけたことし
か言えなっているのではないか等々、東京裁判史観から一歩も抜け出せていない戦後
日本の問題点について、お話の後、活発な議論が交わされました。
 オランダ人捕虜がわが国を相手に起こしている別の裁判の高裁判決に優れたものが
あり、稲田先生が詳しくお話下さったので、紹介します。判例時報一七六九号、頁六
一から七三。
 この日は、稲田先生のお話を是非聞きたいとのことで、関東からも三人の参加者が
あり、稲田法律事務所のお二人の美人秘書の参加もあって、会は大いに盛り上がりま
した。二次会にもほとんど全員の方が参加され、私は三次会、四次会まで参加して、
楽しく皆さんと歓談しました。稲田先生本当にありがとうございました。


第二十九回大阪読書研究会のご案内
 例年通り、十二月は講師をお呼びせず、私がチューターになって、大阪読書研究
会一年間の総括をさせていただきます。また、『大阪の教育を正す府民の会』(私は
常任幹事です)が府教委を含む八つの人権機関へ提出した公開質問について(どうし
て拉致事件を人権問題として取り上げ、職員研修などの対象としないのか)、滋賀県
の教科書採択について、『靖国応援団』の経過報告。その他、私が関わった一年間の
活動を通じて、皆様方と率直な意見交換を御願いしたいと思います。
 会は少し早く切り上げて、恒例の忘年会といたします。十一月の『関西自由主義史
観研究会』例会で黒田君が出欠をとると思いますが、私宛にご連絡下さってもありが
たいです。もちろん忘年会に関係なく、例会出席も大歓迎です。初参加も歓迎です。
活発な議論を期待します。
日時、平成十四年十二月二十一日(土)午後6時より
場所、梅田
講師、司会、南木隆治
演題、大阪読書研究会一年間の総括。『大阪の教育を正す府民の会』の府教委への公
開質問について。他
参加費 、五〇〇円以上、一〇〇〇円まで。(会の運営費にします。是非ご協力下さ
い。)
問い合わせ先、南木隆治まで 
飛び入りを避けるため、初めての方は必ず南木まで連絡ください。


二十七回大阪読書研究会(自由主義史観研究会大阪例会)の報告と第二十八回大阪読書研究会のご案内
第二十七回大阪読書研究会の報告
 八月二十四日の例会は私がお話をさせていただきました。常連の方で、遠くへ出かけていて出席できない方も多かったのですが、その代わり、普段は参加されない、我々に友好的な出版者の社長や、東京会員のご出席また、初参加の方もおられ、にぎやかな会になりました。さて、「A級戦犯」については昭和28年8月の衆参両国会でほぼ全員一致でその名誉回復と、恩給法の適用を、4000万人の署名を背景に行ったのであるから、日本国内においてはそもそも戦犯など存在しないはずであり、日本国内でこの「A級戦犯」という言葉を、この国会決議に反する意味で使った場合、当人と遺族に対する名誉毀損であり、何より罪もない特定の日本人を差別する重大な人権侵害事件、典型的な差別事象であるということをお話しました。
 また北朝鮮によって拉致された日本人の人権について、「拉致問題を抜きにして人権は語れない。」ということをお話しました。
 次に男女共同参画社会条例と、ジェンダフリー思想の害毒に関して、『大阪の教育を正す府民の会』の成果を報告させていただきました。公開質問に対する回答で、大阪府生活文化部男女共同参画課は「雛祭りや鯉のぼりをあげてお祝いするといったことは、文化伝統に関することであり、男女共同参画を推進する上で、支障になる事柄であるとは考えていません。」と明快に答えてくれています。これはこの課がこれまで行ってきたことと全く矛盾する回答ですが、今後はこの回答に反する講演をする講師などは更迭と、講師料の返還を要求してゆくつもりである事などをお話しました。尚、この件についての詳細は、今月号『月曜評論』誌に詳しく書きましたので、拙文を参照してください。
 二次会にもほとんど全員の方が参加され、私は三次会まで参加して、楽しく皆さんと歓談しました。
第二十八回大阪読書研究会のご案内
 稲田朋美弁護士を講師にお招きし、お話いただきます。稲田弁護士は、徳永弁護士、松本弁護士とともに、我が『靖国応援団』弁護士として、大阪靖国訴訟で大活躍の方ですが、李秀英氏が展転社を訴えている裁判の弁護士として、南京「大虐殺」問題にも一貫してかかわってこられた方です。この裁判は 展転社と著者(松村俊夫氏)が被告とされている『「南京虐殺」への大疑問』の名誉毀損裁判で、なんと呆れたことに、不勉強な裁判官が「南京大虐殺」はあったという立場で裁判を進めたために、1審は敗訴しています。当然のこととして現在控訴審勝訴に向けて多くの方が応援しています。今回はこの裁判に至るまでの思想的背景と、戦後日本のあり方、及び、大阪靖国訴訟との関連性について、専門的なお立場からお話いただきます。李秀英裁判への皆様の知見をぜひ高めていただきたいと思います。日本の裁判所の危機的状況を救い出せるのは、国民の世論しかありません。多くの方のご参加と活発な議論を期待します。
日時、平成十四年十月二十六日(土)午後6時より

第二十六回大阪読書研究会(自由主義史観研究会大阪例会)のご案内
 
次回、『大阪読書研究会』は久しぶりに徳永信一弁護士をお迎えし、現在私自身が
代表をさせていただいている『靖国応援団』の活動に関する理論と戦略の全てを語っ
ていただきます。(本誌『歴史と教育』三月号、第六十一号参照)
 本年六月一日発売の月刊誌『正論七月号』には徳永先生の今回の『靖国訴訟補助参
加』までの経緯と、論理がくわしく掲載されると思いますので、参加される方は、必
ず『正論七月号』の当該記事をお読みの上、ご持参下さい。当日は戦略上『正論』に
書けなかった事まで、その場では皆様にお知らせし、皆様と共に今後の我が国のこの
種の裁判に関する根本的な策を練りたいと思います。この日の『大阪読書研究会』は
日本の運命を変える会になると確信しています。会場の場所をお間違えのないように
ご注意下さい。また、初参加の方は必ず南木まで事前に電話でご連絡をいただけます
ようお願い申しあげます。いつもの通り会員以外の方のご参加も大歓迎です。皆様お
誘いあわせの上ご参加下さい。徳永先生のお話の後、私からも若干の補足をさせてい
ただき、その後活発な議論を期待します。
http://homepage1.nifty.com/kaminosumukuni/yasukuni.htm
に、記事を載せていますので、併せてご参照下さい。

日時、平成十四年六月二十二日(土)午後6時より
場所、大阪市北区(いつもの会場のすぐ近く、JR高架沿いです。)
講師、弁護士 徳永信一先生
演題、『靖国訴訟補助参加と我が国の運命』
会費、1000円
問い合わせ先、南木隆治まで