Northern Light-1 * full moon night at Hotel room

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_____ 頭を優しく撫でてあげていた ・ ・ ・




う・ ・ん ・・ ・。お休み・ ・ ・なさい。 

・ ・ ・


つる、が・・・ さ ・ ・ ん・ ・ ・。




ん?
なんだって?




久遠は、よく聞き取れなかった。優しく撫でていた手を離し、Love Dreams n.3を轢き始めた。

何度もなんども繰り返し練習して、自分でも まぁまぁ納得の出来かな?と思うと、キョーコを抱き上げた。




ごめん、
・ ・ ・ちょっと置かせて。




そう独り言のように言って、キョーコの胸の上に蓋を閉じた蓮のiPadと、その上に久遠のiPhoneを画面を下にして重ねて置いた。


それらをキョーコの腕に抱かせるように、キョーコの両腕を動かした。


R.Tと黒いカバーに浮かぶ文字の上に、C.Hの文字がたくさん並んでいる白いカバー・・・


それらをキョーコに抱きしめられているのを見ると、なんだかくすぐったい気持ちに成った。




くすっ。

ずっと抱きしめててね。

・ ・ ・ これからも、2人を。




そう呟いて、唇を重ねた。




・ ・ ・もう、キョーコには自分が蓮でも久遠でもなかった。


どちらでも・・・
将来、自分を選んでくれる日が来るならば、それでいいと思ったから。



いつかきっと・・・

君が俺と一緒になってくれると選んでくれたなら、それがもし・ ・ ・



この誓い将来でも、遠い未来でも・ ・ ・





“ Deny thy father and refuse the name, or if thou wilt not be but sworn my love.”

“貴方が・・・家名を捨てても、あなたは貴方に変わりなく、私のこの愛も何も変りはしません。”



俺を苦しめたヒズリの名で生きるのか、それとも自分で創り上げた人物として名を貫くのか、




・ ・ ・ その運命の灯りを


この優しい天使の寝顔の君に、託したよ _____________________




どうか俺を選んで欲しいと願いを込めて・ ・ ・




蓮のマンションの見える窓のカーテンを閉める時に見た、2つの流れ星に祈った事を頭に焼き付け、心に刻んだ。



愛しいと・ ・ ・ この心からの感情に、声を上げて叫びたかった。




でも・ ・ ・

寝ている人を運んでいる最中だし、その叫びたい人が寝ているので できませ~ん。



メインリビングを通り抜け、エントランスの脇にある 違うベッドルームに入り、キョーコをベッドに横たわらせた。




( 本当に微妙な日だったのか・・・? )



自分には よく分からない女の子の体。キョーコのお腹を優しくそっと撫でていた。




ふと目が行った・・・ 


カーテンの隙間から漏れる 明るい満月の柔らかい光を浴びた、鏡に写った自分の姿。




金色に透けるこの髪・・・



月の光を見る蒼い瞳・・・



・ ・ ・ その二つ ____________





それだけの見た目の違いだけなのに、答えが分かっている自分にしか違いを見出せないものなのだろうか・・・




誰にも気付かれる事もなく、映画の中で・ ・ ・ 久遠ヒズリとして生きた。




久遠ヒズリとしての人生を歩み始めた、始めの一歩。


この一番傍にいる人ですら、判らないものなのかと思った事は、自分の演技力に自信を付けてくれた。





ありがとう・ ・ ・
京子。




共演者として、君を・ ・ ・

画面の中で愛せた事は、その映像が歴史の中に残る。




そして、ありがとう・ ・ ・
キョーコ。




子供の頃の天使の笑顔を・ ・ ・

そのまま俺に向けてくれて、その笑顔が記憶に刻まれた _________________




_____________ 妖精か・・・





今の月明かりにぼんやりと鏡に浮かぶ 自分の姿。




横に寝息を立てる、愛しい・・・遠く永く、ずっと探していたと思うMatrix・・・




妖精が掛けた魔法は、自分達を繋ぎ続けてくれていた




蒼い石・・・




その石は、子供の頃の瞳のままの自分と同じ色



自分が ずっとキョーコちゃんを心に頭に浮かべて生きてきた様に、彼女もまた・・・




俺の瞳を見詰め,胸に抱いて生きてきてくれた・  ・  ・


  ・ ・ ・ この廻り遇いの人生に、心からの感謝をのせて _____





自分とキョーコの、天使がお腹に宿っていたとしたら・・・



・・・妖精の出てくる夢を、彼女のお腹の中で見続けて 生まれてきて欲しいと思う。



目を瞑りキョーコのお腹にそっと両手を重ねた。




___________ It is what I dreamed .....

キョーコを抱く時に自分で何気に言った言葉が蘇る。





月明かりの蒼白い情景の中で、さっき見た流れ星・・・

・ ・ ・二つ ___________



双子の命が彼女のここに宿ってくれていたら・・・




笑んで立ち上がり電気を消しに行った。

カーテンの隙間から漏れる優しい月明かりを見ながら、自分もその横に横になった。


そっと布団を掛け直すと、う~ん・・・と言って抱きついてきたので、腕を頭の下に回し腕枕して抱きしめ、額に ちゅっと音をたててキスをした。




お休み。キョーコ。




真っ暗な部屋の中では、自分が蓮でも久遠でも無くなったようで、ただ一人の自分が居ると思わされた。


もう一度、今度は頬にちゅっとキスをした。




お休み。最上さん。




(その言葉、さっき電話で言ったな・・・。ふふっ そっか・・・二度目、だね。)


そう思って、もう一度、今度は唇にキスをした。


( “ 二度目はないよ?”そう、もう二度と離れられない・・・。)


蓮の自分が言った言葉を思い出し、自分にも“ 二度目はないよ。”と言い聞かせた。
抱きしめる腕に力を込めて考えていたが、その力がだんだんと抜けて行くのを感じながら・・・



自分も心地よい眠りに落ちて行った ____








…………
*☆ ………………………



・ ・ ・久遠は夢を見ていた。






自分の運命を開かせてくれる様な言葉の数々・ ・ ・



蒼白い光と 澄みきった空気に包まれた様な・ ・ ・



・ ・ ・シェイクスピアのロミオとジュリエット




_____________ O Romeo, Why are you Romeo?





でも・・・キョーコが言ったシェイクスピアの原文の古語英語でなく、聞えてきたのはいつもの慣れたアメリカンイングリッシュ西海岸なまりだった


Deny the family name of noble birth or if you will not be by relation,
貴方の家名が何であろうとも関係なく・・・




月明かりの森の中を抜けると、キョーコちゃんが振り返った


キョーコちゃんは河原のせせらぎに隠す様に、そっと涙を浮かべた痕を頬に残していた




But my heart never changed by the shape of my love for you…
貴方を想い続けても その心が変わる事も無く・・・




傍に行ってその柔らかな温かい頬を両手で包むと、月の光が写した彼女は


今のキョーコに変わっていた




The only family names are enemies for our love,
二人の間の愛に 家系の憎しみは無く・・・




その瞳を見詰めて、この瞳を見詰められて、言葉に出来ない心からの想いを


伝え合って・・・




Please through yours and my family name away from us and acting that each other,
どうか、家名を捨て合い共に歩み出して欲しい・・・




自分の背負った宿命は、二人には関係ない


ただ君を愛しいと、心が叫んで止まない




Then we can be together… I wish you and I could make that up and be together…
二人で新しい人生を一緒に・・・それを成し遂げられると願っているから・・・




だからこの背中の大きな羽に、この蒼白い月の光を当てて


この夜にそっと・・・ 二人で輝いた未来に飛び出せると願いを込めて




Please take me to away with you…
貴方と共に消え去れる・・・




・ ・ ・二人でなら怖くないよ




I swear and believe to yours and my destinies…
その二人の運命を信じると誓い・・・




その想いをそっと唇を重ねて伝えていた




I never defaulted love to you now and then…
今もこれからも・・・ 君への愛を怠らないから・・・


I hope we could be together as the hanging in the stars of your cheek of night…
宿命の星の元に、笑顔をお互いに絶やす事無くいられると、その未来を望む





・ ・と、・ ・ ・ _____________________





重ねた唇が震えていたのは、心が震える甘い感情と同じだと感じていた



___________ This is what I was looking for ...

This is what I am... and my deed.... _________________





幾千の時を超えて、永い永久の空間と時間を掛けて廻り遇えたと感じていた・ ・ ・


・ ・ ・ この笑顔と温かな温もり





月明かりの河面に映る満月が、波打ちながらその水際にきらきらと煌めいていた




完璧な形で浮かぶ、この漆黒の空に・・・



澄んだ水の揺らめきに合せ、形を変え続ける・・・





その水に映る光の固まりと成った、不完全な形の月こそが・・・




・ ・ ・自分の真実なのかもしれない 





でも、君への想いは・・・




変わらなく愛していけると・・・




その運命を、宿命の星に・・・




この澄んだ空気の様に澄み渡った心で・・・




両手を伸ばし、星に届きそうなところまで飛んで行き・・・




その星を掴めるように願いを込めて ___________________





.....*☆............


................................................






・ ・ ・ I love you so much...

 



ふっと、自分の寝言に目が醒めた。




・・・だけではない、 ・・・寒かった。


なにも布団が掛かっていなかった。






ふふっ

キョーコも、お腹冷えないようにね。





愛しいぬくもりに、愛し温もりと共に・ ・ ・



もう一度、見れたらいい・・・





・ ・ ・ いい夢を ________________________








............................*☆....

........





ベッドで腕を伸ばしたら、横にいるはずの愛しい温もりの君が居なかった。



__________ 夢だったのか ・ ・ ・?



目を開けたら自分の部屋ではなかった・・・



でも、夢ではない証拠に、腕の中に残る君の香り



・ ・ ・Red Doorの甘い香りを抱きしめて、大きく息を吸い込んだ。






満月の明りが漏れていたカーテンの隙間からは、もう空高く上る太陽の眩しい光が差し込んで、自分がたぶん寝ながら脱いで投げ捨てたと見られる・・・


・・・Tシャツにスポットライトのように当っていた。





Back to Deep Sea * Instrumental of Love Dreams20



Stay and to Mid Winter *pink and blue tears at Hotel room





























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