食品添加物などでアレルギーなどの要因を体に抱え込んでいると、
外的な花粉による反応も過剰になるという趣旨のことが書かれていました。
もちろん、外部環境の変化、食生活の変化などによって
アレルゲンが増加したことが一因にあげられます。
しかし、最近の研究によるとリノール酸とよばれるオメガ6系脂肪酸の摂り過ぎが
アレルギーの主要危険因子となっていることが明らかになってきました。
他の食品添加物も関与している可能性も否定できません。
しかし、まずは可能性の高いものを排除していくことが重要ですから、
オメガ6系脂肪酸もしっかしとその排除を心がけておく必要があります。
・ベニバナ油(サフラワー油)
・コーン油
・サラダ油(混合油)
・大豆油など
リノール酸(n6系脂肪酸)の摂り過ぎると、ARA(アラキドン酸)が増加します。
すると、活性化生理活性物質であるプロスタグランジンE2に変換され、
血小板の粘性を高める作用や自己免疫疾患(アレルギー)が起こります。
今日では、先に記したオイルをあちこちで使用しています。
コンビニ、ファミレス、ファーストフード、お惣菜、弁当など自然と口にしてしまうのが、
リノール酸、つまりオメガ6系脂肪酸です。
この花粉症をはじめとしたアレルギー体質を改善するためには、
オメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸であるαリノレン酸豊富なオイルに転換して、
オメガ6とオメガ3の摂取バランスを正常に保つことが必要になります。
つまり、乱れたバランスを正常に戻すわけです。
その比率は、厚生労働省の示した値では4対1です。
既にアメリカでは、20対1にも大きく崩れているといわれます。
日本もかなりこれに近いといわれます。
どんなこともそうですが、要は「バランス」これが大事です。
αリノレン酸はエゴマ油やアマニ油に豊富に含まれています。
また、青魚に多いといわれるDHAやEPAもαリノレン酸が豊富です。
αリノレン酸にはリノール酸に対して競合性があり、それを抑える働きがあると言われます。
乱れたバランスを元に戻すには、時間がかかりますが、
エゴマ油やアマニ油などを一度にたくさん摂取したからといって、
すぐに効果があるものではないようです。
やはり、適量を少しずつ、継続することが大切だといわれています。
今からでも、私自身も花粉症対策の為に、
またひょっとするとへバーデン結節に効果があると考えています。
少しづつ摂っていきたいと思います。