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2007-04-08 02:28:52

右の腕が

テーマ:夜毎の夢

ningyo



ガラス張りの光溢れる店内は、壁も床もつやつやと白く輝き、

どこか研究室のようだった。

その広いスペースに、真っ白な布のかかった四角い台が、

ぽつぽつと間隔を取って置かれていて、

そこには人形が、ひっそりと並んでいた。

女の子の、男の子の、老婆の、魔女の、人魚の、人形。

あるいは、犬、猫、熊、インド象、タツノオトシゴ。


客は皆、籐で編まれた揺りかごのような籠を提げていて、

気に入った人形を見つけたら、そこにそっと横たえて、

そのままレジに持って行く。


あたしは散々迷ったあげく、

男とも女とも見分けがつかぬ、手足がひょろひょろと長い人形を選び、

そっと抱き上げて籠に入れた。

それでももう少し見ていたいと、

その籠を提げたまま、広い店の中をさまよい歩いた。

そろそろ行こう、と、夫に言われ、

仕方なくレジに向かいながら、籠の中をのぞきこむ。


と。

あろうことか、バラバラなのだ。

人形の、手と、足が。

細く長い腕と足が、胴体からすっぽり抜けて、籠の中に散らばっている。


どうしよう。

うろたえるあたしに、夫が言う。

大丈夫。こういうものは簡単に直るんだ。

右肩に右腕を、左肩に左腕を差しこめばいいだけさ。

ね、簡単だろう。

さ、まず、右から入れよう。右の腕はどれかな。


うながされて、いまやただの部品のような手や足を、その指を、

ひとつひとつ丹念に調べていく。

あった。これが右腕。

でも。

何かがおかしい。


気づいてみれば、部品は5つあるのだった。

足が2本に、腕が、3本。

3本?

どう考えても、いくら数え直しても、右腕が2本ある。


どうして。

いったいこの右腕は、誰のものだろう。

いつ、どこからやってきたのだろう。

そう訝しみながらも、とにかく右腕を右肩にはめこむ。

さぁ、左、と思って、籠の中をのぞきこむと、

今度は足が1本増えている。


肌が粟立ち、後じさりしながらも、あたしはその人形が欲しいのだ。

その顔から、目が離せない。

男か女か分からないけれど、愛らしい顔であることには違いない。

目がふたつ、鼻がひとつ、口がひとつ。

おかしいところは何もない。

うなじまでの髪も、柔らかく、艶やかで、

その髪に隠れた、耳だって、


右の耳がひとつ、左の耳が、


左の耳が……。



  

+++


怖いんだか何だかよく分からないのだけれども(笑)

妙に美しい(光り輝く)夢でありました。

久々に、映像に残したいような夢だった。

ふふふ。



2006-12-31 03:11:12

夢ウツツな夢を見た

テーマ:夜毎の夢

kasa



眠りに堕ちてすぐ、夢を見た。

夢の中のあたしは、ちょうど今布団に入ったところで、

そういえばパソコンの足元の暖房を消しただろうか、

と、思っているのだった。

夢ウツツでそう思っているのではなく、

しっかりとした夢の中で、そう思っていた。


はっと目覚めて、ああ夢か、と思う。

パソコンの足元の暖房は、部屋の明かりを消す前に、

ちゃんと確認した覚えがある。

だから、消しただろうか、などと不安になることはないのだ、

そう思いながら、再び眠りに就いたのだった。


と、またも夢を見た。

夢の中のあたしは、ちょうど布団を抜け出したところで、

明かりの消えた部屋に向かっている。

足元の暖房はたしかに消えていたのだけれど、

なぜかパソコンのモニターが青白い光を放っていて、

電源を落とそうとするのだが、落ちない。

あれこれといじってみて、ようやくパソコンは

しゅるしゅるとフェイドアウトするように暗くなり、

ああ、よかった、と思いつつ寝室に戻り、布団に入った。


はっと目覚めて、あれ、と思う。

たった今布団に入った感覚がからだのどこかに残っていて、

もしかすると今のは夢ではなかったのか、と。

でも布団の中の手足はぬくぬくと暖かく、

確かに今まで眠っていたのだと言っている。

そう、今のは夢だったのだ。

夢だったのだ、と、思うのだけれど……。


夢かウツツか定かではない夢を見て、

あたしは夜の闇の中で、ひとり困惑していたのだった。



+++


久々に夢の話し。

まったくもって変な夢でした。

こんな夢の話しで今年を締めくくるのも何ですが(笑)


ええと。

おかげさまで、公式サイトがリニューアル1周年を迎えました。

http://mimei.info/

で、それを機に(というわけでもないのだけれど)、

とうとうフォトブログを作ってしまいました。

http://mimedia.blog78.fc2.com/

といっても、写真+コトバで、ここと何が違うのか、って感じでもあるのだけど。

まぁ、あちらは一応写真がメインということで。

カテゴリーの「御案内」を読んでいただけると、

どんなものやら分かっていただけるかも。

お時間があったら覗いてみてくださいね。


ということで。

今年はたくさんの「人」に出会った年でした。

色んなお誘いを頂いたし、

色んな新しいことにトライしたし、

憧れのあの人やあの方にもお目にかかることができたし。

皆さんにも、たくさんの刺激をもらったし、励ましてもいただいたし。

そういう意味で、楽しく嬉しい一年でした。

本当にどうもありがとう。

そして、来年もどうぞよろしく。


2006-03-17 14:33:22

満ち潮

テーマ:夜毎の夢

sea



ほろ酔い気分で帰ってきた春の宵。

PCの前に座ったものの、まぶたが重い。

キーボードに手をのせたまま、うつらうつら。


どこからか潮の匂いがする。

海風が吹いてくる。

生温い春の夜を押し開くようにして。


はっと目覚めて、夢か、と思う。

頭を振って、肩をあげさげ。

夢魔を追い払い、モニターをみつめる。

が、ものの5分としないうちに、

またも、こくりこくりと船を漕ぐ。


やっぱりこれは海の匂い。

リビングに行き、カーテンを開くと、

5階のはずの我が家になぜか庭がある。

その庭に波が打ち寄せている。

ざざっと音を立てて、たぷたぷと打ち寄せる。

ああ、潮が満ちてきているんだな、と、ただ思う。


ふと目覚めて、変な夢、と言い捨てて、

モニターを見て、キーを打つ。

ほどなく又とろとろと、睡魔に憑かれて船をこぐ。

そのたびごとに、夢の中の海は満ちる。

寄せてはかえし、また寄せて、

ひたひたひたひたと満ちてくる。


翌日。

昨夜は満月だったと知ったとき、

ああ、そうか、と合点した。

満月の夜は大潮。

夜更けから夜明けにかけて、潮はどんどん満ちていく。


あのとき、あたしは感じていたのだ。

ひたひたと潮が満ちるのを。

夢とうつつのはざまの中で。



fc2b
2006-03-05 04:00:49

想い想われ

テーマ:夜毎の夢

hina



金屏風の前にふたり、まなざしを絡ませることもなく。 

それでもお雛様は、甘くときめいているのだろうか。
それとも、ただただ覚悟を決めての儀式なのか。
あるいは、愛しい人の面影を振り払っての宴だろか。

三人官女と五人囃子のあいだには、
恋のさやあてなどあるかもしれぬ。
お内裏様に横恋慕する官女がいたり、
大臣によろめく雛もあり。
 
想い想われ、ふりふられ。
オトナのオンナの雛祭り。

fc2b
2006-02-18 14:42:31

モン。もん。

テーマ:夜毎の夢

kurage


一昨日、夢を見た。

 どこかの大きなホールから出てくると、

会場の前に大きなリムジンがとまっていて、

その前に立っているのは、なぜかホリエモン。

あたしはなぜか羽織袴を身につけていて、

さ、乗って、乗って、と手招きするホリエモンを前に、

えー、どうしようかな、と逡巡している、という夢。


なんで今頃ホリエモンなのさ。

しかも逡巡なんかしたりして。


などと思っていたのだけど。


今朝の夢。

巨大なくらげが海にぽっかり浮いていて、

そのてっぺんには、なぜかドラえもん。

海も青くて、くらげも青くて、ドラえもんも青い、

という、 どこまでも青い夢。


ホリエモンに、ドラえもん。

嘘みたいだけど、ほんとの話し。


疲れてるのか。あたし。

 

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