こんばんは。
昨日、21日は本来ならば活字ラジオの更新日でした。
ところが、私はあろうことか、前の記事にありますとおり、『黒猫の回帰あるいは千夜航路』の特典を発送ぎりぎりまで作っていたため、活字ラジオのことをまったく思い出しませんでした。
毎月の更新を待っていてくださった皆様にはたいへん申し訳ありませんでした。謹んでお詫び申し上げます。
でもですよ、作者としては言いたいじゃないですか。一緒に活字ラジオやってるんだから、黒猫が電話一本寄越してくれればいいじゃないかって。それがあの男ときたら何の連絡もしてこなかったのです。ですから、私は今朝彼を責めるべく電話を一本かけました。
以下はその際のやりとりです。

黒猫:もしもし……悪いが君とはとうぶん喋りたくないな。
作者:何だと? さては活字ラジオのことで電話もしてこなかったのは確信犯か!
黒猫:『回帰』を読んだよ。
作者:あ、そう。面白かった?
黒猫:あんなものを書かれたら、もう僕は表に出ていけない。しかもあんなラスト…。
作者:なるほど、『回帰』を読んでまさかあんなことまで書いてしまうと思わなかったわけだな。ふふ黒猫くん、俺を見くびったな。飼い主に手を噛まれるというやつだね。
黒猫:そもそもなんで飼い主が手を噛むんだ。だが、僕が怒っているのはそんなことではない。
作者:まだほかにもあるのか?
黒猫:特典を読んだ。
作者:げ……まさか、匿名で応募を?
黒猫:当たり前だ。君が僕たちの何を小説化しているのか知っておく必要があるからな。そして、決めた。もう君とは距離を置く。
作者:え! ガーン。
黒猫:嘘くさい。
作者:どうしてどうして?
黒猫:自分の胸に聞いてみろ。
作者:丹地先生の絵が素敵すぎた? あれすごいよね。眼鏡の付き人とかホントひと目見たいってずっと思ってたから感涙で感涙で。
黒猫:くっ…た、たしかに丹地先生の絵は素晴らしかったが、そしてちょっと僕が描かれたら困るところもいっぱいあった気がするが、ちがうそうじゃない。僕は君に怒っている!
作者:黒猫がココアを作るシーンが出てくるから?
黒猫:……それもそうだが、そんなことじゃなくてだな。僕の視点の断篇を書いて僕の思考を読者に可視化してしまったじゃないか。そのうえ、あんなシーンまで! 
作者:(鼻をつまみ)ピンポーン。おや、誰か来たみたいだ。宅急便かな? わるい、電話切るぞ。
黒猫:待て! 卑怯だぞ森! あんな断篇を書いてただで済むと……!
作者:(電話切る)

そんなわけで、私はしばらく黒猫と口をきいてもらえなさそうです。
理由をお知りになりたい方は、『回帰』をお読みになり、さらにぜひ前の記事の特典クイズにご応募ください。いやもう本当に丹地先生のイラストが素晴らしくスイーツですのでぜひ。
私の断篇は今回はリキュール的な硬質な刺激をと思っていたのですが、、、さてなぜ黒猫を怒らせる羽目になってしまったのか。ジャッジは皆さんに委ねたいと思います。
それでは、活字ラジオすっぽかしの言い訳の回をこれにて終わらせていただきます。

皆さん、良いお年を。
そして来年もここでお会いしましょう。
黒猫がへそを曲げているすきに「活字ラジオ」をリニューアルするのも一興ですね。
ではでは
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