黒猫:今晩は、一日遅れで活字ラジオの時間です。

作者:皆さん、もう『人魚姫の椅子』の特典はダウンロードしていただけましたでしょうか? まだの方はぜひ帯袖のQRコードにスマホをかざしてバーコードリーダで読み込んでくださいませ。

 

人魚姫の椅子人魚姫の椅子
1,620円
Amazon

 

黒猫:君さ、毎回特典に僕を使うのはいかがなものかと思うよ。

作者:それで喜んでくれる人がいるうちはやればいい。いなければやめればいい。簡単な話じゃないか。それともあれか? 君はまさか飽きられるのが怖いとでも言うんじゃないだろうな?

黒猫:まさか…馬鹿なことを。

作者:まあ飼い主のみなさんに飽きられる前にせいぜい付き人に飽きられないように気をつけなさい。

黒猫:それはさすがに……。

作者:さすがに? え? さすがにない? すごい自信だな。

黒猫:なにも言ってないだろう。

作者:さて(無視)、ところでTwitterではすでに言っていることをここでも再度言っておきます。

次の書店さまにサイン本を作らせていただきました。※現在も在庫があるかどうかはわかりかねます。

【東京】

紀伊國屋書店新宿本店様/ブックファースト新宿店様/三省堂書店神保町本店様/ジュンク堂書店池袋店様/三省堂書店池袋本店様/ブックファーストアトレ吉祥寺店様/書泉ブックタワー秋葉原店様

【大阪】

梅田蔦屋書店様/ジュンク堂書店難波店様/紀伊國屋書店梅田本店様

また追加情報などありましたらお知らせしたいと思います。引き続きよろしくお願い致します。お読みになられたご感想もTwitterやブログに少しずつアップされており、これまで以上にしっかりと受け取っていただけているのを実感しております。これから年末に向けて一人でも多くの方の心に届きますように。

また、年末にご本人さま用以外にもご友人やご家族などにギフト用にお送りしたいとお考えの場合は、送り主さまとセットでご芳名の入ったメッセージカード2枚分のPDFデータを差し上げます。kuroneko.since2011@hotmail.comまでお飼いいただいた『人魚姫の椅子』(一冊で結構です)の写メとともにメールをお寄せください。年内いっぱい受け付けさせていただきます。

黒猫:そういえば、『偽恋愛小説家』のほうでも動きがあるんじゃなかったっけ?

作者:そうだった! たまには君もいいことを言う。
12月・1月の期間、福島県内のみどり書房さま5店舗(桑野店、イオンタウン郡山店、白河店、二本松店、福島南店)にて、『偽恋愛小説家』(朝日文庫)を大展開していただいています! 店店頭にて、今回のコーナー用に直筆POPなども飾っていただく予定なので、近くにお住まいの方はぜひチェックして「こいつ知ってる!Twitterで馬鹿なこと言ってる作家!」と周りに言いふらかしてください。

 

 

 

黒猫:そんな情報要らないだろ…。

作者:ふう……まあ師走とはよく言ったものだ。

黒猫:勝手に忙しくしている気もする。

作者:しかし君の特典、「黒猫のパフェ巡りまたは椅子講義」はなかなかいい役目を果たしたんだぞ。あれがあったから本編にはあまり蘊蓄を入れずに済んだ。

黒猫:まあ、本編で蘊蓄やったら僕の真似みたいになっちゃうからな。君もたいへんだ。しかし、『人魚姫の椅子』は付き人も読んだと言っていたよ。ずいぶん気に入っていた。とくに丹地先生のイラストを。

作者:中身は! 中身は!

黒猫:はは、忘れたな。

作者:嫉妬だな、みっともないぞ。

黒猫:誰が嫉妬するか。

作者:おっとそうだ、最後に。来年のことを言うと鬼が藁を編むというが…。

黒猫:「笑う」だ、「笑う」。

作者:まあしかし年末にもなればさすがに藁を編むこともあるまい。

黒猫:「笑う」な、「笑う」。

作者:というわけで、1月半ば頃、『僕が恋したカフカな彼女』が富士見L文庫から発売になります。

 

 

テイストとしては、『人魚姫の椅子』が物語を丁寧に追ったクラシックなつくりだとしたらこちらはポップ。と言っても「ああ、いつもの男女の、あの感じ」と思わないでいただきたい。この二人の関係性はこれまでとはだいぶ違うので。そこのところが、これまでの雰囲気を好んでくださった方にどう読まれるかはわからないところでもあるけれど、これまでまったく森晶麿を読んだことがない方々とどう対話するかをじっくり考えながら書いた話なので、これまでの読者は先輩風をふかせて見守っていただけたらと思います。

黒猫:カフカのテクストを扱うんだな?

作者:まあ、そうなる。だから作品解体をやるって意味では、黒猫シリーズに通じる味わいもある。でもこっちは二人とも高校生だからね。君らと張り合うのは無理があるし、高校生らしい解体をしていくと思うよ。

黒猫:なるほど。いずれにせよ楽しみだ。僕を特典に使わないならね。

作者:それはどうかな……。

黒猫:おい……まさか。

作者:あ、そういえば、本文に二か所、黒猫と付き人らしきカップルの出てくる場所があるんだよね。

黒猫:な、なんだって……? 人違いじゃないのか?

作者:いや、場所がねぇ、場所だからねぇ。

黒猫:……森、何を企んでいる?

作者:それでは今夜はこのへんで。みなさん、よいお年を~。

黒猫:ちょっと待て! 森ぃ!!

 

※年末にもう一度ブログは更新すると思います。

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黒猫こんばんは。なんか、つい最近やった気がするね。

作者月初にやったからね、先月やり忘れたので。

黒猫:じゃあもうとくに今日はいいんじゃないの?

作者:そうはいかないね。先日、無事文庫版『恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち』が発売されました。ぱちぱちぱち。

 

 

黒猫:すごいポップな表紙になったな。

作者:装画は『ホテルモーリスの危険なおもてなし』に引き続きukiさん。装丁も同じくモーリスに引き続いてalbireoさん。

 

 

黒猫:なるほど、こうして二つ並んでみると、まったく毛色のちがう作品を出していたようでいて、意外とまとまりのある雰囲気のものを書いていたんだな、という気がするね。

作者:そう、そうなんだよ。モーリスも恋路ヶ島も、どちらも場所モノなんだよね。

黒猫:そこに『COVERED M博士の島』を加えて場所モノ三部作というわけだ。

作者:そうだね。それが『ピロウボーイ』になると都市全体となっていく。

黒猫:君が講談社から出している本がほかのシリーズとちがうのは知っていたし、君がそこにいろいろと真剣に挑戦をしていることは知っていたが、こうして文庫になると、単行本のときよりもとっつきやすく感じるね。

作者:そういうふうに作ってるからね! でも実際、不思議と単行本で発表した頃よりも『恋路ヶ島』はいま読んだほうが楽しめた。そういう時代なんだよね、「なんだこりゃ」って出来事をファンタジーだと笑い飛ばせない時代にいま僕らはいる。そのことが2年前よりも切実に感じられるからだと思う。

黒猫:ほうほう。まあ考察はさておき、この文庫の特性は?

作者:そのへんはまあ方々で言っているからね。ざっくり言えば、全編大幅ブラッシュアップ、巻末にはさらに後味がよくなる「もう一つのエピローグ」がついている。そして、さらに特典が!

黒猫:もう特典のことはいい。

作者:黒猫が付き人以外の女の人と……!

黒猫:いいと言っているだろう!

作者:あんなことやこんなことを…!

黒猫:へんにボカすな! よけいに怪しい!

作者:付き人がかわいそうでかわいそうで。

黒猫:誤解を招く発言はよせ。

作者:物語は研究室にいる付き人のもとに唐草教授が現れ、ある人物からの預かりものを渡すところから始まるのだった──乞うご期待。

黒猫:なんかおなか痛くなってきた、帰る……。

作者:帯裏では早川書房からの12月刊行予定の作品のタイトルも載っているのでこちらもお見逃しなく。

黒猫:ま、まだ来月も出す気なのか?

作者:そしてそこにはまた黒猫にまつわる特典が……。

黒猫:よせ! そのうち僕に裸踊りとかさせる気だろう!

作者:何それ、面白いな。付き人の前で?

黒猫:やらないから。

作者:まあ、俺もそれ書くのいやだな。どうせなら付き人が…。

黒猫:やめたまえ、いま何か想像したろ…?

作者:え? 何を? 具体的にどういうことを想像するのか詳しくお話を。教授。

黒猫:もういい。

作者:安心しろ、君の大好物であるパフェにまつわる企画を考えているから。

黒猫:な、なに! それを早く言わないか。君の特典にもたまには美的センスがある。

作者:と、この男の機嫌がよくなったところで今夜の活字ラジオはおしまい。最後に。飼い主を探しています。小さくてポップな獣で、少々予想外の行動を起こしますが、大丈夫です、最期には飼い主をハッピーな気持ちにさせます。文庫版『恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち』。どうぞよろしく。

黒猫:あ、そういえば君、ホームページちゃんと年内に更新したね……。

作者:ふふふふ、そうだよ、私は有言実行者なのだ。そして覚えているかな? 去年の賭けのことを。

黒猫:はて……。

作者:あ、それはまた次のときに。それより最後に重要なことを思い出した!

黒猫:これだろ? 11月24日から丹地陽子先生の個展が開かれる。

作者:そう、それ!

黒猫:そこではさまざまな丹地先生のイラストが展示されるほかグッズ販売もある。そして、そのなかのひとつにはなんと「KURONEKO ILLUSTRATIONS 2016」も。これまで丹地先生がTwitterなどで公開されていたイラストや新作イラストが収められている、黒猫シリーズの飼い主必見の一冊、だろ。

作者:それ! そこに何と黒猫シリーズの特別短篇が掲載されています。タイトルは「夏を掬いに」。ある日の付き人の散歩をさらりと書いたんだけど、これが丹地先生の挿画と一緒に味わうとなかなか、と自分で言っておこう。丹地先生の個展については丹地先生のTwitterアカウントなどでご確認ください@yokotanji

黒猫:じゃあ今度こそ今日はこれでおしまいだな。森、来月の特典のパフェ企画ってもうちょっと具体的に……。

作者:あはは、わーすーれーたー、では皆さまおやすみなさい。

 

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黒猫:こんばんは。今夜は森が前回すっぽかした21日分の活字ラジオです。

作者:そんなことをわざわざ言わなくてもいい。

黒猫:言わないとなんで1日にやってるのかわからないだろう。

作者:今日は正月だったかな、とか思ってくれるかもしれない。

黒猫:誰も思わないよ。だいたい正月に活字ラジオやるのか? やらないだろ。

作者:まあ黒猫のしつこい冗談は置いておいて。

黒猫:誰がしつこい冗談を言った! 君のボケを拾ってやっただけだろうが。

作者:拾うのは自分の部屋のゴミだけにしておけよ。彼女がくるまでには毎日きれいにお掃除をしないとだね……。

黒猫:だああああ! オホン…ええと、話を変えようか、今日はこんなことを言っている場合じゃないだろ? 何か話があったはずだぞ?

作者:話、はて……あ、そうそう。現在黒猫シリーズ子猫(文庫版)飼育促進期間ということで、親猫(単行本版)『黒猫の約束あるいは遡行未来』のときの特典の一部であった17編の即興断篇集PDFが再度特典として復活しています。詳しくは一つ前のブログをご覧くださいませ。

黒猫:君はやり口が営業マンみたいだな。

作者:(無視)宣伝ついでにもう一つ。今月の22日に明治記念館でクリスティー賞&SFコンテストの授賞式があるんだけれど、その前に座談会が企画されている。柴田勝家さん、藤井太洋さん、吉上亮さんといっしょに僕も登壇します。それぞれのデビューの経緯や創作の裏側を語るというもので、ほかではなかなか聞けない話が聞けるのではないか、と。詳しくはこちらをご覧ください。

http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2016-10-18-152814.html

締め切りが間近なのでお気をつけください。

黒猫:君の緊張具合でも見に行こうか。

作者:やめれ。いや、実際緊張するね。自分一人のトークショウは最近あんまり緊張しないんだけど、それは司会進行が僕で、しかも手元に最大の親友たるノートパソコンがいるからね。

黒猫:ノートパソコンは友達って、おまえはキャプテン翼か。

作者:ちょっと何言ってるのかわからないんですが。

黒猫:……でも司会進行やらなくていいんだからラクなはずだろ。

作者:いやいや、そうでもない。司会から何から何まで一人なら何でも自分で決めればいいんだからラクでしょ。でも人といっしょに空間を作り上げてくのはたいへんだよ。それができないから小説家なんかやってるわけでね。

黒猫:そうか。君も曲がりなりにも社会的不適合者というわけか。

作者:そうだよ。というわけで森の緊張してるところを覗きにきてやってください(助けてください)。それはそうと、黒猫、言ってくれればいいのに。

黒猫:何を?

作者:今月発売する文庫版『恋路ヶ島サービスエリア』の特典に黒猫が登場してるらしいじゃないか。ヒューヒュー。

黒猫:ヒューヒューじゃない、だいたいそれ君が書いたんだろうが。

作者:しかも付き人じゃない女性と二人で恋路ヶ島を訪れているとか?

黒猫:だから、その話は君が……。

作者:付き人怒ってるんじゃないかなぁ。

黒猫:だからおまえが……。

作者:怒ってるだろうなぁ。ハロウィンの日は日曜美術館も起こし忘れたみたいだし。

黒猫:なぜそれを……。

作者:さっき彼女、男の人と二人でカフェへ出かけていったぞ。君に愛想つかしたのかもしれない。

黒猫:ふふ、どうせ唐草教授だろ。

作者:忘れたのか、黒猫。付き人が最近もっともキュンとした相手は、エレベータのドアに顔をぶつけた唐草教授なんだぞ。

黒猫:ハッ……いやいや、あれは何かのギャグで……。

作者:それに唐草教授はナイスミドル好きにはたまらないという噂もきく。

黒猫:ミドル……いちおうミドルかまだ(だいたい教授、綿谷さんはどうしたのですか)。

作者:ほらほらだんだん心配になってきた。

黒猫:なってない。第一、彼女が誰と逢おうとそれは彼女の自由だよ。僕には何も関係がない。

作者:そうか。よく言った! たしかに俺は嘘を言ったよ。唐草教授とは会ってない。本当は、君のよく知る華影なんとかという人物と……。

黒猫:(ダッシュ逃走)

作者:あ、消えた……。一日遅いハロウィンてことで、お菓子をくれないからいたずらしただけだったのに。まあいいや。

では最後になりますが、黒猫シリーズ文庫飼い主促進企画と座談会の件、よろしくお願い致します。そして、、、まもなく発売の『恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち』。単行本から内容も補填され、さらにグレードが高まっております。エピソードが追加されたことで、改めて「完全版」と言っていい仕上がりになったのではないかと。そこに加えて、QRコードからは黒猫の登場する短篇が! というわけで、黒猫が誰と恋路ヶ島へ行ったのか、そして付き人は何を思うのか? 乞うご期待。といったところで今夜の活字ラジオはここまで。

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