黒猫:今晩は。約2カ月ぶりの活字ラジオです。今夜は特にないんでしょ? お知らせとか。

作者:そうだね。まったりいこう。宣伝ばっかしてても疲れちゃうからね。と言いつつ現在絶賛発売中、『僕が恋したカフカな彼女』(富士見L文庫)どうぞよろしく。書店によって置き場が文庫コーナーだったりライト文芸だったりといろいろだと思うのでわからないときは書店員さんに聞いてみてください。

 

黒猫:宣伝してるね。

作者:しちゃったね、やっぱり。あと、本作と『人魚姫の椅子』(早川書房)は「小説を書くこと」についての小説でもありコインの裏表のような関係にありますので併せて手にとってみてくださいませ。こちらも絶賛発売中。

黒猫:すごく宣伝してるね。

作者:まあこれくらいはね、しとかないと。

黒猫:まったりいくんじゃなかったの?

作者:わかった。じゃあ、まったりいこう。

黒猫:本当かな。まあいいや。最近はどう? どんな生活してるの?

作者:どんなって……起きたら書いてる、かな。音楽聴きながら、たまにネット見たり、、あ、そうだ、先月ね、京都行ったんだよ。文フリとトークイベントで。

黒猫:お、そうだったね。どうだった?

作者:楽しかった。

黒猫:馬鹿なのか君は。なんでそんな稚拙な感想を言うんだ。

作者:だって楽しかったから。

黒猫:ほかにないのか。

作者:文フリって独特だね。あと文フリの中の人が大学院時代の同期だったりして懐かしい再会もあったな。

黒猫:ほう、それは奇遇な。で、独特ってのは?

作者:出版ってものを根本から考えられるから面白いなぁと。開催時間は5、6時間。その間にぐわぁっとお客さんがきて物色して去っていく。まあTwitterとかで告知しているから最初から僕がいることわかっていて来て下さる方はそりゃあ確実に買ってくれるわけだよね。でも知らない人にとってはただの同人誌で、そこが潔いし、素通りされたときの悔しさとか含めて、すっごい新鮮だったな。出版界の人は全員文フリ強制参加とかしてもいいんじゃないだろうか。

黒猫:そんなに新鮮なのか。

作者:どれくらい「いちげんさん」の足を留められるかって考えることは大事だよ。むしろ書店における一冊の本になったときでも同じだけの緊張感はやっぱり必要なはずで、文フリの雰囲気に接していると、果たしてこの会場で本を売ってる人たちほどの熱気で日頃の本づくりに取り組めているのかって改めて考え直す部分はあったね。作品しかりコンセプトしかり。見せ方しかり。すべてで魅せていかないと足は止められない。その必死さというのがもしかしたら今必要かもしれないな、とね。

黒猫:まあ、何からでも学べるというのはいいことだ。僕は呼ばれなかったんだよな。

作者:お、珍しくすねている。今回は、まあ初心に帰るっていう狙いがあったから君には声かけなかったんだ。付き人ちゃんにも。やっぱり「黒猫と付き人の出ている話を売りますよ」って言うと、そりゃあ客足が変わってくるのはわかるわけですよ。でもそれやっちゃうと「いちげんさん」に対しての真っ向勝負ができないし、現状の自分の弱点とかがわかりにくくなっちゃうからね。

黒猫:なるほど。べつにすねてはいないけどね。京都久しぶりに行きたかったな、と思って。

作者:なんだ、祇園か? 祇園か?

黒猫:ち、違う! 変なことを言うな。

作者:舞妓さんにすれ違ったぞ。

黒猫:べつにうらやましくはない。

作者:無理するな。

黒猫:本当だ。

作者:トークイベント、お客さん全員女性だった(史上初)。

黒猫:…い…いやべつにうらやましくは…。僕のイベントはいつもだから(髪かき上げる)。

作者:トークイベント、迷子になって遅刻しかけた。

黒猫:もはや全然うらやましくはない。

作者:京都の街って迷うと魔界に見えてくる。「千と千尋」の千尋の気分だった。

黒猫:…そりゃお気の毒。

作者:でもトークイベント、冗談はさておきほんとに面白かったよ。俺も疲れてたからどんどん本音でしゃべってしまったしね。参加者の皆さんもリラックスしていろいろ質問してくれたからとてもよかった。

黒猫:どんな話をしたんだ?

作者:西野カナになりたいって話。

黒猫:……外見、じゃないよな?

作者:馬鹿か君は。メタファーだメタファー。

黒猫:まあ、深くは突っ込まないことにしよう。朗読もしたのか?

作者:今回は「夏を掬いに」と「傘とフラミンゴ」をね。

黒猫:「夏を掬いに」は丹地先生の冊子に収録されている僕らの話だね。

作者:そうそう、声に出して読んでみるとまたちょっと違った風景がみえて面白いなと我ながら。

黒猫:もう一つの「傘とフラミンゴ」って初めて聞くが……。

作者:これはね、デビュー前からあった短篇を今回のために圧縮して朗読用の長さにしたんだ。思いのほかいい感じにまとまったから、また機会があればべつの場所でも朗読してみようかなと思う。

黒猫:いろいろ活動の場を広げているようで何より。ところで、活動の場といえば来月何やら某有名雑誌に、とあるアーティストに捧げる特別短篇を寄稿したのだとか?

作者:み、み、耳が早い……その話は来月にしよう…胃が出てきそうだから……。

黒猫:なんだ、緊張してるのか…?

作者:もうね、これはね、ああああああ、いやもう雑誌に載るまで夢かもしれないからホントこの話はやめましょう。

黒猫:ふうん、そうなんだ。つまらないな。じゃあ、久々に「今夜の一枚」、やっとこうか。

作者:こ、今夜の一枚は、スガシカオ『CLOVER』

 

CLOVER CLOVER
3,146円
Amazon

このアルバムのなかの「ドキドキしちゃう」を最初に聴いたのが18歳~19歳の頃で、その後スガシカオにハマって「黄金の月」とか「ヒットチャートを駆け抜けろ」を知っていくんだけど、最初のうちはどうして自分がこんなにハマってるのかわからなかったんだよね。

黒猫:ファンクなところじゃないの?

作者:最初はそうかなと思うわけ。でも、それならほかのファンクやってるアーティストにも同様にハマらないとおかしい。

黒猫:歌詞かな。彼の歌詞の世界は独特だよね。

作者:そう、そうなんだよ。でもね、歌詞が独特とかそういうことじゃなくて、楽曲と歌詞とが一体となってすげーディープな世界観ができちゃってる。みんなしがない現実があって、でもそこにズブリと浸かっているのは当たり前のようでもじつはすごく奇妙なことかもしれないっていうその、当たり前と当たり前じゃなさの境界線上に立って何かを語りかけてくるんだよね。

黒猫:なるほどなるほど。その話を、あれかな、来月の雑誌を見ながら思い出せばいいのかな?

作者:ぬおおおおおおおお、俺いま何か話した? 何も話してないよね。

黒猫:もうちょっとその話聞かせてもらおうか。

作者:黒猫がねちねち攻めてきたので、こういう攻められ方をいつも付き人ちゃんもしてるんだろうかなと思いながら、本日の活字ラジオはここまで。また来月!

黒猫:あ、逃げたな? っていうか僕は彼女をねちねち攻めたりはしない!

作者:嘘をつけ! 彼女に聞くぞ!いろんな意味で聞くぞ!

黒猫:うっ…それでは皆さん、今夜はこのへんで。

 

 

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早いところではもう発売していますが、全国的には明日以降となります『僕が恋したカフカな彼女』、装画はカズアキさん、装丁は西村弘美さん。


定価:本体620円(税別)

「君をカノジョにするチャンスをくれ」

「なら──カフカにおなりなさい」
**
「何、この誤字脱字だらけのダブンは」架能風香への恋文は見事に散った。フランツ・カフカを敬愛する彼女にふさわしい男になるため、深海楓は急遽小説家を志す。そして彼女の洞察力を目の当たりにすることになる――

 

という感じです。

 

これまでの焦れ焦れとはずいぶんテイストが違います。

ある意味、これまで僕が苦手だったような読者さんに対しても広く開かれた入門編として、今回の二人はまったく違った恋愛模様が展開されます。

はたして主人公の「僕」はカフカになれるのか? カフカになるとはどういうことなのか?

ぜひ飼い主におなりいただき確かめてください!

 

さて、そこで特典クイズ!!

 

【クイズ】
本編のなかに
二か所、黒猫と付き人(黒猫シリーズを知らなくてピンとこない方のために、黒いスーツの人とその隣にいる女性と言っておきます)が出てくるところがあります。それは何頁と何頁でしょう? 両方ともお答えください。

【応募期限】
2017年1月20日~2月20日まで!※毎回フライングする方います、ご注意ください。

 

【正解者プレゼント】

正解者にはもれなく、本作の後日談を愉しめる特別短篇「カフカな彼女AFTER(アフター)」のPDFデータをプレゼントします。25日以降随時正解者のメルアドに送信させていただきます。

 

【応募先】

kuroneko.since2011@hotmail.com

これも毎回のことですが、ヤフアドの方がなぜか届きにくいので、TwitterDMでのご応募も受け付けさせていただきます。

 

ではでは、多くの方のご応募をお待ちしております。

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下記イベントは定員に達したので募集を終了しました。

 

年末に失礼します。

 

1/22京都文フリに参加します。

そして……

同日夕方六時に京都市内河原町駅近くのお店

浮島ガーデン 京都さんにて、

『僕が恋したカフカな彼女』発売記念トーク&朗読会を開催します!

参加費:1500円(断篇集ベスト版冊子付きです。なので、もし日中の文フリにもいらっしゃる場合は、文フリで断篇ベストをお買い上げにならないでください)

【定員】

30名様。

【時間】

18時開始~20時終了予定

【講演内容】

①「カフカな彼女」創作秘話や近況を踏まえたトーク

②断篇朗読

③質疑応答

④サイン会

【応募先】

TwitterのDMかkuroneko.since2011@hotmail.comまで。

ヤフアドからですと届きにくい場合がございます。

届いたどうかご不安な方はTwitterなどで森にご確認ください。

 

なお、すでにTwitterでフライング告知したため三分の一ほど定員埋まっております。

お早目のご応募お待ちしております!

 

 

 

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