黒猫:さて毎月21日にお送りしている活字ラジオ、今夜のお相手は、お、今日は君か。
作者:どうもどうも。その昔はね、「どーもどーも堂本光一です」っていう挨拶を流行らせたいと真剣にシンキングしてたんだけど、流行らなかったね。
黒猫:だろうね。堂本光一じゃないしね。
作者:まあそんなことはさておきだ。
黒猫:『怪物率』の話だろ?
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作者:それそれ。
黒猫:先月は君の代わりにウサギとかいう子がきて散々な目に遭ったし、けっこうそこで喋ったからもういいんじゃないの?
作者:いやいや、もう少し話そうよ。そりゃわかるよ? 君が付き人のことについてだけ話していたいって気持ちは。
黒猫:誰がそんなことを……。
作者:そりゃ俺も聞きたいよ、ホントは。あの後どうしたの? とかね。実際どういうふうに…とかね。
黒猫:『怪物率』の話、ぜひ聞きたいね。
作者:急に前向きになったね。おっと、でもその前に事務連絡を。今月末の神戸でのトークイベントにお越しいただく皆様、追加情報として、少部数ではありますが『怪物率』の当日販売も行ないます。「近所であんたの本売ってなくて困ってんだ」という方はその場でのご購入いただければと。
黒猫:当日、一人なんだっけ?
作者:いやそれが、光文社の担当編集Wさんが来てくださることになって、心強いかぎり。あとね、受付に俺の執事が一人立ってると思う。
黒猫:執事?
作者:ちょっと怪しい恰好で立ってる人がいると思うよ。
黒猫:……見られないけど何となく楽しみだ。
作者:さて、では『怪物率』の話を。
黒猫:うん、ココダケ話でもしてなくて、前回もしてない話。何かある?
作者:そうだね、まず特典の話をしておこうか。今回は断篇じゃなくてわりと長さのある短篇なんだ。というか、この話、舞台である孔雀町の謎にまつわるもので、本編に入れてもいいかなと思ってたくらい初期段階からあった話なんだよ。
黒猫:ほほう。孔雀町の謎か。そういえばたしかに本編では孔雀町がなぜ孔雀町と呼ばれるのかというのは出てこないんだっけね。
作者:そう。それと、まあ本編でちょっぴりラブなスンマロ…じゃなかった、ロマンスがあって、その後の二人の様子をちょこっとでも書いておきたかったんだよね。
黒猫:なるほど、では本編終了後の二人が楽しめるわけか。
作者:そうなんだけどねぇ…困ったことに特典を怪物たちに隠されてしまった。詳しくは、帯のソデの部分をご確認ください。あと二つ前の飼い主募集記事にも書いてあるのでそこをご参照ください。
黒猫:なるほど。ちなみに僕もナイトとかいう男に怪物に間違われて非常に迷惑している。
作者:まあ怪物みたいなもんだよね。両片想い状態を何冊分にもわたってキープしてるとか、怪物にしかできない偉業だよね。そりゃ「中学生か」とも言われるわけだ。
黒猫:『怪物率』の話をしようか!
作者:『怪物率』については語るよりとりあえず読んでいただいたほうが早いかなという感じなんだよね。「怪物」というのは、ときにリアルの外に追い出されたりする存在なんだけど、そのくせそこかしこにあったり、また我々ひとりひとりも心のなかに抱えていたりする。ナイトとウサギは怪物がいてほしいと願って真相を求めていくんだが、手にするのはリアルという名の虚飾に隠された本当のリアルだ。飼い主の皆さんが、まだ者と物の見分けがつかなかった子どもの頃の感覚に一瞬でも戻っていただければ、といった感じかな。
黒猫:ふむ。よくまとめました。
作者:どうもどうも堂本剛です。
黒猫:剛バージョンもあったのか。
作者:うん。それじゃ、最後に、久々に音楽のコーナーにいってみよう。
黒猫:久々だね。それじゃ、今夜は『怪物率』執筆中に何を聴いていたのかという話でも聞こうか。
作者:たぶんみんなよく知ってるだろう一枚なんだよね。これ。
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黒猫:ほう、説明してくれ。
作者:僕の文体のひとつに、ぶっ飛んだスタイルというのがじつは大学生の頃からあったんだよね。でも、黒猫シリーズでデビューしたからそういうの、見せづらくなっちゃって。でもこのままそういう自分のスタイルを失うのあれだし、何とかうまく需要とマッチさせられないかって悩んでいた頃にきゃりーさんの曲を聴いたんだよね。たしか「ファッションモンスター」だった。それで、過剰で無意味なキュートさというか何というか、そういうものとぶっ飛んだ文体というものが、もしかしたら相性がいいのかも知れない、と考えた。それがこの前ブログで書いた黒猫シリーズがパフュームだとしたらっていう話なんだけど。
黒猫:そうか、そういうことか。しかし、執筆中にきゃりーぱみゅぱみゅを聴いてる君を想像するとなんとなく笑えるな。
作者:そう? 僕はけっこう好きだよ。ふだんから何でも聞くしね。君が台所で生クリーム自分で作ってるところのほうがよほど笑えるけどね。
黒猫:(ピクッ)……その話、どこで?
作者:どこだったかな?(口笛吹く)
黒猫:まさかこないだの特典に……
作者:ん? 何か心当たりでも? 最近どなたかのために生クリームののったホットココアを作ったご記憶でも?
黒猫:……『怪物率』の話をしよう……。
作者:いや、もういいよ。黒猫がグロッキーになったところで今夜はおしまい。皆さん、『怪物率』をどうぞよろしく。ああホットココア俺も飲みたいなぁ。
黒猫:つくる……つくるから黙れ……。

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飼い主を探しています。

このたび飼い主を探しているのは、4月18日発売の『怪物率』(光文社)。

装画は諏訪さやかさん、装丁は宗利淳一さん

キュートすぎる装画とドドンと大きく飛び込んでくるタイトルが目印です。

怪物率/光文社

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怪物の噂を聞けばどこまでも駆け出したくなる金持ち息子のナイトとそのナイトに雇われながら、心密かにナイトが怪物に食べられることを望むウサギ。
この二人が行くところに多〈獣〉解釈ミステリーあり! というわけで、全六話収録されています。

なお、全六話にはそれぞれ諏訪さやかさんによる扉絵がついています。これも豪華ですね。ちょっとした画集みたいです。ちなみに僕のお気に入りはですねぇ、想像にお任せしますw

まあとにかく帯にある文句どおりの内容ですので、帯をみてびびびっと反応しない場合は「も、も、森先生だしね」なんて無理しないでくださいね。僕と皆さんの仲じゃないですか、みずくさい(どんな仲だ?

過剰なくらい楽しめることは保証します。さんざん呆れたり唖然としたり呆然としたりした後、最後にエモい感覚とゴロンもちょっとばかり。前も言ったけれど、黒猫シリーズがPerfumeなら(そのたとえがわけわからないんだってばという噂も)〈怪物率〉シリーズはきゃりーぱみゅぱみゅです。意味なんか要らない、楽しけりゃそれでいい。難しく考えず、まあ楽しんでください。

デビューからまる二年かけて連載していただけあって読み返したときは「なんたる危険な遊びをふんだんにしやがる…」と絶句したものですが、よくもわるくもアナーキーな言葉遊びに溢れた一冊に仕上がりました。

しかし困ったことがひとつ!

じつはいつものように皆さんに特典をご用意していたのですが、
なんと…なんと…なんと…怪物たちに特典を隠されてしまったのです……無念……(床バン)。
この本のどこかに、怪物たちが特典応募用メールアドレスを隠してしまったのです。
※いつもの特典用のあれではないのです! 注意!
お願いです。飼い主になられた方は、ぜひとも全力で捜索いただき、帯裏に書かれた応募方法をご確認のうえ、ご応募いただきたいのです!
締め切りとかそのへんも帯裏を見てほしいのです!

ああそれにしてもどこに隠されたんだ。

本の表紙をみるかぎり見当たらないし……まさかカバーをはず…いや、なんでもないです。


何はともあれ、一人でも多くの方にこの捜索にご参加いただきたく、
つきましては多くの方に飼い主となっていただきたいと思います。
どうぞよろしく。

【肝心の特典】
そうそう、隠されてしまった特典は何なのか、書き忘れたので追記です。
帯裏には本編に登場する少年少女ビリーとイバリヤナが活躍するスピンアウトとあるのですが、じつはちょっと違いまして、正確に言うと、ビリーとイバリヤナも出てくるウサギとナイトの本編後日談的な短篇です。そして、彼らが住む孔雀町の秘密が解き明かされる重要な一篇でもあります。
そして……! 先日編集さんから聞いたところによると、どうもこの特典にも諏訪さやかさんによる扉絵がついているのだとか……!!!!!!!
ぜひ捜索してみてください! よろしくお願い致します!

【もう一つの追記】
『怪物率』に関連しまして、神戸でトークショーを行ないます、とひとつ前の記事でお知らせしました。現在、昼の部が埋まりまして、夜の部が少し余席がございます。もしご都合つく方はぜひ夜の部にお越しいただければと思います。お申込み、引き続きお待ちしております。

【最後の追記】
『怪物率』早速書店さんから反響いただいているとのこと。ありがとうございます。ただ店頭に届くのは地域によって一日二日遅れるところがあり、震災の影響で一部今週中のお届けが難しい場所もあるそうです。ご理解の程よろしくお願い致します
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こんばんは。
以前、東京でトーク&朗読会を行なった際、ほかの地域の方から
「東京でやっても行けない」という声を多数いただきました。
だからといって東北でやっても九州でやっても、沖縄でやっても、
行けない人は必ず出てしまうわけなのですが、東京でばかりやるのは
たしかにフェアではないかもしれないな、と思っていました。

とはいえ、基本的に僕の暮らしているのが四国だということもあり、
なかなか遠くへ行くこともかないません。
少しずつ、いろんな地域でやって行けたらいいな、とこのように考えています。
それで、東京吉祥寺でのイベントに続いて、
今回の開催地は神戸となりました。
前回は幻冬舎さんのお力をお借りしたわけですが、
今回は私一人での企画です。心細いです、助けてください(オイ
小人数でのアットホームな会になるようにしたいと思います。
また、ご家庭やお仕事の事情もそれぞれおありと思い、
昼の部と夜の部の2回開催することにしました。
どちらでもご都合のよいお時間をお選びいただければと思います。
昼と夜ではなるべく違った雰囲気を出したいなと思っているので、
(たぶん朗読の内容も変わりますし)
どちらもお申込みいただいてももちろん構いません。
それでは以下の要項をご確認くださいませ。

【森晶麿トーク&朗読会in神戸】
【日にち】4月30日
【時間】
①14時~16時
②18時~20時
どちらかご都合のいいお時間をお選びください。
【場所】
多目的サロン&ギャラリー さくらみ
JR六甲道北に徒歩3分 阪急六甲南に徒歩6分
六甲本通り商店街内
コープ向かいのゴールドウッズ六甲ビル4F
【住所】
兵庫県神戸市灘区森後町2-3-12 ゴールドウッズ六甲ビル4F
電話番号:078-855-4273
【参加費】
お一人様1500円
※席数に限りがあります。満席となり次第募集を終了いたします。ご了承くださいませ。
【内容】
①4月18日発売予定『怪物率』(光文社)にまつわる創作秘話。もちろん黒猫シリーズの秘話なども。
②断篇をいくつか朗読予定。
③参加者との合作にトライ。キーワードをもらい、それを用意してきた断篇に混ぜて朗読予定。
④質問コーナー
⑤サイン会(お一人様一冊拙著をご持参ください)
※トークは『怪物率』がメインになりますが、どの著書をご持参いただいてもけっこうです。時間が限られるためお一人様一冊とさせてください。すみません。
【特典】
なんと!!!!!! 丹地陽子先生からお許しをいただき、丹地先生のイラストが一点収録された断片集小冊子がもれなくお持ち帰りいただけます!
断篇として収録予定なのは、
●「怪物率」のナイトとウサギが、とある美学教授を怪物と間違えて追っているところを付き人が目撃してしまった話。
●先日ブログで公開した「時事新ポオ」の来月ネタ。
●その他怪物にまつわる断篇を数篇。


【応募はこちら↓】
kuroneko.since2011@hotmail.com
※例によってヤフアドの方、届かない可能性あります。
ご不安な方はTwitterのダイレクトメッセージをご利用ください。
必ず①氏名②連絡先(当日連絡のつくものであれば応募メルアドでもツイアカでも結構です)③昼の部・夜の部のどちらをご希望されるか を明記してください。
当選洩れがご不安で、かつどちらも都合がいい方は、第一希望、第二希望という感じで
書いていただければと思います。
※昼の部は満席となりましたので募集を終了いたします。ありがとうございました。どうしても昼が、という方はご相談ください。
トークも盛りだくさんの秘話をご用意しておきますので、ぜひ多くの方にお越しいただければと思います。なにぶん、私自身赴くのが初めての土地でもあり不慣れなところもありますが、もしよろしければお友達なども誘ってご参加いただければと思います。
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