夢宮:さて二夜連続のスペシャル版でお送りしている活字ラジオ。二日目もMCをつとめるのはこの俺、夢宮宇多。昨日の活字ラジオをチェックし忘れた方は、一つ前の記事から読んでね。さて、それじゃあ今日は何を話そうか。昨日は恋愛小説としての側面から『ピロウボーイ』を語ったわけだけれど。

ピロウボーイとうずくまる女のいる風景/講談社

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黒猫:じゃあ今日は、もう少し深く掘り下げてみようか。
夢宮:ん、何か、息切れてない?
黒猫:……ちょっと走り疲れた。
夢宮:さては尾行していたな?
黒猫:人聞きの悪いことを言うな。あの子どもをしつけるべく…。
夢宮:まあ何でもいいけど、その顔見ると結局あの少年にしてやられたって感じだな。徒労感でいまにも死にそうだ。
黒猫:言うな、見るな、触るな、熱はないから。
夢宮:あ、そう。もう死人になってるかと思ったけど違ったか。
黒猫:『ピロウボーイ』に話を戻そう。というか、講談社から出ている一つ前の『恋路ヶ島サービスエリア』の話からしてみたい。

恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち/講談社

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夢宮:あれは、突飛な話だよな。「何じゃこりゃ」とびっくりして呆れた人もいたかもしれないよね。
黒猫:あの話を書いた時期、森は極力ペダンティックなことを言いたくない時期だったんだろう。結果として表層だけ読むと非常に風変わりでファンタスティックで、ハチャメチャな雰囲気の話になっている。だが、僕はあれは、二人の女性の解放のテクストだったと思っているんだ。
夢宮:ああ、なるほどね。彼氏に浮気された売り子の女の子と復讐しにやってきた女の人ね。
黒猫:二人はしがらみや自らの妄執に囚われていたんだけれど、それがあの一夜をきっかけに解放へと向かっていく。起こっている出来事は笑ってしまうくらい非現実的だが、「真夜中の動かない観覧車」が神のごとく君臨する神なき神話世界で起こる奇跡の物語とも言える。神なき世界で、何らかの浄化や救済が得られるとしたら、自らの動きのなかにしかない。そして、どんな夜にも音楽は鳴り続け、世界に作用し続けている。今回の『ピロウボーイ』も、女たちの解放の物語という側面がある。
夢宮:それは思ったね。ただし、最終的に彼女たちの解放を通してもっとも解放されていくのは、主人公の絢野クチル自身かも知れないな。
黒猫:そうだね。彼は女に安らぎを与えることに特化した〈ピロウボーイ〉として生きている。〈ピロウボーイ〉は多くの女性に尽くす一方で誰も愛してはならない。触れ合うことで異性を虜にしていくクチルが、もっとも身近にいながら触れ合わない存在、同棲相手の知紅。性別さえも不明な知紅の存在は、誰とでも触れ合い、上司の妻に恋もしているはずのクチルの心にどう浸透していくのか。誰を愛しているのかと自問することは、「何が都市の核なのか」という問いともつながっている。東京の核について語ることは、この国の核について語ることでもあり、要するに東京を舞台にした男女の恋模様を描くこの物語は〈政治〉へとつながっていくわけだ。
夢宮:まあ実際、いろんな〈政治〉があるよな。たとえば一家庭の中にも政治はあるし、恋人同士の間にも政治はある。デートで手をつなぐかどうかという選択だって、究極的に言えば政治の始まりだったりするわけだ。
黒猫:そういうこと。手をつなぐという行為が社会的に何を表示するのかという観点や本人同士の間でその行為がどういう意味をもつのか、また意味をもたないのか、ということも含めて〈政治〉だ。そう考えたときに恋人の間で本当に大事な部分は何なのかを考えることは、国家のなかにある精神性とか理念みたいなものを考えるのと似ている。この国はさまざまなお仕着せを「自分」と思い込んで生きてきた鵺みたいなものだから、逆に何でも受け入れてしまう良さもあるけど、結局「本当の自分とは?」と考えると、西洋思想の入ってくる以前に遡行しようとしたりとおかしなことになる。過去に遡っても答えはない。今あるこの国のカタチを南から北まで見渡して、そのカタチにふさわしい声(理念)を作っていくしかないんだよね。それは結局日々、愛とは何なのかって考えることと根本的にはつながっている。
夢宮:なるほどなるほど、そう考えると、君がカフェ・ゴドーまで少年を追いかけた理由もよくわかる。
黒猫:おい…誰が昨日の話を蒸し返せと?
夢宮:見たかったなぁ、昨日の君の尾行姿。
黒猫:だから尾行など……。
枕少年:ずっと尾行してたよね、おにいちゃん。
夢宮:おお、君は枕少年クン、よく来たね。この陰気なおにいちゃんと二人じゃ間がもたなくて大変だったんだよ。
黒猫:だ、誰が陰気なおにいちゃんだ……。
夢宮:やっぱり尾行してたんじゃないか。
黒猫:してないと言ってるだろう。こんなガキの言うことを……。
枕少年:おにいちゃん尾行してたよ。サングラスかけてたけど、猫耳だからバレバレだったじゃん。
黒猫:はっ!!(猫耳であることを失念)
夢宮:ばーかばーかばーか(死ぬほど笑う)
黒猫:(死ぬほど笑われている)
夢宮:ああ笑った笑った、新年初笑いだ。
黒猫:遅いな、もう2月だぞ。
夢宮:やっぱり尾行してたんじゃないか。
黒猫:あまり不健全なふるまいをするなら子どもといえども注意しなくてはと思ったまでだ。
夢宮:ふふーん、何を心配してたんだろうなぁ? 不健全てたとえば?
黒猫:それはその……。
枕少年:付き人ちゃんも気付いてたよ。
黒猫:え!!!(この世が終わったような顔で昇天中)
夢宮:大丈夫か、黒猫……あ、ダメだこりゃ。ところで枕少年クン、今日は特典の中身のことを話しにきたんだろ?
枕少年:あ、そうだった。飼い主の皆さんの中から三名の方にピロウボーイの主要登場人物のイラストを描いていただいたのがもう集まってるんだよ。
夢宮:ほほう、それは楽しみだね。主要3キャラ、まず主人公絢野クチルをちょい見せしてもらおうか。
枕少年:うん、ほんとうにちょっとだけだよ? ちらっ


作者は睡蓮さん。
夢宮:本当に「ちらっ」だな。
枕少年:PDFパンフにはちゃんと全身像が掲載されてるよ。
夢宮:なるほど。主人公クチルのナイーブな雰囲気が伝わるね。ほかには?
枕少年:続いては、クチルの同棲相手、知紅。作者はもやしさん。



夢宮:うむ。知紅の性別不明なのにちょっと危険でセクシーな感じがよく出てるね。
黒猫:全身が見てみたいな。
夢宮:お、急に意識回復した。さすがムッツリ。
黒猫:誰がムッツリだ。
夢宮:この三人だと消去法から言って一人しかいない。
黒猫:(無視)
枕少年:最後にクチルのボスであるキムラ。作者は鈴鹿さん。


夢宮:これも渋いね。キムラのダークで優雅な感じがよく出ているんじゃないだろうか。なるほど、この三人それぞれの全身像及び人物紹介解説なんかもあるわけか。それは盛りだくさんだな。
黒猫:ほかにもたくさんの方にイラストご応募いただいたそうだね。作者に代わって僕からも御礼を申し上げておきます。本当に選考はみんなよくて迷いに迷ったと言ってました。
夢宮:俺も応募するかな。
枕少年:うん、みんな応募してね! 付き人ちゃんも応募するって言ってたし。
黒猫:おまえが騙してるからな。
枕少年:そんなことないよ。昨日読み終わりそうって言ってたもん。
黒猫:な……何だって!?
枕少年:なかなか僕が出てこないって言ってたけど。
夢宮:当たり前だ、あはは。
黒猫:止めなくては。
枕少年:なんかおねえちゃん顔赤くなってたけど、なんでだろう?
夢宮:がはは、赤くもなるわな、彼女なら。
黒猫:「彼女なら」って君何も知らないくせに……。
夢宮:「僕はすべてを知ってるぜ」ってわけですか、そうですか黒猫センセイさすが。
黒猫:言ってない!
枕少年:ふぁあ、僕眠くなっちゃった。それじゃあ今日はこのへんで帰るね。あったかいベッドで体くっつけて眠るんだ。
夢宮:そうだね、いい子でねんねしなさい。おやすみ。バイバイ。
枕少年:バイバーイ、おにいちゃんたち。またね。絶対応募してね。(去って行く)
黒猫:……いやな予感がする。
夢宮:またかよ。おまえそんな心配性だと白髪に……。
黒猫:待てよ。さっきアイツこう言わなかったか? 「体くっつけて眠るんだ」って。
夢宮:お母さんとだろ?
黒猫:……いやな予感がする。
夢宮:電話してみたら?
黒猫:誰に?
夢宮:ふふ、まあ仮に彼女が枕少年を預かってるとしても、子供を一日家で預かるくらいどうってことないじゃないか。なんでそんなに目くじら立てる?
黒猫:いや、そうだけど……。
夢宮:おい、ケータイ鳴ってるよ。
黒猫:もしもし?
枕少年:おやすみ、おにいちゃん。(声を潜めて)ここだけの話、おねえちゃんが会いたそうな顔してるよ。
黒猫:やっぱり貴様彼女のところに……!
夢宮:落ち着けって。
枕少年:(ちょっと声低くして)でも今夜はおねえちゃんの二の腕が僕の枕になるんだけどねぇ。くっくっく。
黒猫:だ……!!!!てんめぇ……。
枕少年:おやすみー。
夢宮:おい、黒猫? 黒猫? ああ、行っちゃった。まあいいや、たいへんだね、あの二人も。ではでは皆さん、『ピロウボーイ』をよろしく。特典の詳細は二つ前の記事に戻って確認してね。そして、だいぶ先だけど年内にはどうにかする予定なので、俺の話もぜひ気長に待っていてもらいたい。といったところで二夜にわたる活字ラジオは終わり。ご清聴ありがとうございました。んじゃ、またね。






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夢宮:こんばんは。初めましての人もそうでない方もいると思うので、改めて自己紹介を。俺は夢宮宇多、通称<夢センセ>。『偽恋愛小説家』で探偵役をつとめている。現在連載中の続編も年内には森がどうにかするはずだから、そうしたら既刊の『偽恋愛小説家』とあわせてよろしくお願いを……。
黒猫:ちょっと待った。森はどこへ行った?
夢宮:何だ、俺じゃ不服だとでも言う気か?
黒猫:そうじゃないが、そもそも僕は無理やり活字ラジオに引っ張りだされているのに、言い出しっぺの森がいないというのは納得がいかないな。
夢宮:そうか、「僕は売れっ子だからこんなところで無給でしゃべるなんてごめんだ」ってわけか。なるほどねぇ、さっすが黒猫センセイ。
黒猫:やめろそういうことを言うのは!
夢宮:聞いたよ、『黒猫の回帰』も絶好調だったそうジャナイデスカ~。
黒猫:語尾が死んでる、語尾が。
夢宮:「薔薇」より「約束」より売れたそうジャナイデスカ~。
黒猫:だから語尾が死んでるって。そういう生生しい話をするんじゃないよ。
夢宮:ツイデニ、特典クイズ応募総数スゴイコトナッタラシーッスネー
黒猫:全文死んでる……。
夢宮:まあ丹地先生にあれだけ素敵なイラスト集を描いていただいて、そんで森は森で悪ノリで濃密な君と付き人の関係を描いちゃったりしたら、そりゃ応募くるよねぇ、くるよねぇ。
黒猫:目も死んでるし……あと濃密とか言わないでくれ、僕のあずかり知らないところで行なわれてることだからさ。
夢宮:案外心で喜んでたりしてねぇ……。
黒猫:面倒くさいわコイツ。で、なんで君が今日ここにいるの?
夢宮:あ、そうそう、俺はロマンティックなおとぎ話を滅茶苦茶に解体しちゃったりするアンチ恋愛小説家なんだけど、そんな俺に恋愛小説という観点から『ピロウボーイ』を語ってくれって森が言ってきてね。
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黒猫:なるほど、そういう経緯があったのか。じゃ、君の意見を聴く前に、今日は森が事前企画で先行して飼い主の皆さんに読んでいただいた感想をまとめたフライヤーが上がってるみたいだから、それを先にみていくとしよう。ってなんで僕が進行してるんだろうな…まいいや。



PCで見ている方はデスクトップにドラッグさせてから開くと大きくなります。スマホの方は画像にタッチして指でピンチアウトして広げて見てください。まあ僕もこの感想に流されるわけじゃないが、冷花とか付き人には読まないように言っているものの、客観的な評価としては非常にいいんじゃないかと思ってるよ。
夢宮:ほう? いまあえて付き人だけじゃなくて冷花付け加えたのってさ、明らかにカムフラージュだったよね? 自分は付き人にだけナーバスなわけじゃないから、みたいな。
黒猫:……どうでもいいところに噛みつくな!
夢宮:不満なのは、君がピロウボーイだと思っていたのに出てこなかったことくらいかな。
黒猫:いや、僕ピロウボーイじゃないから…。
夢宮:ついでに俺も出てこなかった。
黒猫:君もピロウボーイじゃないからね。
夢宮:唐草教授も出てこなかった。
黒猫:ピロウボーイじゃないからね!!!
夢宮:でも、何ていうのか、森の作品て、これまでは黒猫シリーズがいちばんアイツのコアな部分を描いていて、ほかは「こんなコアなもん書いていても誰も興味ないでしょ?」って感じで分かりやすさだとか、恋愛部分だとかを追求してきた気がするんだよね。ま、たぶんいろいろ試して、黒猫以上にコアな路線へとさらに突き抜けたほうが自分らしさが増すってことに気づいたんだろうな。結果として黒猫シリーズ以上にコアでありながら、これまでやってきたようなわかりやすさやとっつきやすさがいい具合に渾然一体となったんじゃないかな。
黒猫:そうだね。森自身が以前言っていたが、黒猫シリーズでは、いわば<美学>というモノサシを使いながら思考する。それ以外のシリーズの場合、アイツは思考するというより、すでに持っている知識の中から重要と思われるものをクリアなかたちで提示し続けてきた。それはそれで重要なことだったと思う。森晶麿という作家の輪郭をつくるうえでは、身の丈を示す必要があるからね。でも、たぶん森はそろそろ新しい場所へ向かって歩き始める時だったんだよ。
夢宮:そうだな。黒猫シリーズにあるギリギリの思考の「そのさらに先」へ行く。もしかしたら、「遊歩」のそういう「ギリギリ」感のために森の作品を読んでいた人にしてみたら、恋愛のゴロンゴロンがあっても「何か違うんだよなぁ」「森って黒猫シリーズ以外はさぁ……」みたいに感じていた人もいるんだと思うね。
黒猫:うん。これまでと違って、ピロウボーイは非常に難しい試みでもあったように思う。<美学>のようなわかりやすいタグをあえて作らずに、<政治>と<愛>をテーマに、日頃見知っているはずのそれらの上滑りな言葉の表皮を剥ぎ取ろうとしている。体裁は絢野クチルという青年の心の成長を描いたソフトボイルド。だが、それ以上に純愛小説とでも呼びたくなるような純度の高い知紅とクチルの関係が描かれている。ピロウボーイという職業のフィジカルな性質とは真逆な精神的なところにテーマがあるんだろうね。
夢宮:そうだね。『四季彩のサロメ』がエロエロの、エロエロで、エロエロな感じだったのに対して…。
黒猫:……うん、否定できない。あれは恋愛以前のフィジカルな青春ゆえに起こる悲劇を描いているからね。
夢宮:あれ? 君はたしかあの作品に……。
黒猫:ノーコメントだ。
夢宮:あ、そうだった。でもまあたしかにその『サロメ』とはある意味真逆の作風だったね。エロいはずなのに全然エロくなくて、要するに黒猫シリーズの読後にいちばん近いというのかね、こう言うと何だけれど、本当にさまざまな森作品の要素がひとつに集約されている印象だね。それも、この作品がまぐれなんじゃなくて、ここから一歩でも二歩でも先に行きそうな予感がある。まあそのぶん俺のシリーズではぜひガツンとわかりやすい毒を吐き続けてほしいけどね。
黒猫:うん、まあしょうじきね、僕も肩の荷が下りたというところはある。ピロウボーイがどうというより、森が黒猫シリーズの肝の部分を摘出してべつの作品にすることが初めてできたようだからね。そこは褒めてやろう。
夢宮:相変らず上から目線だな。
謎の声:おにいさんはいつも上から目線なんだよ。
黒猫:ん? 誰、いまの。
夢宮:俺なにも言ってないよ。
枕少年:僕だよ。
黒猫:おまえは……! ピロウボーイに出てもいないくせに付き人が「ピロウボーイ=枕を抱いている少年」だと誤解したのを利用して森が創りだしてしまった枕少年!!!
夢宮:何だ、いまの妙に親切な説明……。
枕少年:僕の出ている『ピロウボーイ』、みんな飼い主になってね。
黒猫:くっ……出てないくせに。
夢宮:あ、わかったぞ。Twitterで丹地先生が付き人に抱っこされているところを描いていたあの!あの少年か!
黒猫:君こそ何だ、その丁寧な説明は。
夢宮:よく来たね、こんにちは。
枕少年:こんにちは! 今日は特典の件できました!
黒猫:また森の差し金か。
夢宮:そう言うな、黒猫。こんなに幼い坊やじゃないか。優しくしてやれよ。
黒猫:……それはそうだが……。
枕少年:この黒い服着て猫耳つけた(解説:本シリーズと区別するためブログやTwitterの黒猫は猫耳をつけていることになったのだった)おにいちゃん、すぐ睨んでくるんだよ。
夢宮:なんて大人げない。
黒猫:ち、ちがう! それはコイツが付き人を騙そうと……!
夢宮:こんなかわいい子が人をだますわけないだろう。しかも「コイツ」呼ばわりなんてかわいそうすぎる。
黒猫:ちょ…ちょっと待て、なんだこの僕ひとり悪者感。
夢宮:坊や、じゃあ特典のお話を聞かせてくれるかな?
枕少年:うん! いま『ピロウボーイ』では特典を実施しているよ。応募開始は3月1日から。応募方法は飼った本を写メするだけ。
夢宮:それは簡単だな。俺も応募できそうだ。
黒猫:仲良くするなよ……。
夢宮:何だ? あのおにいちゃんのことは気にしなくていいぞ。
枕少年:うん!
夢宮:特典には何があるんだ?
枕少年:詳しくは一つ前のブログ記事を見てください! でも今日は少しだけ中身を……と思ったんだけど、時間がきちゃったから、続きはまた明日ね。
黒猫:時間がきた? まだ一分もいないだろ。
枕少年:僕、これからデート行ってくるから。
夢宮:ほう、モテモテだな、坊やは。
黒猫:……ん? ちょっと待て、誰と? 誰とデート?
枕少年:おにいちゃんの好きなカフェ・ゴドーで苺パフェ食べるんだ!
夢宮:そりゃおいしそうだなぁ!
黒猫:だ、だから誰とだ!!!
枕少年:おにいちゃん、大きな声を出すと猫耳さんが取れちゃうよ。
黒猫:大きなお世話だ。
枕少年:じゃ、またね!バイバイ!
黒猫:待て! おまえ絶対彼女に会う気だろ! おい待て!
夢宮:まあまあ落ち着け黒猫。あんな子供に何をムキになってるんだか。
黒猫:あのガキまた膝に……
夢宮:ん? 何だって?
黒猫:な、何でもない。
夢宮:それじゃ、今夜はこのへんで。明日は気になる特典の内容をちらっと先行公開したりするかもしれないから、引き続き要チェックだよ。明日は付き人もくるかな。くるといいな? ん? 黒猫? あ、追いかけて行っちゃったみたいだな。ではでは皆さん、良い夢を。
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昨日とか本日あたりより『ピロウボーイとうずくまる女のいる風景』が全国発売となります。
※地域により発売日はことなります。ご容赦ください。装丁は『恋路ヶ島サービスエリア』もご担当いただいたアルビレオさんです。

ピロウボーイとうずくまる女のいる風景/講談社

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さて、本日は特典のお知らせです!

【飼い主様向け特典クイズのお知らせ】
飼い主の皆様へ。
この度、お飼(買)い上げいただいた皆様に、今回だけの特別なものをと考えました。と言うのも、この作品は私が「回帰」した後の最初の一歩としての非常に重要な作品だからです。なので、『ピロウボーイ』の刊行を後々まで特別なものとして記憶できるようなPDFパンフレットを今回の特典とさせていただきます。そのために、前回のブログで、イラストを描いていただける方を募集させていただきました。
今回は表紙にキャラクターがおりませんが、そのぶんこのパンフレットでは飼い主の皆様に描いていただいた主要キャラ3名のイラストが入っています。
そして、この特典に多くご参加いただきたい&飼い主になられたらできるだけ早く特典を手にしていただきたいと思い、
今回は内容に関するクイズは出題しません! 書籍の写メを添付して件名を「ピロウボーイ特典」としてメールを御送りください!



【特典】
『ピロウボーイとうずくまる女のいる風景』パンフレット
コンテンツは以下のような感じです。

●イントロダクション(創作まで)
●ピロウボーイについて
●キャラクター紹介
●都市点描──東京とピロウボーイ──(随想)
●ロングインタビュー(聞き手:黒猫)
●おまけ:本編には登場しない、あの枕少年にまつわる超短篇

初読の際の併読でも、再読の際の併読でも、本編を2倍3倍楽しめるようになるパンフレットです。ぜひ、飼い主の皆様にはふるってご参加いただきたいと思います。

【応募期間】
回答期間は3月1日から4月15日
までです。
宛先はこちら

kuroneko.since2011@hotmail.com

(フライングで応募期間より前にご応募される方がいらっしゃいますが、応募は3月1日からお願いいたします)
お送りいただいた方には、48時間以内に特典データがダウンロードできるURL付のメールを送付させていただきます。※48時間過ぎてもメールがこない場合、メール送信エラーもしくは貴方様のメールが受信できていないおそれがありますので、ブログコメント欄やTwitterにてその旨お知らせください。期限を待ってから送信する形式だと、エラーの発見が遅れますので、このようなスタイルにさせていただければと思います。※これまでを振り返ると、ヤフーアドレスが届かないことが多いようです。それとケータイからご応募いただいた方で稀にPCメール受信拒否設定をされている方やURL付メール受信拒否にしている方がいらっしゃり、メールが返ってきてしまうことがありますので、応募後48時間だけは拒否設定をOFFにしていただけると助かります。

ではでは、多くの方のご応募お待ちしております!
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