飼い主を探しています。

今回飼主を探しているのは、『葬偽屋は弔わない 殺生歩武と5つのヴァニタス』。

葬偽屋は弔わない: 殺生歩武と5つのヴァ二タス/河出書房新社

¥1,728
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偽の葬儀によって、人の心の真実を暴き出す「葬偽屋」殺生歩武と、
自殺志願者、高浜セレナが一つ屋根の下で暮らしながら5つの事件に向き合う連作集。
詳しくは、一つ前の活字ラジオをご参照くださいませ。

最近、当社比データを、
糖度とミステリ度で分けたほうがいいのかな、とか思いました。
糖度は『偽恋愛小説家』と並ぶかもうちょい上。
ミステリ度は『ホテル・モーリス』くらいの感じ。
糖度を向上させつつ、男性層にもお勧めできる活劇要素などもあり、
これまでよりドラマティックでアクティブな仕上がりとなっています。
我こそはという方、ぜひぜひよろしくお願いいたします。

また、書店さんによっては、とある小説家が葬偽屋に依頼に現われる
特典ショートショートの載った小冊子がゲットできるかもしれませんので、
そのへんの情報も、店舗様等確定しましたら、また追ってお知らせいたします。


【『葬偽屋は弔わない』特典クイズ!】
ではさっそく出題です。

【クイズ】
殺生歩武は、語り手、高浜セレナのある身体の部位を気に入っています。それはどこでしょう?
【応募期限】
10月30日~11月30日にkuroneko.since2011@hotmail.com宛てにご応募ください。
(フライングで応募期間より前にご応募される方がいらっしゃいますが、応募は30日からお願いいたします)
お送りいただいた方には、48時間以内に特典PDFデータがダウンロードできるURL付のメールを送付させていただきます。※48時間過ぎてもメールがこない場合、メール送信エラーもしくは貴方様のメールが受信できていないおそれがありますので、ブログコメント欄やTwitterにてその旨お知らせください。期限を待ってから送信する形式だと、エラーの発見が遅れますので、このようなスタイルにさせていただければと思います。
【肝心の特典】
今回の特典は、タイトルにちなんで「5つのヴァニタス断篇小説集」とさせていただきます。死の寓意である5つのモチーフからイメージを広げた小説集となります。
今回は、5作品のみの断篇ですので、その分ちょっと内容は濃く、濃く、濃くしていきたいと思っております。

それでは、多くの方のご応募をお待ちしております。
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黒猫:こんばんは、活字ラジオの時間がやって参りました。この時間になるたびに、研究の手を休めて森という男に付き合わされています。あまり気分のいい仕事ではありませんが、せっかくですから楽しくやっていきます。
作者:何だ、その前口上。失礼だな。
黒猫:だって僕、本来関係ないからね。君の始めた企画だからさ、これは。
作者:情けない。君の辞書には献身という言葉はないのか。
黒猫:僕の辞書には美にまつわることしかないよ。
作者:ごもっとも。まあいいじゃないか。黒猫シリーズの宣伝のときだけ都合よく出てくるのも自己中心的だとバッシングされるぞ。
黒猫:…誰に?
作者:(誰だろうと思いつつ無視)さて今日は、明日とか明後日あたりから全国発売になるらしい『葬偽屋は弔わない 殺生歩武と5つのヴァニタス』の宣伝から入ります。
黒猫:また出すのか……たしか先月も。
作者:ら、来月は出さないよ?
黒猫:にしても連月ってのはどうなんだ?
作者:まあね。ただあまりタイプのかぶらない二作なので、お好みで手にとっていただければということで。


装画は平沢下戸さん、装丁は阿部ともみさん、とこう言えばおわかりのとおり、『偽恋愛小説家』を手掛けてくださったお二人が本作も担当してくださいました。
黒猫:ほほう、それはそれは。文字の配置といい、イラストの雰囲気といい、じつにキャッチーで目をひくね。それに帯の言葉もコンセプチュアルだ。
作者:そうそう、もっと褒めてもっと褒めて。
黒猫:いや、まだ読んでないから言えるのはここまでだけどさ。
作者:あ、読んでないのか。この向かって右側の女の子、高浜セレナは付き人よりだいぶセクシーだし、アクティブだよ。
黒猫:べつに彼女だってセクシーじゃないわけじゃないと思うが。
作者:ん? 何か言ったかな?
黒猫:……いや、何でもない。
作者:付き人がセクシーって言った?
黒猫:言ってないよ。発言を歪めるな
作者:わかるよわかるよ。彼女はセクシーじゃないのがセクシーっていうかね、うんわかるわかる。
黒猫:わかるな!
作者:何を興奮しているんだ。
黒猫:してない……。君と喋ってるとどんどんおかしな感じになるから嫌なんだ。
作者:聞きました皆さん、『君と喋ってるとどんどん付き人のこと考えちゃっておかしな感じになる』って。
黒猫:おまえホント……。
作者:あ、襟首つかんだ、暴力反対!
黒猫:……それで、中身の紹介をしたまえ。
作者:こちらはアマゾンの画像と紹介文
葬偽屋は弔わない: 殺生歩武と5つのヴァ二タス/河出書房新社

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自分が死んだら周りの人たちはどんな反応するんだろう。その願い<葬偽屋>が叶えます。人の本音が見えてくる本格人情ミステリ!

黒猫:短いな。もう少し教えてくれ。
作者:要するに、この表紙の二人が一緒に暮らしてる。
黒猫:え! 一緒に暮らしてるだって?
作者:ふふ、君と付き人の焦れったすぎてちっとも先に進まない恋愛とはえらい違いだな。
黒猫:いちいち僕たちを引き合いにだすんじゃないよ。
作者:と言っても、二人が一緒に暮らしているのは、べつに恋人同士だからじゃない。自殺しようとしていた高浜セレナの命を、このスキンへッドの殺生歩武が預かり、葬偽屋の手伝いをさせるというかたちで共同生活がスタートする。
黒猫:ふむ。葬儀ではなく「葬偽」とはいえ、やはり人の生死が関わる話にはなってくるんだろうな。
作者:そのとおり。人は死を意識して初めて生を知るところがある。たとえそれが「偽」でも、それはきっかけになる。
黒猫:なるほどね。面白そうだ。
作者:セレナは付き人よりセクシーだしな。
黒猫:そこじゃない、まったくそこじゃない。
作者:あと、殺生歩武という男の性格にも少し触れておこう。
黒猫:そうだな。セレナは語り手なんだろ? むしろ重要なのは、殺生歩武のほうだろう。
作者:なるほど、「黒猫シリーズでは付き人なんかより僕が重要だぜ」宣言か。
黒猫:いちいち変なふうにとるな。
作者:殺生歩武は、ある意味君より猫っぽい性格だな。
黒猫:なに?
作者:怠惰でいつも寝てばかりいるし、獲物を見つけると急にギラギラし始める。
黒猫:そういう意味か。
作者:あと、金に汚くて、そのうえ人の命を屁とも思っていない。
黒猫:最低じゃないか。
作者:そう、ある意味、『偽恋愛小説家』の夢センセより最低かも知れない。いざとなったら悪人にもなれそうなくらいボーダレスな男だ。
黒猫:あまり近づきたくないタイプだ。
作者:それと、西洋美術の知識がなぜか豊富らしい。
黒猫:ほう、それで「ヴァニタス」か。
作者:そういうこと。
黒猫:相変わらず、一筋縄ではいかない話っぽいな。
作者:でも、メインの登場人物二人の恋愛って側面だけみると、けっこう今までのどの二人よりもストレートで進展もあるんじゃないかな、と。
黒猫:「今までのどの二人」って誰を指してるんだ……。
作者:え、言わせる気か?
黒猫:いや、遠慮しておく。
作者:だろうな。
黒猫:それじゃ、最後に恒例の音楽のコーナーに移ろう。
作者:今日は、「葬偽屋」に出てくる音楽ということで、レディオヘッドの『アムニージアック』。
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黒猫:『KID A』のほうが有名なのにあえてこっちを選んだね。
作者:うん。『KID A』も好きなんだけどね。『アムニージアック』のほうが仄かに暗いんだよね。そして、その分、闇の本質をついているというか。曲を順番に聴いていくと、どんどん記憶の皮をめくられて奥へ奥へと進んでいくような感じがする。記憶のなかには山ほど嫌なものや触れたくないものもあるんだけど、その影みたいなものはいつか自分を手助けしてくれることもあり、自分を解放へと導いてくれることもある、、、、みたいな感じの音楽かな。
黒猫:ふむ。その感覚は何となくわかるね。
作者:『葬偽屋』の語り手セレナを取り巻く環境はかなり良くない。でも、その不遇はじつは日本の標準的な不遇でもあるかなと思う。彼女が抱えている程度の陰鬱はきっと誰でも抱えているんじゃないかなと思う。そして、そのメランコリーはときに自己を形成する大事な一部でもあったりするかも知れない。
黒猫:といったことを考えながら『アムニージアック』を聴けばいいのかな?
作者:いや、音楽なんか何も考えずに聴いたほうがいいよ。
黒猫:だそうです。じゃ、今日はこれで終わりかな?
作者:うん。本当は12月に発売予定の黒猫シリーズの話も、と思っていたんだけど、そうすると11月に話すネタがなくなっちゃうからね。また来月に。
黒猫:ふう…(ホッとしている)
作者:しかしまあすごい展開だよね、今度の黒猫シリーズ。
黒猫:……ノーコメントだ。
作者:皆様、12月までしばしお待ちを。できればそれまで『葬偽屋は弔わない』で喉の渇きを潤していただければ、と。エピローグ周辺の二人の距離感に注目です! 黒猫と付き人みたいに臆病な二人じゃありませんから!
黒猫:僕たちのことは放っておけ!
作者:聞きましたか皆さん!「僕たち」って(久々のガムテープ登場)もごもご(サヨウナラ)

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